心を育てる

春を呼ぶ粋なお座敷歌を楽しもう|芸者遊びは日本の文化

江戸端唄は、三味線伴奏の短い歌の総称で、その時代の流行歌曲の一般名称です。

この端唄はノリが良いものが多く、お座敷歌として舞妓さん芸妓さんがお座敷でよく唄ったり踊ったりする楽曲として用いられています。

三味線の音色に合わせて、美しい着物を着た芸妓さんたちが踊る姿を想像すると、何とも風情があって良いですね。

春の季節を唄う端唄には、季節の爽やかさの中に、座敷歌に相応しい艶っぽさや大人の情趣がさらりと感じられる曲が多くあります。

この三味線ですが、江戸時代では恋の最高の小道具とされていました。

春は恋の季節!

浮足立つような季節感を感じることのできる音色とともに、江戸時代の粋な文化が凝縮されている「端唄」を是非ご堪能ください♪

 

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「梅にも春」


現在の暦とは少しズレますが、旧暦の春(1月、2月、3月)の新春の風物を歌いながら、廓の女性が好みの男性を来るのを待っているという艶っぽい歌です。

是非、芸者さんの動画を見て雰囲気を味わってみて下さい♪

端唄「梅にも春」

梅にも春の色そえて
(梅にも春の訪れが感じられる正月)

若水汲みか 車井戸
(車井戸で水を汲んでいるのは若水汲みかしら)
※若水…元日の朝に初めて井戸から汲む水

音もせわしき 鳥追いや
(祝い芸の鳥追いの にぎやかな声も)

朝日にしげき 人影を
(朝日の中 往来にごった返す人々に)

若しやと思う 恋の欲
(「もしやあの人がいるかしら」と期待してしまうのは わたしの恋の欲ね)

遠音(とおね)神楽や
(遠くからは神楽の音)

数とりの待つ辻占(つじうら)や
(通りには数取りの占い師)
※「数取り」というのは、「アイシテル」、「アイシテナイ」と花びらをむしって数えて占うこと。

鼠鳴き 逢うてうれしき 酒(ささ)機嫌
(あら あの人の来た合図の鼠鳴き、逢瀬の叶って嬉しいお酒で すっかりご機嫌)
※鼠鳴き…忍ぶ恋仲の男女の間で、逢瀬の時にネズミの声を真似て合図を送ること。

こい茶が出来たら上がりゃんせ
(食後の濃茶ができたらお上がりなさいね)

(ササもっといで~)

この曲は端唄の中では最も有名な曲の一つです。

お正月の風景に相応しい陽気な唄で、「若水汲み」「鳥追い」「遠音神楽」など当時の東京の正月風景がよく感じられる歌曲。

まだ初々しい舞妓さんが一生懸命踊るのも可愛らしいのですし、少しこなれた芸妓さんが歌の内容に入り切って力を抜いて踊っているのもまた、にじみ出る美しさが感じられます。

これは日本舞踊では基本的なもので、動きとしてはとっても簡単なものですが、シンプルな踊りほど人を惹きつけるのは難しいものです。

不思議なことに日本舞踊は、視線をどこに置くかということや、体の微妙なひねり方、指先の見せ方などちょっとのことで全く違ったものとなります。


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芸を見せる仕事をしている人は、いかに美しく動くか魅せるかに神経を研ぎ澄ませているので、シンプルで何気ない動きでもとても美しく感じられます。

梅は咲いたか


「梅は咲いたか、桜はまだかいな」という言葉を、春の季節に耳にしたことがあるという方もいるのではないでしょうか。

これは江戸時代以降に流行した端唄「梅は咲いたか」の冒頭の歌詞なのです。

歌詞の中で繰り返される「しょんがいな」は、「ああそうかいな」、「それからどうした」といった軽い合いの手として小気味よさを添えています。

花はよく女性にたとえられますが、この唄でも花や貝に例えられた芸妓たちが登場します。

端唄「梅は咲いたか」

梅は咲いたか 桜はまだかいな

柳ャなよなよ風次第

山吹や浮気で 色ばっかり しょんがいな

浅蜊(あさり)とれたか 蛤(はまぐり)ャまだかいな

鮑(あわび)くよくよ片想い

さざえは悋気(りんき)で角(つの)ばっかり しょんがいな

柳橋から小船を急がせ 舟はゆらゆら波しだい

舟から上がって土手八丁 吉原へご案内

歌詞に登場する「梅」「桜」「柳」「山吹」は花柳界の芸妓さんたちを表しており、梅の花はまだ若い舞妓さんや若い芸妓さん、桜は売れっ子の姐さん。

柳はあちらこちらへとゆらゆら移り気な様子、実がならない山吹も「実を結ばない」ということで浮気性のモテモテな姐さんというところでしょうか。

色々な女性がいるものです。

あさり、はまぐり、あわびといった貝も女性にたとえられることが多いもの。

よく「磯の鮑(あわび)の片思い」などと言われるのはなぜかというと、二枚に合わさった貝ではないために、相手がいない状態のようだとことなのだそうです。

また、悋気(りんき)というのは「嫉妬」の意味で、さざえの貝殻が鋭いため、嫉妬で起こっている女性を表しているのです。

なるほど面白い!

