魂を磨く

ヨガの種類と効果|精神と身体へのヨガの驚くべき効果まとめ

ヨガの精神的な効果

体が硬いとできないようなポーズを取る運動やストレッチと思われがちなヨガ(ヨーガ)。しかし、実は運動はヨガのほんの一部分であり、精神面にこそその絶大な効果は発揮される 。このページでは、主なヨガの種類とその効果をまとめた。

ヨガとは

ヨガ」は、サンスクリット語で「つながり」を意味する言葉である。

心と体、魂がつながっている状態を表し、転じて「神と結びつく方法」や 「解脱に到達する手段」といった意味も持つようになった。

2~4世紀、パタンジャリによって編纂されたと言われるヨガの聖典『ヨーガ・スートラ』には、冒頭に「ヨーガとは、心の作用を止滅させることである 」と記されている。

心とは何かというと、色々な考え方があるがヨガでは心と魂を別のものとする。 人が不安になったり肉体が病気になったりするのは心の作用であるとし、心の作用を静めることによって悟りに近づくと考えられている。

そのために、呼吸法や様々なポーズを取ることで肉体を整え、また瞑想によって精神を高めるなどして、心の安定を図る。

なお、ヨガそのものは宗教ではなく、ヒンディー教やキリスト教など信仰に関わらず神に近づくための行法といて世界中で広く行われている。日本の仏教や神道と共通する部分も多く非常に相性が良い。

ヨガの驚くべき効果をさっそく見てみよう。    

ヨガの身体的な効果

ヨガの身体的効果

体のゆがみ・くせを整える

ヨガのポージング(アーサナ)には、日常生活の中で生じる身体のゆがみやくせを矯正する効果がある。

デスクワークや立ち仕事で日常的に長時間同じ姿勢を取っていると、背骨や骨盤などにゆがみを生じる。パソコンやスマホを見て前かがみになる姿勢も首の骨の自然なカーブが崩れてストレートネックとよばれるゆがんだ状態を引き起こす。

ヨガでは、アーサナにより普段取らない姿勢を取ることで、こうしたゆがみを整える効果が得られる。柔軟性・姿勢の改善 が期待できるほか、骨盤のゆがみが矯正されることによって、内臓が活性化 され体内環境を整え、心臓発作、脳卒中などの病気予防にもなる。

血流の改善

ヨガのポーズは血管もストレッチをする意味があり、血流を改善する効果を発揮する。 また、ヨガの呼吸法を用いて深い呼吸をすることは、体内に多くの酸素を取り込み血中の酸素濃度を上昇させ、身体の細胞に新鮮な酸素を供給して活性化する意味もある。  

肩こりや腰痛などは血流の悪化から、血中の疲労物質が筋肉に留まることで起こるが、ヨガで血行を良くするとこれらのこりや痛みの症状を改善できる。呼吸法で血中の酸素濃度が上昇 することで、筋細胞の修復も早める。

さらに、血行が改善されると血液中の酸素や栄養素が体の隅々まで行き渡りやすくもなり、疲れにくい体質に改善。スタミナをアップする効果も期待できる。

シェイプアップ効果

ヨガの有酸素運動には脂肪燃焼効果 があり、継続して行うと体のラインが引きしまると言われている。

アーサナで普段の生活では使うことのない筋肉を使うことで、体全体のバランスが整って姿勢が美しくなり、インナーマッスルが鍛えられて体が引き締まる。 さらに、血流が良くなり新陳代謝が高まるため、痩せやすい体を作ることもできる。

ヨガのシェイプアップ効果

自然治癒力を高める

ヨガには、自然治癒力を高める効果 もあり、さまざまな慢性的な症状の緩和したり、病気の予防することができる。

ヨガの呼吸法でゆっくりと腹式呼吸をすることで緊張状態が弱まり、冷え性が改善される。それによって、冷えから来る肩こり・腰痛・頭痛・便秘なども改善する。

ヨガには心拍変動を改善する効果があることが証明されたという研究結果が"Journal of Medical Engineering"に掲載されている。心拍変動は、心臓の健康の目安になると言われている。

