心を育てる

仕事に役立つ自己啓発本ランキング名著TOP15【永久保存版】

仕事のための自己啓発本ランキング

GLOBOのおすすめする自己啓発本から、特に長く読み続けられてきた本や、これからも読み継がれるであろう書籍を冊ランキング形式でご紹介する。

ここに挙げた本は、時代や流行が変わっても変化しない本質的なことが学べるもの ばかり。全ての働く人に必読の書と言える。

これから働く人にも、ずっと仕事をしてきた人にも、「働くとは何か」、「生きるとは何か」を考えさせてくれる自己啓発本は、人生の迷いにたくさんのヒントを与えてくれるだろう。

自己啓発にも色々な方向性があるが、(スピリチュアルとは何か?精神世界を客観的に分かりやすく解説)なるべく偏らず、バランス良く選定するように心がけた。ランキングは読むべき優先度の目安としたが、優劣をつけるものではない。

それぞれの本に、プチ解説とおススメの人やシチュエーションを添えているので、参考にしていただければ幸いだ。

第15位 『読書と人生』 三木 清

「或る人にとっては良書であるものも、他の人にとっては悪書でありうる。まったく役に立たぬように見える書物から、才能のある人なら、役に立つものを見出してくることができるであろう。読書の楽しみは、このように発見的であることによって高まるのである」

「しかしながら老人の教訓を忠実に守るに止まるような青年は、進歩的な、独創的なところの乏しい青年である」

「繰り返して読む愛読書をもたぬ者は、その人もその思想も性格がないものである」

解説

西田幾多郎・ハイデッガーに師事した三木清のエッセイ。哲学者らしい目線で読書への向き合い方・学問への取り組み方について語る。

解説書に思考を丸投げせずに原典に当たることや、自分の頭で考えて読むこと、本から学びながらも自分のスタイル・スタンスを確立すること の大切さを述べている。

現代の私たちも、何かというと自分で考えずに検索して調べて「分かったつもり」になり、本やネットの情報をそのまま自分の意見のように取り入れてしまいがちだ。難しい本も自分なりに考えて読む、著者の意見を鵜呑みにせず、自分の考えを持つということを大切にしたい。

こんな人におススメ

とにかく本をたくさん読むけど中身を覚えていない人、本を読んでいるのに行動が変わっていない・実践に結び付いていない人

第14位 『自助論』 サミュエル・スマイルズ

「「天は自ら助くる者を助く」
この格言は、幾多の試練を経て現代にまで語り継がれてきた。その短い章句には、人間の数限りない経験から導き出された一つの心理がはっきりと示されている。自助の精神は、人間が真の成長を遂げるための礎である。自助の精神が多くの人々の生活に根づくのなら、それは活力にあふれた強い国家を築く原動力ともなるだろう。」

「安楽で贅沢三昧の生活は、苦難を乗り越える力を与えてはくれない。」

「真摯で誠実な心を失わない人間は、勇気と自信を得て大きな勝利を収めるにちがいない」

「結局のところ、人間の性質は目に見えない無数のものによって形づくられていく。先達や古今の格言、人生における実体験や書物、友人や隣人、現在の社会や祖先の英知──これらすべてをわれわれは受け継ぎ、疑いもなくそこから大きな影響を受けている。」

解説

100年以上も前の本ではあるが、仕事・時間・金・学び・出逢い、と現代のビジネス書籍で扱うテーマを網羅している、正に自己啓発書の古典と言える。

努力、誠実、謙虚、勤勉、等を人生を通し実践し続ける事の大切さを繰り返し訴え、苦難はそれを乗り越える力を与えてくれるものとしている。

「自助論」のネーミングからか、よく全部自己責任・自分の力で幸福を掴むという面ばかり強調されるが、他者との関係性 から大きな恩恵を受けていることも記されている。

こんな人におススメ

自分の生まれた環境やスペックが恵まれていない・運が良くないと思う人、自分に喝を入れてモチベーションを高めたい人。

第13位 『人生をよりよく生きる技術』 アンドレ モーロワ

「われわれが思考と呼ぶものは、人間がさまざまな表象や映像を組み合わせながら、自分の行為が現実の事物の中でどのような結果を生むかを、見ぬいたり予測したりしようとする、その努力のことである」

