わずらわしい人間関係も悩みのタネですが、もしも孤独になってしまったらという不安も相当な恐怖です。
- もしも結婚できなくてずっと一人だったら…
- もしも離婚してしまったら…
- もしも老後に誰も頼れる人がいなかったら…
そんな孤独への不安を紛らわそうとしてアルコール依存やセックス依存になってしまったり、すごく社交的で大勢の人と関わっているのに家で一人になったときには寂しさを感じて鬱々としていたり、二次的な問題を起こしてしまうこともあります。
一人ぼっちになる不安や恐怖を解消するにはどうしたら良いのでしょうか?
ここでは、すぐにできる、少しスピリチュアルで意外な対処法をご紹介します。
まずは、恐ろしい「孤独」の正体とは何か、から考えてみましょう。
離婚したら? 老後は? 孤独の不安と恐怖
そもそも、孤独とは何でしょうか?
人類は、狩りをしていた時代から、あるいは農耕社会ができてからずっと、集団を作ることで生き残ってきました。
自然の中で、人は弱い存在です。他の動物達のように牙や厚い毛皮を持たず、草食動物のようにそのへんの草を食べて消化する器官も持っていません。
そこで人は、社会を作りました。自分より強い動物もチームプレーの狩りならば太刀打ちでき、厳しい自然の中で皆で力を合わせて畑を耕して来られたのです。
現代は社会もシステマティックになり、昔の村社会のような濃い人間関係を維持しなくても生きていけるようになりました。
もちろん、間接的には色んな人に助けられているのですが、なかなか繋がりを感じにくい面があります。
人と関わらなくても生活はしていけるのに、集団生活をしてきた人類の記憶が本能的に孤独に恐怖を感じさせるのかもしれません。
孤独の不安と恐怖、寂しさの正体
では、どういう状況で孤独を感じるのかを少し具体的に考えてみましょう。
結婚していなくて友達もいなくて、ずっと一人だったら孤独かもしれません。
しかし、結婚して子供や孫がたくさんいて、交友関係も広くて、でも誰にも構ってもらえなくてむしろ仲間はずれにされたような孤独を感じることもありえます。
パートナーがいなければ何となく寂しく、いたらいたで会えないときに孤独になったり、死別で一人になってしまったりします。
他方で、一人でいる時でも孤独の不安を感じない人が世の中にはいるようです。
孤独でも大丈夫、と本気で思っていて人間関係には執着がありませんが、そういう人の周りには逆に人が集まってきます。
どうやら、実際に今ひとりぼっちでいるかどうかに関係なく、「一人になってしまったらどうしよう?」というボンヤリとした不安こそが孤独の正体のようです。
孤独の不安へのちょっと意外な対処法
孤独を避けようとすればするほど、孤独になりたくないと強く思えば思うほど、孤独感や不安・恐怖は大きくなっていきます。
そこで、ちょっと怖い感じがしますが、あえて最悪の事態を想定し、孤独な状況の不安や恐怖を思いっきり感じてみるという対処法があります。
たとえば、もし仮に離婚して、老後一人暮らしになって、話し相手もいなくて孤独な日々を送ったとしたら、どんな気分でしょうか?
最も避けたい、考えたくなかった状況をイメージしてみてください。
そして、その時の気分・感情を感じきってみます。思いっきり泣いてみたり、「嫌だ!」と叫んでみたりしても良いです。
いかがでしょうか? やっぱり孤独じゃないほうが良いのは良いですが、意外と「あれ、こんなものか」と思いませんでしたか?
目を見開いてちゃんと見てみると、余計に恐怖を大きくしてしまっていたことに気づけます。
この方法は、孤独以外にも「お金がなくなったらどうしよう」とか「病気になったらどうしよう」といった将来へのぼんやりとした不安全般の軽減に効果があります。
不安なことをあえて直視すると、意外なのですが不安や恐怖が解消できてしまうのですね。
ただし、ずーっと最悪の事態のイメージを続けているとそういう現実を引き寄せてしまいますので注意して下さい。
不安に支配されるのではなく、意識的に不安と向き合うことができれば大丈夫です。
孤独の不安に対処する方法まとめ
集団を作ることで生存戦略を取ってきた人類の記憶により、私たちは孤独に対して本能的に不安や恐怖を感じます。
しかし、「孤独」とはよくよく考えると実体のないもので、どんな状況でも孤独を感じることもできれば、感じないこともできてしまいます。
孤独の不安に対処するには、あえて不安から目をそむけずに最悪の状況をイメージして、恐怖をよく味わってみましょう。実は、思ったほどではないかもしれません。
なお、この記事はだいたい1日に20人以上の方が読まれますので、あなたの他にも孤独を感じている仲間がたくさんいるということになります。
皆で一緒に孤独を味わうというのは、不思議な感じですね。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
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といったことにも触れています。
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