自分の中に許せないところはありますか?
もっと優しい人になりたいとか、逆にいい人過ぎて周囲に巻き込まれてしまうといった性格の面で許せないこともあるかもしれません。
または、遅刻癖が何回失敗しても直らない・ギャンブルをやめられないなどの行動や、過去に失敗したことで許せないこともあるのではないでしょうか。
自分を許して、ありのままを受け入れることができたら楽になるのに…。
自己受容は心理学で研究されていて、セラピーなどの方法もありますが、ここでは古典的でシンプル、そしてパワフルな自己受容のやり方をご紹介します。
自意識が自己受容を妨げる
そもそも、自己を受容できないのはなぜでしょうか?
自分を許して下さい、と急に言われても難しいですよね。おそらく、次のような理由になると思います。
「だって嫌なんだもん」
わかりやすいように、髪の毛の例で考えてみましょう。
- Aさんは天然パーマでずっと悩んできました。うねうねしてうまくセットできないので、縮毛矯正をかけています。
- Bさんは直毛でずっと悩んできました。さらさらしてうまくセットできないので、きっついパーマをかけています。
パーマが良いか直毛がよいか。これは好みの問題でしかありませんね。
天パの人が「直毛の方が好き」という価値観を持っていたら、悩んでしまいますし、自分の髪質が受け入れられないでしょう。逆も同じです。
ところが、自分の髪質を受け入れて「パーマでいいじゃん」と思えば悩むことはありません。
「自分はサラサラストレートじゃなきゃ嫌なんです!」という価値観・好みによって自分を苦しめているだけなんですね。
こういった自分の「好き嫌い」や「損得」、「勝ち負け」の意識を自意識(エゴ)と呼びます。
自意識こそ、自己受容を妨げている真犯人なのです。
自己受容のシンプルな方法
ということは、自意識を無くせば自己受容ができるようになるはずです。
「パーマはダメだ、パーマは嫌いだ」という自意識、言い換えると自己洗脳にかかった状態を解消するにはどうしたら良いのでしょうか?
自分一人で悩んで色々と工夫しても、どうにもならなかった結果、仕方ないと受け入れられることもあるかもしれません。
または、腕の良い美容師にカットしてもらったら意外とカッコよくなって価値観が覆される場合もあるでしょう。
前者は散々に打ち砕かれて、後者は自分と異なる価値観に触れて、自意識を「手放す」ことになります。
いずれにしても、ちょっとやそっとではダメですね。お母さんから「天パでもかっこいいよ」と言われても聞く耳を持たないでしょう。
自意識を手放すには、自分ではどうにもできない「大きな存在」に身を委ねるのが近道です。
ヨガの一種、バクティ・ヨーガは神への強烈な愛と信仰により自意識を滅する行法です。
自分のちっぽけな思考や心ではなく、大自然や宇宙、神などの大きな存在を信頼し、その大きな意識と一体化することを目指します。
バクティ・ヨーガでは、「天に神様がいる」のではなく、ありとあらゆる人や物の中に神様が宿っていると考えます。日本の八百万の神様の感覚に近いです。
全部が神様なので、周りの人や物、もちろん自分自身も大切に扱わなければいけません。
自分の価値観では「嫌だ」と思う欠点や過去の最悪な出来事も、全ては神様からのプレゼントなのです。
天パに生まれて嫌だったことも、後から振り返ると必要だったのだと思えるでしょう。
たとえば、子供の頃にからかわれた経験があったために、気遣いができるようになれたかもしれません。
無理に納得させるのではなく、本心から「このためだったのか!」と思えたとき、欠点も含めたありのままの自分、神様の分身である自分を受け入れられるようになるのです。
それに近づく方法が色んな宗教だったり、自己啓発だったりスピリチュアルだったりするのですが、ここでは「アファメーション」という手軽にできる方法をご紹介しましょう。
自己受容のためのアファメーションのやり方
アファメーションとは「宣言」のことです。
「私はこういう存在です、これをやります」と宣言すると、それが現実になっていきます。
引き寄せの法則とも言われますが、意識しなくても私たちは頭の中で勝手に宣言をして、それを現実にしてしまっているのです。
「私は朝が弱くて目覚ましが鳴っても起きられないんです〜」と言っていると、本当に起きられません。
そういう人でも、遠足の日みたいに自分で「起きるぞ!」と思っている日は勝手に起きられるものです。
自分で決めて、繰り返し頭の中で唱えているとそれがアファメーションになっちゃっています。
今までは「自分のここが嫌いだ、許せない」と長年思っていたことがあったとしても、「許します」と宣言するだけで変われます。
もちろん、ただ呪文のように唱えれば叶うようなものではなく、心から本気で、自分を洗脳する勢いで、何度も繰り返す必要があります。
自己受容のためのパーフェクトアファメーションの例
- 私は完璧です
- 私は天才です
- 私は自分と大自然(宇宙/天/神様)を無条件で信じてます
- 私は信じるに値する存在です
- 私は全てを楽しんでいます
- 私はあるがままの状態に感謝します
- 私は私であること、していること、持っているもの、全てに感謝します
- 私は存在する全ての物や人と一体です
- 私は癒やされています
どれか1つか2つぐらい選び、ご自身でしっくりくるようにアレンジしてお使いください。
アファメーションはヒマさえあれば繰り返し唱えましょう。(外でやるときは頭の中だけで大丈夫です。)
涙が出るぐらいに、またはニヤニヤと笑いたくなるぐらいに感情を込めて下さい。なるべく「いい気分」で行うのがポイントです。
朝起きてすぐと、夜寝る前は潜在意識に入りやすくなりますので、必ず行いましょう。
たったこれだけですが、やってみると早ければ3日ぐらいで感覚が変わってきて「自分」というイメージが今までとは全く別のものになるかもしれません。
よろしければトライしてみてください!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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