「指揮をとるものの頭は、簡明であることが必要である。あまりに複雑な考え方や計画には、行動はうまくついていけない。長たるものが持つべきは、経験から得て行動によって確かめられた、いくつかのごく簡明な考え方である」

「可能性を判断する感覚を持つということは、ただ単に、かくかくの行動は不可能だと見てとることができるといった、消極的な
能力のみをいうのではない。それはまた、勇気を持つ人間にとっては、一見きわめて困難と思える行動も、実際には可能になると知っていることをいう」

解説

フランスの作家のアンドレ・モーロワが記すアフォリズム(警句)集。考える技術から、恋愛論、帝王学まで、より良く生きるための人生観を示している。

著者は、『幸福論』の詩人アランに師事し、アランの哲学を通俗化した小説や伝記を執筆した。華やかでエスプリが効いた文体は、大きな気持ちにして成功への人生哲学に導く。

おすすめな人

リーダーのマインド・仕事観を考えたい人、なんんとなく生きづらさを感じている人、きちんとした生活の幸福を感じたい人。

第12位 『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 』 マイケル・サンデル

「では、正義と不正義、平等と不平等、個人の権利と公共の権利が対立する領域で、進むべき道を見つけ出すにはどうすればいいのだろうか。この本はその問いに答えようとするものである」

「家族や同胞の行動に誇りや恥を感じる能力は、集団の責任を感じる能力と関連がある。どちらも、自らを位置ある自己として見ることを必要とする。位置ある自己とは、自ら選んだのではない道徳的絆に縛られ、道徳的行為者としてのアイデンティティを形づくる物語にかかわりを持つ自己だ」

解説

NHK教育テレビで『ハーバード白熱教室』として放送されたマイケル・サンデル教授の講義をまとめたもの。古代から近・現代までの哲学のメインストリームを辿りながら、今の世の中の問題を考えるための哲学的思考を養う。

正義とは何か? 人として正しい道はどちらなのか? 本書は、 「1人を殺せば5人が助かる状況ならば、その1人を殺すべきか?」等の抽象化された問いを投げかける。

私たちは、現実に正解のない問題に向き合い決断を下さなければならない状況は多々ある。これからの時代は特に価値観も選択肢尾多様化し、自分なりの哲学・人生観を持っていなければ問題を解決できず、生き残っていけない。この本で思考の模擬訓練をしよう。

こんな人におススメ

普段はあまり善悪について考えない人、または、自分の善悪基準がはっきりしていて「正義感」の強い人、哲学とは何か知りたい人。

第11位 『人生に奇跡をもたらす7つの法則』 ディーパック・チョプラ  

「毎日一定時間、沈黙を守ることに取り組みましょう。内なる会話が静まると、あなたは純粋な潜在力の場の静けさを体験しはじめるのです」


「私は、この経験から何を学ぶことができるだろう?このことはなぜ起こり、宇宙が私に送ろうとしているメッセージは何なのだろう?」


「私は、ものごとを、そうあって欲しいと自分が望むようにではなく、この瞬間、あるがままに受容する。自分の置かれた状況に対して誰かや何かを非難しない」

「私は、自分のものの見方を防衛したいという気持ちを放棄する。私は、他の人に自分のものの見方を押しつけたいという気持ちを感じない。私は、いつもあらゆるものの見方に心を開いていて、どれか一つにかたくなにこだわったりしない」
 

解説

インド出身のアーユルヴェーダの医者、米国ではスピリチュアルリーダーと名高いディーパック・チョプラによる成功哲学本。古代インド哲学に量子物理学とシステム科学を統合した教えを、実用的なメンタルトレーニングとして広めている。

精神的な豊かさと経済的な成功は対立するものではなく、物質的にも精神的にも豊かになることは可能である という立場から、宇宙にはあらゆる可能性を秘めた力があり、そこにアクセスして感じることにより夢と願望が実現することを解く。

ただ願望を口にするだけでなく、瞑想による深層意識へのアプローチ、身体的感覚を伴った日々一瞬一瞬の実践を後押ししてくれる。

こんな人におススメ

お金を稼ぐことに対してメンタルブロックがある人、自己啓発やスピリチュアルの本を読んでいるのに実践が伴っていない人、理論と実践をバランスよく学びたい人。

第10位 『影響力の武器』 著者 ロバート・B・チャルディーニ

「たとえば、あなた1人が街中で空を見上げたとしよう。さて、何人があなたと同じ行動をとるだろうか?

