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人工知能に仕事を取られそうな「普通の人」がとるべき2つの生存戦略

消える仕事

Google翻訳の性能が格段に向上した、と話題になっていますね。まだ人間の翻訳家のような美しさはないものの、以前の意味不明な単語の羅列に比べると意味が十分に通じるようになり、ちょっとした調べものにはとても便利になりました。

人工知能は音声認識も得意分野ですから、いずれ通訳も翻訳も過去の仕事になってしまうかもしれません。「ホンヤクコンニャク」が未来道具ではなく、普通のアプリとかで手に入る時代をすぐそばに感じますね。

便利になる一方、通訳や翻訳を生業にしていた人たちは失業してしまうことになるかもしれません。私たちも他人事ではなく、自分の仕事が機械に奪われないかは心配なところです。

この記事では、仕事を取り巻く人工知能の現状から、人間の労働者が生き残る道を考察し、資産家や技術者ではない一般ピーポーな私たちがこれから取るべき戦略をまとめました。

超勉強して今から専門職になれとか、スマホで月何十万円稼ぎましょうとか、そういう非現実的な話ではなく今日、明日から普段の仕事や日常生活でしっかり身に着けられることを紹介しています。

20年後にあなたが笑顔で働いていられるために、ぜひ最後までお読みいただけたらと思います。

「誰でも出来る仕事」が日本から消えていく

まずは、今人工知能はどんな状況で、将来どんな予想がされているのかを見てみましょう。

次のリストの中にあなたのお仕事はありますか?

消える仕事

出典:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1602/03/news024.html

じつは、これらの職業は野村総合研究所と英オックスフォード大学の共同研究による「人工知能などによって代替される可能性が高い職業リスト」なのだそうです。

実際に、日本の国勢調査によってもリストに入っている工場労働者、営業、事務員の雇用者数は減少していることが分かります。 平成7年と22年を比較すると事務員は75万人、営業は176万人、工場労働者はなんと267万人も減っているんです。
( 出典:平成22年国勢調査 http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kihon3/pdf/gaiyou.pdf

既にソフトウェアやシステム、機械の導入によって仕事は奪われつつあったのですね。 国勢調査によると、専門的・技術的な職業に従事する人は増えています。コンピュータ化が進むにつれてプログラムを作ったり、運用したりできる専門の技術を持つ人が増えてきたと考えられます。

これからますます人工知能やロボットが台頭してくると、人工知能やロボットを「持っている人」が儲かり、「使える技術のある人」が仕事を確保でき、普通の人はロボットや外国人労働者と労働市場を奪い合って安い給料で働くのが当たり前…なんて時代が来てしまうのかもしれません。

堀江貴文さんは、「介護士」もロボット変われる仕事の1つと指摘し、ひろゆきさんの対談で次のように話しています。

ひろ 例えば、プログラマーはスキルがつけば転職にも有利ですけど、介護はそうはいかないですよね。まあ、人づき合いとかは覚えられるかもですけど……。そう考えると、需要があるからって若者が介護職ばかりやるようになるのは、日本の将来的にはどうなのかと思う部分もありますよね。

 

ホリ 結局、つぶしがきかない仕事ってことになるよね。

 

ひろ 雇われの身で給料が大幅にアップするのは相当厳しいですよね。一発逆転があるとすれば、マネージャーになるとか、経営側に回るくらい。
出典:ホリエモン、介護士は「構造的に給料は上がらない仕事」

介護に限らず、「誰にでもできる仕事」や「つぶしがきく仕事」は給料が上がらず、将来は無くなってしまうかもしれないというのです。

古きよき時代なら、普通の事務員とか、工場の仕事がいっぱいあって、普通の人でも一家を養えるだけのお給料がもらえ、しかも長く働いていれば昇給していくものでした。

ところが、そういった仕事は今、昇給やボーナスや退職金もほとんどない派遣やフリーターでまかなわれ、結婚して子供を産み育てることは「ぜいたく品」になってしまいました。

