やる気が出ないし、何もしたくない。
そんな時、あなたはどうしてますか?
以前の私は、よくこんな気持ちに陥っていました。
「ああ、また何もしないまま1日が終わってしまった……」
今だったら、自分にこう言ってあげたいです。
「何もしなくていいんだよ」
なぜそう言えるのか?
今回は、何もしたくない状態になる本当の理由と、私が感動した、何もしたくない時のスピリチュアルな過ごし方をシェアします。
目次
「何もしたくない」はスピリチュアル的にOKな理由
やる気もないし、何もしたくない自分もO K。
そう言えるようになったのは、自分自身の思い込みに気づいてからです。
「何かをすること」や、「できるようになること」を目指しましょう。
子どもの頃からそういう教育を受けてきました。
受験生の時、自分の部屋でのんびり寝転んでいたら、「いい加減、勉強しなさい!」って親に怒鳴られたっけ。
そういった過去の積み重ねによって、「何もしないのは怠け者」だと刷り込まれているだけで、実際には、「何もしていない」という事実があるだけです。
だから「何もしたくない」という気持ちは否定せず、大切にした方がいい。
「少し休んで自分を見つめ直しなさい」という、魂からのメッセージかもしれないですよ。
私自身、あることがきっかけで、そう気づくことができました。
何もしたくなかった私
実は私、「何もしたくない」状況が、半年くらい続いたことがあったんですね。
(長っ!!)
フリーランスで仕事をしているのですが、当時は仕事が激減し、内心、かなり焦っている状況でした。
自宅兼仕事場で24時間、独りで過ごしていたら、ネガティブな会話が脳内で増殖し、負のスパイラルから抜け出せなくなったんです。
たまに仕事があると、仕事という強制力が働いてなんとか動けますが、それ以外はてんでやる気がなく、家でダラダラと映画やアニメを見たり、やたらとお腹が空いて、大好きな粉モノ、ホットケーキやマフィンなどをお腹がいっぱいになるまで食べたりしていました。
「私って、なんて怠け者なんだろう…」
「そろそろ動かないとヤバいんじゃないの?」「せっかく時間があるのに、勉強もしないで!」そんなふうに、心の中で、自分をずーーーっと批判していましたね。
そんな時です。思い込みが外れたのは。
救いになったのは、“くまのプーさん”の言葉でした。
私が感動した「何もしないをする」生き方
2018年公開の映画『プーと大人になった僕』の中で、仕事に追われて焦っている主人公に、プーさんはこんなことを言っています。
「何もしない」って、最高の何かにつながることなんだ。
これは、ある意味、衝撃でした。
「何もしない」というのは、れっきとした選択肢なんですね!
しないことを選ぶ。
それまでは、「何かをする」ことが正しくて、前向きな行為だとばかり思い込んでいました。
だから「何もしたくない自分」は前に進んでいない、成長していないと決めつけて、どこか許せずにいたのです。
大切なのは、「何もしないことをする」と自分で決めること。
「何もしたくない自分」にOKを出したら、頭の中でグルグル渦を巻いていた焦りとか、自己嫌悪など感情の雲が、サーッと消え去っていきました。
「何もしない」はダラダラすることではない
ただし、プーさんの「何もしないをする」というのは、ダラダラ過ごすこととはまったく違います。
映画の中で、主人公の男性は、家族を犠牲にして仕事に追われているワーカホリックでした。
男性が、カリカリした空気を漂わせて山積みの書類をさばいている時に、プーさんはどこ吹く風で窓の外を眺め、なんだか楽しそう。
「き(木)、くさ(草)、くも(雲)、やま(山)……」
などと、単語を連発しています。
「なに言ってるんだ?」
仕事の邪魔だとばかりに、イライラした口調でプーさんを問い詰める主人公。
プーさんは軽やかにこう答えます。
「見えたものを言うゲームをしているんだよ♪」
ただそこにいて、目の前にあるものを精一杯見て、感じて、その喜びが自然と口から溢れてくる……
プーさんは何もしていないわけじゃなく、魂のレベルで「したい」と感じていることをしているのだと思いました。
このシーンで私は、あるがままに過ごすってこんな感じなんだなぁ!と想像できて、木漏れ日が降り注いできたような、眩しさを感じました。
「何もしない」の本当の意味
同時に、日頃の自分を振り返ってみると、「するべきだから」という気持ちでしていることが、結構あるかもしれないなぁ、って思えてきました。
プーさんのしていることは、現代社会の価値観から見ると、生産性のないことなのだろうし、ただ遊んでいるだけなのかもしれません。
ですが、主人公のカリカリして尖った面持ちと、プーさんののんびりしたご機嫌な表情を比べたら、どちらがまわりの人たちを明るく照らせるだろうか?
