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飲みニュケーション、若者や女性は嫌い? 職場の飲み会の在り方を考える

飲みニュケーションの意味

忘年会歓送迎会などの行事だけでなく、普段から社員同士のコミュニケーションのために積極的に飲み会を行う職場は多いようです。中には、親睦を深めるために会社から飲み代の補助が出る、なんてところもあるそうな。

飲み会の場でコミュニケーションを深めるのが目的の「飲みニュケーション」ですが、お酒の飲めない人や小さな子供のいる人にはあまり歓迎されないこともあります。

また、自分の時間を大事にしたいと考える若い世代には「プライベートの時間まで職場の人と過ごしたくない」と考える人もいるようです。

職場の飲み会は本当に必要なのか、皆が楽しめる飲み会とはどのようなものか、「飲みニュケーション」賛否両論の立場から考えてみました。

飲みニュケーションは心理学的に仕事に意味がある!

西洋には、”In wine there is truth“ということわざがあります。ワインの中に真実あり、すなわち「酒は本心を表す」の意味を表しています。

お酒には緊張を和らげる効能があり、つい本音が出てしまう のですね。普段は仕事の関係の人でも、お酒の席では「無礼講」で本音で話して仲良くなれるということで、「飲みニュケーション」が推奨されています。

職場で飲み会を行ったり会社がわざわざ飲み会の補助をするのには、お酒の効能以外にも次のような心理学的な理由があります。

返報性の法則、会社のおごりなら仕事で恩返し!

よく恋愛でも使われるテクニックですが、プレゼントを上げたり食事をご馳走したりした相手は「何かお返しをしなければ」と思います。これを心理学では「返報性の法則」と呼びます。

会社持ちの飲み会や、上司が部下にお酒をおごることは、この返報性の法則を利用したものです。タダでご馳走になったから、その分一生懸命働いて恩返しをしなければと、社員のモチベーションや帰属意識が高まる効果 があります。

ランチョン・テクニック、接待する理由

よく時代劇で越後屋と悪代官が商談していますが、そこには必ずお酒や高級っぽい食事がありますね。実際、企業の接待でも料亭や高級クラブが使われているようです。

ラズマン(1938-1940)の古典的な研究によると、ある政治的な見解を聞かせてから食事をさせると、食事の後にはその見解に対する印象がより好意的に変化 することが分かっています。

食事中には説得的なコミュニケーションが上手く行くことから「ランチョン・テクニック」の名前が付けられました。

ジャニスの実験、食事があると好印象に

ジャニス(1965-)らは、ラズマンの研究に更に実験を重ねました。

あまり世の中に受け入れられていないトピックについて、コーラとピーナッツを食べながら聞いた「スナックあり」グループと「スナックなし」グループに聞かせたところ、「スナックあり」グループの方がより肯定的にトピックを受け入れた そうです。

なので、社長からの熱いメッセージなどは朝礼で伝えるよりも飲み会など食べ物がある場で伝えた方がより好印象となり説得効果が高まるわけですね。

職場の飲み会が嫌われる理由

にもかかわらず、職場の飲み会は嫌われがちです。どうやら、プラスの心理学的な効果を大きく上回るマイナスポイントがあるようです。代表的な声には、次のような意見があります。

アルハラが横行している

「上司がついだ酒が飲めないのか!」と飲酒を強要 する、一気飲みをさせる、「酒が飲めない奴は仕事もできない」等と飲めない人を貶めるなど、体育会系な文化が企業によっては残っているようです。

また、酔っぱらっていることを言い訳に絡んで悪ふざけをする、暴言などのひんしゅく行為をするのもアルハラです。

いくら偉い人でも、普段がいい上司でも、酒癖が悪いと一緒に飲みに行くのは嫌になっちゃいますね。

セクハラが横行している

「酔った勢い」をいいことにベタベタ触ってきたり、ホテルに連れ込もうとしたり、などのセクハラも飲み会が嫌われる理由です。

他にも、

  • お酌をさせられる
  • プライベートについて聞かれる
  • 上司の口を付けた箸で「アーン」と食べさせられる
  • 二次会への移動中に肩を抱かれる
  • キスを迫られる
  • トイレの前で待ち伏せされる
  • しつこく連絡先を聞かれる