かといって、キャリアを望んで正社員になると過重労働が待ち受けていてプライベートどころではなく、体を壊してしまったり、過労死してしまったという話も目立ちます。

「クレヨンしんちゃん」に描かれていたような、普通のサラリーマンが家を建てて車を持ち、妻は専業主婦で子供が2人、などという暮らしは大企業などごく一部の「勝ち組」にしか許されない時代になりました。

資本もスキルもなく、雇われるしかできない「普通の人」が生き残っていくにはどうしたらいいのでしょうか? 普通の人のための人工知能時代の生存戦略を探りました。

人工知能に奪われる仕事、奪われない仕事

生き残る仕事

これから生き残っていく職業には、どのようなものがあるのでしょうか? オックスフォード大学らの研究によると、年収の高い公認会計士や司法書士・弁理士、法律事務などもコンピュータに取って代わられる可能性が高いという研究結果が出ています。さらに…

これまでコンピュータが得意なのは、経理処理や文書作成などといわれてきました。しかし、それだけではありません。企業のコアな部門……例えば、事業計画、数値目標などを立てることも、コンピュータは得意なんですよ。このように考えると、最後にどうしても人間の力が必要になる仕事だけが残るかもしれません。例えば、M&Aの業務に携わる人とか。
出典:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1602/03/news024_4.html

人工知能に奪われない仕事は専門スキルが要求される仕事なら必ず安心、というわけでもなさそうです。アメリカ大統領選の結果を人工知能が見事に言い当てたのには驚きましたが、データを処理して戦略を立案する部分はこれからコンピュータに取って代わられていくのでしょうか。

そんなわけないじゃん!まだ人間力必要だよ!

機械と共存する仕事

意を唱えるのは、ボストン大学のJames BESSEN先生。コンピュータによる自動化は必ずしも大規模な失業にはつながらないと主張しています。

ある仕事が「完全に」自動化されるのであれば、自動化は必然的に雇用を減少させることになる。しかし、「部分的に」しか自動化されないとすれば、実際には雇用が増えるかもしれない。その仕事の「大部分」が自動化されても同様である。その理由は基本的な経済学に関係している。たとえば、19世紀には布を織るのに必要な労働の98%が自動化されたが、織工の雇用数は逆に増えた(Bessen 2015)。自動化によって織物の価格は低下し、そのことによって需要は押し上げられ、その結果、技術による省力化にもかかわらず、雇用の純増加が実現したのである。

コンピュータの自動化についても同じような需要反応がみられる。たとえば、現金自動預け払い機(ATM)による銀行窓口係への影響である。ATMは1990年代末から2000年代初頭にかけて広く普及したが、銀行窓口係のフルタイム相当の雇用は増加した(図1を参照)。なぜ雇用は減らなかったのか? その理由は、ATM導入によって銀行の各支店の運営コストが抑えられたため、より多くの支店を開設できるようになり(需要は弾力的だった)、当初の窓口係の雇用減少分を相殺したからである(Bessen 2016)。出典: http://www.rieti.go.jp/jp/special/p_a_w/076.html

つまり、人工知能やロボットが完璧にその仕事を全部やってくれるんだったら人は要らなくなるけど、ちょっとでも人の手が必要なら大丈夫、ということのようです。

身近な例で考えてみましょう。ルンバのようなお掃除ロボットは、自分で床の汚れを見つけて掃除し、自分で充電器のところまで戻ってくるという人工知能搭載の優れものです。ところが、ルンバにお掃除をしてもらうためには、人があらかじめ障害物をどけてあげたり、段差のないようにしてあげたり、たまったゴミを捨ててあげたりしなければいけませんね。

ゆくゆくは、自分でゴミ袋を持って外まで出しに行ってくれるパーフェクトお掃除ロボットが登場する日も来るかもしれませんが、それまではまだ人の出番がありそうです。

銀行も払い出し・預け入れがATMに任せられるようになりましたが、操作説明の人が近くに立っていてお年寄りに教えてあげてますし、窓口の案内も機械が順番の札を発行してくれるようになりましたが、結局近くに説明するための人がいます。

