心を育てる

過去への復讐をやめて成功する方法。サンクコストの呪縛を解き放て

サンクコストの呪縛

ここで方針を変えたら、今までの苦労が無駄になってしまう…

過去にかけてきた時間やお金、労力などを「もったいない」と感じる気持ちから、判断を誤ってますます損をしてしまう事があります。

サンクコスト(埋没費用)の概念を知っておくと、意思決定のときに過去に囚われずに適切な選択をすることができます。

この記事では、サンクコストの意味と身近な例、そしてサンクコストの呪縛から解き放たれて未来を良くする方法について、少しスピリチュアルな視点からまとめました。

過去に引きずられない良い未来を作っていきたい方は、ぜひチェックしてください。

サンクコストの意味

サンクコストとは

過去に囚われるといかに思考がゆがめられて間違った判断をし、損をしてしまうのかについては「サンクコスト」の概念を理解すると納得できるでしょう。

サンクコストは英語で”sunk cost“と書きます。”sunk”は”sink”(沈む)の完了形。水の底に沈んでしまって戻ってこないお金、埋没費用(まいぼつひよう)の意味です。

先入観や思い込みから考え方がゆがめられてしまう心理学的な効果認知バイアス」の1つで、超音速旅客機コンコルドの商業的に失敗した例から、「コンコルド効果」とも呼ばれます。

サンクコストには具体的にどのようなものがあるか、身近な例で説明しましょう。

サンクコストの例

映画のサンクコスト

サンクコストの身近な例には、次のようなものがあります。

つまらない映画とサンクコスト

こんなシチュエーションなら、あなたはどうしますか?

あなたは街の映画館に出かけて行って、お金を1800円払い、楽しみにしていた映画を見始めました。開始10分ほど見ていましたが、期待外れにとてもつまらない物でした。結末も見え見えです。

一応最後まで映画を見ますか? それとも見るのを途中で辞めてショッピングにでも行きますか?

つまらない映画を見るコスト、やめるコスト

どちらが得か、エネルギー(時間・お金・労力・感情など)の総量で考えてみましょう。

A 最後まで見る場合に使うエネルギー
お金 1800円
時間 2時間
労力 映画館まで出かける、退屈に耐える
感情 つまらない×2時間(-)、お金がもったいない(-)

B 途中で抜ける場合に使うエネルギー
お金 1800円
時間 10分
労力 映画館まで出かける
感情 つまらない×10分(-)

AとBを見比べてみると、両方ともお金と労力は同じですが、A(最後まで見る)の方が時間を1時間50分多く使い、退屈に耐える労力やつまらないと感じる感情、お金をもったいないと感じる感情でエネルギー総量のロスが大きい ことが分かります。

B(途中で抜ける)は、一見元を取り損ねているようですが、残りの1時間と50分を耐え続けて不快な思いをすることはありません。 何か別の楽しいことに使って感情を満たすことができれば、むしろプラスにできるかもしれません。

サンクコストは考えない

サンクコストを抜きにして考える

このときの1800円と映画を見始めた最初の10分間、そして映画館まで出かけて行った労力が「サンクコスト」に相当します。これを抜きにしてみると、次のようになります。

A 最後まで見る場合に使うエネルギー
時間 1時間50分
労力 退屈に耐える
感情 つまらない×1時間50分(-)

B 途中で抜ける場合に使うエネルギー
時間 なし
労力 なし
感情 なし

つまり、タダで1時間50分のつまらない映画を見るのと、街中で自由に好きなように時間が過ごせるのとどちらが良いですか?  ということになります。

これだったら、わざわざつまらない映画を2時間近くも見ようとはあまり思いませんよね。

そう、先にお金と労力を掛けてしまうと、「お金がもったいない」「せっかく来たから」と判断が過去に引っ張られてしまい、未来を不幸にしてしまうのです。

スマホゲームのガチャとサンクコスト

サンクコストとガチャ

もう一つ、身近な例に「ガチャ」があります。スマホのゲームには、基本的に無料であそべるけれどもプレイ時間に制限があったり、レアなアイテムは有料のガチャでないと手に入らないようなものが多いですよね。

さて、こんなシーンをイメージしてみてください。あなたは、あるレアアイテムを狙ってガチャに課金することにしました。最初は1000円ぐらいかけて手に入ればいいかな、と思っていました。ところが、1000円分のガチャを引いても、狙ったアイテムは出てきませんでした。

あなたは、更に課金しますか? それとも、そこでやめにしますか?

