新社会人になると、会社から給与の受け取り用の銀行口座を開設するように言われますね。
この給与受け取り口座の他に、もう2つ、合計3つの口座を開設して使い分けると、家計簿をちまちま付けなくても無理なく使いすぎ防止ができて、貯金もザクザク貯まりますよ!
家計簿要らず、管理楽々でお金が貯まる口座開設のおすすめパターンを紹介します!
目次
新社会人は口座を3つ開設するのがおすすめ
給与の受け取り口座をそのまま公共料金やスマホ、家賃などの引落口座にしてしまえば、お金を移す手間がありません。
なぜ、わざわざ口座を分ける方が良いのでしょうか?
なぜ口座を分けるべきなのか
口座を分ける目的は、自分自身からお金を守ることです。
私は当初、地銀の総合を口座1つだけ使っていました。
毎月15日には給料が振り込まれ、月末から翌月の頭にかけて電気、ガス水道、家賃、携帯代、インターネット代、奨学金、カード代などがもろもろ引落になります。
請求金額をちゃんと計算して取っておけば良いのですが、それってけっこう難しいんですよね。
いっぱい手元に現金を持ってるのは怖いので、使う分だけ数千円ずつ引き出して使っていると、残りいくら使っていいのかが分からなくなってしまうのです。
まだ大丈夫かな?と思っていると、「残高不足だから振り込め!遅延損害金取るぞ!」という手紙が届き、余計な振込手数料や延滞金を払うことになってしまいます。
かといって、家計簿を細かく付けたり、家計簿アプリでいちいちいレシートの写真を撮ったりなんて、めんどくさくてやってられません!!
そこで、口座の使い分けの出番です。
- 口座に残しておくお金(引落+定期預金)
- 引き出して使ってもいいお金(財布に入れる生活費+小遣い)
この2つを明確に分けておくことにより、ストレスなくお金を貯められます。
貯金を減らすお金泥棒は「自分」。自分からお金を守るために、口座を使い分けよう。
家計簿がなくてもお金は管理できる!
ところが、この記事で紹介する口座3つの運用方法なら、家計簿をつけなくても「あといくら使えるか」が分かっちゃいます。
家計簿って、よく食費が月にいくら、日用品がいくら、などと費目ごとに使った金額を計算しますよね。
家族のお金を預かるならそのぐらいやった方がいいかもしれませんが、ひとり暮らしの場合は細かい内訳よりも「トータルで使いすぎないこと」の方が大事です。
そもそも家計簿の目的は、無駄遣いをなくし、貯金をすること、じゃないですか。
最終的に無駄遣いせずに貯金ができるならば、家計簿なんかなくたっていいんです。
ひとり暮らしに、食費も小遣いもありません。
食費、日用品費、雑費、小遣い、口座振替以外の現金で都度出て行くお金は全部ひっくるめて「使えるお金」です。
引きお落としされる金額と貯金したい額を抜いて、残りが「使えるお金」が5万円なら、食費にお金をかけようと、洋服代を多めに使おうと、全部合わせて5万円収まればオッケー!
こんな感じでざっくり管理するのがすごく楽なのです。
ひとり暮らしの新社会人に食費と小遣いの区別はない!「使えるお金」の一元管理で家計簿いらず、楽ちん!
新入社員が開設するべき3つの口座
開設するべき3種類の口座はこちら。
- メガバンクor地銀の総合口座
- デビットカードカード付きのネットバンク口座
- ゆうちょ銀行の口座
メガバンクor地銀の総合口座|給与受け取り&引き落とし
給与の振込口座は会社から「○○銀行の口座を作って」と指定される場合は、指定の銀行で「総合口座」を作りましょう。
普通預金と定期預金が一体になった口座のこと。
引落と定期預金を一緒の口座にしておくと、いつもより支払い額が多かったのをうっかりしても残高不足になりません。
給与受け取り口座の指定がない場合
会社から給与の受け取り口座の指定がない場合は、メガバンクか地銀・信用金庫など、どこでもOKです。
この口座で定期預金も積み立てるので、将来的に家や車のローンを借りたい予定があれば金利が安い・審査が通りやすいなどの特徴がある銀行を選ぶと良いでしょう。
なお後で説明しますが、ATMは月に1回しか使いませんので、そこまで便利でなくても構いません。
先に貯金を確保する
給料ー使うお金=貯金
だと、なぜか使ってしまってお金は余りません。人の意思はそんなに強くないのです。
自分からお金を守るためには、
給料ー貯金=使えるお金
の順番にしなければなりません!!