機械が仕事をしてくれるようになると、その機会を使いこなせない人に教えてあげる、という別の種類の仕事が発生するわけですね。 しかし、それも長くは続かないかもしれません。Bessen先生は、次のように結論付けています。

我々のエビデンスは、今のところコンピュータは、雇用の純喪失を引き起こしてはいないが、低賃金の職種の雇用は失われつつあり、経済的格差を拡大させる可能性があることを示している。これらの労働者が給料の高い新しい仕事に転職するには、新しいスキルが必要である。新しいテクノロジーを使いこなせるスキル獲得に向けた労働力開発こそ、コンピュータの自動化が投げかける真の課題である。

やはり、テクノロジーに対応できるスキルを勉強しないと、生きていけないのでしょうか?

普通の人でもできる「無くならない仕事」を探せ

同研究による、人工知能に代替されにくい仕事はこちら。

消えない仕事

出典:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1602/03/news024.html

人工知能に奪わない仕事の一覧を見てみると、

  1. 医者や研究者、経営コンサルタントなどの超専門的なスキルが要求される仕事
  2. アーティスト、デザイナー、美容系などのクリエイティブな仕事、
  3. 教師、保育士、カウンセラー、ソーシャルワーカーなど人に関わる仕事

という3つの特徴が見えてきました。それぞれについて考察します。

超専門的なスキルが要求される仕事

消えない仕事に入っている「医者」ですが、人工知能「ワトソン」が難病を言い当てたり、思いもよらぬ治療のアドバイスをやってのけ、医者の要らない時代が来るのではと話題になっています。

しかしATMの事例からも分かるように、診察を受けるのが人間である以上はコンピュータはあくまでも補助的な役割に留まるのではないでしょうか。医者の仕事は症状や問診から診断して治療するだけでなく、患者や家族の不安をやわらげたり、励ましたりすることも含まれます。

あるいは、人工知能が人の仮病を見抜いたり、心のケアまでしてくれるような未来が来るのかもしれませんが、ちょっとまだまだ心もとない気がします。

経営コンサルタントの仕事も、お金の流れだけ見るのであれば人工知能の方がむしろ正確に戦略を立案できるかもしれません。

しかし、実際に経営をするのは人間です。コンサルタントをしている人の話を聞くと、最も大変なのが「問題に気づいてもらうこと」なのだそうです。人は、何かの原因を自分以外のもののせいにしたがるものです。そうやって自分では問題点をはき違え、正しい解決策を選択できないことがあります。そして、人から指摘されても受け入れられなかったりします。

クライアントも気づいていない潜在的な問題を発見し、経営者が自ら認められるように信頼関係を作った上で気づくように仕向けていく。知識や技術の他にも、そういう人間的な技能が求められるのです。

研究職もリストにたくさん載っています。部分的に人工知能を利用できるところはあると思いますが、人間ならではの知的好奇心や「生活をより豊かに、便利にしたい」という欲求を再現できるプログラムが生まれない限りはきっと変わることができないのでしょう。

また、他の専門職についても言えることですが、人工知能の開発・運用コストがビジネスに見合うかどうかが人工知能が取って代わることにとっては大きな壁となるでしょう。

コンピュータがチェスや将棋、そしてついに囲碁までも攻略したように、いつかは人の心を理解する人工知能ができるはずです。しかし人間の心や潜在意識の複雑な処理をAIに学習させるには、まだまだ時間とコストがかかると予想されます。

そして、完成したとしてもスーパーコンピューターでないと動かせないとか、コストの問題がありますから「人間の方が安上がり」ということで普及には更に時間を要するでしょう。

クリエイティブな仕事

生き残る仕事

クリエイティブな仕事が人工知能に奪われる可能性も指摘されています。プログラマーの清水亮さんによると、「人工知能は“ツボ”を押さえて最適化する」のが得意だそうで、それによりクリエイティブな仕事は減っていくと予想しています。