そして同様に、あなたとあなたの友人2人が空を見上げているとして、さて、何人があなた達と同じ行動をとるだろうか?」
 


「電話予約の際に、お店から「もし、変更がありましたらご連絡ください」といっていたセリフを変更して

「もし、変更がありましたらご連絡いただけますか?」と尋ね、客に「はい」と答えさせるようにした。
それだけでキャンセル率が30%⇒10%になった。

解説

広告やセールスの世界でさりげなく使われている社会心理学を用いた「手口」を面白可笑しく紹介している。セールスマンや広告主がいかに人間の心理をつくテクニックを駆使して人の弱みをつき「説得」するかを暴いている。

マーケティング、セールスの基本法則を体形的に学ぶことができる。あの言い回し、こんな表示はそういうことだったのか、と頷けること間違いない。

目に見えない心理戦が世の中の裏側でどのように動いているのかを理解することで、真実を見通す「慧眼」を養うことができる自己啓発の書 と言える。

こんな人におススメ

これからマーケティングを学ぼうとする人、セールスをする人、自分は騙されやすいと思う人、いつも丸め込まれてしまう人、賢い消費者になりたい場合には読んでおきたい。

おすすめな人

第9位 『チーズはどこへ消えた』 著者 スペンサー・ジョンソン

「ヘムは言った。「腰を下ろして、事態を見守っていたほうがいいんじゃないかな。いずれチーズは戻ってくるはずだ。」
 しかし、チーズはいっこうに現れなかった。
 何日も経って、二人は空腹とストレスでどんどん弱っていった。
 ホーは言った。「そうは思いたくなかったけれど、もうあの古いチーズが戻ってくることはないってことがやっとわかったんだ。あれはもう過去のものだ。新しいチーズをみつけるべきなんだよ。」
 ホーは見切りをつけ、先に進んだ。
 長い時間、ホーはチーズを探し続けた。」

 

「自分が変わるためには、自らの愚かしさをあざ笑うことだ。そうすれば見切りをつけ、前進することができるのだ。」


「最大の障害は自分自身の中にある。 自分が変わらなければ好転しない。・・そう思い知らされた。」

 

解説

医学博士・心理学者のスペンサー・ジョンソンの作品。2人の小人と2匹のネズミの物語を軸に、チーズ(=人生の成功)を求めるための哲学 を示す。

筆者の主張は、変化を感じ取り柔軟に行動を起こすことが重要であり、新しい行動を起こすのを妨げるものは恐怖心であるとする。物語の中では、チーズが無くなるはずはないと考える小人と、チーズが無くなる日を見据えて次の探検に備えるネズミの対比で描かれている。

深読みする程に気づきが見つかり、自分の人生と照らし合わせて守りに入って行動が出来ない状況を正してくれるお話しである。人生を好転させるには、自分自身の内面を変えなければならない ことを教えてくれる。

こんな人におススメ

将来のお金に不安がある人、安定を求めてじり貧になっていると感じる人、自分に行動を起こさせるきっかけが欲しい人は読むべき。

第8位 『EQ こころの知能指数』 ダニエル・ゴールドマン

「病人の世界では、情動がすべてを決める。そして次に恐怖が来る。病気にかかると感情的にもろくなるのは、人間の精神の安定が部分的にではあるが不死身の幻想に寄りかかっているから。病気はその幻想を打ち砕き、自分の世界が安定しているという前提をおびやかす。すると人間はにわかに弱気で無力で倒れそうになってしまうのだ。」

「病状がいかに深刻であれ、自分よりさらに重症な患者のことを考えると少し元気が出る。(自分はまだいい、歩けるんだからと)
自分を健康な人間と比べる患者は、いちばん落ち込み方が激しい。自分よりつらい状況を考えると、意外なほど元気が湧いてくるものだ。今まで意気消沈していたのが、それほど悪くないと思えてくる。」