また、オハイオ州立大学の研究によれば、ヨガの習慣が血中の炎症化合物を減少させ、ストレスと老化をやわらげる効果が確認されている。

ホルモンバランスの調整

ヨガは脳と血管に作用し、ホルモンバランスを整える効能 もある。

女性ホルモンのバランスを調整し、女性特有の更年期障害や月経前症候群の症状を緩和する効果も期待できる。

睡眠もまたホルモンが関連している。 睡眠に関わるホルモンには、意識を覚醒させ活動を活発化するセロトニンと、眠気を催させるメラトニンの2種類がある。日中にセロトニンが分泌されると、時間が経つにつれて分解され、その過程でメラトニンが生成される。 こうして日中は目が冴え、夜になると眠気が起きるようになっている。

このセロトニンの分泌量が減少すると、日中の活動が低下し、さらに夜眠れない不眠の症状となる。したがって、朝から午前中にヨガ行うとセロトニンの分泌が促され不眠症の改善に効果があるとされる。

新陳代謝を活発化する

ヨガには、(血液やリンパの流れスムーズにして老廃物をの排出を促し、新陳代謝を活発にする効果もある。 

基礎代謝が向上して、自然とやせやすい体質に変わりる、 皮膚細胞を活性化して、肌のターンオーバーを正常化する、老廃物を排出することによって、アンチエイジング効果 も発揮する。

これは、ヨガの呼吸法やポージングでは、通常の筋力トレーニングではなかなか鍛えることができない体の内側の筋肉(インナーマッスル)を鍛えることができるためである。インナーマッスルが増えると熱が生じやすくなり、代謝機能が向上する。

代謝がアップすると、体内の老廃物や脂肪の分解・排出が促進され免疫力の増強、ダイエットやデトックスの効果にもつながる。 

ヨガの代謝改善効果

性機能の活発化

あまり知られていないが、ヨガは性機能の向上・性行為の改善 にも効果がある。

4~5世紀に書かれたヒンドゥーの経典「カーマ・スートラ」には、性愛について赤裸々に綴られていることから世界最古のセックスマニュアルとも呼ばれる。ヨガとセックスには、実は深い関係があったのだ。

特にヨガには血流を活発化する効果があることから、性器にも血液が十分に流れるようになる。欧米などでは勃起障害の治療のためにヨガが推奨されることもあるという。

また、ヨガは身体を柔らかくすることができる。これにより、性行為においても体位のバリエーションが増え、マンネリを解消する。性的機能不全に悩むカップルは、パートナーと一緒にヨガを行うことで改善できるかもしれない。

不妊症の改善

代謝の活発化、血行の改善、ホルモンバランスの調整、性機能の改善などこれまで紹介してきたヨガの効果は、いずれも不妊症に関係が深いとされる。

まず代謝が活発化することは基礎体温の上昇につながる。不妊症の人は一般に基礎体温が低い傾向が見られ、体温を上げることで妊娠しやすくなる場合がある。

次に血流の改善については、血行が良くなることによって胎盤へ栄養や酸素が供給されやすくなり、妊娠しやすい環境を作ることにつながる。

ホルモンバランスに関しては、ホルモン分泌を司る脳の下垂体がストレスに対処するために生殖機能への指令が阻害され、排卵障害や着床障害、生理不順などの様々な不妊症の原因を引き起こすとされる。ヨガにはストレスを軽減し、女性ホルモンのバランスを整える効果もあるため、妊娠をしやすい体を作ることができるのだ。

ヨガの精神的な効果

ヨガの精神的な効果

ヨガで精神が安定、集中力、 気分を向上

歩くと頭がすっきりする効果があることはよく知られているが、ヨガは歩くこと以上に効果的である。ゆったりした呼吸や瞑想の組み合わせにより、集中力を高め、おだやかで揺るぎない精神状態に持っていくことが可能になる。

ある研究によると、歩くこととヨガを12週間行った場合、ヨガは気分の向上および不安の解消により高い効果が見られたという。また、20分のハタヨガで作業記憶の速さと正確さを向上させることができたという研究結果も出ている。

感情のコントロール力の向上ストレスやうつ症状の緩和・耐性向上

ヨガを行う多くの人はメンタル面での効果を実感している。イライラしにくくなり、感情が落ち着くことで人間関係が改善、うつの症状を緩和したり、薬の減量や再発防止にも効果がある ことも判ってきている。

こういったことが起こるのは、ヨガの呼吸法に高いリラックス効果とストレス解消の効果があるためだ。

緊張状態に置かれると、呼吸は乱れ浅くなる。すると、自律神経のうち交感神経が活発化する。交感神経には集中力を向上させるなどの役割があるが、過度になるとイライラしやすくなったり、ストレスを感じやすくなるなどのデメリットもある。

