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古事記の面白エピソード特集!笑えて深い日本神話の世界

古事記の面白エピソード

2013年に式年遷宮を迎えたことによって、伊勢神宮や『古事記』について知った・思い出したという人もいるのではないでしょうか。

『古事記』には多くの神話がありますが、八百万の神々の国というだけあり、絶対神というものがありません。

そして神様がとても人間的で、魅力的なのです。面白いと思われる物語の原型がここに集約されています。

神々にまつわる謎の面白いち押しエピソードをまとめてみましたので、一緒に楽しみましょう!

1 イザナキ(男神)とイザナミ(女神)その一

イザナギとイザナミの面白エピソード
この神々の国生みのやりとりが非常に大らかで、私はとてもお気に入りです。

オノゴロ島に降り立ち、二人は「天御柱(アメノミハシラ)」を立てて、広い神殿を作りました。

そこでイザナキはイザナミに聞きました。

イザナギ:「おまえの身体はどうなっている?」

イザナミ:「わたしの体は、段々と出来あがってきたのですが、成り合わないところがあります」
と答えました。

イザナギ:「わたしの体は段々と出来あがって、成り余ったところがある。

そこで私の成り余ったところを、お前の成り合わない所に挿して塞いで、国を産もうと思うのだが、どうだろうか?」

イザナミ:「それがいいですね」

えーーー!!ってなりませんか(笑)

「成り合わない」「成り余った」という男女の身体的表現は完全にセクハラ発言ですね。まあ、ここまであっけらかんと表現されれば、雰囲気も何もあったものではありませんから、ある意味斬新ですよね。

最後のイザナミの「それがいいですね」の躊躇のなさには、「いいのかー!?」と毎回ツッコミを入れたくなってしまいます。

もう、この感覚は、落語の落ちを待つような感覚ですね。

ちょっと真面目な話をすると、この場面で使われている「成る」という言葉が、宇宙観・自然観をうかがうことができます。

「成る」という言葉には、生き物が自然発生的に湧いて出てきたような感覚がありますよね。

日本の湿潤な気候ならではの感覚で、宇宙や世界においても、神が作るというものではなく、「あるもの、ひとりでに生まれるもの」と捉えていたことが分かり、面白いなと思います。

2 イザナキ(男神)とイザナミ(女神)その二

この後結ばれることになるイザナギイザナミの結婚の儀式も、興味深いやりとりがあります。

イザナミ:「まぁ、なんて素敵な男性!」

イザナギ:「わぁ、なんて綺麗な人なんだ!」

既にお互いを知っていながらの芝居がかったこの台詞を言います(汗)。これで結婚の儀式は終了です。

そして神々の重視しているのは「顔の良さ」ということにも若干のショックを受けたりもしますね。

後の天孫降臨の時に登場するニニギノミコトに関しては、美しくないという理由でイワナガヒメを実家に送り返しますからね。

深くは触れませんが、女性から声を掛けたことが災いし、蛭子(ヒルのような不具の子)が生まれ海に流します。

後にこの子は、七福神の恵比寿様になりますのでご安心ください(笑)

というわけで、イザナギ→イザナミの順に先ほどの結婚の儀式をし直した後、「陰陽交会」することによって日本の島々を、どんどん産んでいきます。

けれども仲の良い二人にも別れがやってきてしまいます。

イザナミはその後、「火の神」を産んだことで陰部に大火傷を負い、死んでしまいました。

イザナギは死者の国まで妻を迎えに行きます。

イザナミ:「良いと言うまで、絶対に門の中を見てはいけませんよ」

いつまでたっても出てこなかったため、イザナギは恐る恐る中をのぞいてしまいました。

そこにいたイザナミはかつての美しさを失い、身体からうじが湧いた恐ろしい姿になっています。

彼女から逃げ出したイザナギに、激怒したイザナミ。

「お前の国の人間を一日に千人呪い殺してやるぞ」と追いかけながら脅します。

イザナギは「ならば私は1日に1500人の人間を生み出そう」と答えます。

イザナギは根の国(死者の国)と地上の世界とを分けるために大きな岩でふさいだ後、川で穢れを洗い流すと、左の目からアマテラス、右の目からツクヨミ、鼻からスサノオの三貴子が生まれました。