解説

著者の心理学者ダニエル・ゴールマンは、IQの高い人が必ずしも人生の成功を手にしている訳ではない ことに気付き、対して感情を把握しコントロールする力をEQ(こころの知能指数)の高さが必要であると述べた。心という目に見えないものの力を図る物差しを、理にかなった形で論じている。

知能が高いことと、幸福を感じていられることは別であり、どのような状況でも幸か不幸かを決めるのは感情であることは誰しも感覚的に理解できると思う。そのことををEQとして可視化、数値化してある。

EQを高めて憂鬱や怒り、不安などの感情を乗り越える方法が分かりやすいエピソードで紹介され、とても参考になる。

こんな人におススメ

感情のコントロールが苦手な人、人の気持を汲み取るのが苦手な人、学校の勉強はとても良くできたのに仕事や人間関係ではなぜか上手く行っていないという人には、この本が大きな助けになると思う。

第7位 『人を動かす』 著者 デール・カーネギー

「人を動かす三原則
1 盗人にも五分の理を認める
2 重要感を持たせる
3 人の立場に身を置く」

「人を変える九原則
1 まずほめる
2 遠まわしに注意を与える
3 自分の過ちを話す
4 命令をしない
5 顔をつぶさない
6 わずかなことでもほめる
7 期待をかける
8 激励する
9 喜んで協力させる」

(目次より)

解説

人が生きていくうえで他人と関わっていくための原理 を、事例を交えて示す人間関係の指南書。「誰もが自分は正しいと思っている」、「相手の利益を考える」など、普遍的な原則は、「人を動かす」というよりもむしろ「自分を変える」ことを促す。

目次を見て分かるように、基本的なこととも当たり前とも思われる項目が並ぶが、長年にわたる深い人間の洞察と実践により積み上げられた事例が説得力を生み、読者を行動に向かわせてくれる。

解説

こんな人におススメ

人間関係に悩んでいる人、上司・経営者など人を動かす立場にある人、家族との関係を改善したい人におすすめ。

第6位 『論語物語』 下村 湖人 

「自分は真に何を知っているのか、また何を知らないのか、それを慎ましい心で十分に反省し、自他を偽らない至純な気持ちになってこそ知は進む」

「善い人を見たら見習えばいいし、悪い人を見たら、自らを省みればいい」

「比べた結果がへつらい心や驕り心を生み出す」

「わしはただ、あたりまえの人間の道を、あたりまえに歩いてみたい。つまり、人間同士で苦しむだけ苦しんでみたい、というのがわしの心からの願いじゃ。そこにわしの喜びもあれば、安心もある」

解説

中国春秋・戦国時代の思想家・孔子は、社会の秩序である礼を重んじ、人を愛する仁を説いた。「師曰く~」の『論語』は中学・高校の漢文に登場した覚えがあるかもしれない。

原文は孔子と弟子の会話がそのまま記されているが、『論語物語』では前後の解釈が加わったショートストーリー形式となっており、生き生きとした描写からイメージがつかみやすい。その名の通り「物語」としても感動的であり、孔子の思想を易しく学ぶことができる。

インスタントな「引き寄せ」などで心がフワフワしてしまったとき、私利私欲に打ち勝って人に尽くす行いをすべし という孔子の教えで気持ちを引き締めたい。本書は、弟子たちに感情移入して、まるで孔子を目の前にしているかのような修行体験をさせてくれる。

こんな人におススメ

他人への愛情が感じられなくなってしまったとき、お金が儲かり過ぎて何のために働いているか分からなくなったとき、家族や仕事の人間関係に悩んだときに。

第5位『原因と結果の法則』 ジェームズ・アレン 

「私たちの人生は、ある確かな法則にしたがって創られています。私たちがどんな策略をもちいようと、その法則を変えることはできません。『原因と結果の法則』は、目に見える物質の世界においても、目に見えない心の世界においても、つねに絶対であり、ゆらぐことがないのです」