ヨガの深い呼吸は、そうした呼吸の乱れを整え、副交感神経を活発化させ精神の落ち着き を取り戻してくれる。

ヨガで内観

ヨガで精神をコントロール、内観性が高まる

ヨガの瞑想を行うことで、意識を自分の内面に向ける「内観性」が高まる効果も得られる。

私たちの意識は、未来の心配をしたり、過去を後悔したりと「今、この瞬間」を離れて外側に向かいがちだ。休みの日でも仕事のことを考え、老後の不安を思うと、今目の前にあることが見えなくなってしまう。

内観により、意識を五感に向け、今感じている事を味わうことができると、フワフワと落ち着かない心を静めることができる。

脳機能の活発化

ヨガの瞑想を行っている間は、時間と空間の感覚が無くなるが、実際に脳の働きに変化が見られることが分かっている。

通常と違う脳の使い方をすることによって、脳の中では新たな神経回路が作り出され、その結果記憶力が良くなったり、直観的なアイディアを受けやすくなったりする。近頃では、経営者にヨガを行う人が増え、企業研修にも瞑想が取り入れられるようになってきた。

また、人の脳には他者の言動に共感する機能を司るミラーニューロンという細胞があるため、ヨガを行う場合も多人数の方がより脳への刺激を高めることができると言われている。

一般的なヨガの種類と特徴的な効果

ここで、日本で一般的に広まっているヨガの種類と効果をご紹介しよう。

ヨガの種類や流派は細分化して非常に多く、初心者は何から始めれば迷ってしまう。ヨガスタジオを選ぶのにも一苦労だが、エクササイズが中心のヨガのほとんどは、元々は瞑想に入る前に体を整えるハタ・ヨガの派生したもの であり、流派はあまり気にしなくて構わない。

運動量が自分に合っているか、スタジオや講師の雰囲気はどうかなど、感覚で選ぶのが良いだろう。

ヨガの種類と効果

アートオブリビングヨガ

シュリ・シュリ・ラヴィ ・シャンカールによって1982年に創設された正統なヨガの一つ。平穏な心と健康な身体作りを通して人生の質を高めることを目的とする。

スダルシャン・クリヤ呼吸法と呼ばれる、独自の呼吸法はストレス低減効果や集中力の向上など科学的に実証されている。 さらに呼吸法だけでなく古来の自然な瞑想法であるサハジ・サマディ瞑想体位法アーサナを日常生活に取れいれることで心と体にストレスを溜め込まないより良い生活を目指す。

アイアンガーヨガ

人間の心を研究し、ヨガの効果を分類・整理したB.K.S.アイアンガー師が考案したヨガメソッド。 解剖学的観点を取り入れて、スタミナを増進させ、身体の歪みを矯正することを目的とする。

初心者でも正しくアーサナ(ポーズ)を取れるように、ブロックやボルスター、ベルトを補助に用いることでヨガの効果を高めるのが特徴。体の固い人でも無理なく柔軟性を向上、また歪みを調整していくことが可能になる。

アシュタンガヨガ

現在一般的に広まっているアシュタンガ・ヨガは、ヨガの経典ヨーガスートラをS・Kパタビジョイス氏が分かりやすく実践できるよう現代風にアレンジしたもの。(古典的アシュタンガ・ヨガについては後述)

 アシュタンガヨガでは、一連の流れの中でアーサナ(ポーズ)と呼吸を組み合わせて行う。太陽礼拝(サンサルテーション)が有名なように、一つ一つのポーズと呼吸の構成が決まっているのが特徴。ダイナミックな動きと呼吸を組み合わせるため、比較的運動量が多く、エクササイズとしても世界的に人気を集めている。

アヌサラヨガ

1997年にジョン・フレンド師がアイアンガーヨガ等の古典的なヨガをベースにセラピー要素を取りいれてアレンジしたもの。 

アヌサラヨガは、体になるべく負担をかけずに、身体本来の力を最大限に引き出すことを目的とした現代的なで合理的な特徴を持つ。そのため、筋力や体力の弱い人や、体のが固い人、高齢者や病後リハビリ中の人でも取り組むことができる。

ヨガの瞑想

インテグラルヨガ  

インテグラルは統合・総合の意味。スリ・スワミ・サッチダーナンダ師が、古典的ヨガ流派の要素を総合的に取り入れたインテグラルヨガを確立した。

ハタヨガを基礎として、呼吸法、座法、瞑想と、あらゆる流派のヨガの要素を幅広く行う。ハタヨガをベースとして、あらゆる流派のヨガをくみ取りながら、自然治癒力を高める流れへと発展。

