はじめまして、GLOBOライターの高橋久美です。
人と比較されることによって、負けず嫌いを発揮して頑張れることってありませんか?
それを利用して、みんなに頑張らせるためか、世の中には「比較」の仕組みが色々ありますね。
学校のテストとか受験もそうですし、仕事でも社内で売上を競うコンテストとか、コンペとかよくあります。
そういう仕組み以外にも、女性なら生きてれば勝手に親戚とか知らない男の人とかから容姿を比べられるし、就職活動をするにしても、婚活をするにしても、ほかの人と比較検討されることになります。
私は受験勉強までは比較レースにいい感じに乗って頑張れたのですが、そこから先は脱落して比較されるのがつらいと思うようになりました。
底辺にいると比較されるのがつらい。
比較されながら頑張るのが楽しいのは、あるカーストの中で自分がある程度の上位に居られるときだけなんじゃないかと思います。
私は、勉強はそこそこできたので、学校の定期テストで順位が出るのが楽しみでした。
勉強なら頑張れば頑張った分だけ結果がついてくるからです。
なんであんなに勉強したんだろうと思うほど、せっせと勉強していて、中学・高校はいつも学年でトップクラスの成績でした。
ですが、大学に進学してからは同級生は皆自分と同じか自分よりも頭がいい人ばっかりで、だいぶ低空飛行になり、就職活動で撃沈しました。
就職活動で会社説明会とか、一次の集団面接とかに行くと、ほかの就活生もいるわけですが、私は面接でことごとく落ちまくりました。
準備が足りなかったのか、しゃべりが下手だったのか、熱意がないのがバレ他のか、顔採用で弾かれたのか、学歴フィルターなのか、理由はわからないけれど、あの時、一緒にいた人たちの中で比較検討された結果、私は選ばれなかったのです。
勉強の時と違って、頑張っても、頑張っても、その努力がどこかに吸い取られて消えて行くかのように、全く成果が出ず、何も楽しくありませんでした。
この時に、やっと、勉強をやる気がないクラスメートの気持ちがわかったような気がしました。
比較されても自分が気にしないことだと楽。
就職活動は結局、内定が出たのは小さな学習塾の会社だけで、そこに就職しました。
で、その後いろいろあってフリーランスになったんですが、お金に困ってちょいちょいアルバイトとか派遣もやってた時がありました。
ある派遣先は、日本では知らない人はいないであろう大企業で、評価システムとか社員登用制度がすごくしっかりしていました。
ポイント制になっていて、欠勤をしないとか、数値目標を達成したりとかすると、時給が上がったり、試験を受けて契約社員を目指せたりするんですね。
ゆくゆくは社員を目指している真面目な人は、有給休暇も取らずにせっせとポイントを貯めていました。
(事前に申請する有給休暇でもポイントが引かれるっていうひどいシステムでしたが。)
ですが、私はライターの仕事をメインでやって行きたくて、派遣は完全なる腰掛けだったので、ポイントとかは気にせずバンバン休んでいました(笑)。
上司はポイントとか昇給をチラつかせて頑張らせようとしてきますが、昇給するのは1年後以降だし、その頃にはライターだけで食べていけるようになっていたいなあと思ってたので、その会社の評価は私にとって何も関係なかったんですよね。
同期に自分より仕事ができる人がいても「ふーん、頑張ってるね」としか思わず。
「自分もそのぐらい件数取れるようにならなきゃ!!」などと発奮することはありませんでした。
でも、そのぐらいの方が精神衛生上は良かったみたいで、何もストレスなく働けて気持ちよく仕事してたので、お客さんからのアンケートは意外と高評価でした。
コンテストとかもあって、私も当然比べられるわけですが、全く興味がなくて「何かやってんなー」ぐらいに思ってました。
比較されても自分が乗っかろうと思っていなければ楽でした。
ところが、自分がその評価体系に興味がなく、評価されたいと思っていなかったとしても、人から影響を受けて気にしてしまうこともあります。
空気に飲まれて比較されに行った話
私の場合、それは「婚活」でした。
もともと20代の頃は全く結婚願望がなくて、最後の彼氏と別れてからは特に相手を探そうともしていませんでした。
ところが30歳を過ぎて周りの友人たちが結婚ラッシュになり、一人だけ取り残されたような、早く結婚しなくちゃいけないような気がしてきたんです。
それで、婚活アプリに登録したり、婚活パーティーに参加したりしてみたんですが、厳しい現実を目の当たりにします。
婚活なんて、それこそ比較されに行くようなものだったのです。
男性は年収が見られますが、これは努力次第でまだなんとかなるから希望があります。
婚活における女性の最大の価値は「若さ」だそうな。
ということは、女性はどんなに頑張っても、婚活における市場価値は下がっていく一方じゃないですか。
調べてみたら、自分の年齢から相手に望める年収を計算する公式なんか出てきました。
結婚相手は年収がどうとかよりも、優しい人がいい!と思っていた私ですが、気がついたら婚活アプリで釣り合いが取れそうな年収でフィルタリングして、いいねみたいなのを押してっていう手順をやっていました。
どんな人かも分からないのに年収で見てる自分も嫌だし、相手から年齢とかプロフィール写真の見た目で比較されてるのも嫌だし、もう、登録してるだけでメンタルが削られていきます。
パーティーに出ても、自分はデートに誘われなかったのに一緒に出てたあのかわいい20代の人はいっぱいアプローチされてるのかなとか、比べられるし自分も比べちゃうし、ザ・過酷でした。
何がなんでも結婚したいと思ったら、そんなのにへこたれずに大量にパーティーに参加して、何十人、何百人と会ってったら、私でもいいよっていう人にいつか当たるかもしれません。
でも、アプリでメッセージのやりとりして、パーティーに出て、毎回「はじめまして」から関係を作って、結局選んでもらえない、みたいなことを繰り返す乗って、めちゃくちゃ消耗します。
そこまでつらい思いして、ネガティブを引きずって仕事にまで影響してまで結婚したいのか? そもそも何で結婚したいんだっけ?
思えば、周りの人とか世間の人たちから影響を受けちゃっただけで、本当はそんなに結婚したいわけじゃなかったことを思い出しました。
ということで私は婚活レースから脱落し、独身で仕事を頑張っていくことを決めたのでした。
自分はそういう特殊キャラなんだと思ったら、結婚相手として比較される枠組みから抜け出せてだいぶ楽になりました。
比較されるのがつらい時は|まとめ
比較は、嫌でも「されるもの」です。
道を歩けば知らないオッサンから勝手に容姿をジャッジされるし、仕事をすれば同期と比べられ、親からは兄弟と比較されます。
相手が勝手に比較してくるのは、どうすることもできません。
でも、比較された時に「つらい」と思うか「気にしない」かは、自分で好きな方を選べます。
努力で何とかなることなら、頑張って上を目指して這い上がるのもありです。
比較された結果、評価されるようになれば競争も楽しめます。
でも、人間には向き不向き限界があって、頑張ってもどうにもならないこともあります。
その時は、その評価基準を心底どうでもいいと思ってしまえばいいんです。
思い切って脱落してみると、心の平和が訪れることもあります。
どうでもいいと思えないのは、他人から影響を受けているせいかもしれません。
あなたのつらさも、軽くなっていきますように!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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