友達から、「ごめん、ちょっとお金貸してくれない?」と頼まれたとき、あなたはどうしますか?
目次
友達から「お金を貨して」と頼まれるシチュエーションいろいろ
こんなとき、あんなとき、友達とお金の貸し借りが発生するシーンがありますよね。
飲み会の会計、持ち合わせがなかった!
うっかりさんか、計画犯か、いずれにしても、飲み会の帰り際になって「持ち合わせがない」という人いますよね。
貸してあげるべきか、カードで払わせるべきか、はたまたコンビニATMで下ろさせるか…?
みんなで旅行!給料日まで立て替えてくれない?
仲がいい友達から、一緒に旅行に行きたい! でも、今お金キツイから支払い待って〜と言われたら、迷いますよね。
助けて、財布を忘れてきちゃった!
財布を忘れて、お昼代や電車代など数百円ほど貸してくれと頼まれるのは、よくある話ですね。
でも、こういう少額のやつって、借りた方はナチュラルに忘れてしまうことが多いもの。
貸す方としては、早く返して欲しいのに、催促するのもセコイと思われそうかなと、モヤモヤしてしまいます。
それでも、その日財布を忘れただけなら次の日に返してもらえそうですが、こんなパターンも…
助けて、財布を落としちゃった!
学校や職場にくる途中、または旅先で財布を落とした!助けて!っていうケースもたまにあります。
1時間後…
財布は見つかるのか? お金は戻ってくるのか? 落とした友達もドキドキですが、お金を貸す方もドキドキですね。
友達にお金を貸すべきか?貸さないべきか?私の判断基準
上記のように、友達からお金を貸してくれと言われたときに、快く貸してあげるべき? それとも貸さないべきでしょうか?
友達と絶対にお金の貸し借りはしない!という主義の人もいるようですが、私は次の5つの条件をクリアしたときには貸すことにしています。
これからも付き合っていきたい大事な友達か?
まずは、本当に助けてあげたい、力になってあげたいと思える友達かどうかを考えます。
- 顔を知ってるだけで接点がない人
- 正直、あまり関わりたくない人
- 一生付き合っていきたいと思えない人
こういう薄い友達から頼まれた時は、たとえ10円でも「今持ってない」とか言って、適当に断っちゃいます。
そうじゃなくて、本当にこれからも付き合って行きたい一生の友達だと思える人ならば、なんとか助けられないかなと、前向きに貸付を検討します。
お金の使用目的に納得できるか?
次に、その友達が「何のために」お金を借りたいのかを確認します。
たとえば、先ほどの例のように、
- 一緒に旅行にいきたいけどタイミング的にお金が厳しい
- 一緒にランチしたけど、財布忘れた
というような事情なら、私は「仕方ないなあ」と思えます。
まっとうな用途だし、友達がも一緒に来れた方が自分も楽しいからです。
しかし、
- キャバクラに行きたい
- パチンコで使っちゃって食費がない
- 服を買いすぎて家賃が払えない
とか言われたら「知らんがな」と思うでしょう。
自分に何も関係ない目的でお金を貸すとなると、あんまり気が進みません。
なんで私が助けてあげなきゃいけないのか意味がわからないからです。「頑張って!」と応援はするでしょうけど。
または、ビジネス・起業目的の場合。
これは、本当にビジネスパートナーとして一緒にやってく覚悟がない限り、個人で貸すべきではないと思います。
しっかりした事業計画があるのなら、国民制作金融公庫とかクラウドファンディングとかで、ちゃんとしたところで借りられるはずだからです。
以前、フェイスブック上で知り合った若手の起業家がいたのですが、ある日急にアカウントが消えました。
…と思ったら、彼の友人を名乗る人物から「彼にお金を貸してたんだけど、連絡先知りませんか?」とメッセージが届きました。
友人・知人から資金を出してもらったのにビジネスが上手くいかず、ドロンしたようです。
依存させて友達をダメにしてしまわないか?
次に、本当にお金を貸すのが友人のためになるか? も考慮に入れます。
たとえば、お金の管理が下手すぎていつも金欠になってる友達に、毎回お金を貸してあげていたら、その友達は何も学習せず、成長の機会を失ってしまいます。
「自分でなんとかしろ」と突き放されて、多少は痛い目に合った方が自分で気づいて成長できるかもしれません。
なので、財布を忘れた、落としたなど、突発的なトラブルでお金を貸してあげるのは良いとして、
- 毎月、月末になると「お金を貸して」と言われる
- 前に貸した分が帰って来てないのに新たな借金を頼まれる
- カードローンや消費者金融など、すでに借金をしまくって立ち行かなくなっている
というような場合は、たとえ自分にお金を貸すだけの余裕があったとしても「あなた自身のためにならないから」と断るのが友人だと、私は思います。
そういう友達にお金を貸してあげたら、依存させてダメ人間を育てることになってしまうからです。
具体的な返済の計画&支払い能力はあるのか?
