思考を鍛える

人生が失敗だらけなら、ニーチェの永遠回帰思想で希望が持てる!

永遠回帰思想

あなたの人生は失敗が多い方ですか?

何をするにも上手くいかない、努力が報われず、次から次へと困難が降りかかってきてしまう。

人生が失敗だらけで、生まれてきたのがそもそもの失敗なんじゃないかと思うときに生きる希望を与えてくれるのが、ニーチェの「永遠回帰思想」です。

なぜ、人生は振れ幅が大きい方が良いの? どうしたら思い出したくない過去のトラウマを克服できるの? どうしたらハードモードな人生を愛せるの?

そんな問いへのヒントが、哲学にありました!


 

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こんな失敗だらけの人生は嫌だ!

人それぞれ、つらい失敗の経験はあるものです。例えば、こんなふうに。

  • いじめられっ子で女の子にモテなかった。
  • 父親はアルコール中毒、母親は精神病。親選びに失敗?
  • 離婚してシングルマザーになり、生活苦からうつ病に。自殺まで考えた。
  • ビジネスのトラブルで無職になり、恋人を亡くし、選挙に出馬したら8回落選。
  • 会社を成功させるまでに7回失敗、5回破産した。
  • 才能がないと言われ、専門学校への入学を断られる。
  • 売り込みに1009回も失敗する。

こちらの例に挙げた失敗談は、実は世界的なベストセラー作家やアメリカ大統領、俳優、起業家、学者など、成功した人たちの有名な話です。

成功者にも失敗は付きもののようですね。

しかし、普通は失敗が続くと心が折れてしまいますし、その後で成功する人なんてほんの一握りなのでは? と思ってしまうのも無理はありません。

平凡で大失敗も大成功もない人生の方が幸せなのでしょうか?

失敗続きの人生は「ディオニュソス的」

19世紀ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェは、平坦でチャレンジもないけど失敗もない人生を「アポロン的な生」と呼び、山あり谷ありで振れ幅の大きい生き方を「ディオニソス的な生」と呼びました。

アポロンはギリシャ神話の太陽の神様ですが、絶世の美男子で造形をつかさどり、英知に満ちて落ち着いたイメージがあるそうです。「君子危うきに近寄らず」なんですね。

一方のディオニソスは、別名バッカス、お酒の神様です。世界中にぶどう畑をつくってお酒の力で女性の信者を獲得しまくったり、海賊に捕まったり、死んだ母親を助けに冥界に飛び込んだり、と波乱万丈な生き方をしています。

ディオニソスのように欲望に忠実に生きていると、不幸も幸福もさまざま経験することになります。

たとえば、会社で働いていて、給料が安いとか、上司がムカつくとか、ちょっとした不満は誰にでもありますが、そこでまあいいやと満足していればそのまま平和な人生が続きます。

しかし、欲深い人は「もっと給料の高いところがいい」と思って転職してみたり、「人の下で働くのなんかダメだ」っと言って起業してみたり、何か行動を起こすことになりますね。

行動すれば当然、失敗もしますが、受け取る幸せも大きくなります。

逆に、「このくらいでいいや」と現状維持の人生を送っていると、大失敗もないかわりに大成功も望めないでしょう。

不幸があるから幸せがある!永劫回帰思想とは?

ニーチェによると、生というものはぐるぐると循環していて、幸せも不幸も、同じように因縁で繋ぎ合わさってめぐりめぐっているのだそうです。

不幸がなければ幸福もなく、幸福がなければ不幸もありません。

たとえば、「結婚したら幸せになれる!」と思って結婚した人は、家に帰るとパートナーがいてくれる結婚生活の幸せを体験しますが、同時に同じ分だけパートナーにイライラするなど結婚生活の苦しみも味わうわけです。

良いことも、悪いことも、ずーっと繰り返されるのが人生であり、「この幸福がずっと続きますように!」と言うのは「不幸どんとこい!」と言ってるのと同じなんですよ、とニーチェは言います。

これが永劫回帰(えいごうかいき、永遠回帰とも言います)の思想です。

周りを見渡してみると、人の姿や町並みは絶えず変化しているように見えます。

iPhoneも防水になったり、ホームボタンが消えたり、画面がばかデカくなったりと変わっていきます。


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しかし、こういった変化も同じことの繰り返しだ、というわけです。

なぜならば、変化とは「良くなる」か「悪くなる」の2パターンしかないからです。

ですが「良くなる」か「悪くなる」かは、善悪の基準がないと決められませんね。

iPhoneの画面が大きくなるのは、果たして「良い」のでしょうか? 「悪い」のでしょうか?