「私たちは、自分が望んでいるものでなく、自分と同種のものを引き寄せます」

「悪しき思いを捨て、清らかな思いで心を満たしなさい」

「私たちは、自分の環境を直接はコントロールできないかもしれません。でも、自分の思いは完璧にコントロールできます。よって、私たちは間接的に、しかし明らかに、自分の環境をコントロールすることができます」

解説

英国の作家ジェームズ・アレンの1902年の著作。生前は有名でも金持ちでもなかったというが、その思想は今や自己啓発書の古典とも言われほど、後の人々に影響を与えた。

気高い思いは気高い人を作り、低俗な思いは惨めな人を作る 」という仮定に基づき、現実が上手く行かない原因は環境ではなく「悪しき思い」にあるとする。つまり、「原因と結果の法則」は、物理的な因果関係ではなく思い(=原因)が現実(=結果)を作るということを意味している。

当時の閉塞的な雰囲気が蔓延する英国社会と、現代の日本の閉塞感が重ね合わされ、未来は私たちの思いによって変えていけるのだという勇気を与えてくれる。

こんな人におススメ

変わりたいと思ってもなかなか行動できずにいる人、過去のトラウマに囚われているように感じる人、良い未来が見えなくなっている人、心を静かに保ちたい人にはぜひ読んでほしい。

第4位 『7つの習慣―成功には原則があった!』 スティーブン・R・コヴィー  

「一次的な真の成功とは、優れた人格を持つこと(人格主義)であり、社会的な成功、表面的な成功(才能などに対する社会的評価)、個性の発揮、コミュニケーションのスキル、他に影響を及ぼす戦略、前向きな姿勢などは、二次的なもの(個性主義)である」

「リーダーシップとは正しい方向に導くこと、マネジメントは物事を正しく行うこと」

「礼儀正しい行動、親切、正直、約束で残高が貯まり、残高不足だと信頼関係が崩れていく」

解説

習慣、と言っても早起きをしましょう等ではなく、成功哲学や人生哲学を含む抽象的な「考え方の習慣」 が記されている。

コミュニケーションスキルや思考法など、表面的なスキルやテクニックではなく、優れた人格を形成することを重視した「人格主義」に基づき、アメリカ建国以来の文献から成功法則を抽出し「7つの習慣」としてまとめたもの。

著者のスティーブン・R・コビーは、世界で最も大きな影響力を持つ経営コンサルタントと呼ばれた人、で大学教授も務めていた。大学教授らしく、内容は非常に難解。

こんな人におススメ


仕事や生き方に目標を持ち、「成長したい」「人生をもっと良くしたい」と思っている人、今問題が起こっていて状況を打開したいと思っている人。

長くて小難しい本が苦手な人は、易しい解説本が多数でているのでそちらから入ると良いかもしれない。

第3位 『人間の永遠の探求』 パラマハンサ・ヨガナンダ  

「われわれは、ふつう夢を見ている間は、それが夢であることに気がつきません。 目がさめた時、初めて夢を見ていたことを知ります。 それと同様に、この人生が夢であることを知るのは、われわれが神の宇宙意識の中に目覚めたときです。」

「神は愛そのものです。もしあなたが、神と接触するための正しい瞑想法を知っていて、その中で愛をこめて求めれば、神は必ず応えてくださいます。あなたは、神に嘆願する必要はありません。神の子として要求すればいいのです。ただ問題は、あなたがそれに必要な時間をかけるかどうかです」

「「馬鹿な!家など持てるはずがない」などと思わずに、意志の力を奮い起こさねばなりません。神の力は、あなたの心から否定的な思いが完全に消えたときに入ってきます。たゆまず意志の力を送り込みなさい。少しの疑いも持たず確信をもって続ければ、目的は必ず成就します。」

解説

クリヤ・ヨガをインドからアメリカに持ち込んだヨガ聖者、パラマハンサ・ヨガナンダの講話を記録したもの。別の著書『あるヨギの自叙伝』はスティーブ・ジョブズのiPadに入った唯一の本と言われている。

平易で分かりやすい例え話を用いて自己の精神を高める瞑想、全てを神に捧げる「祈り」の重要性 を述べる。

自らの経験に基づいた説明は、意識という神秘的なものを扱うにも関わらず、非常に明快で論理的、科学的とさえも感じられる。温かく愛にあふれた言葉の数々は、決して信心深くない日本人の心も動かすだろう。