動きは比較的ゆったりとしており、また総合的にヨガを体験できることから初心者にとっては入りやすい。

ヴィンサヤヨガ

ヴィンヤサとは、サンスクリット語で「動作の連続」。始まりからエネルギーを途切れることなく増幅して頂上に辿り着き、そして終わりに向かうという、人生や音楽にも見て取れるような一連の進化を表す。

ビンサヤヨガでは、呼吸と動作を連動しながら、連続的にポーズを行うのが特徴。難度にはバリエーションがあり、初心者でも始めやすく、季節感を感じる日本人の精神性にも向いているヨガと言われる。

沖ヨガ

日本のヨガの草分け的指導者、沖正弘師がインドの伝統的なヨガをベースに、陰陽道や禅、武道などの修行法や東洋医学を組み合わせ日本人のスタイルに合わせて体系化したもの。

アサナ(ポーズ)のみでなく、食事など生活のすべてを改善して生命力を引き出し、心身のバランスを回復するヨガである。

クリパルヨガ

スワミ・クリパル師の教えに基づくヨガ。アシュタンガヨガを踏襲しつつ、体、心、精神の3つのステージごとに深く学ぶ。

ヨガをエクササイズや神秘体験としてではなく、日常生活の中で、自分をより客観的に見つめ、ありのままの自分を感じて理解することを重視している。

初心者でも段階を追って無理なく深い部分まで学ぶことができる。また、経験者でもヨガをより体系的に学べるのが特徴。

クンダリーニヨガ

クンダリーニとは、「コイル状のエネルギー」の意味。古い歴史を持ち、現在伝わるものはバジャン師が1960年代に北米で広めたもの。

瞑想、マントラ、アサナと呼吸法を組み合わせたもので、数あるヨガ種類の中でも、最もスピリチュアルでパワフルなものと言われる。

火の呼吸と呼ばれるスピーディな腹式呼吸を代表とする呼吸法が特徴的。ポーズだけでなく、瞑想や呼吸法によって生活する上でのエネルギーを活性化したい人に適する。

シバナンダヨガ

西洋医学の医師スワミ・シバナンダ氏の弟子が考案したもの。

背筋をストレッチする12のポーズは、人体のエネルギースポットと言われるチャクラを柔軟にし、インドの伝統医療アーユルベーダにおける体質を整える効果があるとされる。

フィットネス性よりも、精神性を重視した「癒しのヨガ」と呼ばれ、リラックスや癒しを求める人に向く。

ハタヨガ

ハタヨガは、アイアンガーヨガ、インテグラルヨガ、パワーヨガ、ホットヨガなどの源流となる伝統的なヨガ。ポーズや呼吸法による身体へのアプローチが中心。

動きはゆっくりとしており、健康促進のためのエクササイズとして幅広い層に取り入れられている。

パワーヨガ

インドのヨガを持ち帰ったアメリカ人のロドニー・イー氏が、インドのヨガを現代のフィットネス的なニーズに応じてアレンジしたもの。

ダイエットや美容を目的とし、肉体筋力トレーニングと瞑想的による集中力の向上をを重視。運動量は最も多い。

多くのハリウッド女優が取り入れたことから、ハリウッド・ヨガとも言われ、ヨガブームの火付け役となった。

ホットヨガ(ビクラムヨガ)

ビクラム・チョードリーが現代ハタヨガの技術をアレンジして考案。高温多湿の環境で、26種類のアーサナと2つの呼吸法を行う。

ダイエットやストレス解消、冷え症の改善に効果があるとされている。

マタニティヨガ

その名の通り、妊婦のリラックスとエクササイズに最適化されたヨガ。

簡単なポーズと呼吸法を行い、出産に向けた体力の増強と精神の安定を図る。また、陣痛のときにヨガの呼吸法を用いることで体を柔らかく保つ効果も期待できる。

古典的なヨガの種類と効果

ヨガの源流

ヨガをさらに深めようと思ったときには、より源流に近い部分も学びたくなるかもしれない。数多くのヨガ種類の中から、主な古典的ヨガ流派を紹介しよう。

ヨガの経典『ヨーガ・スートラ』の中では、「ヨーガとは、心の作用を止滅させることである」とされる。ここで言う心とは、悟り(解脱)に向かう道を妨げる自我・自意識(エゴ)のこと。