物語には必ずといっていいほど登場する「絶対に見てはいけませんよ」発言です。

物語の中ではこれを聞いて、開けなかったものはいないのではないでしょうか?開けることにより、話が次に展開していくのです。

「1日に千人殺すわよ」と言われて、「そうはさせるものか!!」と抗いませんよね。

「では千五百人生み出そう」と言い、禊をする中で今後中心となっていく三貴子(みはしらのうずみこ)を生むというこの流れとなります。

命は循環していくものだということを伝えているのですね。

また、「死」は忌み嫌うものではなく、そこからまた新たなものを生み出していくために必要な過程であると捉えていたことが分かります。

永遠の命は素晴らしいという考えもある反面、停滞を生みます。新しい世界の創造や成長のためにも、死は必要なサイクルの1つなのです。

3  アマテラスオオミカミとスサノオその一

さき程生まれた三貴子(みはしらのうずみこ)のその後をみていくと…

父イザナギによって、姉のアマテラスは高天原(たかまがはら)を、ツクヨミは夜の世界を、スサノオは海原を治めるように命じられました。

弟のスサノオは顔にはやした顎鬚(アゴヒゲ)が胸に届くほどになっても泣き喚いているばかりでした。

あまりに激しく泣くので、緑の山が枯れてしまい 河・海の水が干上がってしまうほどです。

そこでイザナギはスサノオに、

「なぜ、お前は国を治めずに泣いているのだ?」と尋ねると、スサノオは

「亡き母の居る『根の国』へ行きたいのです」と答えました。

イザナギは怒り、「ならば、出て行け」と言い、すぐにスサノオを追放してしまったのです。

ここでスサノオに心を鷲掴みにされた人は多いのではないでしょうか。

お髭をはやしたお爺さんになるまで、「ママー!会いたいよー!!」と言って泣いているという、神らしからぬ行動です。

か、かわいい♪ あ、でもお爺さんを想像するとちょっと引きますね(笑)

さてお父さんから追放されたスサノオは、最後にお姉さんに挨拶しに行こうと高天原に行くのでした。

アマテラスは高天原を奪いに来たと思い、警戒します。

そこでスサノオは、誓約(うけい)という占いによって自身のみの潔白を晴らそうとします。

スサノオの剣からは女の神様が三人生まれ、アマテラスの玉飾りからは男の神が五人生まれました。

この誓約(うけい)については、様々捉え方があるようですが、この場面では身の潔白を証明する占いということですね。

まずは自分は嘘をついていないのだと宣言をして、その言葉どおりに事がなれば、その人物は潔白という呪術的裁判のことです。

ここからも、日本古来の「言霊信仰」が深く関わっていることがわかります。

4  アマテラスオオミカミとスサノオその二

スサノオは自分の心が清いから女の神様を生んだのだと豪語し、傍若無人にふるまいました。

挨拶回りの最中、生粋のいたずら好きであるスサノオは調子に乗って宮殿に排泄物を投げ入れたり、田畑を荒らしたりとやりたい放題です。

今までは、スサノオのこうした乱暴なふるまいにも目をつぶり、かばってきたアマテラスも、とうとう“天の岩屋(あまのいわや)”の戸を開き、中に入ると戸をピシャリと閉めてしまいました。

