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男性性と女性性は、性別によって決まるものではなく、スピリチュアル的・エネルギー的な「男性らしさ」や「女性らしさ」のことを言います。
一人の人の中に男性性と女性性の両方が含まれていて、女性性が強い男性もいれば、男性性が強い女性もいます。
どちらが強く現れているかによって性格や行動に大きな違いが見られ、パートナーや職場の人とすれ違いや人間関係のトラブルの原因の多くはこの男性性と女性性のタイプの違いによるものです。
あなたも、周りの人に対して「どうしてこんなことを気にするんだろう?」と理解に苦しんだ経験があると思います。
そこで今回は、男性原理と女性原理の特徴と違い、周りの人やパートナーとのコミュニケーションのポイントをまとめました。
あなたと周りの人たちの性格をよりよく理解し、関係を良好にするため、ぜひご参考にしてください。
目次
男性性・女性性とは?
まずは、男性性と女性性の大まかな特徴から見ていきましょう。
具体的な例は後でたくさん出てきますので、ひとまずぼんやりとイメージだけつかんでいただければ大丈夫です。
男性性エネルギーの特徴
男性原理は、スピリチュアル的には縦に昇っていくエネルギーです。
山の上にゴールの旗を立てて、そこに突き進んでいくイメージです。
陰陽でいうと陽、火、破壊の意味を持ちます。
理論的、能動的で、独立欲求や自己主張が強く、自分の力で前進して自ら秩序を作っていきます。
女性性エネルギーの特徴
女性原理は、スピリチュアル的には横に広がっていくエネルギーです。
イメージは潮の流れに乗って旗を持って海を進んでいくような感じです。
陰陽でいうと陰、水、創造の意味を持ちます。
感性的、受動的で、愛情欲求や共感力が強く、自由を重んじます。
この男性性と女性性がいろんなシーンでどのように現れるのか、次では具体例を挙げながらチェックしていきましょう。
あなたはどっち? 男性性・女性性チェック
ここからは、いろんなシーンにおける男性性と女性性の思考や行動パターンの典型例をご紹介します。
あなたはどちらに当てはまりますか?
旅行の楽しみ方
あなたは、旅行に行くときに次のどちらが楽しみですか?
A 時間内になるべく多くの観光名所を訪れること。旅行前にスケジュールをきっちり決めて、その通りに行動できると快感。
B あまり予定を詰め込まず、現地に行ってから気になるところをアドリブで見て回りたい。楽しく過ごせることが重要。
この場合、Aが男性原理、Bが女性原理です。
男性性が強い人は旅行の「目的」や「ゴール」を決めてそれを達成することを好みます。
旅行に行くとなれば、観光地や催し物の日時、そこにぴったり到着できるように交通機関やドライブルートをリサーチし、嬉々として計画を立てます。
そして、計画通りに目的を達成できることを喜びます。
一方、女性原理の人は旅行の「プロセス」を楽しみたいと考えます。
いきあたりばったりで出かけることも多く、ハプニングが起こっても臨機応変に対応できます。
そのため、
- 男性性が強い人がちょっとしたトラブルでスケジュールが崩れた途端、急に不機嫌になってしまう
- 女性性が強い人が全くと言っていいほど旅行のプランを立てていない
などはお互いに理解しがたい部分で、旅先でよくあるケンカの原因となります。
傘
あなたの傘の持ち歩き方は次のどちらですか?
A 天気予報の降水確率を見て長傘または折り畳み傘を持って出かける。
B 家を出るときに晴れていれば傘を持たずに出かけ、雨が降ったときにその辺でビニール傘を買う。
理論的・計画的なAが男性原理、その場の状況に応じて対応するBは女性原理です。
なお、「年中カバンの中に折りたたみ傘を常備している」のは女性原理となります。
本音の伝え方
「本音」についてのあなたの考え方は、次のどちらが近いですか?
A 本音を言わなければ人間関係は始まらない。大事な人とは腹を割って話す。
B 大事な人にほど本音は言いにくい。通りすがりの人や美容師など、どうでもいい人にポロっと本音をもらす。
Aは男性原理、Bは女性原理です。
男性性が強い人は、言いたいことを、自分が言いたいときに、割とハッキリと言います。
女性性が強い人は、なかなか本音を言わず、タイミングや状況を見て伝えようとします。
アポイントメント
人と会う約束をするとき、ストレスがないのはどちらでしょうか?