ヴィヴェーカナンダ大師による分類では、ヨガは大きく4つの流れに分けられるが、全てのヨガにおいて最終的な目標は自我を滅することであり、そのアプローチ方法の違いにすぎない。

カルマヨガ

紀元前800~500年に成立したとされるカルマヨガは、見返りを求めず、周りの人に役立つ行動をすることそのものを指す。

「ヨガをする」というよりは、日常のあらゆる場面を修行の場としてとらえ、自分の人生を無償の愛で奉仕すること をヨガとする。

カルマとは「業」とも呼ばれ、「行い」または「行いの結果」の意味。今、目の前の状況から逃げずに受け入れ、結果に対して執着することなくアクションを取ることによって過去の行いや自分自信を浄化する効果がある。

マザーテレサがその実践者として有名。

バクティヨガ

バクティヨガは、全ての思考や感情、行動を神に捧げ、神への愛に生きるヨガである。そのような生き方をする人はバクターと呼ばれる。

バクティは、サンスクリット語で「絶対的な愛」の意味。愛は好き嫌いの二元論ではなく、言葉や思考さえも超越する、純粋な気持ち を表す。

ヨーガでは、神は天に一人だけいる物ではなく万物の中に宿ると考え、全てのものを神として扱うが、神=万物への広大な愛によってその自意識・自我をなくそうとするのがバクティ・ヨーガである。

神聖な神の名前を繰り返し呼ぶ、神に捧げる歌を歌うなどの神秘的な行法が特徴的。

ギャーナヨガ(ジュニャーナヨガ)

ギャーナヨガとは、哲学的なヨガで、識別と英知を通して究極存在に近づくことを目的とする。  

ギャーナヨガでは経典・理由・経験を基本原則とし、肉体や物体には何ら意味がなく、ただ真我のみがあるとしている。

瞑想により精神面を鍛え、心を空にして煩悩を切り離すのが主な行法。

ラージャヨガ

ラージャヨガは、瞑想によって宇宙うとのつながりを意識し、心の作用を抑制し解脱に至るためのヨガ。

ラージャはサンスクリット語で「王者」の意味。名前にふさわしく、ヨーガスートラを元にした本格的なヨガと言える。

悟り・解脱を目指す高度な精神鍛錬 が中心となる。

現在一般的な体を動かすヨガは、ラージャヨガの準備段階として発展したハタヨガが分岐したもの。 

今すぐできるヨガ実践の手引き

今すぐできるヨガ

ここまで見てきたように、ヨガはポーズを取ることだけでなく、日々の生き方としてとして実践 することができる。心と体を整えるヨガの効果により、悪い習慣やネガティブな考えを無くしていこう。

ここでは、自宅でも簡単にできるヨガの行法を紹介しよう。

ここだけは気をつけたいヨガのポイントと注意点(体を動かすヨガの場合)

  • 無理せずに、短時間でも毎日行うこと(長くても1日に2時間以内が目安)
  • 内臓に負担がかかるため、満腹時・飲酒時は避け、空腹時に行う
  • 心臓に負担がかかるため、入浴の直前・直後は避ける。
  • 体を締め付けないゆったりした服装で行う。靴下は脱ぐ。
  • 室温を適切に保ち、集中力の途切れるTVやアラームなどは止める。
  • 滑らないようにヨガマットを使用する。