など、職場の飲み会はセクハラの温床 となっています。飲み会嫌いな女性がいるのも無理はありませんね。

愚痴や悪口ばかりで不毛

気の合う同僚どうしで集まるほのぼのした飲み会…のはずが、不毛な愚痴や悪口ばかり でくたびれてしまうということもあります。

同期の仲良しグループの飲み会、参加しないと自分が悪口を言われる のであまり楽しくないのに惰性で参加し続けてしまうという人も。

特に建設的なこともなく、愚痴を聞かされて疲れるだけでは行きたい気がしませんよね。

一部の人だけが盛り上がっている

大人数での飲み会、ごく一部の人たちだけが大いに盛り上がり 、あとはシラーっとしているパターンもあります。

内輪ネタや一発芸、やってる当人たちは楽しいつもりなんだろうけれど、合わせてテンションを上げるのは苦痛です。

そもそも職場の人間関係は、「職場ありき」で年代も趣味も違う人たちが集まっています。みんなが楽しめる話題もなく、結局は仕事の話に…。

自分の時間・家族との時間が削られる

職場の飲み会が実質「強制参加」なのを快く思わない人 もいます。

なぜ就業時間以外にまでプライベートの時間を拘束されなければいけないのか 。口には出さなくても、内心では不満に思っている人もいるかもしれません。個性を大事にされて育った「ゆとり世代」では、特にその思いは顕著なようです。

また、家族に小さな子供や要介護の老人を抱えていて、夜の時間を空けるのがそもそも大変な人 もいます。たまに息抜きができて喜ぶ人もいるでしょうけれども、夜遅くなるのが思ったよりも負担になる人もいるということです。

飲みニュケーションから食事ケーションへ

お酒の効果はなくても、食事だけでも職場の人同士の親睦を深めることはできます。夜の飲み会を補助するよりも、日中の終業時間内にケータリングでも頼んで食事を取りながらコミュニケーションを取る「食事ケーション」はいかがでしょうか?

私が以前働いていた会社に秋田出身の人がいました。秋田の方言では、「食べなさい」を「けー 」と言います。それで、

食事けー
   ↓
食事ケーション

の行事が発案され、職場のでランチ会が行われることになりました。

日中で、もちろんお酒は無し。リラックスした雰囲気で社員どうし語らうことができました。特にすごく盛り上がることもありませんでしたが、そもそも会話を楽しむのにそんなにテンションは要らないなとも思いました。

ランチミーティングと労働基準法

ランチを取りながら仕事の打合せを行う「ランチミーティング」も流行っているようですが、「昼休みぐらいゆっくり過ごしたい」「派遣社員なのに、休憩時間がない」などと不満のタネ にもなりがちです。

労働基準法では、会社は労働者に、自由に休憩時間を利用させなければならないことになっていますので、「会議やミーティングとしてのランチ」は休憩時間に当たらず、厳密には別途休憩を取らせる必要性が出てきます。

食事ケーションを行う場合も、自由参加であることがポイン トになるでしょう。

GLOBOな視点・飲み会で仲良くなるんじゃない

考えてみると、飲みニュケーションで職場の人と仲良くなろう、という因果関係がおかしい ような気がします。

職場で仲が良いから、プライベートの時間でも「ちょっと飲みに行きませんか」となるわけであって、職場の普段のコミュニケーションで犬猿の仲な人たちがお酒が入ったから仲直りできたなんて話は1回も聞いたことがありません。

マンガやドラマではあるかもしれませんが、現実世界の飲み会では仲の悪い人同士はめちゃくちゃ離れて座って目も合わせない、一言も話さない、というのがオチです。

「飲み会をするから、仲良くなる・コミュニケーションができる」ではなく「仲が良い・コミュニケーションができているから、飲み会をする」 が本来の流れだと思うのです。

職場の飲み会のあるべき姿を考えると、「飲み会以前に普通の職場でのコミュニケーションがちゃんと取れていてある程度仲が良い状態で行う飲み会 」なのではないかと思います。

「一気苦手なのでしません」とか「セクハラで訴えますよ」などと言い合えるぐらの人間関係ならお酒が入っても大丈夫なのではないでしょうか。

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