ガチャに無限に課金してしまう心理

ガチャの確率が一定だと仮定するならば、次に更に1000円分のガチャを引いてもレアアイテムが手に入る可能性は低い ですよね。

ところが、実際にはもう1回、もう1回…と何度も課金してしまう 方が多いのではないでしょうか。私も経験があります。UFOキャッチャーの心理にも似ていますね。

「ここまでお金を使ったんだから、ゲットしないと損してしまう」

ここで問題になるのが先に払った1000円のサンクコストです。

もしも、1000円では狙ったアイテムが手に入りにくいと分かっているガチャなら、わざわざ手を出したいと思いますか?という話です。

サンクコストの呪縛に会うと、この1000円を取り返すために!と2000円、3000円どころか何万円もガチャやらUFOキャッチャーやらにつぎ込んでしまうわけですね。

結果、1万円で欲しいアイテムがやっと手に入ったとして、それは「最初の1000円ぐらいなら欲しいな」という考えが大きくゆがめられてしまっています。

八ッ場ダムとサンクコスト

八ッ場ダムとサンクコスト

群馬県で現在建造中の八ッ場(やんば)ダムは、2009年に建造中止の議論が起こり「サンクコスト」が注目されました。

巨額の工事費を掛けて途中まで建造した八ッ場ダムが不要になったので建造中止をしようと主張する国交省に、「今までの苦労をどうしてくれる」と住民らが反対。

このとき、過去に投じた費用(=サンクコスト)を勘定に入れずに、これからかかる費用とそれに対する効果だけを考えましょうということが言われました。

工事費だけではないサンクコスト

お金だけでなく、「住民がダム建造のために引っ越した」とか、「過去の政権がマニフェストで約束した」などもサンクコストとなります。

適切な判断をするには、こういった過去に目を向けてはいけないのですね。感情に流されずに論理的に考えて判断するという意味もあります。

人生に潜むコストの呪縛

サンクコストの呪縛

ガチャぐらいなら笑い話で済みますが、人生の選択ともなると、そうはいきません。サンクコストに囚われず、いかにやめられるかはなかなか勇気のいる決断となります。たとえばこんな例があります。

税理士を目指して10年、しかし…

税理士の資格を取得するために、働きながらスクールに通い、余暇の時間もお金も労力も全て勉強に費やし、ついに10年目にして税理士になることができました。税理士会の登録費用と年会費も払いました。

ところが、実際に仕事を初めて3か月、なんだか思ったのと違っていて自分には合っていないような気がしてきました 。そのとき、そのまま続けるべきでしょうか、それともやめて別のことをするべきでしょうか?

1年や2年ではありません。今まで必死に勉強してきた10年間は何だったのか。膨大なサンクコストを思うと、自分の間違いを認めたくない、合わないなんて気のせいかもしれない、という方向に認知のバイアスが掛かってしまいます。

サンクコストを抜きにして、本来なら自分に合っていないつまらない仕事をわざわざやりたいとは思いませんよね。

不毛な恋愛とサンクコスト

不毛に続く恋愛

サンクコストは恋愛にも発生します。将来が幸せになれると思えない相手でも、ズルズルといつまでも付き合ってしまう のは、過去にかかったエネルギーを惜しんむ気持ちが目の前の相手を正しく見られなくするためです。

たとえば、男性の立場からは、気になる女性を落とすために何回もデートに誘ったり、プレゼントをあげていると、もう全く脈がないのは明らかなのにも関わらず未練が残ってしまって次に進めないようです。ガチャと同じで、これまで掛けてきた金額を回収するまで永久に貢ぎ続けてしまうのです。

女性の方に良くあるパターンでは、長年付き合ってきた相手がいると、その人があまり合わないとか、よほどひどいダメ男だったとしてもその人を好きになった過去や付き合ってきた時間を考えて別れられないということがあります。

貯金ができない

大きな決断以外にも、サンクコストをに気付かないで何となく生活していると、少しずつお金などのエネルギー資源を無駄に使ってしまって結果的に貯金が出来ない ということになります。

たとえば、こんなことはありませんか?