女子高生の靴下はルーズソックスとハイソックスとくるぶしソックスのどれが良いのでしょうか?

ぜったいこれが善だ、っていう尺度は無いように思われます。

西洋の哲学の流れでは、最初は神様とかぜったい良いものがある、という前提がありました。

ところが、そんな善悪なんてモノサシは嘘っぱちで、神様なんかいないよ!っていう「ニヒリズム」が登場します。

物事は変化していますが、良いも悪いもないので、その変化が良くなってるとも悪くなっているとも言えません。

となると、結局、何も変わってなくて同じことの繰り返し、ということになるのです。

砂漠の中を歩いていて、オアシスに向かって進んでいると思ったら、そもそもそんなオアシスなんかなくて、ただ同じところをグルグル回っているようなものです。

これって怖くないですか?

(なぜこんな虚無みたいな考え方で人生を豊かにできるのか?は、記事の後半でだんだん明らかになっていきます!)

永劫回帰と輪廻転生との違い

東洋には輪廻転生の思想があります。

魂が修行をするために、次の肉体に乗り移って人とか動物に生まれ変わり、また新しい命を生きるんですよ、と。

チベット仏教では、生まれ変わり続けることは苦しみであり、輪廻のループから抜け出すことが魂の修行の目的とされています。

参考「チベット仏教の輪廻転生とは? 生れ変わりの元少年が語る驚愕の事実

ところがニーチェの永劫回帰(永遠回帰)思想は、輪廻転生とは似ているようでぜんぜん違います。

ただずっと同じ人生がひたすら続いていくだけの、輪廻転生よりも怖い無限ループなのです。

全てが同じことの繰り返でしかなかったとしても、それでももう一度、全く同じ人生を生きたいですか?

もっと言うと、何回も何回も同じ人生を無限回でも繰り返したいですか?

良いことをしていれば神様が見ていてくれて、天国にいってハッピーエンド・・・とはなりません。

無意味な人生の繰り返しを受け入れ、「いいとも、もう一回生きてやるよ!」と言えた瞬間に、無限ループを乗り越えた存在になれるのだそうです。

そんなのもはや人じゃない、と言う意味で人を超えた存在ということで「超人」と呼びます。

無限ループを超える「超人」

人間は希望を持つ存在である。何も望むものがないとき、人は無を望む。


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ニーチェ

もっともっと「良いもの」を望み続けるのではなくて、「良い」も「悪い」も同じことなんだ、今がすでに完璧で、何も欠けたところはないんだ、と悟った人が超人です。

ここで、超人というとなんだかスーパーサイヤ人みたいな最強の人、というイメージを持たれるかもしれませんが、そういう「強者」の意味は超人にはありません。

弱くて傷つきやすくても、やられたことをケロッと忘れてしまう、敗北してもちっとも気にしないでどんどん動いていく人こそ、真の強者だとしています。

固い鉄とか岩みたいなものではなく、柔らかくて殴られてもふにゃっとしてノーダメージな水とかスライムのようなイメージです。

超人は、浮き沈みがある人生を無条件に肯定します。

いい意味でなんでもアリ、「オールOK!」と思っているので、悪いことがあっても引きずらないのです。

ちなみに、ニーチェ自身も体が弱い人で、ぜんぜんマッチョじゃなかったらしいです。

哲学書をいっぱい書いたのも、もともと大学の先生をしてたのが病気で教壇に立てなくなって辞職しヒマになったから。

人生、何がどう転ぶかわかりませんね。

失敗やトラウマを愛するには

いきなり悟って超人になるのは難しいですが、ニーチェの考え方は人生を肯定的に捉え直すのを助けてくれます。

人は誰だって、もっと良くしたい、もっと幸せになりたいと思うものです。

もっとお金が欲しいし、もっと愛されたいし、もっと成功したい・・・。

そして、まだその希望が叶っていない今は「悪い」ような気がしてしまいます。

でも、もしもそんなときに「それでもOK!」と思たら、気持ちが楽になると思いませんか?

