あなたの職場や取引先のお客さん、または友達の中に、やたら高圧的な人はいませんか?
声は大きいし、負けず嫌いで変に張り合ってくる、乱暴な人、なんだか怖いですよね。
どうやって接したら良いのか、対処に苦慮されている方も多いのではないでしょうか。
今回は、穏健派な私が編み出した、高圧的な人への対処法をご紹介します。
いるいる!高圧的な人の特徴
コールセンターで働いていたとき、たまにめちゃくちゃ高圧的な人から電話がかかってきました。
出るなり、
「メモ帳を用意しろ、今からオレが言うことを書け!」と命令口調でまくしたてるオッサンとか。
王様かな?
「昨日買ったばっかりなのに使えなくなった! 代替品を今すぐ持ってきて!」とまくし立ててくるオバサンとか。
あなたが自分で設定変えちゃっただけで、別に壊れてませんから…。
友人の中にも微妙にそういうタイプの人がいます。
「早く結婚して子供を産まないとダメよ!」と、バシバシ肩を叩きながら言ってくる人が。
結婚して子供産むのがそんなに偉いんですか!うわーん!(涙目)
そんな高圧的な人たちの一番の特徴は、声が大きいことです。
大声を出せば人がビビって従うと思ってるのか、地声がデカいだけなのか、とにかく大きな声でプレッシャーをかけてきます。
言ってることがおかしくても、大声で言われるとドキッとしちゃいますよね。
そして、負けず嫌いで何かとマウントを取ってきます。
「こっちは客なんだぞ!」とか「既婚で子供も3人いますわよ」とか。
まあ、確かにそれは偉いと思うんですけど、そんなにケンカ腰で来なくたって良いんじゃないでしょうか。
と、思いながらもケンカを買えない日和見主義な私は、以下のように対処しています。
高圧的な人の対処法
逃げる
道ですれ違った知らないオジサンから「歩きスマホはやめなさい!」と怒鳴られた、とボヤいている友人がいました。
警察でもないのに、すごい正義感の人もいるもんですね。
高圧的な人が、特に仕事とかの付き合いでない全く関係ない人だったら、「逃げる」が勝ちです。
その場合は、スルーして全力で逃げましょう。
萎縮しない
逃げられないときもありますね。そんなときは、萎縮しないで対応しましょう。
大きな声でケンカをふっかけてくる人って、一見すると怖そうなのですが、実は人は怒っている時にはIQが下がります。
普段は頭がいい人でも、怒って高圧的に来る時はかなり頭が悪くなっていますので、冷静に対処すればそんなに怖くないんですね。
これは例え話ですが、野生のチーターはまれにテリトリーがぶつかって、チーターどうしが出会ってしまうことがあるそうです。
群れで暮らす生き物ではないので離れないといけないのですが、走って逃げずにお互いゆったり座って、しばらくすると、どちらかが歩いて去っていきます。
怖がって走って逃げてしまうと、本能的に獲物とみなして追いかけれてくるからなのだとか。
猛獣みたいな人間が相手の場合でも、まずは必要以上に怖がらないで、萎縮しないことが大切です。
ビビってドキドキしてしまったら、いったん大きくお腹に息を吸って、深呼吸しましょう。
こっちがスーンと落ち着いていれば、相手も徐々にクールダウンしてきます。
「うわー怖いなあ」とか「どうしよう?!」と怖がると、イジメたい本能を煽り、更に高圧的な態度を助長させてしまいます。
張り合わない
もうひとつ、高圧的な人にたいしてやってはいけないのは「張り合う」ことです。
ムカつくので、どうにか論破してやりたい、負けを認めさせたい、とは思いますが、勝ったところで何か得られるものはあるでしょうか?
