関係を築く

理解してくれない人、どうして分かってくれないの?と思ったら

わかってくれない

どうしてわかってくれないの!

両親や職場の上司、彼氏・彼女など、身近な人ほど気持ちをわかってほしいのに、なんだかズレてる。むしろ全否定されることってありますよね。

仕事ですごく辛いことがあって、でも会社では頑張っているから彼にちょっぴり慰めてほしくて愚痴ってみたら、

「それってこうしたら良かったんじゃないの? 悪いのは自分じゃない?」だって!

ムッカー!そんなのわかってるし、誰もアドバイス求めてないし!っていうか冷たすぎるよ…。ただ聞いてほしかっただけなのに、どうしてわかってくれないの?

なんて経験ないですか? ガッカリして、怒りを通り越して悲しくなっちゃいますよね。

どうしたらわかってくれない人に気持ちをわかってもらえるのでしょうか?

実は、わかってくれない人に接するときに「あること」を知っておくだけでビックリするぐらいわかってもらえるようになります。

この記事ではわかってくれない人が最高の理解者に変わってしまう接し方のポイントをまとめました。

今まで犬猿の仲だったのが抱き合って涙を流すぐらいに豹変してしまうほど、気持ちに大きな変化をもたらす方法です。ぜひ試してみて下さい。

まずは、わかってくれない人とはどんな心理なのか、いくつか例を見てみましょう。

イライラ!なんでわかってくれないの?

気持ちをわかってくれない彼氏

彼氏・夫が気持ちをわかってくれない

女性の気持ちをわかってくれない彼氏や夫は残念ながら多いようです。

これはよく知られていることですが、コミュニケーションにおいて平均的に女性は感情を、男性は論理を重視します。

女性同士の会話は他愛のない話題で「わかる〜」「たいへんだったね〜」と気持ちをシェアすることが目的であるのに対し、男性同士では他に何か目的があって初めて会話をするのですね。

なので、基本的に男性は用事がなければコミュニケーションをしない生き物のため、女性が悩みや愚痴を話すと「それを解決しなければ」と思ってしまうんです。

そして彼なりに一生懸命考えてアドバイスしても、女性にしてみたら「冷たい」「聞いてくれない」と受け取られてしまうというすれ違いが起こりがちです。

しかし、それを差し引いてもあまりにひどいと思うことはありませんか?

二人の子供の育児なのに全く興味を示してくれなかったら、「少しぐらい、わかってよ」と言いたくなっちゃいますよね。

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両親が仕事をわかってくれない

親子の間でもわかりあえないことは多くあるかもしれません。特に、仕事となるとお互いに譲れませんよね。

就職活動をせっかく頑張って優良企業の内定を勝ち取ったのに、両親が知らない会社だというだけでケチを付けられるのは納得が行きません。

やりがいのある仕事を見つけて誇りを持って働いていても、親というものはなかなか認めてくれないものです。

または、家業を継いで同じ仕事をしている親子でも考え方ややり方が違って分かり合えない例は多いですね。大企業でも壮大な親子喧嘩に発展した例がありました。

親が仕事をわかってくれないのには、どうやら世代間のギャップで価値観が大きく変わっているのが理由としてあるようです。

わかってくれない上司

上司もわかってくれない人の代表選手です。

「このプロジェクトはあなたにとって成長するチャンスだよ、良かったね」

なーんて、分かった風に言わないで! 別に成長するために働きたいワケじゃないんですから。

家族を大事にするために家計を支えたいのに、出張とか残業とか多くなったらかえって家族に負担をかけるので困る。

どうして分かってくれないの? 分かってて嫌がらせしてるの?

または、結婚してもガンガン働きたいのにどうせ産休・育休でいなくなるでしょと思っているのか、大事な仕事を任せてもらえなくて悲しい、なんてパターンもあるかもしれません。

いつもやり取りしていて距離は近いようで、立場という大きな隔たりのある上司と部下。仕事に何を求めているのか、考え方も全く変わってしまいます。

性差や世代の違い、立場を超えて理解してもらうためには、どうしたら良いのでしょうか?

