社会人になったら、勉強は自分でしなければいけませんね。
お金をかけずに最も手軽に自己啓発できるのが「読書」です。
この記事では、
- 人生このままじゃ嫌だ
- 自分を変えたい
という社会人になりたての20代のみなさんのために、読むべき本ベスト5をご紹介します。
私自身もいろんな自己啓発本を読んできましたが、
- 読んで人生が大きく変わった
- 今までにない視点が得られた
- 流行ではなく本質が分かる
という本を厳選して5冊だけ紹介させていただきます。
目次
20代で読むべき本の基準とは?
最初に、私が考える「20代の読むべき本」の選びかたの基準についてお話ししたいと思います。
私が20代のときは、とにかく社会に出るということで「常識を知らなければ」と必死になっていました。
読んでいたのは、おおむねこんな本たちでした。
- 新卒社会人の常識
- 報・連・相の基本
- デキる社員の○○術
とにかく一般常識や仕事術みたいな実用本を読み漁っていました。
その結果、いちおう常識らしきものは覚えましたし、何も知らない頃よりは上司に怒られることも減ったような気がします。
ただ、それで人生がめちゃくちゃ変わるかといったら、何も変わりませんでした。
30代になって、いろんな変わった人たちの話を聞いたり、自分でもごちゃごちゃ変なことをやってみたりしているうちに、人生は根本からひっくり返りました。
性格は明るくなったし、物事を前よりは深く考えられるようになったし、付き合う人も、やってる仕事や趣味も、住んでる場所も、服装も、何もかも変わりました。
そして、もっと早く広い世界を見れていたら良かったなあ、とちょっとだけ後悔しています。
もう一度20代をやり直せるならこんな本を読むのになー、という基準はこちらです。
- 学校で教わったのとは違うことを言ってる本
- 明らかに普通じゃない変わった人が書いてる本
- 抽象的・本質的な内容の本
常識なら、黙っていても会社の人や親や、周りの大人と話していればなんとなく分かります。
でも「非常識」なことをわざわざ教わることってないですよね。
また、すぐ使えそうなノウハウが載った実用書は読みやすく、黙っていても手が伸びます。
たまには、本質や全体像をつかめる本も意識的に読んでみると視野がぐーんと広がりますよ。
タイトルでいうと『○○のコツ』よりも、『そもそも○○とは』とか『○○の魅力』の方がより本質・全体像に近いものになります。
本質を学ぶと視野が広がって、今までは予想もしていなかった未来が見え、人生が大きく変わるかもしれません。
20代で読むべき本5冊
20代は常識の外に出よ!『読書の価値』森 博嗣
勉強をする前に「勉強の仕方」を知った方がはかどるように、本を読む前に本の読み方を知っておくと読書の価値を高められます。
というわけで、最初に読むべきおすすめの本は『読書の価値』です。
著者の森博嗣は『すべてがFになる』『スカイ・クロラ』などを買いた作家さんです。
作家さんはさぞ本をたくさん読むのだろうと思っていましたが、森博嗣はその逆。
本を読むのはものすごくゆっくりで、一度に何冊も買って読む「積ん読」もせず、一冊を時間をかけて読むのだそうです。
ゆっくりな理由は、文字の情報は頭の中で映像に変換されるから。
その代わり、一度読んだら覚えてしまうので、同じ本を2回読むことはないのだとか。
そんな天才は、本の探し方についてこう述べています。
発想というのは、計算の先にあるものではない。だから、データを集めて、これまでの経緯を理解し、築き上げた常識の中で考えても出てくるものではない。むしろ、その逆で、無関係なものから連想することが多い。面白いものがあれば、これを使えないか、この考え方をなんとか適用できないか、と考えて導かれるものだ。
したがって、どれだけ自分の頭を 余所見 させるかが勝負になる。そのためには、自分の専門( つまり興味の対象)ではないフィールドへ足を踏み入れ、きょろきょろと探すことが有意義だ、という理屈になる。
Kindle位置:1,017
専門間のもの、今まで興味がなかったもの、常識外のものこそ、自分の中に取り入れると新しいアイディアに繋がるんですね。