そして最期には「吉原へごあんな~い」となります。

現在の山谷堀(さんやぼり)は、江戸時代に隅田川から新吉原遊郭へ続く猪牙舟(きっちょぶね)が通る水路でした。

お船で吉原へ行くなんて、大人の洒落た遊びで素敵ですよね。

春を目前とし次第に暖かさを増していく時の季節感と、粋な女遊びを楽しむ時の浮き浮き感とが掛け合わされています。


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当時の男性たちは、多額のお金を積んでまでなぜ遊郭へ通ったのでしょうか。

「浮気」は「文化」?


現代では「浮気」なんていうと非人道的な行為という感じで袋叩きにあいますが(汗)、江戸時代では違う書き方も見られて「艶気(うわき)」と書いていたことが分かっています。

この「艶気」、江戸時代では「好色(こうしょく)」とほぼ同義語であると捉えられていました。

「好色」なんてはしたないと思われるかもしれませんが、江戸時代では「人への気遣いが洗練されていて、言葉の選び方のセンスも良く、流行に敏感で、教養があり、三味線や音楽や絵などの能力が高く、異性の心を良く分かっている、という最高評価の言葉なのです。

全てに秀でていて素敵なので、結果的にモテているという感じですね。

「色」という言葉は仏教用語では「形あるもの」という意味で、物質的なことを意味しており、五感で感じられるもの全てをさします。

物質は移ろうもので、出来ては消滅していくことを繰り返しますが、音楽や文章や絵や恋もその中の一つとして考えられ、それを最高に洗練されたレベルまで高めることが即ち「好色」なのです。

ですから、いつだか「浮気は文化だ」と言っていた俳優さんがいましたが、実はその通りなわけですね。

「性」というのは決していかがわしいことではなくて、それを極めることは文化にあたる(「色道(しきどう)」)と捉えて、江戸時代では遊郭文化が花開きました。

遊女は「傾城(けいせい)」とも呼ばれ、現実世界を崩壊させる危険性をもつほど、恋の理想を体現している妖しく美しい存在でした。

男たちは、身近にいる野暮(やぼ)な「地女(じおんな)」とは決して味わえない、夢のように贅沢な恋に身を焦がすためにせっせと遊郭へ通ったわけですね。

まとめ


江戸の文化を象徴する三味線で演奏される「端唄」は、まさに恋の唄。

華やかさの中に儚さも感じられ、感情を揺り動かされた江戸時代の人々は、この三味線の音色に夢中になりました。

三味線の唄がほとんど恋の唄が多いのは、この楽器のもつ特有の振動のせいなのでしょう。

まずは、「梅にも春」「梅は咲いたか」のような華やかな恋の唄から、江戸時代の日本の粋な文化に触れてみてはいかがでしょうか。

初心者スピ部長・カリーネの愛の引き寄せ道場!

自分は江戸時代に生きていたのではないか、と思うほど江戸の文化が気にかかるカリーネです。

遊郭や遊女についてだけではなく、『好色一代男』のような馬鹿馬鹿しいともいえるほど性に奔放なお話もひるまずガハガハ笑えますし、「江戸しぐさ」と言われる粋な大人のたしなみなどもなぜかしっくり受け止めることができるのです。

常識的に考えたら、現代のものとはかけ離れておりますが、この時代の考え方の方が人間の根本に素直な気がして、無理がないように感じられるからかもしれません。

「生きることを楽しむ」ということにフォーカスして、その時々を精一杯生き、自分のカッコいい生き様を目指し磨きをかけていただろう、江戸時代の考え方に学ぶところは多くありそうな気がしています。

常識的な生き方を目指して右ならえで生きてしまうと、自分らしい人生は歩めません。

誰かに合わせるために、好かれるために生きるという他人軸では、自分軸を失ってしまいます。

私自身、何のために生きているのか分からなくなった時に出会えたのが、師匠先生でした。

先生の教えにより、私の中の「常識を守る真面目な人間像」は壊されようとしています。

今では常識にとらわれない、自分に素直に自然体で魅力的な生き方に少しずつですが近づいていることを、楽しみながら生きていますよ。

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