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わかってくれない人を理解者に変える方法

わかってくれないのはなぜか

わかってくれない人に理解してもらうためにたった一つ知るべきこと、それは相手の価値観です。

誰でも一番大事にしているもの、二番目、三番目…とボンヤリと優先順位を決めています。

たとえば、ここに一組の夫婦がいたとします。

奥さんは、育児が一番で、その次が家族の健康、三番目が家族が仲良く過ごすこと、を大事にしているとしましょう。一方で、旦那さんはお金、出世、家族を養うこと、の順で考えているとしたら、どうでしょうか?

この家族が休日にショッピングセンターに出かけたとき、奥さんは子供の知育玩具や絵本、健康に良さそうな自然食品に興味を示し、皆で一緒に店を見て回りたいと思っています。それが幸せな家族の在り方だという理想を持っているのです。

旦那さんの方は、休日でもどうしたら仕事がもっと上手くいくかに頭が一杯です。奥さんと子供がキャッキャワイワイしている間に別行動をしてビジネス本でも読んでいたいでしょう。そして、それが愛する家族を養うために最も必要なことだと考えています。

二人共、お互いに愛情もあるし家族を大事に思っているのですが、価値観が違うために考え方や興味・行動での表現方法が違ってしまうのですね。

価値観が何から何まで全く同じという人同士はいませんから、お互いの価値観を尊重し合うことが大事になります。

そのとき、まずは自分からオープンになって相手の価値観を理解してあげましょう。

「はいはい、どーせあの人はこういう考えなんでしょ」ぐらいでは足りません。その人の人生を尊重して、深く理解したとき、相手もあなたに心を開いてくれます。

相手が大事にしていることは何と何で、どういう優先順位を付けているのでしょうか? 何を理想としていますか?

相手の価値観を理解すると第三の道が開ける

価値観はちがってもわかりあえる

ただし、全部が全部を相手の言う通りにして自分を犠牲にするのもいけません。相手の価値観が大事なのと同じように、自分の価値観も大事だからです。

全く価値観がかけ離れているように思えても、お互いに完全に理解して一緒に幸せになる道を考えた時に新しい何かが出てきます。

先ほどの夫婦の例をもう一度見てみましょう。

奥さんは子供・家族の健康・一緒に過ごす時間が大事で、旦那さんはお金・仕事・家族を養うことが大事だとおもっています。

具体的な形は違っても「愛する家族と幸せになりたい」という理想は一緒なんです。

そして、お互いに認めることで補い合うことができます。お金がなければ育児をしたり、いい食事を取ったり、家族でのんびり休日を過ごすことも難しいですよね。

逆に、いくら仕事で出世してお金があっても肝心の家族がいなければ養うこともできなくなってしまいます。

相手の価値観に合わせる形で自分の理想を実現できないかを考えてみましょう。

奥さんの側からは、旦那さんがビジネスで上手く行くように健康をサポートしたり、感謝を表現して更にモチベーションを上げてもらったりできるかもしれません。

旦那さんの方からは、育児からもビジネスに役立つ学びが得られるかもしれませんし、健康に気遣ったり気持ちが満たされたりすることも時には大切です。

大事なのは、歩み寄りを相手に期待するのではなくまず自分から先に相手を理解することなんです。

価値観について、どちらが正しいか、社会的に間違っていないのかを争っても関係性に良いことはありません。自分から負けてあげれば相手も安心して攻撃をしてこなくなります。

ただ、目指す方向性があまりにもかけ離れていたり、相手に拒絶されていたりするときには、今はお互いのために距離を置いたほうが結果お互いの幸せのために良い場合もあります。

自分から「わかってくれる人」になってあげましょう。

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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