  • 英会話やジムなど、入会金が高かったので飽きたのに何となく続けている
  • スマホの漫画サイトに月額で登録し、読みたいものは読み終わったのに退会せず、適当に読み続けている
  • あまり楽しくない人間関係の付き合いを「長いから」というだけで続けている

これらは全てサンクコストの呪縛を食らった上での行動です。

サンクコストの呪縛を解き放つには

サンクコストを思い出す

では、サンクコストの呪縛から逃れるにはどうすれば良いのでしょうか? 「やめる」という勇気ある撤退をするためのポイントをまとめました。

サンクコストを思い出す工夫

「本当は面白くないんだけれど」とか「本当は嫌なんだけど」という前提で行っていること がないでしょうか? 義務感や損をしたくない気持ちだけでやっているとしたら、それはサンクコストの呪縛に遭っているかもしれません。感情が微妙に動いているときや、テンションが上がっている時も危険です。

サンクコストが存在していることを思い出し、時々チェックする癖を付けましょう。たとえば、家計簿をつけるときにサンクコストのせいで無駄に続けている出費がないか確認するなど、今既にある習慣にサンクコストの概念をプラスするだけで、無駄を減らすことができます。

過去からの影響を受けにくくする

過去に積み上げて来たことをやめるという「勇気ある撤退」をするためには、過去からの影響を減らすこと が大切です。

しかし、過去を「失敗だった」と否定するわけではありません。

過去の自分よりも、今の自分の方が成長してるはずです。当時のそのタイミングでは必要なことだったけれども、今はより良い判断ができるようになった と考えると後悔やもったいない気持ちを抑えてやめられます。

毎朝、「今日は新しく生まれ変わる運命の日」だと思って新鮮な気持ちで1日を送ってみましょう。何か新しいことや、やめるべきことに気付きやすくなります。

感情からの影響を受けにくくする

瞑想でサンクコストに縛られない

サンクコストは関係ない、と思考では理解できていても、「そうはいっても、さあ」と感情が邪魔をしてくる でしょう。

「もったいない」
「せっかくここまでやったのだから」
「どうしてもやめられない」

こういった感情から思考が影響を受けにくくすることも、訓練により可能です。判断が感情に囚われてはいけないトレーダーや経営者の人たちの多くは、何らかの方法で思考・精神を鍛えています。

たとえばヨガや禅、マインドフルネスなどの瞑想を行うと過去への後悔や未来への不安を感じにくくなり、精神が感情に揺さぶられなくなっていきます。

≪参考≫
ヨガの種類と効果|精神と身体へのヨガの驚くべき効果まとめ
月曜日が超憂鬱、サザエさん症候群をマインドフルネスで解消しよう。

GLOBOな視点・時間は未来から流れてくる

時間感覚を変えよう

サンクコストを差し引いて人生を考える上で、時間の感覚を変えることも大切な要素ではないかと思います。

目に見えない時間というものイメージするときに、普通は

過去→現在→未来

のように、過去から未来に向かって時間が流れているような感じがしますよね。過去に行ったことの積み重ねが今、そして未来を作っていきます。

この感覚は、未来にいいことがあるように、今良いことのタネを撒いておこうという発想をするのには良いのですが、場合によっては具合が悪いことがあります。

たとえば、今、現実に思いもしないトラブルが起こっていて、それがもう変えられない過去を悔やむ方向に行ってしまうと、悩んでも過去は変えられませんし、気分が落ちるので正しい判断や行動が出来なくなってしまいます。

そんなときは、時間の流れが逆転するイメージ をしてみましょう。

過去←現在←未来

今起こっている出来事は、未来から何かを知らせるメッセージである、というように受け取ると、トラブルは「乗り越えられる試練」に変わってモチベーションが上がり、行動できるようになります。その結果、本当に未来を良くしていくことができるのです。

変えられない過去、サンクコストは見て感情を引っ張られるべきものではありません。未来だけをみて、未来をより良くする選択をしていきましょう。

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