関係を築く

ライフ・シフトから考える、有形・無形資産のバランスについて。

ライフシフト

年金の支給開始年齢の引き上げや、健康保険料の値上げなど、高齢化をひしひし感じる今日このごろ、自分も100年生きるとしたら、将来どうなるんだろう…と考えてしまいませんか?

そんなとき、『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン著)がヒントを与えてくれます。

今回は『ライフ・シフト』の要点として、「新しいステージ」と「3つの無形資産」についてまとめ、これから私たちが増やすべき有形資産・無形資産はどうバランスを取っていくのが良いか考えてみました。

まずは、人生100年時代はどうなっていくのか、『ライフ・シフト』から展望を見ていきましょう。

 

スポンサーリンク


スポンサーリンク


『ライフ・シフト』より、人生100年時代の展望まとめ

ライフ・シフトとは?

私たちの人生は、これまでになく長くなる。

私たちは、人生のさまざまな決定の基準にしているロールモデル(生き方のお手本としている人物)より長い人生を送り、社会の習慣や制度が前提にしているより長く生きるようになるのだ。

それにともなって、変わることは多い。変化はすでに始まっている。

あなたは、その変化に向けて準備し、適切に対処しなくてはならない。

本書は、その手助けをするために書いた本だ。

『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン

これからますます長寿化が進み、人生は100年が当たり前の時代がやってくると見られています。

時代の変化に対処する方法がまとめれた『ライフ・シフト』は、すごく分厚いボリュームたっぷりの本なのですが、要約すると次のようになります。

長寿化により、ステージの移行を数多く経験する「マルチステージ」の人生が到来する。

人生の選択肢が多様化するため、自分のアイデンティティを主体的に築きながら、人生をどのように計画するかが問われる。

今後は、金銭的な有形の資産と、家族や友人関係、知識、健康といった「見えない資産」とのバランスをとることがますます重要となる。

ライフ・シフト 100年時代の人生戦略|flier

「マルチステージ」とは? そしてなぜ「見えない資産」が大切なのか、次でそれぞれまとめました。

「リタイア」はなくなり、新しいステージがやってくる

寿命が短かったころの人生は、「教育→仕事→引退」という3つのステージからなっていました。

二十歳前後で学校を出て就職し、定年まで働き、残りの人生は退職金と年金で悠々とリタイア・ライフを送る、という計画で問題がなかったんですね。

ところが、寿命が伸びると引退の年齢も70〜80歳に引き上げられることになり、経験するステージの種類も増えることになります。

新しいステージには、次のようなものがあります。

  • エクスプローラー(探検者)…旅をする・経験を積むなどして見聞を広め、幅広い針路を検討する
  • インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)…自由と柔軟性を重んじてキャリアを外れ、自分で小さなビジネスを起こす
  • ポートフォリオ・ワーカー…さまざまな仕事や活動に同時並行で携わる

日本でもインターンシップや起業支援、副業解禁の動きなど、働き方の多様化が進んでいますね。

新卒で大学を出たら一斉に就職、という流れは時代遅れになっていくかもしれません。

そんな変化と多様化の時代に重要なのが3つの「無形資産」です。


スポンサーリンク


増やして運用するべき3つの無形資産とは?

ライフシフト 無形資産

生産性資産

生産性や所得、キャリアを向上させるのに役立つ資産のこと。

仕事に役立つスキルや知識、評判、職業上の人間関係など。

活力資産

幸福感と充実感を与えてくれるもの、やる気をかきたて、前向きな気持にさせてくれる活力の源。

肉体的・精神的な健康、友人や家族との良好な関係、愛など。

変身資産

人生の途中で新ステージへの移行を成功させる意思と能力のこと。

内省、多様な人的ネットワーク、新しい経験に対して開かれた姿勢など。

このような3つの「見えない資産」に投資し、自らを変化させていくことが「見える資産」を増やすことにも繋がり、充実した100年ライフのカギなのです。

私の考える有形資産と無形資産のバランス

ここまで無形資産の話が中心になりましたが、有形資産=お金もめちゃくちゃ大事です。

人生のいろんなステージにチャレンジできるのも、経済的な基盤があってこそであり、お金がなければ精神的に揺さぶられて上手くいくものも失敗してしまいます。

『ライフ・シフト』でも、ステージの移行期間にはお金の準備が欠かせないと述べられています。

今後は、ステージ間の移行回数が増えていくため、移行期間に向けた事前の準備が欠かせない。移行期間中は、主に活力資産と生産性資産への投資が行われるが、金銭的資産が減ることは避けられないからだ。

