「やめようかな」と思いながらも、いつでもやめられるから…と言い訳してやめられず。
タバコが値上がりするたびに、「今度こそ禁煙するぞ」と思いつつ、何回も挫折している。
タバコをやめたいと思っていて禁煙に成功できないのは、あなただけではありません。
喫煙者の3人に1人が「タバコをやめたい」と思って禁煙に挑戦しますが、6ヶ月以上続くのはわずか1割ほどです。
禁煙を続けるのは想像以上に大変なことなのです。
意志の力で禁煙するのが難しいのは、タバコには3種類の依存性があり、習慣化しているためです。
しかし、潜在意識を使って条件付けを上書きすることにより、依存を克服することは可能です。
しかも、吸いたいのを我慢することなく、タバコが気持ち悪くなって吸いたくなくなり、禁煙できたときには「もう吸わなくて良いんだ!」と喜んでしまうようになります。
これは私の友人た実践した方法で、期間はかかりますが、苦しくなく、確実にタバコをやめらるとのことです。
そんな禁煙の方法を知りたくありませんか?
この記事では、タバコの3種類の依存性と、習慣化・条件付けに関わる潜在意識の特性、そして潜在意識を使ってタバコをやめる方法をまとめました。
喫煙者が陥る3つの依存
ニコチン依存症
第一に、喫煙すると体がニコチンに依存するようになります。
タバコの煙に含まれるニコチンは、神経伝達物質に代わってドーパミンを放出するスイッチを押す働きをします。
ドーパミンは「快感」や「やる気」の感情を司る脳内物質で、本来は運動をしたときや、人から褒められたりしたときに、自然に放出されるものです。
タバコを吸うと手っ取り早くドーパミンの快感が得られるんですね。
ところが、本来は人間の体には存在しないはずのニコチンがいつもドーパミンを出していると、ニコチンがないとドーパミンが出にくい体質になってしまいます。
そのため、タバコを吸わないでいると不安で落ち着かなくなったり、集中力が切れたり眠気を感じたりする症状が出るのです。
ニコチン依存については、禁煙外来でもらえる少量のドーパミンを放出させる薬やニコチンパッチ等で禁断症状を抑えることができます。
習慣存症
タバコを吸う友人が、最後までやめられなかったというのが「食後の一服」でした。
他にも、寝起きに一服、とかコーヒーやお酒を飲むとタバコが欲しくなる、ということもありますよね。
このように、特定の習慣とタバコがセットになって、吸わないとしっくりこないのが「習慣依存」です。
いつも特定の行動をしたときに喫煙していると、それが条件付けとなり、その行動をするとタバコが吸いたくなってしまうのです。
一般的には、その条件となる行動ごと遠ざけること(例、コーヒーやお酒を控える)、または禁煙を他の行動に置き換えること(例、水を飲む、ガムを噛む)で対処できます。
潜在意識を使って禁煙する方法では、タバコを「嫌な気分になるもの」とセットにする条件付けを行うことで、タバコを嫌いにしてしまうので、より強力です。
心理的依存
最後は、タバコへの心理的な依存です。
タバコを吸うとストレスが解消できるような気がしていたり、過去に禁煙に失敗した経験から禁断症状に耐えられないと思っていたりしませんか?
タバコがストレスを解消してくれる、というのは事実ではありません。
ニコチンの禁断症状が一時的に和らいでいるだけで、ニコチンが切れればストレスは繰り返されます。
ニコチン切れの禁断症状については、禁煙のための補助薬を使ったり、運動習慣を身に着けたり、適切な対処をすれば抑えられます。
そういった現実を直視できなくして、「タバコはストレスを解消してくれる良いものだ、止めるのは辛いものだ」と思ってしまうのが、心理的な依存です。
潜在意識が変わると、タバコそのものが「嫌なもの、気持ち悪いもの」というイメージに変わりますので、無理なく心理的な依存を卒業できます。
では、潜在意識にはどんな性質があるのか、習慣とはどんな関係があるのか、潜在意識について見てみましょう。
習慣と潜在意識について
潜在意識とは、自分では考えたり気づいたりしていなくても、無意識に勝手に動いている意識です。
というと、何がなんだか分かりませんので、こんな例をご覧ください。
いつも綺麗にご使用いただきありがとうございます
お店のトイレでよく見かける文言ですね。これを見て、どう思いますか?