ディープラーニングによって人工知能が学習しやすいのは、本質ではなくて“ツボ”なんです。例えば女の口説き方とか映画での感動のさせ方とか、ブログでのアフィリエイトのクリックのさせ方とか。“ツボ”を恐ろしいほどの勢いで最適化できるようになるんですよ。だから中途半端なクリエイターっていうのは、秒速でいなくなる。
出典:クリエイティブな仕事は人工知能に奪われる!? 2045年問題の行方

ディープラーニングとは、人間の脳の細胞(ニューロン)をまねして作られた「ニューラルネットワーク」による人工知能の学習のこと。クリエイティブ方面の人工知能の発達は、音声や画像の分野では特に進んでいるということですが、Googleの新しい翻訳技術を見ると、文章力というものもかなり力を付けていく分野なのではないかと予想されます。

ここで、改めて残ると予想されている仕事リストの中にあるクリエイティブ系の仕事を見てみましょう。

各種デザイナー、ゲームクリエイター、ライター、スタイリスト、作詞家、作曲家、編集者、カメラマン、ネイルアーティスト、メイクアップアーティスト、美容師、舞台演出家、クラシック演奏家、タレント、etc.

仮に人工知能が芸術的センスを人間を超えるレベルで持つようになったとしたら、超一流でない普通のクリエイターが生き残る道はどこにあるでしょうか?

 おそらくは、パソコンの画面上では済まない「技能」を伴う仕事である必要が出てくると思います。つまり、「動き」を伴うものということです。

たとえば、ネイリストやメイクアップアーティスト、美容師など、手の技能が求められるものは、人工知能でデザインの提案ができたとしても最終的には人がそれを作り上げることになります。

また、機械ができる仕事であっても、あえて人間がやるからすごいという「パフォーマー」の道は残されています。絵画や音楽の演奏などは、完成品を作るよりもその工程を見せる仕事が重要になっていくのではないでしょうか。

人に関わる仕事

最後は人に関わる仕事です。保育士、教師、カウンセラー、ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、スポーツインストラクターなどが「残る仕事」に加えられています。 機械は人を育てることはできません。

これは、類人猿の実験で明らかになっています。

ハーロウの実験

生後間もないアカゲザルの子供を母親から引き離し、布製と針金製の「代理母」を与え、どちらに愛着を持つか実験した。

針金製の代理母にのみミルクの哺乳瓶を備えたにも関わらず、ミルクを飲むとき以外は布製の代理母が好まれ、子供が成長するにはスキンシップのぬくもりが必要なことが証明された。

ところが、その実験に使われた子ザルが大きくなると、無関心・無気力や自傷行為が見られ、攻撃性が強く交尾が出来ないなど正常に育たなかった。そこで、正常な子ザルと遊ばせる時間を設けたところ、発達は改善したという。
参考:http://www.geocities.jp/sinrigaku2204/E4-11.htm

人がちゃんと育つためには、人のぬくもりを感じたり、人と関わることが欠かせないのです。これは、乳幼児だけでなく学齢期の子供にも、大人にも言えるのではないでしょうか。

人が生物として人を必要とする限り、人を育てる仕事・人を世話する仕事は絶対に無くなりません。

ある程度大きくなれば、学校の先生はいなくても独学で本などから知識を学ぶことはできます。しかし、全く人と関わらないでいると無気力になってしまったり、どうなりたいか未来像を描けなくなってしまったりするかもしれません。

そういう意味で、愛情と責任感を持って関わってくれ、成長した先の理想像を見せてくれるような「先生業」はどの年代の人にも求められる仕事であり続けるでしょう。

仮に人工知能があなたの人生にとって完璧なアドバイスをしてくれる能力を持ったとしても、そこに人間的な魅力は感じられないと思いませんか? 人だからこそ、人生で失敗しながら乗り越えて立派な人になったのであり、「それなら自分も見習って頑張ろう」と人に勇気を与えるのではないでしょうか。人工知能が過去の人類の知識経験を習得して素晴らしいことを言ってくれたとしても、「あ、はいそうですね」って感じだと思います。