A 「○日の15時に、○○カフェで」などと、日時と場所を前もってきちんと決めておく
B 「○日の夕方くらいに、○○駅周辺で」などと、大体で約束してあとは当日連絡を取り合って状況次第で動く
だんだんおわかりかと思いますが、もちろんAが男性原理ですね。
きちんとしている一方で、約束の場所が混雑していても計画を優先しようとするなど融通の効かない面もあります。
Bの女性原理は計画性のなさから失敗することもありますが、思いがけずいい場所を発見するなど柔軟な動きができます。
行動するとき
あなたが新しい行動を始めるときは、どちらが近いですか?
A 目的や段取りを考えて、決めてから行動する
B とりあえず行動し始めて、やりながら考える
男性原理はA、女性原理はBです。
例えばスーパーに買い物に行くとき。
男性原理の人は、「今日の夕飯のおかずに何を食べたいか」を考えて、冷蔵庫の残りや予算、昨日までのメニューのローテーションなどを考慮して「よし、肉じゃがだ!」などと決めてから買い物に行きます。
女性原理の人は、とりあえずスーパーに行き、特売品などを見ながらメニューを考えます。
期限に対する感覚
仕事に期限や締め切りがあるとどうですか?
A 期限から逆算して段取りできるので、むしろやりやすい。
B 期限があるとプレッシャーに感じる。
Aの男性性タイプの人は、いつまでにやったら良いかわからない方がストレスに感じ、期日がある方がやることが明確になり、どんどん進められます。
Bの女性性タイプの人は、期限があるとストレスですが、締め切りギリギリになると急に頑張って間に合わせます。
答えを出すタイミング
結論を出すタイミングは、
A 早い方。
B 遅い方。
Aの男性性タイプの人は、「これだ」と早々に決断します。周りの状況たどうあれ、自分の決断が答えだからです。
Bの女性性タイプが優柔不断なのは「今はこうかもしれないけど、ケースバイケースだ」「そのときになってみないとわからない」と思っているためです。
緊張への耐性
人前で話すときや、スポーツの試合などの本番では、
A 緊張に強い。
B 緊張に弱い。
Aの男性性タイプは緊張に強く、アウェーな場で急に発表などをさせられてもマイペースに発表することができます。
Bの女性性タイプは、空気に飲まれ安く緊張には弱いですが、ホーム環境では周囲の声援をパワーにできます。
ネタバレについて
映画や漫画のネタバレは、
A 別に平気。むしろ結末を先に知りたい。
B 絶対に嫌。結末を知らずにストーリーを味わいたい。
Aの男性性タイプの人は結論ありき。最後にどうなるのか、結末が分からないままストーリーを見せられるのがストレスです。
Bの女性性タイプの人はネタバレが嫌い。すでに結末を知っている人に隣で解説されると本気で怒ります。
男性性タイプは良かれと思って結末を教えてあげようとしますが、女性性タイプにとっては嫌がらせでしかありません。
合わない人との関わり方
意見が合わない人との関わり方はどちらが近いですか?
A 自分の意見が通るように操作しようとする
B 自分が我慢すれば良いので、特に抵抗しない
男性性の強い人は天然で人を支配しがち。女性性の強い人は黙って我慢してストレスを溜めがち。
調子が悪い時はこうなる
不調な時のあなたはどちらが近いですか?
A イノシシのように視野が狭く頑固になる
B 自分の意思がなく、クラゲのように漂う
男性原理優位な人が調子を崩すと、周りが見えなくなって自分の世界に固執してしまいます。
例えば、「焼肉を食べたい」と決めたら、どんなに行列ができていても焼肉を食べないと気が済まず周囲の人を振り回す、など。
女性原理優位な人が調子を崩すと、なされるがままに流されてフラフラします。
「何を食べたい?」と聞かれても「わからない、何でもいい」と人任せにし、しかし自分の中には不満をためて勝手に不機嫌になったりします。
得意なこと
どちらかというと、得意なのは
A 自分の力で切り開くこと。
B 周囲と調整すること。
仕事をしていく上では両方とも大事なことですが、男性性タイプは「自力」、女性性タイプは「他力」を使うのが得意です。
*
表にまとめると、こんな感じです。
あなたはA男性原理とB女性原理、どちらが多かったでしょうか?
