頼んでもいないのに要らないアドバイスをしてくれるお節介な人、イライラしますよね!
助けてくれるならまだしも、口ばっかり。それって自分がマウント取りたいだけなんじゃないの?
私もお節介な人にイライラしたり、モヤっとしたりしてきたんですが、お節介な人は共通して見えていないものがあることに気づきました。
ここでは、私が出会ったお節介な人たちの事例と、彼らの共通点、そして関係性によって変わる2パターンの対応をご紹介します。
まずは、よくありがちなお節介な人の体験談からどうぞ!
目次
群がるお節介な人にイライラした体験談
婚活宣言をした途端・・・
1年以上前になるんですが、ちょっと本気で婚活するか!と思い立ったことがありました。
フェイスブックで婚活宣言をしたところ、未だかつてなかった大量のいいねとコメントが付き、いろんな人がアドバイスをくれました。
- 下着の色は絶対にピンクがいいよ
- メガネはコンタクトにしなさい
- 今度、相談に乗ってあげるよ
私は、応援してもらってありがたいなあと思いつつ、困惑というか「余計なお世話だ!」と若干イラッとしてしまいました。(当時アドバイスくれた人、ごめんなさい!)
いや、だって「本気で婚活します!」って言っただけで、別に困ってるとも、アドバイスが欲しいとも、一言も書いてなかったんですよ?
それを、相談に乗って「あげる」だと…?なにその上から目線?
実際ちょっと困ってはいたので「助けて」オーラがにじみ出ていたのかもしれませんが、正直ちょっと引いてしまいました。
「ビジネスチャンス!!」とまでは行かなくても、「自分の知識・ノウハウを見せつけるチャンスだ!」「出番が来たー!!」というような空気を感じたからです。
私の気持ちは置いてけぼりで、相手だけ勝手に盛り上がっているような気がして「え、えぇ・・・」となってました。
頼んでないのにコーチングしてくる人
コーチングをやってる人からSNSで絡まれたこともありました。
またまたFacebookで、1、2回会ったことがあるぐらいの人から「質問です。あなたの夢は何ですか?」と送って来たんです。
誰だっけ? と思ってプロフィールを見ると、なんかキラキラしたヘッダー画像に何ちゃらコーチとか何ちゃらアドバイザーとか、よく分からない肩書きがあります。
いや、私のプロフィールページ見てないでしょ、夢なんか結構熱く語ってるよ?
私に興味あるように見せかけて、実は自分の宣伝したいだけなんでは?
とモヤモヤしつつ、でも無視するのもなあと思って、あっさり目の回答を送ると、
「またまた質問〜〜〜」
と、掘り下げようとして来るんです。
いやいや、コーチングセッション頼んでないし、別に間に合ってるんですけど…?
どうやら完全に善意だったみたいなんですが、そんなの構ってるヒマないなあ、と思いスルーしました。
勝手にアドバイスして来る自称コンサルタント
あと、自称・コンサルタントの人が、頼んでもいないのに勝手にブログを分析してくれて、アドバイスまでくれたこともありました。
全く悪気はなくて「分析したくなっちゃった、このブログがこうなってる原因はコレです!」って教えてくれるんです。
客観的にそう見えるんだな〜とは参考になりますが、限られた情報からの憶測の域を出ず。
「アクセスを増やすにはこうしたほうがいいですよ」というアドバイスも実は意図があってあえて違う風にしているところまでは分からないみたいで、自分流のやり方をプッシュ。
でも無料でやってくれてるので文句を言うのも変だし「あ、どうも・・・」ってなるんですが、ちょっとモヤモヤ。
おせっかいな人には見えてないところがあるよなあ、と思いました。
お節介な人に見えていないもの
おせっかいを焼く人って、親切心から色々言ってるように見えるし、本人も多分そのつもりなんでしょうけど、「自分の知らない領域」が見えていないように思います。
表に出していない相手の事情とか、知識やスキルにも自分がまだ知らない何かがあることに意識が向いていないのです。
人のお節介にはイライラしますが、私自身も余計なお節介を焼いてしまうことがあります。
大学1年生のとき、ホームパーティー好きの教授の家にお呼ばれして、友達何人かで遊びに行ったことがあます。
学生の他に近所の人が何人か集まっていて、ゲストのご近所さんとも色々話すことになりました。
ご近所さん「へ〜、将棋部なんだね。うちの子供たちにもやらせたいんだけど、ゲームばっかりでさ」
わたし「そうなんですか、良かったら今度、教えに行きますよ」
ってな感じで連絡先を交換し、将棋セットを持って遊びに行く約束をしました。
ところが、翌日、教授から怒られます。
空気を読めずにお節介をしていた!
将棋を教えるだなんて、社交辞令を間に受けてどうすんの?
