魂を磨く

ターシャテューダーさんの名言から学ぶ、逆境を楽しむ方法

ターシャの名言から学ぶ逆境の乗り越え方

不運が続いて、何ひとつ思い通りにならなず、次々に困難が降りかかってくる――逆境の中にいるとき、人生の先輩の言葉、ことわざ、格言、名言が私たちに力を与えてくれます。

逆境をどう乗り越え、克服したらよいのか。

今回は、アメリカを代表する絵本作家で園芸科(ガーデナー)のターシャ・テューダーさんの名言から、逆境を楽しんで乗り越える方法を考えてみたいと思います。

「生きていることを楽しんで」ターシャ・テューダーの名言


ターシャ・テューダーさんは、バーモント州の小さな町のはずれで自給自足の生活をしながら、92年間の生涯で80冊を超える本を出版しました。

コーギー犬とチャボと庭いっぱいの花に囲まれた手作りの暮らしは日本のテレビや雑誌でも紹介され、おとぎ話のようなターシャのスローライフは憧れの的となります。

2015年の生誕100周年には全国を巡回する「生誕100年 ターシャ・テューダー展」が催されました。

晩年は幸せそのもののように見えるターシャですが、生涯の中では様々な逆境を味わっているようです。

地元の名士の家系に生まれるものの9歳のときに両親が離婚、ターシャ自身も二度の離婚を経験しています。

そんなターシャの名言がこちら。

生きていれば、落ち込むこともあります。状況を好転できると思ったら、ぜひ努力すべきです。でも、変えられないなら、それを受け入れて歩み続けるしかありません。何があっても生きていることを楽しもう という気持ちを忘れないで。生きていることを楽しんで。

ターシャ・テューダー

逆境の意味は?

逆境の意味とは?

ところで、「逆境」ってどういう状況のことを思い浮かべますか?

お金がない、仕事がないとか、恋人に振られたとか、婚活が失敗しまくっている、離婚、病気、家族や親しい人との死別、なんかもあるかもしれません。

東大を出て超有名企業に就職したのに、子会社に出向を命じられて人生終わった と思う人もいれば、会社の経営が傾いて何十人、何百人の従業員とその家族の生活のために苦しい決断に迫られる社長さんもいるかもしれません。

世界に目を向ければ、何キロも歩いて水を汲みにいかないと生きていけない人や、日常的に暴力にさらされている人もいるでしょう。

具体的に何をしているかは違っても、その人がピンチだと感じていたり、落ち込んだりしていたらそれは逆境になります。逆境は、主観的・相対的なものと言えます。

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努力はするべき、しかし変えられないこともある

努力ではどうにもならないこともある

さて、その逆境に立たされたとき、「状況を好転できると思ったら、ぜひ努力すべきです。でも、変えられないなら、それを受け入れて歩み続けるしかありません」と、ターシャは言います。

努力が報われるには時間差があること、また、努力して変えられないこともある、という話は別の記事でもご紹介したことがあります。

参考
努力が報われないと感じるときに思い出して欲しい図

幸せな結婚生活のために努力 するのは大事なことですが、相手の気持ちが離れてしまうのは自分ではどうすることもできません。

健康で長生きしようと一生懸命に食事や運動に気を付けていれば100歳ぐらいまでは生きられるかもしれませんが、頑張っても最後に死んでしまうのはどうにもできません。または、途中で事故にあって寿命を全うできないかもしれません。

就職や結婚も、本人がいくら頑張ってもどうしようもできない家柄や、身内に犯罪者がいる等の理由で叶わないという理不尽なこと も世の中には多々あります。

自分の努力で変えられる部分は精一杯努力をすべき。しかし、変えられないところは悩まずにありのままの世界を受け入れる。

やるべきことは、ちゃーんとやりました。でも、結果どうなるかには執着しませんよ、というのがターシャさんの幸せの秘訣のようです。

しかし、ここで疑問が出できます。

報われる保証がなくても、なぜ努力をするべきなのでしょうか?

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どうせ死んじゃうのに、なんで頑張るの?

どうせ死ぬんだから頑張るだけ無駄?

もっと言えば、いくらお金があっても、愛する家族や友人に囲まれていても、社会的に成功していても、結局は死んでしまいます。

努力しても、適当にフラフラしていても、どんな人にも死だけは平等に与えられます。


どうせ死んじゃうなら、生きてる間に頑張る意味ってあるの?

 

私はなまけ者なので、この疑問についてずっと考えていました。

「今日が人生最後の日だとしたら…」とスティーブ・ジョブズは毎朝考えていたそうですが、私は今日で人生が終わるとしたら、ありったけのお金で死ぬほどケーキとかお菓子を買ってきて死ぬまで食べていたい!と思ってしまいました。

もう終わるんだったら、なるべく省エネでいいなじゃないかと。

でも、最近は考えがこんな風に変わりました。

 

精一杯努力して、思い残すことがなく死ねたなら、もうそれで十分。

 

死ぬ瞬間は、いつやってくるかわかりません。今はすこぶる健康な私ですが、何時間後かに風呂場でコケて頭を打ってご臨終するかもしれないし、しぶとく70年後ぐらいまでこの世に居座って老衰で亡くなるかもしれない。

いつかはわからないけれど、死ぬときに「やり切った感」があったらいいなと思います。

これからの人生でやりたいことや、達成したい目標、こんな風に成長したいと思う理想像があります。

でも、たとえ道半ばで命が終わってしまっても、その日のその瞬間までに、自分ができる限りの努力をし尽くしていたら、満足して死ねると思うんです。

もしもそうじゃなくて、「明日やればいいや」とか、後回しにして、本当はできたのにも関わらずやっていないことがあったとしたら、「どうしてあのときやらなかったんだろう」と後悔が残るでしょう。

だから、いい死に方のために、生きている今、精一杯頑張りたいと私は思うんです。

ターシャ・テューダーさんの名言|まとめ

逆境を楽しんで進んで行こう

ターシャさんは、「生きていることを楽しんで」とも言っています。

逆境を楽しむ、というのはなかなか難しいことのように思われますが、人生をゲームみたいに考えてみるといかがでしょうか?

マリオなんかを思い浮かべてみてください。クリボーとかノコノコとかの敵が出てきたり、隙間やブラックパックンが設置されていたりして、わざと難しくなるように作ってありますよね。

ずーっと平坦で、何事もなくダッシュしているだけでゴールできちゃったら、簡単だけどつまらないし、ゲームは上手にならないですよね。

新しい敵とかルートに対処して、何回も失敗しながら上手になって1つの面をクリアして、次の面に進んでいけて、それがワクワクするし面白いわけです。

私はアクションがへたくそだったので、スーパーマリオワールドの2面の水のところをクリアできずに終わりましたが(笑)、それでもゲーム自体は楽しめました。

人生も全クリまではいけなくても、今いる面の目の前にあるいろんな困難を楽しみながら、自分のペースで進んで行ったら良いと思います。

自分をマリオかルイージだとして、動かしている何者かになってしまえばきっと冷静に

「ここは大ジャンプで行けるな」

などと自分を適切に動かせるはずです。出口がわからなくても、ゴチャゴチャやっていれば隠しルートを発見できるかもしれないし、ヨッシーが出てきて助けてくれるかもしれません。

今、直面している大変なことも、辛いことも、人生を楽しくしてプレイヤースキルを向上するためのアトラクションに過ぎなくて、ゴールできても途中でゲームオーバーになっても、楽しんだもの勝ちってことですね。

すみません、最後はターシャさんとかけ離れた話になってしまいました。

あなたが逆境を楽しんで乗り越えられますよう、私も微力ながら応援しています!

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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