相手も意地になって負けじときますから、収集がつかないケンカになってしまうでしょう。
相手からだけでなく、周りの人からの信頼も失ってしまうかもしれません。
マインドとしては、勝とうとしないこと、自分から負けてあげることが大切です。
同じ次元で張り合うのではなく、自分が大人になりましょう。
そうすれば、この場では負けても後で良いことになるはずです。
友人とその彼女さんと、二人ともめちゃくちゃ負けず嫌いなカップルがいるのですが、友人の方が完全降伏しているそうです。
何から何まで、意見が割れた時は彼女に勝たせ続けていたら、ついにある日「いつも、私ばっかり言うことを聞かせてるみたいでごめんね」と言ってきたそうです。
友人は「計画通り!」とガッツポーズしていました。
なお、コールセンターのお客さんの場合は、絡んでこられたら速攻で上司に代わってもらうのですが、「どうやって収めてるんですか?」と後で上司に聞いてみたことがあります。
対処方法は、「ひたすら謝ってると、張り合いがないみたいでそのうち切られる」のだそうな。
仕事でも、プライベートでも、高圧的な人は勝たせてあげるのが、最終的にこちらの思い通りに動いてもらう秘訣ですね。
はっきり言う
高圧的な人には、ハッキリしないのを嫌う習性もあるようです。
こちらが負けてあげるときでも、ちょっとでも「うやむやにされた」「いいようにあしらわれた」と感じさせたら納得してくれません。
「おい、こっちの話はまだ終わってないぞ!」とますますブチ切れさせる可能性もあります。
そこはオープンになって、できないことは「すみませんが、それはできません」などとハッキリ言って上げたほうが吉です。
自分が落ち着く、勝とうとしない、までがちゃんとできていれば、相手も聞く姿勢になってくれていますので、「なんだ、そうなの」とアッサリ引き下がってくれるかもしれません。
頼ってあげる
高圧的な人はプライドが高い分だけ、本質的に親分肌・姉御肌で面倒見の良さを持っています。
「目下」だと認定されると、可愛がってもらえるんですね。
コールセンターのお客さんでも、「自分のほうがこの製品についてよーく分かってます、素人じゃないんです!」と圧力をかけてくる人がいます。
もちろん、こっちもプロとしてやってるので教えてもらうわけにはいきませんが、「お詳しいですね、さすがです」とプライドをコチョコチョしてあげます。
そうすると、「これはねえ、こうやるんですよ」と得意気になって教えてくれます。
まあ、だったら何で電話してきた!って感じなんですけどね。
実際、自分が下の立場のときはやりやすいですが、自分の方が目上だったとしても頼ってあげることはできます。
「この部分についてはあなたのほうが詳しいので」などと、自分が下になる場面を作り、面倒見の良さを活かしてあげましょう。
戦う相手を再定義してあげる
もしも高圧的な人が部下や後輩など大事な仕事仲間なら、「戦う相手」を間違えないように導いてあげる必要があります。
同僚とか、お客さんとかと張り合われると扱いづらくて厄介ですが、真の勝利の目的に気づいてもらえれば、負けず嫌いも粘り強い長所に変わります。
目先の数字や、周りの人との優劣ではなく、「業界の闇」みたいなもっと大きな敵を設定して戦う気持ちを向けていれば、変に周囲の人とぶつかることは減っていくでしょう。
『ドラゴンボール』のベジータも、いつもは悟空を敵対視していますが、魔人ブウと戦う時は大人しく強力していましたね。
本当の敵は何なのか? 何と戦うべきなのか? 「勝利」とは何かを再定義してあげると、一緒に戦う上での強力な味方になってくれるはずです。
高圧的な人への接し方まとめ
たまにいる高圧的な人への対処法は…
- 逃げる。関係ない人なら、スルーして逃げましょう。
- 萎縮しない、怖がらない。深呼吸をして、いつもの自分で接しましょう。
- 張り合わない。相手に勝たせてあげて、最終的にはこっちが勝てればいいんです。
- 頼ってあげる。プライドをこちょこちょしてあげると、面倒をみてくれます。
- 真の勝利を再定義する。お前の敵は私ではない、共に戦おうではないか。
高圧的な人は怖そうなので、苦手意識のある方も多いと思いますが、扱い方のツボがわかると意外とチョロいです。
どれか1つでも、できそうなものから試してみてください。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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