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引き寄せの法則で病気は治せるのか? 癒やしの力とエセ健康科学の境界

引き寄せの法則と病気

意識が現実になるという引き寄せの法則ですが、果たして引き寄せで病気も直せるのでしょうか?

スピリチュアル系の本を開いてみると、「医師に治らないと言われた持病が完治しました」「ガンが消えました」などという体験談が書かれています。

しかし、一方で信仰上の理由から現代医療を拒否して、治るはずの病気で亡くなる方もいらっしゃいます。

精神的な癒やしと、病院や薬などの物理的な治療はどのように選択していくのが良いのでしょうか?

ブログの読者さんからも、こんな質問をお寄せいただきました。

私は原因不明の体調不良に悩んでいます。

あちこち病院に行ってもはっきりせず、とあるセラピストさんからは、母親から愛されてないと思っていたから病気になったとも言われて、混乱しています。

このような病気も、引き寄せで治りますでしょうか?

須藤ゆいさん(仮名)

結論から申し上げますと、ゆいさんの場合は引き寄せで治る可能性が高いです。

ただ、既に引き寄せてしまった症状を取り除くために病院で治療を受けたほうが良いケースもあります。

今回は、

  • 引き寄せと病気の考え方
  • 病気の根本を癒やす引き寄せの各種ワーク
  • 病院や薬の上手な利用方法

についてまとめました。

まずは、身近な事例から、私たちはどんなときに病気にかかるのかを見ていきましょう。

病気にかかる人の特徴

病気にかかる人の特徴

インフルエンザにかかる人・かからない人

私は以前、コールセンターで働いていたのですが、1つのフロアに100人以上いる大人数の職場だったため、冬の時期にはインフルエンザが流行していました。(以下、登場人物は仮名)

ある時、同じチームの安田さんがインフルエンザで欠勤しました。

高橋「佐藤さん、そういえば昨日、安田さんの隣に座ってましたけど、大丈夫ですか?」

佐藤「ああ、あのインフルエンザ、私が移したんですよ」

高橋「えっ?」

佐藤「うちの母がインフルエンザで、私はかからなかったんですけど、多分、ウイルスだけついてきちゃったんだと思います」

高橋「おお、確かにウイルスが入ってきても発症するかどうかは気力と体力しだいだって、朝礼で言ってましたけど…強いなあ」

体力が弱っているとインフルエンザがより発症しやすくなるようです。

薬が切れたら治った風邪

この冬、私はインフルエンザにはかからずに済みましたが、1週間ほど風邪をこじらせてしまいました。

熱やだるさは大したことはなかったのですが、喉がやられて声が出ないのに参り、仕方なく病院に薬をもらいに行くことにしました。

内科クリニックで「風邪ですね」と予想通りの診断を受け、5日分の薬をもらいました。

漢方は苦いので効きそう(?)な感じはして、痛みも和らいだように感じます。翌日から仕事も再開しました。

ところが、完治する気配がいっこうにありません。

毎日、きちんと薬を飲んでも喉の不調が収まらず、ついに5日目で薬を飲みきってしまいました。

まだ治ってないのに、まずい…!

と思ったのですが、薬が切れたら次の日、あっけなく痛みが消えてしまったんです。

薬を飲んだら治らなかったのに、薬をやめたら治るとはこれいかに?

たまたま治るタイミングだったのか、「5日分の処方」で5日は治らないという暗示にかかっていたのか。

「薬がない、自分で治らなきゃ」と潜在意識が頑張ったのかもしれませんね。

※薬は自己判断で止めず、医師の処方通りきちんと飲みきりましょう。

喘息を完治させた人

ある友人は、子どものころ重度の小児ぜんそくを患っていたそうです。

1回で10錠も薬を飲み、1年に1回以上は入院するほど病弱だったとのこと。

それが、大人になって健康を意識するようになったところ、ピタリと症状がなくなって完治してしまいました。

自分の中から「病気」という概念がなくなった、と話しています。

病気って、そんな気合で治ってしまうものなんでしょうか?

病気が発生するメカニズムを調べてみました。

なぜ病気を引き寄せるのか?

病気を引き寄せる理由

私たちは、なぜ病気になるのでしょうか?