余ったら貯金しようと思ってやりくりできないけれど、先に貯金を確保してしまえば、残ったお金でどうにかやりくりするものです。
貯金するなら勝手に引き落としてくれる自動積み立てがおすすめです。
意志が弱くても、有無を言わさず自動で普通口座から積立定期にガンガン貯金してくれます。
積立の目安は収入の1割
貯金は収入の1割を目安に積立定期に入れましょう。
手取りの1割でも良いですが、余裕があれば額面の1割にするとより速いペースで貯まります。
積立定期は資産を作るためのものなので、生活費や大きな買い物には絶対に使わないようにしましょう。
たとえば、収入が20万円なら毎月2万円を自動積立とし、ボーナスが40万円出たら4万円を定期に振り替えます。
ボーナスが年2回とすると、年間で32万円、昇給を勘定に入れなかったとしても3年と2ヶ月で100万円を達成できます!
また、それとは別に臨時支出に備えるための積立は後述の「クレジット引落&臨時支出用口座」に移しておきます。
ボーナスも定期に入れた残りは全て「クレジット引落&臨時支出用口座」分けます。
引落予定金額を残して、使えるお金はネットバンクに移動
貯金を確保したら、家賃や公共料金、スマホなど引き落としになる金額はそのまま残して、余った「使えるお金」を引き出してネットバンクの口座に移します。
たとえば手取り18万円ならこんな感じ。
積立定期…2万円→定期預金へ
臨時支出用積立…2万円→ゆうちょへ
家賃…4万円
光熱水費…約1万円
スマホ…8千円
奨学金返済…1万7,千円
引高橋計…約10万5,000円
使えるお金…6万円→ネットバンク・財布へ
公共料金やスマホ代は変動がありますが、いちいち細かく計算するのは大変なので、ちょっと多めに残しておいて余るぐらいにしておきましょう。
使えるお金を引き出すのは、1ヶ月に1回きりです。
その後は自分からお金を守るため、「給与受け取り&引き落とし用総合口座」のキャッシュカードや通帳・印鑑は持ち歩かず家に隠しておきましょう。
ネットバンク・デビットカード|月々の生活費+小遣い
引き出した「使えるお金」が、その月の食費や日用品、被服費、雑費、お小遣いとなります。
使えるお金はネットバンク+デビットカードで一元管理すると、明細がそのまま家計簿&お小遣い帳になり、手間がありません。
なお、クレジットカードも明細は閲覧できますが、買ってから引落までに時間差があるため、つい使いすぎてしまいがちです。
デビットカードなら口座にお金無いと払えないので、使いすぎることは物理的にできません!
デビットカードの支払いも、現金の引き出しも一元管理
現金は、カードが使えないときのためにいくらか財布に入れておき、基本的には全てデビットカードで支払うようにします。
財布に現金を引き出すのも、ネットバンクから。メインの口座には絶対に手を付けないこと!
こうすることにより、
ネットバンクの残高=使えるお金
がハッキリ分かります!!
計算しなくても、残高を見れば「残りいくら使えるのか」が一目瞭然なのでとても便利です。
おすすめのネットバンク&デビットカード
オススメのネットバンクはどこですか?
私はジャパンネット銀行のJNB Visaデビットカード(ファミマTカード)を利用しているよ
- 提携ATMでの入出金が月1回無料、3万円以上なら何回でも無料!
- 給与口座など他行からの定額自動入金が手数料無料!
- 残高確認アプリで残高や明細をチェックできる
- ファミマでTポイントが貯まる(200円につき2ポイント)
- ファミマ以外のお買い物でもTポイントが貯まる(500円につき1ポイント)
ポイントがギフト券とかで送られてくると使うのが面倒だけど、Tポイントならファミマとかドトールでちょいちょい使えるのが便利だよ
他にはこちらもおすすめです!