仕事をしている時とプライベートで変わる、という人もいらっしゃるかもしれませんね。
続いて、自分と違うタイプの人とのコミュニケーションのポイントを見ていきましょう。
コミュニケーションのポイント
ここまでの男性性・女性性の概念を踏まえ、周りの人との関係をより良くするためのコミュニケーションのコツを解説します。
ポイントは、3つあります。
- 自分と相手の特徴を理解する
- それぞれの得意なことを発揮する
- 反対側から学び、融合を目指す
自分と相手の特徴を理解する
まずは、自分自身や周りの人の特徴を理解することに務めましょう。
女性性と男性性では、得意なことも気になることも、仕事の仕方、話し方も違ってきます。
例えば、こっちが一生懸命話しているのに「話が長いよ、結論だけ言って」と全然聞いてくれないとき。
あるいは、夕飯の支度のために帰宅時間を知りたいのに「うーん、19時から20くらいとか、かなあ?」と決めてくれないとき。
相手のタイプ特性を知っていれば、
「結論が分からないとストレスなんだな」
「その時にならないと決められないんだな」
と、いい意味で諦めがつくので、イライラ度はぐーんと減ります。
相手は何が好きで、どんな思いでその言動をしたのか、タイプの違いをヒントに考えてみてください。
注意点としては、決めつけて相手を色眼鏡で見ないことです。
「こういう時には、こんな一面もあるんだなあ」と、ニュートラルに見てあげられると良いですね。
ちなみに、夫婦や恋人などパートナーは男性性・女性性が異なる相手と一緒になることが多いようです。
価値観が合わないことも多々ありますが、自分に無いものを持っている人に惹かれるのかもしれませんね。
それぞれの得意なことを発揮する
自分や周りの人のタイプを把握したら、それぞれに得意なことを発揮できるように環境や役割を工夫しましょう。
例えば、
- 旅行のプランを立てるのは男性性タイプの人にリーダーになってもらい、女性性タイプの人には皆の希望を取りまとめて調整してもらう
- 男性性タイプの人に何か頼むときは、目的や期日などをなるべく具体的に伝える、うまく立ててハートに火をつけてあげる
- 女性性タイプの人に対しては、あまり細かい指示は出さずにある程度自由にさせ、ちゃんと見ていてあげる、等
それぞれ得意なことを発揮し、苦手なことは補い合いましょう。
反対側から学び、融合を目指す
誰にでも男性性と女性性は両方とも備わっているので、苦手な反対側も練習すればある程度はできるようにはなります。
例えば仕事やビジネスは基本的に男性原理で動いています。
本来は女性原理が強い人でも、職場の上司から男性原理を叩き込まれ、やろうと思えばできるようになった、ということは良くあります。
逆に、育児なんかはゴールが全く見えず、ほとんどコントロールができません。
男性性タイプの人でも、子どもとの関わりで女性性的な臨機応変な対応や共感能力を磨かれたという人は多いでしょう。
反対側も学んで自分の中で男性性と女性性が融合すると、自分の本来の性質もより発揮できて長所が生きるようになります。
男性性が強い女性がしあわせな恋愛をするには?
最後に、パートナーシップについて少しお伝えします。
男性性が強い女性のなかには、恋愛ベタな人も少なくないかもしれません。
なぜなら、子どもの頃から「しっかり者」に見られることが多かったり、実際にまわりから頼りにされるので、逆に、人を頼ったり相談するのは苦手分野だったりするんですよね。
ですが、パートナーシップを築く上で、相手を頼ったり、弱い部分を包み隠さず見せるって、とても大切なのです。
ですので、男性性が強い女性の方は、これまでにお伝えした女性原理を意識した行動を心がけるといいでしょう。
男性は、頼りにされると燃える人が多いですから、なんでも一人でやってしまうより、時には甘えたり、頼ったりしたほうが恋愛はうまくいきやすいです。
中には女性性が強い男性もいますが、あなたがあえて頼ることで眠っていた男性性が目覚め、どんどんたくましくなっていく可能性が高いですよ!
男性性と女性性のバランスを意識することは、男女のパートナーシップを深める上でとても大切です。
こちらの記事も参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
では、今回のまとめです。
- 男性性エネルギーのイメージ…縦に上昇、直線的、陽、火、破壊、父性、ゴールに向かって真っ直ぐに進む、秩序を作る、支配的、能動的、理論
- 女性性エネルギーのイメージ…横への広がり、柔軟性、陰、水、創造、母性、テーマに生きる、調和、自由、受動的、感性
- 自分や周りの人の特性を知り、長所が生きる工夫をし、反対側からも学ぶと男性性と女性性の融合が起こり、より本質を発揮できる
あなたは男性性・女性性どちらが優位でしたか? 家族や友人、職場の人で、セルフチェックと周りの人から見た印象を比べてみても面白いと思います。
ぜひみんなでやってみてくださいね!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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