関連して、具体的にお金を返せる目処はあるのか? ということもチェックします。
毎日、顔を合わせる友達で、きょう貸した500円が明日、確実に払えるであろう、という場合はオッケー。
でも、ある程度の金額を貸す場合は、いつまでにいくらずつ返す予定なのか、本当にその金額を払えるのか?ということを、突っ込んで聞いた方が良いでしょう。
などと、具体的な返済計画を示さず、支払い能力も怪しい場合には貸さないべきです。
仮に返ってこなくても笑って許せる金額か?
ここまで確認しても、あとで事情が変わることはあるものです。
- 働いていた会社が倒産して、給料が半分になった
- 離婚して養育費をいっぱい払わなきゃいけなくなった
- 単に払いたくなくなってバックレた
万が一、このように約束の期日までに返ってこなかったとき、自分が怒ったり生活が大変になっちゃったりすると、友人関係は崩壊します。
だから私は「あげても痛くない金額」までしか貸さないことにしています。
ちょっと「かゆい」ぐらいの金額で、踏み倒されても笑って許せる金額なら、返してもらえなくても友達でいられます。
自分が大事なものは絶対貸しちゃいけないの。貸してもいいのはどうでもいいものだけ。
だから私は借りたものは返さない主義。
その代わり、貸す時は戻ってこなくてもいいって思うの。
映画『下妻物語』竜崎桃子のセリフ
というわけで、返って来ないと困るお金は貸してはいけません。
では、断りたい時はどのように断ったら良いのでしょうか?
友達にお金を貸したくないときの断り方
関係の浅い、どうでも良い友達なら、
「ごめん、今持ち合わせがなくて」
「私も余裕がないから、悪いけど他の人を当たってくれる?」
「・・・(無視)」
などと、角が立たないように適当に断ってOKです。
しかし大事な友達には、腹を割って本音を言った方が良いと思います。
「大事な友達とはお金の貸し借りはしない主義だから」
「そのぐらい、支払いを滞納すれば自分でどうにかなるでしょ」
「嫌だから貸しません」
それで友達をやめるようなヤツなら、最初からあなたのことを金づるとしか見てないので離れて正解ってことです。どんまい!
逆に貸してあげるときは、いくつかの注意が必要です。
友達にお金を貸すときの注意
小さい金額でも文面でやりとりすること
貸したのがたった数百円でも、相手が忘れてるとモヤモヤすることがあります。
それを防ぐには、LINEやメールでも良いので、必ず「貸した」という文面を残しておくこと。
これがないと「覚えがない」とか「あれは、借りたんじゃなくて、もらったんだ」と言い張られたときに泣き寝入りになります。
悪気がなくても忘れることはありますので、セコイと思われても口約束ではなく、必ず文面のやりとりを残しておきましょう。
大きい金額を貸すときは借用書を
あなたが「あげるつもり」で貸すとしても、数十万、数百万単位の大きなお金を貸す場合は、きちんと借用書を書かせるべきです。
本来なら連帯保証人も立てさせた方が良いのですが、友達からそんな金額を借りるということは、親なども当てにならないケースが多いでしょう。
保証人なしで貸す場合は、
- 現住所と勤務先を確認する
- 共通の友人に証人になってもらう
- 大事なものなどを担保として預かる
などしておくと返ってくる確率が多少は上がるかもしれません。
それでも本気でバックレられたら回収できないことは覚悟しておきましょう。
まとめ
友達から「お金を貨して」と言われたら、次の条件を全て満たさない限り貸してはいけません。
- 長く付き合いたい大事な友達である
- お金の用途に納得できる
- お金を貸すことで依存させない
- 返済計画&支払い能力に問題がない
- 仮に返ってこなくても笑って許せる金額である
断って、友情に亀裂がはいるようなら、そこまでの友人だったと諦めましょう。
実際に貸す場合…
- 少額でもLINE・メールなどの文面に残す
- 額が大きい場合は借用書を書かせる
- 「あげたもの」と思って貸す
というのがおすすめです。
ちなみに、こんな友達にも困っていませんか?
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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