さあ、日の神アマテラスが隠れてしまったため、高天原はあっという間にまっ暗やみになり、悪いことが次から次へと起こり始めました。

困った神さまたちはアマテラスを岩屋から引き出す作戦をたて、さっそく、ニワトリが集められアメノウズメは踊るしたくをととのえました。

まず、女神アメノウズメがしずしずとあらわれ、岩屋の前に置かれた伏せた桶の上で、ニワトリの声に合わせて踊りはじめました。

なりふり構わず踊ったので、着物はずれるわ、お乳は見えるわ、へそも見えるわで、見ていた神さまたちは大笑い。

「私が隠れてしまってまっ暗になったはず。みんな心細いはず。なのにあの騒ぎは何じゃ」

外の騒ぎをふしぎに思ったアマテラスは、岩屋の戸を少しだけ開いて、外の様子をうかがいました。

すかさず、アメノウズメがアマテラスに
「あなたさまよりも、もっとりっぱな神さまがここにおられます」とさっと鏡を差し出しました。

そこには、キラキラと光り輝く美しい神さまが映っていたものだから、アマテラスはいよいよふしぎに思い、その神さまをもっとよく見ようと身をのりだして鏡をのぞきこんだその時です。

「さあ! 今だ!」

岩屋の戸のわきに隠れていたタヂカラオがアマテラスの手を引っ張り、岩屋から連れ出しました。

あっという間に、高天原にはふたたび日の光があふれ、山も川もふたたび輝き始めました。

スサノオは、たくさんの神さまたちにこっぴどくこらしめられて、高天原を逃げるように去って行きました。

アマテラスの持つ「正統」「調和」「女性性」と、スサノオも持つ「異端」「暴力性」「男性性」の対立ということになります。

この太陽神が姿を隠してしまう、という神話は北半球に同様のものが多く、「復活祭」と呼ばれる冬至のお祭りとの関連が見られます。

復活祭は、必ずどんちゃん騒ぎを行いエネルギーを高めるものが多いのだそう。自然現象と世界の動きとが一体化した神話の1つですね。

また、このアマテラスの岩戸隠れで素晴らしいのは、絶対神の一言で方針が決まるのではなく、神々が協力して会議を開くところですね。とても人々の調和が感じられます。

これは、アマテラスの性質をよく理解している者たちが、一致団結して彼女を欺くという点では少し悲しい気持ちになりますが、周囲から正されることを許すというのも女性ならではの包容力の1つと考えても良いのではないかと思います。

そしてこの岩戸開きの立役者というのが、なんといってもアメノウズメです。

彼女は「男勝りですごい顔の女神」とされています。

結局、男の神々は彼女の決死の裸踊りを見て、げらげら笑うばかりです。当時の笑いのレベルというのはちょっと疑問に思いますが、これが原点なのでしょう。

女が気丈に最前線で世界に危機が訪れている中で、男たちよ、あなたたちは何もしないのか……?と、個人的に悲しくなる場面でもあります。

古来から女は強し!ということですね。

初心者スピ部長・カリーネの愛の引き寄せ道場!

イザナギとイザナミの関係をリードしているのがイザナミであるところを見ると、神々の時代からずっと女性は強い存在で、あったのだと分かります。

それでは、女性の強さというのは何なのでしょうか。

現代は、女性が男性のようにがむしゃらに働く時代となりました。男性化=強さなのだろうか、と最近よく考えてしまいます。

バリバリと仕事はできるけれども、口調がキツくなって、優しさもなく、人を蹴落としてでも成功しようとすることなのでしょうか。

『古事記』の中の女神たちは、大らか・物腰が柔らか・心から愛する・いざという時に身を盾にして支えるなど、愛情に溢れています。

本来の女性の強さは、周りに勝つことでもなく、キツさでもなく、包容力をもって周りに光を与えられる存在であることではないかなと思うのです。

母性の体現というところでしょうか。

女性の懐の広さ・明るさ・輝きというのは社会を元気づける一番の活力となります。

男性も、胎児の段階でもともとは女性だったわけですから、自分の中に何割かは女性性を秘めているはずですよ(笑)

太古の女神たちからあるべき女性の姿を学び、自分の中の女性性を高めていこうと勤しむ日々です。

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