いつか独立して自営業をやりたいと思っている人へ。
私は会社員から自営業になって、また会社員に出戻ったのですが、自分でビジネスをやってみたら、上手くいってる人・そうじゃない人、いろんな人がいて、共通の特徴を発見しました。
そこで今回は、自営業に向いてる人・向いていない人の特徴をまとめてみました! ぜひチェックしてみてください。
目次
自営業に向いてる人はこんな人
組織で働きたくないという強い思いがある
世の中には、どうしようもなく組織で働くのに向いていない人々がいます。
たとえば、ある経営者は、最初は普通に平社員で働いていたのですが、「仕事ができない上司の下で働くのが我慢ならなかった」そうです。
飲み会に出ても絶対お酌とかしなかった(!)というエピソードもあるらしい。
ご本人はものすごい頭のキレる人で、仕事もめちゃくちゃできて、かなり出世したものの「社長の言うことは聞かなければいけない」のが嫌で、独立しました。
また別の友人は、もともと実家が商売をしているところのお坊ちゃんだったのですが、その会社が倒産。
就職してはたらいてみるも、「自分は経営者側だ」というプライドが許さなかったそうで、自分で新しくビジネスを始めたそうです。
「組織で働くのが絶対に嫌だ!!」という人は、ネガティブっぽいけれど非常にパワフルです。
だって、超ホワイト企業で、お金も休みもいっぱいもらえて、仕事もやりがいがあって、尊敬できる上司や頼れる仲間に囲まれていたら、わざわざ独立しようだなんて思わないじゃないですか。
「会社員は嫌だ!」という思いが切実なほど、事業をやって稼ごうという本気度合いもアップすると思います。
これがやりたい」という自分の軸がある
事業のやり方t(Hoe)とか、売る商品(What)は後からどうにでもなります.
しかし、「なぜ、自分がそれをやるのか?」(why)の部分は最初から持っておいた方が良いです。
「これのために、自分はビジネスをやっていくんだ!」という源泉みたいなものがないと、いろんなものに流されてブレてしまうんですね。
これは、企業理念みたいにやたら立派なモノじゃなくても良くて、自分の本心から出てくるものが良いです。
だから、たとえば「自分が面白いと思うものを作りたい」みたいなのでも構いません。
自分が苦労した経験があるからこそ、それを生かして人の役に立ちたい、というパターンもありますね。
自分が離婚で苦労したから、夫婦関係のカウンセリングをやってる人とか、自分がお金で苦労したからFPに成った人とか。
あとは、なぜか昔から好きでずっと続けてきたこと、よく人から頼まれてやっていたこと、等も自分の軸である可能性があります。
それは直接ビジネスに関係ないモノでも何でも良いんだけれど、何か1本か2本は「自分はこれだ」っていう軸がないと、ビ
ジネスやるのは大変です。
私は最初、それがなかったので自営業なのに会社員とあんまり代わらないような不自由な働き方をすることになりました。
自信はない方がむしろ良い
会社をやめて事業をやりたいんだけれど、自信がなくてなかなか踏み出せません、という相談をされることがあります。
が、私は変な自信のない人の方が事業は上手く行っているように感じます。
なぜなら、自信がない人の方が慎重に丁寧に仕事をするからです。
たとえばセミナー講師をやっている知人は、「自信がないから徹底的に準備をする」と言っていました。
参加者の情報を調べ、今の状況やセミナー内容の理解度がどのレベルなのか把握し、また話す内容についても10の情報が必要だったら100を勉強して頭の中に入れておく。
そして、入念にリハーサルをして話すスピードと内容のボリュームも調整し、万が一話が早く終わったり、当日やってみて難しすぎた・簡単すぎた、などが合ったときのために、予備の内容も準備する。
また、当日ベストコンディションで話すために、食べ物も前日は生ものは絶対に食べないとか、もう、とにかく徹底してるんです。
そして、良い感じにセミナーをやったとしても、自信がないから「もっと改善できるところはないか」と参加者の感想をよく聞いたり、人からのアドバイスに耳を傾けたりするので、更に成長していきます。
自信満々な人は「このやり方でいいんだ!」って思ってるから、それ以上成長できないし、お客さんが求めてることとズレやすいという意味があると思います。
客観的に考えられる
会社だといっぱい人がいて、上司や先輩がいろいろ教えてくれたり、注意してくれたりしますが、自営業になって一人で全部やることになると軌道修正をしてくれる人がいなくなります。
コンサルタントを頼めばいろいろ言ってくれますが、毎日ずっと見ててくれるわけではないので、自分で自分を客観視しないといけません。
たとえば、新しい仕事のオファーが来たときに、それを受けるか受けないか。
主観が強いと、報酬が高くてラッキー、などと感情的に受け取ってしまいがちです。
でも、ちょっと引いて客観視できれば、「まてよ、確かに報酬は高いけれど、単発の仕事で次に繋がらないから長期的には良くないかもしれないな」などと、冷静になって考えられます。