人類なら読むべき!『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ
なんだか仰々しいタイトルで、上下巻に別れて長いのですが、意外と読みやすくて面白い歴史書です。
現代の社会がどうなってるのか知ろうとしても、複雑すぎてどこから勉強していいかわからない!ということになってしまいます。
そんなとき、「どうしてそうなった?」という経緯、ストーリーを知っていると、バラバラに覚えようとしていたものが一本の軸に繋がるのです。
20代は学生の頃のようにヒマではなく、今日の仕事をどうしよう…と目の前の細かいことに気を取られがちです。
たまには時間軸をぐーんと広げて、視座を上げ、全体を見渡して見ましょう。きっと、目の前のことも違うように見えてきます。
言葉を使って想像上の現実を生み出す能力のおかげで、大勢の見知らぬ人どうしが効果的に協力できるようになった。だが、その恩恵はそれにとどまらなかった。人間どうしの大規模な協力は神話に基づいているので、人々の協力の仕方は、その神話を変えること、つまり別の物語を語ることによって、変更可能なのだ。
Kndle位置: 694
20代が読むべき哲学本『哲学マップ』貫 成人
こちらは、『サピエンス全史』に比べると最近の、西洋哲学の流れを見渡せる本です。
本文中で、全貌をパッケージとして可視化・言語化するのが哲学だと述べたが、現代を生きる者が、複雑な現実をパッケージとしてとらえるためには、現実を構成する多種多様な次元に関する知識と理解が不可欠である。そのようにして形成される〈現実を読む目〉は、「メディア・リテラシー」ならぬ、「リアリティー・リテラシー」とでも呼べるだろう
Kndle位置: 2619
私は大学で哲学をやってて何がなんだか分からなかったのですが、この本に先に出会っていたら、ちょっとは何のことか分かったんじゃないかなあと思います。
一つの問題でも、哲学のいろんな視点を持っていると、どこがなぜ問題なのか立体的に考えられるようになります。
そして、変な上司とかに言いくるめられない賢さを養えます。たぶん。
自信の無い20代が読むべき本『自己信頼』ラルフ・ウォルドー・エマソン
私がフリーランスでライターをやっていく決心をしたとき、背中を押してくれたのがエマソンの『自己信頼』でした。
会社の人も、親も、フリーランスなんて安定しないからダメだ、お前にできるわけない、なんて言いたい放題でした。
唯一、応援してくれたコピーライティングの先生がこの本を勧めてくれたのですが、帯にいきなり「徹底的に自分を信じよ」って書いてあって、なんか「おお〜!!」って感化されました(笑)
みんなおかしいんじゃないの?って思う人にも、自信がなくて自分がおかしい気がする人も、読んだらいいと思う!
永久不滅貯金であなたも資産家に!『お金に愛される人のルール』ジョン・F・ディマティーニ
私は20代のころ、服とかエステとかにお金を使いまくってて全く貯金がありませんでした。
貯金なんてダサい!って気がしてたんですよね(アホ)。
ディマティーニ先生によると、貯金とは、カードの支払いよりも家賃よりも先に、自分のために払うお金なのだそうです。
そして、収入の1割を絶対貯金すると決めると、必要な分だけちゃんとお金を稼げるようになるんです。
これ不思議なんですけど、やってみたら本当でした。
変なお金のセミナーとか行って保険入らされるより、この本を読むといいよ!
20代が読むべき本=視座を高めてくれる本
こちらでご紹介した本の著者さんたちは、みんなすごい視座が高いマスターたちです。
パラパラ読むだけでもいい影響を受けると思いますので、ぜひお手にとってみてくださいね。
本も面白いですが、映画からも物事の本質を学ぶことができます。
きっとあなたの人生にインパクトを与えてくれる、おすすめの映画はこちら!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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