ヨガの呼吸法

ヨガで効果を出すためには、ポーズよりも呼吸法を正しく行うことが重要 。基本の腹式呼吸をやってみよう。

  1. 口は閉じておく。
  2. 鼻から息を吸い込む。このときお腹を膨らませる。
  3. お腹から絞るようにゆっくりと鼻から息を吐ききる。

ポイントは、へその2~4cm奥にある丹田(たんでん)意識することと、呼吸を途中で止めないこと。

腹式呼吸:参考動画

太陽礼拝

ヨガを始める前の準備体操として行われるのが「太陽礼拝」という一連のポーズ。10分程度ででき、無理な体制もなく誰でも取り組める。

朝起きてすぐの習慣におすすめ。

太陽礼拝:参考動画

ヨガの太陽礼拝の手順とポイント

  1. 肩の力を抜いて背筋を伸ばし、両手を胸の前で合わせる。
  2. 息を吸いながら両手を上げ、手の平を合わせる。このとき目線は天井に向ける。
  3. 息を吐きながら体を前に倒し、両足の横に両手の平をつける。
  4. 息を吸いながら背中を平に上半身を起こす。このとき目線は前に向ける。
  5. 息を吐きながら片足ずつ後ろへまっすぐ伸ばす。つま先の部分だけ床につけ、背筋がまっすぐ一直線にする。
  6. 腕を曲げて脇をしっかりしめた、あごと胸を床につける。このとき膝と両足の指は揃える。
  7. 体を床につけ、つま先はぴんとのばす。その後、息を吸いながら両手で床を押して上半身を起こす。
  8. かかとを床につけ、息を吸いながら腰を上に持ち上げる。
  9. 息を吸いながら、上半身を戻し、目線は前方に向ける。
  10. 息を吐きながら上半身を前に倒す。両足の横にそれぞれ両手の平をつける。このとき首の力は抜く。
  11. 息を吸いながら両手を天井に向け、手のひらを合わせる。視線は天井に向ける。
  12. 手を合わせたまま、息を吐き両腕を胸の前まで下ろす。このとき肩の力を抜いて背筋を伸ばしてまっすぐ立ち、息を吐きながら両手を胸の前で合わせて合掌する。

ヨガの簡単な瞑想の方法

心を落ち着けたいときに、瞑想は非常に効果的だ。しかし、方法を間違うと潜在意識の想念からダメージを受けてしまうこともあるため、瞑想はきちんとした指導者のについて行うことを推奨 する。

ここでは、初心者の方でも簡単に取り組むことができ、かつ安全な瞑想方法を紹介する。

瞑想の時間帯

瞑想を行うときには、なるべく静かで集中できる環境が望ましい。午前4時~5時代の、まだ人が寝静まっている時間帯 が最も効果的だ。

集中力が途切れるため、食後は避ける。

瞑想の場所

人の邪魔が入らない静かで落ち着ける場所で行うこと。瞑想をする部屋は、きれいに掃除をして整えておく。質の良いアロマやお香を炊くのも効果的。

瞑想の服装

瞑想のときに着る服も、きれいに洗濯された良い状態にしておく。できれば瞑想専用の服を用意する。

瞑想の姿勢

背筋を伸ばして、椅子または床に座る。 床に座る場合は正座でも胡坐でも楽な方で構わない。背筋は伸ばしすぎると途中でつらくなるので、少し前後左右に揺れながら最も楽な姿勢を決める。

手は体の前で軽く組むか、親指と人差し指で輪を作り膝の上に乗せる。

ヨガの瞑想

呼吸に集中する

目を閉じて、思ったよりも大きく鼻から息を吸い、思ったよりも大きく吐きだす(ヨガの腹式呼吸)。呼吸をすることに意識を集中する。

想念はただ流し、眠気は我慢する

集中しようとしても、何か心配事や過去の思い出が映像として出てくることがあるが、無理に消そうとせず思い浮かぶままにしておき、意識は呼吸の方に向けておく。

反対に気持ちが良くなって眠気が出てくる場合は、寝ないように我慢する。

呼吸に合わせて気持ちが穏やかになれば成功

姿勢の維持と呼吸のリズムを上手に取れるようになってくると、瞑想の呼吸に合わせて気持ちも穏やかにすることができる。その時の感覚を覚えておき(アンカリング)、普段の生活の中で心が乱れたときに思い出すようにすると良い。

普段から意識するだけのヨガ

古典的なヨガは、体を動かすヨガよりも難解なように思われるが、普段の生活の中にはすぐに取り入れられる。

たとえば、

  • 見返りを求めずに、関わっている人のために出来ることを行う(カルマヨガ
  • 自分や家族のために作る料理を、神様に食べさせるつもりで丁寧につくる(バクティヨガ
  • トラブルが起こったときに、自分の精神を磨くための修行と思って逃げずに取り組む(カルマヨガ
  • 現実の物事よりも、そこにどんな意味があるのか真理を探究する(ギャーナヨガ

など。普段の仕事や日常生活の全てをヨガの修行とし、人生を良くしていくことができる。

GLOBOな視点・ヨガの効果で幸せを見つけよう

ヨガの修行者には、ヒマラヤの山奥でひたすら瞑想に明け暮れる人もあるという。物にあふれ、生活のためにお金を稼ごうと忙しく働き、心の豊かさを失いつつある日本の私たちに、ヨガは本当の幸せ を教えようとしているのかもしれない。

今持っている肉体も、環境も、全ては精神が作り出してきたものであり、本当の自分も幸せも、自己の内面にある。ヨガは、そういった感覚を私たちに取り戻させてくれる。

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