普通に考える顕在意識の部分では「いや、ご使用するのは今回が始めてなんですけど、まだ使ってないし…」と思うぐらいでしょうか。
ちらっと目に入っても、何も思わないかもしれません。
ところが、潜在意識では言葉の背景情報を汲み取っています。
- このトイレを利用する人が他にも大勢いるらしい
- 皆がこのトイレを綺麗に使用しているらしい
ということは、自分も綺麗に使おう、となるわけですね。
逆に、「落書き禁止」の看板が落書きされがちなのも同じ理由で、潜在意識では「禁止ってことは、みんな落書きしてるんじゃん」と思ってしまうんです。
看板に書かれた言葉だけでなく、人との会話や、自分の頭の中で考えていることに対しても、潜在意識は常に背景情報をキャッチしています。
たとえば、「今年こそは絶対に禁煙するぞ!」と宣言すると、潜在意識には「毎年、毎年、禁煙に失敗してきたんだなあ…」という背景メッセージの方が刺さってしまいます。
そして重要なことは、潜在意識は顕在意識よりも100万倍ぐらいパワフルであるということです。
言葉で言われたことよりも、背景情報として潜在意識がキャッチしたイメージの方が圧倒的に人を行動させます。
自分が使う言葉でも、潜在意識にどんなメッセージを入れるかによって自分の行動が変わります。
「そんなに頑張って禁煙する必要はない」と言うと、潜在意識には「禁煙はしなければいけない義務ではなくて、したいからするんだなあ」と禁煙をしたい方向にメッセージが入ります。
次では、このような潜在意識の性質を応用して実際にタバコをやめる方法を解説していきます。
潜在意識を使ってタバコをやめる方法
それでは実際に潜在意識を使ってタバコをやめる方法をご紹介しましょう。
これは、メンターの講座の受講生の方が実際に禁煙に成功した方法です。
以前は毎日吸わないと気がすまなかっのに、今は「タバコが気持ち悪くなった」と言ってすっかり吸わない人になってしまいました。
準備するものは、「シガレットケース」と「監視してもらう人」です。
まず、シガレットケースは本数をコントロールするために使います。
タバコの空箱を1つ取っておいて、それにその日数分を分けても構いません。
次に、誰かに監視を頼みましょう。
監視と言ってもずっと見張ってもらう必要はなく、「今日は何本吸いました」という報告を受け取ってもらい、報告がないときや守れなかった時に叱ってもらうだけです。
家族や恋人など、あなたの禁煙を応援してくれる人にお願いすると良いでしょう。
では、やり方を見ていきましょう。
ステップ1 タバコを義務化する
まずは、本数はそのまま「義務化」を行います。
「禁煙しなければいけない」と思うと、潜在意識には「禁煙したくない」というメッセージが入るんでしたね。
ならば、「タバコを吸わなければいけない」とすれば、潜在意識には「タバコを吸いたくない」というメッセージが入ります。
具体的には、好きな本数で何箱でも構いませんが、1日に吸う本数を决め、ピッタリだけ吸うようにします。
多すぎても、少なすぎてもダメです。
そして、1日の終わりに「今日は何本吸いました」と監視してくれる人に報告します。
本数や報告を守れなかったときの「罰ゲーム」も决めておきましょう。
「食事をおごる」ぐらいの甘っちょろい罰ゲームではプレッシャーになりませんので、ギリギリ無理ではないけど激痛なぐらいに設定します。
たとえば、「罰金10万円を監督者に支払う」とかですね。
まだ、普通にいつも通り吸うだけなので余裕そうですが、報告するなど少し面倒くさいですね。
実は、この面倒くささがミソなんです。
だいたい、ノルマを課されるものって、嫌な感じがしますよね。
子供の頃「あんた、宿題やったの?」と親から言われてイライラしませんでしたか?