風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症の場合は、病原体が体の中に入ってきてかかりますね。

同じウイルスが入ってきても、抵抗力の差によって症状が出る人と出ない人がいます。

では、死に至る病気のイメージが強い「がん」は、なぜできるかご存じですか?

実は、健康な人でも1日に5000個のがん細胞ができていて、免疫細胞がその都度やっつけて死滅させています。

ところが、まれに生き残って増殖したものが「がん」の症状として表れるのです。

他には、遺伝による病気、ストレスによる病気、生活習慣病、突発性のもの、などもあります。

「病は気から」とは言うものの、様々な病気を見てみると必ずしも「気の持ちよう」だけが原因でないのは明らかです。

ところが、病気の「目的」を考えてみると、精神的に「病気になりたい理由」がみつかります。

仮に自分が好き好んで病気になったのだとしたら、何が目的で、どんなメリットを得ようとしているのでしょうか?

私が風邪になった目的には、心当たりがあります。バイトに行きたくなかったんです(笑)。

堂々と仕事を休める他にも、こんなに良いことがありました。

  • 皆に心配してチヤホヤしてもらえる
  • 健康保険料の元が取れる
  • 声が出て普通に呼吸ができる有り難みを感じられる
  • 健康が当たり前のものではないと、気が引き締まる
  • 死を少しだけ身近に感じて、1日を大切に生きるようになる
  • 周りの人の優しさに感謝できる
  • 日本の医療の仕組みに感謝できる

また、友人が小児ぜんそくになっていたのは「大人の気を引きたかった」のが目的だったのだろうと語っています。

誰かに復讐するために、病気になる人もいます。

たとえば、親に「こんなに苦しくて不幸なのは、あなたのせいですよ」と見せつけたいとか。

自分自身や誰かに「気付き」を与えるために、という目的もあるでしょう。

「生きているだけで幸せなんだ」と、親に悟らせる使命のために、先天性の病気を持って生まれる子どもたちがいます。

または、家族を顧みずに頑固でワガママに生きてきた人が、病気によって無力さを味わい、愛に気づくきっかけになり、穏やかな最期を迎えられたという人もいます。

顕在意識では気づいていないことの方が多いのですが、ネガティブに見える「病気」にも、必ず何らかのメリットがあり、病気が教えてくれることがあります。

このように、私たちは病気から「愛」や「学び」や、さまざまな恵みを受け取るために、自ら病気を選択している、と考えられます。

これは1つの「考え方」ですので、そんなの認めないと思う方は無理に納得しなくて大丈夫です。

採用するかどうかはあなた次第ですが、ただ、「病気は自分で選択している」という目的論を採用した方が、病気に振り回されず「健康でいる」という新たな選択も可能になります。

ここまでが前提で、次では健康を引き寄せる具体的なやり方をご紹介しましょう。

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引き寄せで病気の根源を治す方法

病気への感謝の手紙

病気や症状を愛に変換するワーク

用意するもの: 紙とペン

  1. あなたの病気や不調の症状を書き出しましょう
  2. いちばん症状が重いもの、緊急性の高いものを1つ選びましょう
  3. その病気または症状が、役に立っていることや受け取っているメリットを30個書き出しましょう。
  4. 「病気さん」宛てに、感謝の手紙を書きましょう。

「健康」を引き寄せる意識

意識が「病気」に向いていると、さらに病気を引き寄せやすくなってしまいます。

「病気を治そう」と思うよりも、ひたすら「健康でいよう」と「健康」に意識を向けましょう。

これは、病気に目をつぶって現実逃避をするわけではありません。

淡々と検査や治療は受けながらも、意識は病気に引っ張られないことです。

頭の中で「私は病気だ」という言葉を使っていると、セルフイメージが「病気」になってしまいますので、「今は、ここにこんな症状が出ている」のように言い換えましょう。

また、症状がでて痛みや苦しさが出ているときは、それ以外の体の健康な部分に意識を向けてみましょう。

全身がどこもかしこも痛い、って滅多にないはずです。どこかちゃんと機能している体の部分から「健康」は感じられます。

アファメーション

以下の言葉を、宣言しましょう(アファメーション)。

夜寝る前に10回ずつ、病気や死の不安がでてきたときにも、繰り返し唱えてください。

  • 私は、完ぺきで、健康体です。
  • 私は、自分の身体を愛し、大切に扱います。
  • 愛と感謝に気づかせてくれるので、健康も病気も恵みです。
  • 私が心から信じることは、なんであれ必ず達成できます。