また、今月は売り上げが上がった、または下がった、などといちいち気分を振り回されると、焦って判断を誤ります。
万が一、お金が本当にヤバい!ってときでも、まるで他人事のように思えれば「じゃあ、これとこれをやれば解決できるじゃないか!」
とパッと、アイディアが取れるようになるんですね。
次では、逆に「自営業に向かない人」の特徴を見ていきましょう。
自営業に向かない人はこんな人
安定志向
自営業でも長期的な収入を作ることはいくらでも出来ますが、それはビジネスの儲かり具合次第す。
会社員のようにボーナスが出ることはないし、ただ真面目に働いているだけで昇級できることもありません。退職金も出ません。
身分も保障されていないし、仕事がなくなったからと言って失業保険も出ないし、産休・育休もありません。
なので、全く当たり前のことですが、安定を求める人には個人事業主は向きません。
社会的ステータスが欲しい人
おいおい法人化とかすれば代わるけど、「自営業」という肩書きは世間の評価としては微妙だと思います。
たとえば、
- ローンで家や車を買う
- 新しくクレジットカードを作る
- 賃貸の契約
- 婚活
こういった場面では、会社員の方が圧倒的に有利です。
だから、賃貸のマンションを借りるときに自営業で年収3000万の旦那さんじゃなく会社員で年収300万の奥さんの名義にした、という話も聞いたことがあります。
私自身も会社員と自営業を両方やりましたが、自営業のときだと本当にびっくりするぐらい審査が通らないのに、会社員に戻ったらアッサリOKというのばっかりでした。
自営業はお金を稼いでいても社会的なステータスは微妙になっちゃうんですね。
なので、大企業の肩書きとか、何かステータスが欲しい人には自営はおすすめしません。
「これで儲かる」と人から勧められた
自営業は自営業でも、本当にゼロイチで新規の事業を立ち上げる場合と、自分のスキルを使ってフリーランス的な働き方をする場合、または既存のビジネスの仕組みに乗っかる場合など、あると思います。
この中で、いちばん危ないと思うのは「既存の仕組みに乗っかる」方法です。
「このマニュアル通りにやれば儲かりますよ」とか「ビジネスオーナーを募集します」とか言われて、自分もやってみようと思った人は、もしかして一方的に誰かの仕組みに巻き込まれていないかチェックしてみた方が良いかもしれません。
たとえばコンビニオーナーとかネットワークビジネスとかは、一応「個人事業主」ですが、すでに出来上がっている大きな仕組みの中に組み込まれることになります。
既にノウハウもあってゼロから自分でやるよりも良さそうな感じがしますが、実態は会社員とさほど変わらないどころか、「オーナー」なので労働者として守られていない分だけブラックな働き方をさせられるケースもあります。
なので、誰かの仕組みに一方的に巻き込まれていないか?は慎重に考えた方が良いと思います。
もちろん、誘われたことが自分の軸とバッチリ合っていて、これだ!と思ったというケースは良いのですが、一方的に人のビジネスに巻き込まれて自分の軸を曲げてはいけません。
自営業に向いてなかったけど、やってたら成長はできた
偉そうに言ってるおまえはどうなんだ? と言われると、最初はもう、散々巻き込まれてました(笑)
私はフリーランスのWEBライターをやっていたのですが、美味しい案件を振ってくれる会社の言いなりになっていたり、ライティングの仕事とぜんぜん関係ない手伝いを頼まれたり、それこそネットワークビジネスに加担したり、フリーランスあるあるみたいな失敗は一通り経験していると思います。
それでもお金は稼げてたのですが、「何のために働いてるんだろう?」って良く分からなくなってしまったんですよね。
それでいよいよもうダメだ!となったので、仕事を整理して、自分の軸を作る修行に取り組むようになりました。
- お金も何ももらわなかったとしても、放っといてもやることは何だろう?
- どんなにお金をもらっても、絶対にやりたくないことはなんだろう?
自分の心の深い部分に問いかけて、仕事を選び直したんです。
それを続けた結果、ご縁があって再び会社員をやっていますが、考え方とかはむしろ、より自営業っぽくなってきたように思います。
まとめ
たぶん、最初は自営業に向いてない方の人だったんだけど、ゴチャゴチャやってたら少し成長したのかもしれません。
だからこの記事を見て「やばい、自営業向いてないや」と思った人も、あまり気にせずやってみたら良いと思います。
やってみて失敗したら、またアルバイトからやり直してもいいし、私みたいにどこかの会社で拾ってもらえるかもしれません。
向いてないからって、チャレンジしなかったら死ぬときまで後悔するけど、チャレンジして向いてなかったわ〜っていう後悔はすぐ笑い話になります。
「これをやりたい!」っていう勢いさえあれば、自信も何もなくても意外とどうにかなっちゃうものです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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