仕事でノルマが課されるのもプレッシャーですね。
「ほら、今日はまだ5本しか吸ってないじゃない、早く吸わないと間に合わないよ!」などと、タバコも義務となると何故か吸いたくなくなってしまうものです。
「ノルマの嫌な気分」という条件付けをしていきます。
まずはこれを1ヶ月間、続けてください。
ステップ2 本数を増やす
1ヶ月、毎日同じ本数で吸うのに成功したら、今度は本数を2〜3本増やします。
1日5本だった人は、8本、のように。
ピッタリ義務化された本数の分だけ吸って、報告するのを続けましょう。
これで何が起こるかというと、「自分の意志で本数を変えられる」と潜在意識が学習しますので、後で減らすこともできるようになります。
本数を増やして1週間キープしてください。
顕在意識の方では、「増やすのも結構しんどい」とうことに気づくでしょう。
ステップ3 本数を更に増やす
そうしたら、更に数本プラスして1週間以上キープしてください。もちろん、報告も忘れずに。
この頃には、減らしたくてたまらなくなっているはずです。
ステップ4 段階的に本数を減らす
今度は、段階的に本数を減らしていきます。
急に全部止めたりせずに、時間をかけて数本ずつ、「まだこれでも多い」と思うぐらいの減煙にとどめましょう。
気持ち悪くてもう全部やめたい!と思っても我慢して、ゆっくり減らしてください。
これを続けていくと、タバコが嫌いになって完全に禁煙できます!
禁煙外来に行く場合は、残り3本とか1本になったぐらいのタイミングが良いでしょう。
タバコをやめる方法まとめ
- タバコがやめられない原因は、ニコチンに体が依存している他に、2つの依存性があります。
・習慣依存…何かの行動にタバコが条件付けされている
・心理的依存…タバコがいいものなように錯覚している - ニコチンの依存については、禁煙外来の補助薬などが禁断症状を抑えるのに有効です。
- 残りの2つの依存については、タバコを吸いたくなる習慣を止める、ガムなど他の習慣に置き換える、事実を歪めずに受け止める、というのが一般的な方法です。
- 潜在意識を使って、「タバコは嫌なものである」という逆の条件付けを行なうと、より強力に、苦しくなく、タバコをやめられます。
- 潜在意識の特徴は、言葉の裏にある背景情報が入ること。
潜在意識を使ってタバコをやめる方法
- 好きな本数を决めて、毎日ピッタリその本数のタバコを吸い、監督してくれる人(家族、恋人など)に報告する。失敗したら罰ゲーム。
- 1ヶ月続いたら、義務の本数を何本か増やして継続する。
- 1週間後、更に何本か増やす。だんだん吸うのが嫌になってきたら成功。
- 1週間以上続いたら、今度は徐々に本数を減らす。一気に止めないこと。
ぜひ試してみてください。これで絶対にあなたもタバコが嫌いになります。
ライター高橋久美の開運★引き寄せ研究部
私はタバコじゃなくてセックス依存だったのですが、思えば治ったのは意図せずに潜在意識にアプローチされていたからのようです。
もう10年以上前の若いころの話なのですが、私はめっちゃ性欲が強くて彼氏とは「エッチしたい、早く会いたい」という感じでした。(←順番、笑)
しかし、途中から彼氏の転勤で仙台と名古屋の遠距離恋愛になってしまいます。
不思議なもので、遠距離だと「せっかく遠くから会いに来てくれたから、エッチしなきゃ」という義務感に変わっちゃうんですね。
頻度は減ったのに、逆にマンネリになってセックスがめんどくさくなり、私の依存は解消されました。
潜在意識へのメッセージ、知らないで使うと恐ろしいですね。義務感は要注意です!
上手に使えば子どもに勉強させたり、ゲームをやめさせたり、好きな人をデートに誘ったり、色々と応用できますよ。
潜在意識の使い方について教えてくれた、メンターの黒澤全先生の無料メール講座をこの下でご紹介しています。
潜在意識や引き寄せ、心理学の神経言語プログラミング(NLP)などをベースに、願望成就の方法が分かりやすく学べます。
依存をやめたい、収入を増やしたい、人間関係を良くしたい、などあらゆるお悩みが「成長」を通して解消されていきます。まずは試しに説明のページを読んでみてください。