普通の人のお仕事生存戦略

人工知能に奪われない仕事

以上を踏まえて、すごい資産家や経営者でもなく、いまのところ何の技術・スキルもないという普通に働いている人が、今後何十年かをサバイバルしていくための戦略を立てていきます。

まず、超専門的なスキルが求められる仕事はとりあえず除外して考えます。今高校生以下の方や、大学で専門に学んでいる人、あるいはヒマと時間を持て余していくらでも勉強する時間がありますっていう人は目指しても良いと思います。

しかし、今普通に「つぶしの聞かない仕事」で働いてしまっている人にとっては、「今から医学部を受験するぞ!」とか、「ゼロからプログラマーを目指そう」というのは現実的に難しいことだと思うのです。

なので、普通の仕事をしながらでも出来そうな戦略を考えてみましょう。残るは「クリエイティブな仕事」と「人に関わる仕事」です。

すぐにその方面に転職しなくとも、それらの仕事に本質的に求められる能力を身に着けておくことが、これからの変化に対応していく下地になると思われます。これまで見てきたように、どの仕事でも、機械や人工知能が入ってきたときの人間の役割はだいたい決まっているからです。 すなわち、「クリエイティブな技能」と「人を育てる力」の2つです。

これらを身に着けることによって、ほとんどあらゆる業種で人工知能と共存することが可能になるでしょう。そして、この2つの力は今のあなたの職業や日常生活の中でも育てていくことができるのです。

戦略1.クリエイティブな技能を身に着ける

デザイナー、美容師、ネイリスト、工芸作家、バーテンダーなど、既にクリエイティブな技能職に就いている人は今の仕事を極めていくことが、そのまま生き残り戦略になります。

機械ではなく人との勝負になりますので、純粋に技能を高めること、また他と比較されないような独自性を磨いていくことが重要です。 ここではあえて深く触れませんが、技能だけでなく人の心を動かし、指示される人間の「魅力」が最後には物を言うような気がします。

特に今そういう仕事ではない人は、趣味の範囲で「何かを作る」経験をしていくと良いでしょう。料理でもいいですし、ハンドクラフトやDIY、絵やブログを書いてみるのでもいいです。

何でもいいので作ってみると、何もないところから「価値」を生み出す経験になります。 いきなりオリジナルなものが作れなくても、最初は模倣したり、組み合わせて別の物にしたりして練習しましょう。だんだん、「もっとこうしてみよう」「こんなのもつくってみよう」という発想が出てきますよ。

これは趣味の捜索に限らず、仕事の中の「工夫」を通して行うこともできます。

「デザインする」というと、芸術のようなイメージを持たれるかもしれませんが、実は「設計する」とか「計画・構想する」という意味合いを持ちます。何か問題を解決するために、最初に頭の中で考え、それを形にする、その一連がデザインなのです。

たとえば、会社の倉庫がちょっと使いづらかったとします。まず、皆が使いやすくするにはどうしたらいいか、と頭の中で動線や配置、実際に人が使っているところをイメージし、それから物をどけたり、置き場所の表示を変えたりと形にしていきますよね。

こんなちょっとした工夫も、デザインであり、かつ動きを伴うクリエイティブな仕事と言う事ができます。もっと良くしたい、もっと楽にしたい、という「自我」は人工知能には無く、命令されずに「工夫」ができるのは人だけです。普段の仕事の中でもデザイン力を磨き、人工知能時代に備えましょう。

戦略2.人を育てる力を磨く

生き残る仕事

もう一つ高めて行きたいのが「人を育てる力」です。これは、保育士や学校の先生だけでなく、あらゆる「先生」業の人、職場の先輩・上司として後輩を指導する人、あるいはATMの操作を教える係の銀行員にも当てはまります。

