関係を築く

おばあちゃんが後生大事に取っておいた、ある物について。

おばあちゃんの大事なもの

今回は、ちょっとエッセイ風に気づきをシェアさせていただきます。

 

一昨年の秋ごろ、めったに連絡を取らない親から急に電話が掛かってきました。米寿が間近の祖母が脳梗塞で倒れ救急車で運ばれた との知らせでした。

なんでも、クラっと来てとっさにテレビにつかまったところ、テレビごと転倒し、自宅にいた妹が大きな音に気付いたそうです。

処置が早かったのが幸いし、左半身にまひが出ましたが命に別状はなかったそうでした。

他県に住んでいた私は、少し落ち着いた頃を見計らって見舞いに帰省することにしました。

祖母は弱気になったらしい

浄土真宗の祖母に般若心経セットをあげてしまった

それまで大きな病気をせず、ほとんど病院のお世話になることのなかった祖母は、「いよいよお迎えが来た」と随分と弱気になっていたそうです。

しかし、私が病院に見舞いに行った時にはケロっとしていました。持ち前の負けず嫌いな性格で、孫には弱みを見せまいと頑張っていたのかもしれません。

「早く家に帰りたい」とこぼしながらリハビリに励む様子も見学しました。

暇つぶしになるようにと、手土産に般若心経の写経セットを持って行きましたが、祖母はお手本を無視して大きく「南無阿弥陀仏」と書いていました。

どうも宗派が違っていたようです。

親戚が入れ替わり立ち代り訪ねてくると、祖母は

「こんな姿になって情けない、情けない」

とずっと言っていて、見舞客も看護師さんもみんな笑っていました。なんだかんだ祖母も楽しそうでホッとしました。

実家にはとんでもない物が残っている

実家の物持ちの良さは異常

見舞いが終わって自宅に戻り、夕食後にお茶を飲んでまったりしていると、父親が「そうだ」と言って二階に上がって行き、何か持って戻ってきました。

「お前、これ使うか?」

と見せられたのは、V系のコスプレをした写真やら、中学の美術で作った篆刻作品(V系の影響を受けていたことにより、棺の形になっていて「聖天使学園文庫」の文字が彫られている痛ハンコ)やらでした。

「いらない、いらない、捨てる!捨てる!」

と断固拒否しました。が、

「じゃあ、取っておくから」

未だに実家のどこかに私の黒歴史が保存されています。

私を脅迫したい人は、実家の住人と仲良くなって痛写真と痛ハンコを入手すれば何でも言うことを聞かせることができるでしょう。

*

実家を出て10年以上な私の部屋はとっくに解体されていましたので、夜は座敷に布団を引いて休みました。

ふと見渡すと、床の間の隣の違い棚にはコケシや大黒様に並んで、小汚い造花の花瓶 が置かれています。

いかにも安っぽくて統一感のない造花が、和室に全く似合わないテディベアの形のガラス瓶に刺さっています。全体的にホコリにまみれています。

私は、その造花に見覚えがありました。

*

中学1年の頃、田舎の町でただ1箇所つぶれずに頑張っていたデパートに、初めて100円ショップの店舗が入った時のことです。

物珍しさに、私は友達とわざわざ自転車で30分以上かけて、その100円ショップに出かけて行きました。

10万円貯まる貯金箱とか、プラスチックのカゴとか、皿とか、これが全部100円ってスゴイと感激したのもでした。

その時に何となく買った造花とクマのガラス瓶でしたが、やっぱり要らないなあと思っておばあちゃんにあげたんです。たぶん、総額で315円だったと思います。

*

大して心も込もっていない適当なプレゼントでしたが、祖母は「○年×月△日、久美ちゃんからもらう」とメモを添えて、ずっと20年近く大事に飾っていたのです。

私は、ボロボロ泣いていました。

おばあちゃん、小さい時あんなに優しく面倒を見てくれたのに、ガチな落とし穴に落として怪我させたりするような悪ガキでごめんね。ひ孫の顔も見せてあげられなくて、ごめんね。

こんなに大事に取っておかれるんだったら、もっとちゃんと選んであげたらよかったなあ。

てゆうか、なんで実家の人らはこんなに物持ちがいいんだろう。

参考

全てを捨てたら奇跡が起こった話

ずっと、見守られていた

愛にあふれたおばあちゃんになろう

造花の花瓶を見て、気づきました。

私がクソ生意気な子供だったときも、
V系にハマる痛い中二病だったときも、
ガリ勉でほとんど部屋から出てこなかった高校生のときも、
いつまでも独身でフラフラしている今も、
おばあちゃんは、ずっと見守っていてくれたんだなあ 、と。

私だけじゃなく、
死んだおじいちゃんの写真に毎日お経を上げて、
子と孫全員の誕生日を書いた紙を部屋の入り口に貼って、
月命日のご先祖様を仏壇に表示して、
皆のことを見守って、祈っている。

それを、いばるでもなく、恩を売るでもなく、ごく普通の日課として何十年も続けている。

おそるべし、おばあちゃん。
ありがとう、おばあちゃん。

ひ孫が生まれるまで、生きてるかなあ。逆にひ孫を見たら思い残すことが無くなって死んじゃうかなあ。

私も、愛にあふれるおばあちゃん を目指して頑張ろう。

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