ここでは、失敗やトラウマも愛せる、超人的な考え方に切り替える方法を3つ、ご紹介しましょう。

1.魔法の呪文「オールOK!」

たとえば、就職した会社が1ヶ月も経たないうちに倒産してしまい、転職を余儀なくされたとしましょう。

これは不運としか言いようがない「悪い」出来事ですね。

でも、OKです。なんとか乗り越えれば、あとで「あの経験があったから、成長できた」と思える日がやってくるかもしれません。

そんな急にポジティブに考えられなくて、落ち込んでしまったらそれもOKです。

ネガティブが「悪い」なんて誰が決めたんでしょうか?

酔っ払って大失敗をして、みんなに嫌われてもOK。

「良い」か「悪い」かなんて、自分が勝手に思っているだけなので、自分さえ開き直ってしまえば何でもかんでも「オールOK!」になるのです。

うわー!と思うことがあったら、呪文のように「オールOK、オールOK」と言うだけでもちょっと冷静になれます。

2.質問「何が問題なの?」

もう一つ、「それの何が問題なんだろう?」と自分に問いかけてみるのも効果的です。

会社が倒産して、無職になってしまったとして、それの何が問題なのでしょう?

「失業者になってしまうから」

「それの何が問題なの?」

「親が悲しむから」

「それの何が問題なの?」

「親に心配をかけない良い子でいたいから」

「良い子じゃなくなって、何が問題なの?」

ずーっと考えてみると、実はそんなに大した問題じゃなかった、ということもよくあります。

結局は、自分で自分にOKサインを出せていないだけなのです。

自分で勝手に設定した善悪のルールで自分をいじめるのさえ止められれば、個人レベルではそこまで大問題なことってめったにありません。

3.想像「もし、それでもOKだと思えたら?」

「でも、失業者になるのは、どうしても嫌で自分が許せないんです!」と思われる人もいるでしょう。

それもまたOKで、無理に自分を許す必要もありません。

今はまだOKと思えなくても、気持ちだけ切り替えることは可能です。

「もしも、それを許せるとしたら、どんな気分だろう?」

と、仮にオールOKだったとしたら、その時の自分はどんな気分なんだろう、と想像するだけでスッとします。

「失業者としての自分が今はまだ許せないんだけれど、もし、許せたとしたら、もっと楽なんだろうなあ」

気分は自分でコントロールできるものです。


良い意味でどうでも良い人になろう

「オールOK!」を極めると本当に何もかも「どうでもいい」感じになっていきます。

過去のトラウマを乗り越えられたり、物事を客観的に捉えたり、あとは少し不道徳っぽくもなります。

過去に囚われず、他人からの影響も受けにくくなるので、社会通念とか法律などのルールにも縛られなくなるのです。

この力が良い方向に働くと、常識を覆して世の中に革新的な価値を生み出すことになるでしょう。

ビルゲイツもジョブズも孫正義も、それまでの常識を無視して新しい時代のリーダーになっていきました。

私たちは、生まれてから今まで、親とか学校の先生、友達、そしてテレビやネットの向こうの誰かから影響を受けて、「これは良い」「これは悪い」という自分なりの善悪の物差しを作り上げてきました。

それが人生を良くしてくれることもありますが、「こうじゃなきゃいけない」と制限を加えたり、「こんな自分はダメなんだ」と偏った見方をさせることもあります。

それもOKだけど、そうじゃないのもOK、と良い意味で「どうでもいい人」になれたとき、過去の影響を克服して新しい選択ができるはずです。


まとめ

人生、山あり谷あり。

ハードモードな運命も愛すれば、不幸と同じだけ幸福がやってきます。

良いも悪いもないと思えば、今がすでに完璧なことに気づけます。

神様なんていなくても、意味なんかなくても、「なんでもあり、オールOK!」で人生を楽しみましょう!

《参考文献》
『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』小林昌平
『哲学マップ』貫成人


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