ライフ・シフト 100年時代の人生戦略|flier

私はアホなので、お金ない状態でエクスプローラーを開始してしまい、非常に苦労しました。

フリーランスというと聞こえは良いですが、単に会社がしんどくなって無計画にやめてしまっただけでした。

住宅ローンもカードの支払いもいっぱいあるのに、貯金はゼロ、という状態で、ですよ。

ものすごく精神性が高い人ならお金があってもなくても関係ないかもしれませんが、普通の人はお金が減ると不安になって冷静な判断ができなくなります。

「支払いどうしよう?」とパニックになって、ますますお金にならない行動をしてしまうんですね。

ほんのちょっと上手くいかなかっただけでチャレンジを断念してしまったり、ここぞという勝負どころで日和ってしまったり。

幸いにも私はいろんな人から助けていただいて奇跡的になんとか生きながらえていますが、正直、失敗だったなあと思います。

一方で、私の友人で起業に成功した人は、会社員をやっている間にちゃんと年収分の600万円の貯金を作り、会社員の給料よりも副業ビジネスの収入を増やしてから会社をやめたそうです。

お金があるので、一気に何十万円も広告費にぶっこんだり、自己投資にも数十万円ポンと出して、しっかりそれ以上に回収するという技がつかえるんですね。

そして何よりも、いつも冷静沈着で、ちょっと収入に変動があったぐらいでは影響を受けず、皆に頼られています。

有形資産がちゃんとあると、無形資産を増やしやすいのですね。

かといって、有形資産に偏りすぎると成長しなくなって上手く行かない部分も出てきます。


スポンサーリンク


今、私がおそらくこのぐらいが良いんじゃないかなと思う有形資産と無形資産のバランスは、次の通りです。

有形資産…10%貯蓄と逃走資金

お金は大事

まず、有形資産、お金についてなのです。

現金は、引き落としとかされない安全な口座に年収の1年分…とまでは行かなくても、最低限月収の2ヶ月分は確保しておいた方が良いです。

月収30万円の人なら、60万円ですね。

これが、いざという時の「逃走資金」として、常に精神安定剤になってくれます。

会社員でも自営業でも、何をするにしても万が一、今の収入が無くなったとしても立て直すまでの生活ができるとできないとでは、心の余裕が違います。

「逃走資金」があれば、たとえば会社がブラックで上司にめちゃくちゃ言われたときに「じゃあやめます」と言えるからです。

貯金がゼロだと、「会社やめたい、でも収入が途絶えると生活できない、でも忙しくて転職できない…」と身動きが取れなくなってしまうでしょう。

最低2ヶ月暮らせるお金があれば、さっさと辞めてから就職活動できます。

新しいステージに開かれた姿勢は、「お金」が作ってくれるのです。

実際にそうはならなくても、心にゆとりを持って働けますね。

これは結婚でも同様で、あるベテラン主婦の教えによると、「結婚するときにはパートナーに絶対内緒の貯金を200万円は用意しておけ」と言います。

不測の事態があった時に家族を助けられるのと、パートナーがDVとかやってきたときに「じゃあ出ていきます」と言えるからですね。

200万円あれば、取り急ぎアパートを借りて家財道具を揃え、仕事が見つかるまでの当座の生活費にできます。

使わないに越したことはありませんが、お金と心の余裕があった方がパートナーに依存せず、関係性も上手くいくようです。

貯金ゼロから逃走資金を作るには、これからは収入の10%を貯蓄に回すことを腹に决めましょう。

月収20万円の人なら、何を置いても月に2万円は必ず逃走資金口座に入れておきます。

口座は、元本割れのリスクが少ない、比較的利率の良いものを選ぶと良いでしょう。

人の決意は揺らぐものですので、自動積み立てにして勝手に引き落とされるようにしておくのがオススメです。

月2万円なら1年で24万円、1年と8ヶ月で目標の2ヶ月分40万円が貯まります。

ボーナスや臨時収入も、必ず10%は貯蓄に回すようにすれば、もっと早く達成できますね。収入が増えたらその分貯蓄金額も増やしましょう。

最初はキツいですが、必要経費だと認識するとちゃんとやりくりするようになるものです。

逃走資金が月収の2〜3ヶ月分よりも貯まったら、そのまま貯蓄は続けながら、余剰資金はもっと利率の良い方法で運用するか、自己投資に充てましょう。

続いて、自己投資=無形資産のバランスを見ていきましょう。

無形資産…全てに投資意識を

健康は自己投資

知識やスキル、健康、人間関係、そして自分自身の成長には、どのぐらい投資するべきでしょうか?

一般的には自己投資の金額は「目指す年収の10%」と言われます。

年収1,000万円を目指すのなら、年間100万円は自己投資に充てるべき、という計算になりますね。

ですが、意識の面では「全てのリソースを投資に使う」ぐらい必要なんじゃないかなと思います。

全てのリソースというのは、お金だけじゃなくて、自分の「時間」や「体力」なども含みます。

たとえば、会社の昼休みにランチ代として500円使うとしましょう。

単にお腹を膨らませて同僚と無駄話をする時間にしてしまったら、500円と昼休みの1時間を「消費」したことになります。

でも、その500円を「無形資産に投資するぞ!」という意識で使うとしたら、微妙に行動が変わるはずです。

1時間と500円でめいいっぱい資産を増やそうとしたら、何に使いますか?