感謝の瞑想

毎日、最低1回は、感謝できる出来事について、涙が出るぐらい考えましょう。

今日まで生きてきた中で、本当に有り難いな、感謝だな、と思った出来事をすべて思い出してください。

そのときの感情、そして体の感覚を、今に持ってきます。

無条件の愛を感じたときの、その暖かさ、心地よさが癒やしの力となって、全身を巡るイメージをして、そのエネルギーを感じてみましょう。

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病院や薬の上手な利用方法

引き寄せで、病気はどこまで治るのか?

最後に、引き寄せなど精神的な癒やしと、病院での物理的な治療のバランスについて述べたいと思います。

これまで見てきたように、引き寄せの各種エクササイズにより、病気を引き寄せていた心の中の原因は取り除けます。

ただし、既に引き寄せてしまった病気の症状によっては、自然治癒が難しく手術や投薬の助けが必要なこともあります。

いくら手術しても繰り返し腫瘍ができてしまう人が、引き寄せで再発を止めることはできるかもしれません。

ですが、既に出来上がってしまった腫瘍は感謝してもまず消えませんので、手術で取ってもらったほうが良いでしょう。

ちまたのエセ健康科学にも要注意です。

医師や製薬会社の陰謀論を訴え、「これで病気が無くなったら医者の仕事がなくなるから医者は勧めない」として、高額な健康食品が大量に出回っています。

すがりたくなる気持ちは分かりますが、「私はこれで治りました」という体験談は単なるプラシーボ効果である可能性が否めず、それで治るなら引き寄せでも加持祈祷でも治っているはずです。

病院や薬は、既に出てしまった症状に対処するもの、または一時的に痛みを抑えるものとして利用し、根本的には自分で治す意識を持つ、というのが適切なバランスではないかと考えています。

いくら健康に意識を向けようとしても、頭痛がガンガンしていたら考えるどころではありません。

そういうときは頭痛薬を飲んで、痛みを抑えてから冷静に「どうして頭痛になりたいんだろう?」と考えたら良いですね。

もちろん、「薬を飲んだから、これで治った」と思って、自分と向き合うことをしなければ、また症状は表れます。

最終的に病気を完治させるのは、自分自身です。

病院で注意すべきこと

上手に利用すれば即効性の高い西洋医学ですが、病院での「精神攻撃」には注意しましょう。

病院に行くと、受付では「患者様〜」と呼ばれ、医者からは「あなたは、◯◯ですね」と病名を付けられ、帰る時には「お大事にしてください」と送り出されます。

「あー、自分は病気なんだなあ」という気分になってしまいますね。

このように、病院では「あなたは病気ですよ」というセルフイメージが増強されやすくなります。

また、病院という場所には病気の人や具合の悪い人が大勢、集まっています。

「あそこが痛い」「ここが悪い」「誰々が去年亡くなって…」などと病気の話で盛り上がっていたり、いかにもしんどそうにしたいたり、待合室にはどんよりとした重い空気が漂います。

影響されないためには、しっかりアファメーションなどを行ない、気持ちを強く持ちましょう。

引き寄せと病気まとめ

病気の原因は様々ですが、すべての病気には「その人にとってのメリット」が存在します。(気を引ける/休める/愛に気づけるetc)

「病気からの恵みを受け取るために、自分でその病気を選択した」という考え方を採用すると、健康を選択し直すことも可能になります。

健康を引き寄せるためのエクササイズは…

  • 病気や症状のメリットに気づき、受け取っている恵みに感謝する
  • 「健康」に意識を向け続ける
  • 健康体であることをアファメーションする
  • 感謝の瞑想で、癒やしのエネルギーを身体に巡らせる

意志の力は、病気の根本原因を取り除いてくれます。

ただし、既に出ている症状を治してくれるとは限りませんので病院や薬も適切に利用しましょう。

病院で「病気」の言葉や雰囲気に影響を受けないように注意!

あなたとご家族、周りの方がますます健康でありますように…

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
引き寄せの本質と裏側を書いたレポート『Cycle(サイクル)』期間限定プレゼント中

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。

私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。

・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣

といったことにも触れています。

よろしければ読んでみてくださいね。

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