実はそのご近所さんの旦那さんがめっちゃ将棋できる人だったら? 失礼でしょ。
それから、紹介した人に黙って勝手に動くのもおかしい、と。
私は大ショックでした。
ご近所さんやその子供に喜んでもらえる、と思って提案したこととはいえ、周りの世界がちっとも見えていなかったのです。
言葉の意味に囚われて、相手が本当はどう思っているのか、どんな意図でそれを言ったのか、なんて考えもしていませんでした。
だから、実はそこまで将棋しなくたっていいんだけれど、私を立てるためにちょっと褒めてくれただけだったのかもしれません。
それから、周りの「人」も見えていませんでした。
「自分が将棋を教えてあげたい」と思いつきで提案してしまいましたが、お父さんとか親戚とか、他にも将棋を教えたい人がいたかもしれません。
その人と仲良くなりたいのも自己満足のためにしかなっていませんでした。
自分には見えていない領域があることを意識していたら、紹介してくれた人や、ほかのご近所さんや友達にどう言う影響があるのかを考えれば、仲良くなるにしてももうちょっと配慮したアプローチになっていたはずです。
お節介な人は「思いつき」で話している
今もつい、友達と話していて、別に相談されたわけでもアドバイスを求められたわけでもないのに、
「これやったらいいじゃないですか」
と思いつきでお節介なアドバイスをしてしまうことがあります。
「思いついたことを、今、自分が言いたい」だけで、相手がそれを望んでいるのかとか、本当にこのタイミングでいいのか、言い方はどうか、いや、私が知らない何かの意図があるのかもしれない…と言ったようなことに気がつかないのです。
そんな「思いつき」のお節介アドバイスは、だいたい的外れだったり失礼だったりするんですよね。
- それを、今伝えて受け止めてもらえるのか?
- 相手は何に困っていて、何を望んでいるのか?
- 過保護にしすぎじゃないか? 相手の成長につながるのか?
- 周囲にはどんな影響があるのか?
- 自分が満足したくて言おうとしていないか?
- 自分の理解が及ばない話をしているのでは?
こんなことをチラっとでも考えると、「今は言わないでおこう」「ちょっと伝え方を変えてみよう」「もうちょっと質問して確認しないとな」など保留できるようになります。
大学の先生や、周りの人がお節介にも踏み込んで、怒ってくれたおかげで気づくことができました。
もちろん、100%できてるなんて言いません。
あーやっちゃった!というときもあるし、まだまだ気づかないうちにお節介しているときもあるかもしれません。
ただ、「自分に見えていない領域がある」ということを意識するようになって、思いとどまれることが増えてきました。
おせっかいな人へのおせっかいな対応
では、お節介な人にどう対応しらら良いのでしょうか。
これは関係性によって2パターンあると思います。
- スルーする
- お節介であることを、ちゃんと伝える
通りすがりの人とか、ネットでちょっと絡んだだけの人とか、「関係性が薄くこれからも進展がないであろう人」からのお節介は、スルーが良いと思います。
「教えていただき、ありがとうございます。今後の参考にさせていただきます」なんて、コールセンターみたいなリアクションが大人の対応ではないでしょうか。
または、無視しても差し支えないでしょう。
「そういうのは余計なお世話ですよ」とこちらからアドバイスするのもまた余計なお世話になってしまいますから。
一方で、これからもちゃんと関わっていく人に対しては、どこかのタイミングでちゃんと教えてあげた方が良いと思います。
私も言われた時はムッとしたけど、教えてもらって良かったと思うので。
「なんでそんなお節介するの?!」と相手を責めるのではなく、「親切な気持ちは嬉しいんだけど、これについては自分でもこう言う風にやろうと思ってるから、あんまり横から言われるとイライラしちゃうんだよね」などと気持ちをそのままシェアしたら良いんじゃないでしょうか。
それでも相手が怒ったり、ケンカになったりするかもしれません。
でも、ぶつかり合わないと適切な距離感もつかめないものです。
ただ「親」だけはちょっと厄介で、子供の側から何を言っても無効化されて「だって心配だもの」で片付けられてしまいます。
親に関しては「お節介な生き物」だと割り切って、半分スルーしつつ暖かく見守りましょう。
お節介な人にイライラしたら|まとめ
お節介な人は「自分の見えていない領域がある」ということを認識できていないか、軽視しています。
そのため、相手がどこまで知っているのか、どんな事情でそうなっているのか、タイミングはどうなのかもおかまいなしに、自分の言いたいことを思いついたままに言ってしまうのです。
「そこまでしか見えてないんだなあ」と思っておいて、アドバイスはスルーしましょう。
または、ちゃんと関わって行きたい人がそうなら、タイミングを見て気持ちをそのまま伝えましょう。
すぐには響かなくてケンカになっちゃっても、いつか「あの時言ってもらえて良かったなあ」と思うかもしれません。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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