- イオン銀行ATMで手数料が365日24時間無料
- 毎月20日・30日お客様感謝デーはイオンのお買い物代金が5%OFF
- 毎月10日はイオンのお買い物でポイント5倍
- WAONのオートチャージでもポイントがもらえる
- お買い物100円につき1ポイント
- 楽天のお買い物でポイントが2倍になる
- ATM手数料が新規口座開設で6ヶ月間、月5回無料!その後はステージに応じて無料回数あり
- 楽天アフィリエイトの報酬振込手数料が安い
楽天でいっぱいお買い物する、楽天のアフィリエイトでお小遣い稼ぎをしたい、という人には楽天銀行がおすすめです!
ゆうちょ銀行|クレジット引落&臨時支出用
旅行・帰省費用や交際費、その他大きな出費などは生活費と一緒にするとワケ分からなくなってしまいます。
臨時支出は毎月の固定費とは分けて、3つ目の口座で管理するのがおすすめです。
- ボーナスから定期積立を引いた残り
- 毎月の臨時支出用の積立
- その他臨時収入
など、はこちらの口座に入れ、イレギュラーな支出があるときはここから引き出して使います。
また、クレジットカードの引落口座もゆうちょ銀行を指定しておきます。
引き出した現金は、財布にいれると固定費とごっちゃになりますので、封筒などに分けておきましょう。
臨時支出口座はゆうちょがいい理由
1.お祝いには新券が必要
20代の臨時支出といえば、そう、友達の結婚式のご祝儀ですね!
ネットバンクだと実店舗がなく、新券が出てくるかどうかは運任せ。
ゆうちょ銀行なら、窓口で引き出しを頼めば新札を選んでもらえます。
2.地方に強い
ゆうちょ銀行は全国にATMがあり曜日・時間帯にかかわらず手数料が無料です!
日本国内なら旅先でATMがない!なんてことはまずありませんね。
コンビニATMすらない僻地でも、簡易郵便局さえあればお金は引き出せます。
帰省先が田舎だったり、国内旅行が多い人には便利!
3.ゆうちょ同士の振込手数料が安い
個人のお店とかの支払いにゆうちょ銀行を指定されることは結構あります。
そんなとき、インターネットバンキングの「ゆうちょダイレクト」なら、ゆうちょ同士の振込手数料が月5回まで無料!!
ネットバンクも同じ銀行への振込は安いですが、打率はゆうちょの方が高いです。(私調べ)
ゆうちょのデビットカードは使えない
ゆうちょのキャッシュカードにもデビットの機能が付けられますが、カード番号が発行されないタイプでネット通販には利用不可です。
店舗も一部のお店でしか使ず、あんまり意味ないです。
臨時支出については、通常のクレジットカードを使うのが良いでしょう。
新社会人の口座開設|まとめ
新社会人になったら、次の3つの口座を開設するのがおすすめです!
- メガバンクor地銀の総合口座
- デビットカードカード付きのネットバンク口座
- ゆうちょ銀行の口座
3つの口座の使い方
- メイン口座…給与受取、積立定期・口座振替用
- ネットバンク…月々の生活費決済、現金引き出し用
- ゆうちょ銀行…臨時支出用
メイン口座に給与が振り込まれたら、貯金と引落の分を除いた「使えるお金」をネットバンク&財布に移します。
通常の生活費はネットバンクから即引き落としのデビットカードまたは財布から。
レジャーや交際費など、臨時支出はゆうちょ銀行に積み立てたお金を使います。クレカの引落口座もゆうちょを指定すること。
家計簿いらずのポイント
- 給与ー貯金=使えるお金。貯金は最優先で確保すべし!
- 1円単位の細かい計算はしない。口座を分けて使える残高が分かるようにする
- デビットカードは毎月の生活費、クレジットカードは臨時支出の決済に、引落口座もネットバンック、ゆうちょ銀行で分ける
これで、あなたも家計簿要らず、ストレスフリーのざっくり管理で、お金がざくざく貯まります!
これをケチってしまうと、お金は貯まっても人生詰みます!
ケチらない方が良い物について以下の記事でまとめていますので、合わせてチェックしてね。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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