魂を磨く

プロフェッショナルな人になるには? プロの仕事は「道」である

お金を稼ぐだけじゃない、プロフェッショナルとは

プロのスポーツ選手、将棋や囲碁のプロ棋士、プロ雀士、プロ家庭教師、プロブロガー。最近は、芸能人やプロ野球選手と付き合って結婚する「プロ彼女」と呼ばれる一般女性も出てきています。

「プロ」と名の付くプロフェッショナルは、何でも格が違うような感じがしますね。

ところで、プロフェッショナルとはどんな意味なのでしょうか?

職業として、お金を得ているかどうかで「プロ」と「アマ」を分けることもあります。

しかし、アマチュアのスポーツ選手にもスポンサーが付いていたり、趣味が高じて作品が高値で売れるアマチュア芸術家の人もいたりしますので、お金での線引というのは実は難しいようです。

そもそもプロフェッショナルとは何か、語源から意味を探ってみましょう。

プロフェッショナルとは|語源から意味を探る

プロフェッショナルな料理人

プロフェッショナルの語源は、「信仰を告白する」意味のラテン語 “profession” に由来します。

「私は神様に仕えます」と公言・宣言・告白する、ということが元々の意味でした。

転じて、「私は、この仕事に生きます」という職業の宣言に用いられるようになりました。

日本語の「仕事」も「仕(つか)える事」と書きますが、雇い主に仕えるだけでなく「神様に仕える」の意味もあるのです。

プロフェッショナルとは、本来的には「仕事を通して神様に仕える人」なのです。

神様のために、というとちょっと宗教臭いですが、「世の中の人の暮らしがもっと良くなるように」とか「未来の人類のために」と使命感を持って働いてきた人々を思い浮かべてください。

自動車や飛行機を発明した人やビジネスで大成功した人々もいれば、スポーツや芸術で人類の限界を高めて来た人々もいます。

そういうすごい人たちは、あんまり小さなことで悩まなそうではありませんか? もっと大きな困難や苦悩に立ち向かって、一生を何かの使命に捧げていそうです。

なぜ自分を投げ打ってそんなに働けるんだろう、と周りが心配になるほどクレイジーに働いています。

普通の人なら休みの日は「オフ」ということで、仕事に関係なく好きなことをして過ごしますが、プロフェッショナルな人は休みの日には仕事のためのトレーニングを欠かしません。

プロフェッショナルは働き方の流儀というよりも、むしろ「生き方」そのものだと言えます。

誰かに強いられて、または自分が生きるために働くのではなく、魂の衝動に従って神様に仕える生き方をする人がプロフェッショナルなのです。

プロミュージシャン

プロフェッショナルとスペシャリスト、アマチュアの違い

プロフェッショナルと対比される言葉に、「スペシャリスト」や「アマチュア」があります。

スペシャリストは、特殊な知識や能力を持ち、巧みに遂行する人という意味です。

プロフェッショナルが仕事に向かう姿勢や生き方を含むのに対し、スペシャリストは専門的な技術や知識、能力に焦点を当てた言葉と言えます。

プロフェッショナルはスペシャリストであることが多いですが、スペシャリストが必ずしもプロフェッショナルであるとは限りません。

たとえば、ものすごく高いレジ打ちの技術を持ったパートのオバチャンがいるとします。

もしもそのオバチャンが、「地域の人が気持ちよくお買い物をして幸せになってくれるように…」という非常に高いマインドでレジ打ちをしていれば、ここの定義で言うとプロフェッショナルです。

「ダルいわ〜、でも生活のためだからしっかり働きますよ」ぐらいの気持ちでいるのならば、スペシャリストではありますがプロフェッショナルではありません。

逆に、技術や知識はなくても使命感に燃えている人もいます。

自分でできなくても、レジ打ちの技術やスーパー経営の知識を持っている人を巻き込んで「この地域にどうしてもスーパーは必要なんだ!」と言って事業を起こすような人はプロフェッショナルです。

スペシャリストとプロフェッショナルの差は、意識の違いにあるのです。

なお、アマチュアの語源は「愛する人」という意味のラテン語 “amator” です 。

お金を稼げるかどうかに関わらず、ただそれが好きでやっている人、「愛好家」マインドの人はアマチュアになります。

他の人とか世の中とかはどうでもよく、「とにかくレジ打ちが好きでたまらない」というオバチャンがいたらその人はアマチュア(愛好家)であると言えます。

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プロフェッショナルとは、24時間365日の生き方

プロフェッショナルなビジネスマン

プロフェッショナルな人は、スポーツでも芸術でもビジネスでも「ちょっとおかしいぐらいに」突き抜けてやる特徴があります。

プロフェッショナルは、仕事をしているとき以外にも普段から「もっといい仕事をするにはどうしたらいいか」と考えて全ての行動を取っています。

何をしているときにも、24時間365日の生き方が仕事のためなのです。

これは、ブラック企業みたいに死ぬまで働くという意味ではなく、いい仕事をするために自分を整えることも含まれます。

食事や睡眠などの休息も、仕事のパフォーマンスをもっと高めるためにという意識で行いますので、もちろん自分を満たしたり整えたりするのですが、常に「仕事」という目的が伴っています。

ニュースを見たり、本を読んだりして情報を取るときも、「仕事に役立てられることはないか、お客さんに喜んでもらえる情報はないか」と意識は仕事モードなのです。

なぜ、そんな風にして疲れないのでしょうか?

いろんな理由があるのですが、一つには、有名なスポーツ選手や、業界の名人・達人を見ると「未来を確信している」という共通点を見ることができます。

「結局、自分は絶対にうまくいく」と、本当に、思っているのです。

すると、未来からエネルギーを受け取ることができるので、疲れずにいつも燃えていることができるのですね。

では、どうしたらプロフェッショナルの意識になれるでしょうか? 次では、プロ意識を高める3つの質問をご紹介します。

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プロフェッショナルとしての意識を高める3つの質問

プロ意識を高める方法

1. もし自分の仕事に道があったとしたら、何道ですか?

既にある◯◯道でも、職業名+道でも、自分で勝手に名前を付けても構いません。イメージしやすく、しっくり来るものが良いでしょう。

道とは24時間365日の生き方そのものです。周りの人や、未来の人類にどのような影響を与える人生にしたいですか?

2. その道のゴールは何ですか? 道を成就させるために必要な力は?

その道を極めていそうな人を何人か思い浮かべてみて下さい。仕事で実際に関わっている諸先輩や、著名人、歴史上の人物など、超プロフェッショナルだと思う人を10人ぐらい書き出してみましょう。

そして、その人たちに共通する生き方やスキル、価値観などを考えてみて下さい。

3. その道を歩んでいる、今の自分自身の課題(テーマ)は何ですか?

プロフェッショナルとして生きるためには、何を克服すべきでしょうか?

まだまだ突き詰められていないところ、甘さの残っているところは何ですか? もっと神様または人類の役に立つためには、どうしたらいいですか?

これらの質問を、ときどき自分に問いかけてみてください。自分が成長すると、答えもまたグレードアップしていきます。

プロフェッショナルとは・まとめ

プロフェッショナルとは、まるで神に仕えるかのように24時間365日、仕事の道を極める生き方です。

仕事をしているとき意外にも常に「道」のための自己研鑽に努め、高い意識を持って生活しています。

どんな仕事でも、「道」として極めることを考えるとプロフェッショナルでいるための課題が見えてきます。

プロフェッショナルとして、仕事道を極めていきましょう!

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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