なんだかハッとしたんです。
「ただご機嫌で居るだけで素晴らしいのだ!」
その時の私は、焦りや不安から行動した結果、やる気が追いつかず、何も手につかなくなっていました。
そんな私に、プーさんが気づきを与えてくれたのです。
魂の望みを聴くには?
とはいえ、ネガティブな感情というのは、ふとした時に顔を出すものです。
私自身、「何もしないをする」と決めたものの、時折、「自分は間違ったことをしてるんじゃないか?」などと不安が押し寄せてきました。
どうしたら、プーさんのように、あるがままで生きられるだろう。
そのために私が心がけ、効果を感じたのが情報の遮断です。
現代社会では、生きているだけでネガティブな情報を浴びてしまいます。
落ち込んだり、イライラしてしまうのは、外側からの影響が大きいのです。
私は、テレビのニュース番組やドラマなどを一切見ないことにしました。
テレビを消すと、家に静けさが訪れます。
心もザワザワしなくなり、穏やかな状態でいることが普通になってきました。
ちなみに、ふだん家にいる時は、空気に溶け込んでしまうほど小さな音で、ヒーリング音楽を流しています。
何もしたくない時は、ソファーに腰掛けて目を閉じ、微かな音に身を委ねるようにして過ごします。
すると、ふわふわの毛布に包まれているような、「何か」に守られている感覚になります。
それから、スマホの影響もかなりマズいと聞いて、受け取る情報を厳選しました。
スマホについてはこちらの記事に詳しく書いてあります。
世間の常識やネガティブな情報からなるべく離れるようにするだけでも、魂の声=自分の本心が聴こえやすくなり、心も整ってくると感じました。
「何もしたくない自分」を尊重した結果、どうなったか?
何もしたくない自分を許し、「何もしないことをする」と決めたら、「何かしなくちゃ」と焦ることがなくなって、心の底から休めるようになった気がします。
結果的に何もしなかったのと、意思を持ってしっかり休むのとでは、得られる感情がまったく違いますね。
せっかく休むのであれば、本気で休むことが大切!
それに、心の底からのんびりしたら、空っぽだったバッテリーが充電されたというか、エネルギーがたまってきたようで、自然と動きたくなってきました。
もともと好きだった料理やガーデニングを再開したり、お掃除を丁寧にするなど、日常生活で創意工夫を楽しめるようになっていきます。
楽しくて、気分よく過ごす時間が増えてきたら、自分から行動したわけでもないのに、仕事の面でよい兆しが見えてきました。
詳しく知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
それからエネルギーがぐんぐん上がってる感じで、今はこうして仲間と一緒に記事を書いたり、ビジネスコミュニティーで共に学びながら、仕事に邁進しています。
「何かしなくちゃ」と焦るのをやめたら、現実が少しずつ動き出したというのが不思議です。
やる気が出ない&何もしたくない時のスピリチュアルな過ごし方 まとめ
いろいろ書きましたが、伝えたかったのは、この一言に尽きます。
「何もしたくない自分」にOKを出しましょう!!
やる気が出なくて何もしたくないのは、あなたの魂が、これまでの自分にストップをかけているのかもしれません。
何もしたくなくてネガティブになってしまったら、上記の言葉を思い出してみてくださいね。
自分に許可を出せば、人生は、自然と進んでいきます。
あなたがあるがままの心で生き、よき流れに運ばれてゆきますように。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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