より健康的なメニューを選ぶとか、話す話題も仕事につなががったり、モチベーションが上がったりするような建設的な内容にするとか、もしくは、食事は早々に切り上げて勉強の時間を作るとか、色々できそうですね。

通勤電車の中でも、ゲームか漫画か何かで時間を潰していたら「消費」ですが、仕事に役立ちそうな本を読んだり、音声を聞いたりすれば「投資」にできます。

日常の生活の中の行動を、人生を長期的に考えて1分1円も無駄にしないよう選択することが、無形の資産を積み立てて行くはずです。

長期的に良いかどうか考える方法として、私はよく「毎日ずーっとそれをやって1年後にどうなるかな?」と考えています。

たとえば、自販機で甘いジュースを買いたくなったときに、1本100円として1年間で36,500円使い、残るものは虫歯だけです。

飲んだときは一時的に満たされた感情になることはできますが、それだったら虫歯にならないだけ水かお茶の方が健康的かもしれません。

安くまとめ買いした水を家で水筒につめていけば4分の1の金額で済みますので、27,375円を節約して何かセミナーにでも出て勉強した方が良いかもしれません。

そんな感じで、意識としては使うお金と時間の全部を「投資」にする、と行動が修正されて、有形・無形の資産をより増やしていけます。

まとめ

人生100年の時代、私たちは新たな人生のステージを経験することになります。

変化に対応して長い人生を充実して送るためには、お金など「有形資産」と、それ以外の「無形資産」を築き、バランスよく管理していかなければなりません。

貯蓄がゼロの人は、これから収入の10%を貯金に回し、月収の2〜3ヶ月分の「逃走資金」を作りましょう。

この「逃走資金」によって、精神が安定してステージの変化にオープンになり、より資産を増やせる行動につながります。

「見えない資産」に自己投資するバランスは目指す年収の10%が目安ですが、意識としては「1円・1分も消費しない」マインドで行きましょう。

あなたの100年人生も、より豊かなものになりますように。

ライター高橋の開運★引き寄せ研究部

私はずっとエクスプローラーの時期を経験し、最近やっとインディペンデント・プロデューサーっぽくなってきたかなと思います。

具体的には、会社をやめた後、2年ほどアルバイトとか派遣をしながら、ブログを書いていました。

副業なので、形式的にはポートフォリオ・ワーカー風ですが、「自分の役割は何だろう?」と、ずっと探求しているエクスプローラーと呼ぶのが正確なような気がします。

会社員時代、私はバイトの給与計算をする事務員で、特技とかもありませんでした。

8年目に、ある理由でお金が必要になり、副業でライターを始めました。

ライターを選んだのは、成り行きでした。

最初は士業の資格を取って独立しようと思っていたのですが、取り急ぎ資格が要らない「ライター」を職業として名刺に書いていたら本当に仕事が来てしまったのです。

当時は、イベントの集客文から、保険のコラム、インタビュー記事、ニュースレター、ネットショップのブログなど、頼まれるままに何でも書いていました。

私にとってライターという仕事は、特に思い入れのあるものではなく「お金を稼ぐ手段」でした。

ところが、今のメンターに出会い、勧められてブログを書き始めてから、私の中で「ライター」の仕事が変わってきました。

一番大きかったのは、読者さんから反応をいただいたことです。

「勉強になることが多く、いつもありがたく読んでいます」

「GLOBOのおかげで先生のメールマガジンに出会い、人生が変わりました」

中には、自殺を考えてボーッとネットサーフィンをしていたらこのブログをたまたま見つけて、思いとどまったという方もいらっしゃいました。

気づいたら、いつの間にかブログのことで頭がいっぱいになっていました。

どうしたらもっと読者の方に楽しんでもらえるだろう? 人生が少しでも良くなるにはどうしたら良いだろう? もっと感動するような文章を書くにはどうしたら…

私の中で、「人から頼まれた原稿を書いてお金をもらうこと」だったライターの仕事が「読む人の学びや気づき、感動などの価値を作ること」にバージョンアップされたのです。

これは、ものすごい「活力資産」になってくれています。

「成長」の視点から豊かな人生づくりをサポートする無料メール講座をこの下でご紹介しています。

著者は、私のメンター で、おすすめです! ぜひ合わせて読んでみてください。



※メルマガは終了しました。



↓この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます↓




スポンサーリンク

終了しました。

メルマガは終了しました。

コメントを残す

*