お客さんに何かを理解してもらうという意味では、営業職もそうですね。ITの使い方については、今後若手社員が上司に教えてあげるシーンが増えることでしょう。

もっと言うと、現在多くのビジネスは「教育」と組み合わせて行われるようになってきています。たとえば、布団屋さんが「よく眠れる方法」をインターネットや店頭で情報提供していたり、歯医者さんがブログで「歯と口の健康」や「治療法」を分かりやすく解説していたり、保険屋さんが資産運用についてアドバイスしたりしています。

商品があれば売れる、という時代ではなくなりました。今は、いかにお客さんに情報を提供して生活の質を高めてもらい、信頼関係を築いていくかが商売には欠かせなくなっています。 よって、人に関わる全ての仕事は教育であり、ほとんどの仕事の中で「人を育てる力」を練習して磨いていくことは可能です。

話を人工知能に戻すと、「情報提供」までは人工知能がやってくれるようになるはずです。そこで、あえて「人」の先生が求められる理由は何でしょうか? それはお客さん・生徒さんの心を見て、

  • ただ情報をそのまま・正論を言うのではなくて、本人でさえ気づいていなかった潜在的な欲求を満たしてあげること
  • 本人の希望以上の素晴らしい未来像を見せてあげること
  • 信頼関係の元で本人は言われたくないと思ってるようなことでもちゃんと伝えること、

などが思い浮かびます。

そして、それらを行うには愛情の伴う深い洞察が必要のように思われます。

本人が「尋ねること・望んでいること」に対してなら、人工知能だって答えてくれますが、本人が分からない心の奥深くを分かってあげられるのが人間の先生です。

教える力を磨くには、最低限、教える内容の知識を自分がよく知っている必要があります。ただ聞きかじっただけでは足りなくて、自分で深く考えたり、経験してみたりしないとなかなか人に教えられるレベルにはなりません。

ATMのマニュアルを隅々まで読み込んでいても、実際に自分がATMを使ったことがなければ、人にはナビできませんよね。さらに、人に教えるためにはその人が分かるように伝えなければいけません。これが、きっと人工知能が苦戦するところでしょう。

教わる側の人がその対象についてどのくらいの知識レベルなのか、またなぜ教わる必要があるのか、どんな興味関心を持っているのか、今までどういう人生を生きて来て、これからどうなっていきたいのか、どんな性格なのか、一人ひとりをよく見て、その人が必要とするタイミングで、分かりやすい言葉で教えなければなりません。

何か心の不安があって集中できないときはカウンセラーやヒーラーのように「癒す」役割を担うこともあるでしょう。逆に、厳しいことを言って喝を入れたり、目標を再設定したりするコーチの役割にもなるかもしれません。また、教える人自身が成長し続けて、人生の先輩として背中で引っ張っていくということもあるでしょう。

さらに、人を「育てる」意味にまで広げたときには、時には口出しせずに突き放し「教えない」で見守るタイミングも出てきます。人への興味、愛情、忍耐など、人を育てるためには人間的に学ばされることがたくさんありますね。

普通の人が取るべき生き残り戦略まとめ

人工知能の台頭する時代の戦略は、

  • 人工知能を持つ側・使う側になるべくコンピュータに強くなる
  • コンピューターがまだ追いつけない分野で専門性を高める
  • クリエイティブな技能を身に着ける
  • 人を育てる力を磨く

のいずれかになるでしょう。普通の労働者として取るべきは、後の2つの戦略です。どちらにも共通しているのは、「人の心」を動かす人間的な魅力が必要だということです。

人間の魅力とは何か。いろいろ意見はあると思いますが、きっとその人のお金とか、持ってるものとか、肩書をぜーんぶ取っ払って、最後に残る部分なのではないかと思います。

人間としての魅力の高め方につきましては、「自分磨きの方法まとめ|内面から自分を磨いて理想の自分になる12の方法」の記事もぜひ読んでみてください。

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