こんな人におススメ

本当の「引き寄せの法則」を学びたい人、生きる目的を知りたい人、神や霊感といったものが何のことか良く分からない人。

スピリチュアルは苦手で現実主義だ、という人でも読みやすい。

第2位 『成功哲学』 ナポレオン・ヒル 

「逆境の中には、すべてそれ相応かそれ以上の大きな利益の種子が含まれている」

「あなたが他人と幸福を分け合うたびに、相手に対して貸しをつくることになる。その貸しは必ず返される」

「人間の心が信じられるならば、すべての人間の心はそれを達成できる」

「積極的心構えの持ち主は、積極的心構えの持ち主である別の人間から恩恵を自動的に手に入れる」

「自分の夢を大切に育んで欲しい。それはあなたの精神の子供であり、あなたの究極の成功のための設計図なのである」

解説

思考は現実化する』でも有名なナポレオン・ヒル晩年の著作。様々な思想を持った経営者を分析することによって、真理を導いた。

『思考は現実化する』では、主に金銭的な成功について書かれているのに対し、『成功哲学』では、成功には金銭的なものだけでなく精神的なものも含まれる と主張される。

人間の思いは物質と同じように現実化するが、ただ願うだけでは物事は実現しない。願いを全体の一部となった本物の信念にまで高め、心の奥底まで到達したときに初めて実体化するという。

引き寄せの法則の根本原理を述べた原著でもあり、「どうすれば人は幸福になるのか」を解いた人生のガイドブックでもある。

こんな人におススメ

自分の人生を経済的にも精神的にも豊かにしたい人、心安らかに成功したい人におすすめ。特に、20代になったばかりでこれから働こうとする人には、『成功哲学』を読んで守りに入らず成長し続ける仕事人生を目指して欲しい。

第1位 『自己信頼[新訳]』 ラルフ・ウォルドー・エマソン 

「自分の考えを信じること、自分にとっての真実は、全ての人にとっての真実だと信じること」

「自分の仕事にまごころをこめ、最善を尽くすなら、心は安らぎ、晴れやかになるが、そうでない言行からは心の平安は得られない。才能にも見捨てられ、想像も希望も生まれないだろう」

「価値があるのはいま生きていることであって、過去に生きたことではない」

「祈りとは、至高の観点から現実を深く静かに思う事だ。それは人生を眺め、歓喜する魂の独白である」

解説

エマソンは、アメリカの思想家で詩人。牧師になるものの、形骸化した教会の制度に反発して辞職。その後は執筆や講演活動を行った。プラトン、カント、東洋の哲学を吸収した独自の思想を展開。ニーチェや宮沢賢治、福沢諭吉にも影響を与えたと言われる。

19世紀に書かれたとは思えないほど現代に通じる普遍的な本質が詰まったエッセイで、抽象的で難解でありながらも、詩のようにサラサラと心に受け取ることができる。

「自分」とは何か? 「信じる」とはどういうことか?  自己の内面に目を向けながら、言葉一つひとつを噛みしめると、読み返す旅に新たな発見がある。何度でも繰り返し読みたい名著である。

こんな人におススメ

本当の自分を見つけたい人、表面的にではない本物の自信を持ちたい人には、ぜひ読んでほしい。この本でいう「自分」を理解することができれば、他の自己啓発や成功哲学の知識が繋げられるので、これから自己啓発を勉強したい人の最初の一冊としても推奨する。

GLOBOな視点 自己啓発本を仕事に活かすには

自己啓発本は、読むという行為自体にあまり意味はない。

本を読むことは、考えるきっかけに過ぎず、自分の考え方を改めたり、行動を変えたりしなければただ読書が楽しいだけになってしまう。

1章ずつ、あるいは1行、1文字ごとに「自分にとっての意味」や「自分の行動にどう活かせるか」を考え、1つ学んだら必ず1つ以上行動 をしよう。

1冊の本を何度もじっくり繰り返し読み、仕事や生活の中で実践すると血肉に通った知識となり、あなたの人生は変わっていくだろう。