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朝礼のネタになる気づき|簡単な一言・スピーチ例文集3パターン

自己啓発の朝礼スピーチ例文

部下や後輩にもっと勉強して自己研鑽をして欲しいと思うときって、ありませんか? または、上司や社長の困ったところになんとか気づいて自分で直してもらいたい、なんてこともあるかもしれません。

そんな時は、朝礼の一言スピーチで自己啓発を促してみてはいかがでしょうか。偉人の言葉や本から学んだ事をシェアする形で、嫌味なく気づきを促すことができます!

今回は、自己啓発の朝礼スピーチネタを、目的別にそのまま使える例文付きで3パターンご紹介します。さっそく行ってみましょう。

朝礼のネタになる気づき・スピーチ例文1

自己啓発を促すアインシュタインの話

≪こんなときに≫

  • なんとなく現状に満足している雰囲気がある
  • 社員同士が話を聞かない
  • 自分でちゃんと勉強してほしい
  • 態度がでかいのを直してほしい

≪スピーチ例文≫
今日は、「アインシュタインから学ぶ無知の知 」という話をしたいと思います。

アインシュタインは、みなさんご存じのとおり20世紀最大の物理学者と言われた天才で、ノーベル賞も取った人ですね。

非常に頭の良い人だったのには間違いありませんが、実はアインシュタインはこんなことを言っているんです。

“学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるかを思い知らされる。
自分の無知に気づけば気づくほど、よりいっそう学びたくなる”

社会人になってからも、本を読んだり、資格の勉強をしたりとか、学ぶ方法は色々あります。勉強して、ちょっと賢くなったような気がしますよね。

でも、天才はちょっと違っていて、勉強すればするほど知らない事が多いのに気づくのだそうです。

これはどういう事なんだろう、と私なりに考えてみたんですけれども、たとえば、簿記の勉強という事を全くしたことがない人は、そういう世界があること自体知らない訳ですよね。

でも、簿記3級を勉強して資格を取ると、いろんな仕分けとか決算書のしくみとかを知ります。すると、じゃあ会社の実務では経理の人たちはどういう手続きをしているんだろう、とか、株式会社の決算書はどうなってるんだろうとか、「知らない領域がある 」ということに気付くことができます。

最初は、知らない事がある、という事すら知らなかったけれども、勉強するとそれが分かる、という事ではないかなと思います。

これは、勉強するぞ、と勉強するとき以外にも、たとえば人と話すときにも言えます。

ずっと働いているうちに、業務のことや業界のことに詳しくなってくると思いますが、知っている範囲の外側にはまだまだ知らない事が無限にある、という事を忘れないで、素直に知らないことを認めて、仕事や人の話から学んでいく姿勢が大事なのではないかな、と思います。

ぜひ、今日一日覚えていたら、お客さんやたとえ部下や後輩と話すときでも、「ああ、それ知ってる知ってる」と思わないで、自分が知らない事があるという気持ちで素直に聞いてみてください。

きっと、何か発見や学びがあり、成長につながるはずです。

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朝礼のネタになる気づき・スピーチ例文2

職場の雰囲気を明るくする自己啓発のスピーチ

≪こんなときに≫

  • 陰で愚痴や不満、悪口を言い合っている
  • 職場の雰囲気が暗い
  • 感謝の気持ちを持ってほしい

≪スピーチ例文≫
おはようございます。ちょっと、この絵を見てください。

(ジョッキにビールが半分入った絵を見せる)

山田さん、これ、何に見えますか?

はい、そうです。ビールが半分だけ入っていますね。これ、どう思いますか?

半分しかないじゃん、とガッカリするでしょうか。まだ半分残ってるな、と思でしょうか。お酒を飲まない人には、どうでもいいですね。

色んな見方、感じ方が出来ると思いますが、事実は、ただジョッキにビールが半分ある、というそれだけのことなのですね。

それに対して、なんで半分しかないんだ!と怒るのか、半分あればいいやと満足するのか、そもそも無関心になるのか、そういった感情は私たちの頭の中に勝手に湧いてくるだけで、どう思うかは本来自由 なわけです。

これは、私たちの人生に当てはめても大きな問題になります。

たとえば、誰かがちょっとだけ手伝ってくれた時に、手伝ってくれたことを嬉しく思って「ありがとう」と感謝の気持ち になるのか、「なんでもっと手伝ってくれないの? かえって迷惑なんだけど!」と不満 を持って怒ってしまうのかだったら、どちらが幸せでしょうか?

きっと、感謝とか、嬉しいとか、そいういう気持ちでいた方が良いですよね。

物事そのものには何も意味がなくて、不平不満や泣き言、悪口、文句というのは私たちがその出来事に対して意味づけしているだけです。

私もよく、カッとなってしまったり、悲観的になってしまったりするんですけれども、そういうときに「待てよ、別の見方はできないかな」と考えてみるんですね。

そうすると、ちょっとポジティブになれて、結果的に物事がうまく運ぶというとになるような気がします。

と、ここまではよくある話なんですが、逆に喜びすぎも危ないんですよね。「やったー、目標達成できた、嬉しいな」と喜んでいるときは、感情がポジティブに偏り過ぎて問題点を見落としてしまうことがあります。

ちょっと嫌な作業になりますが、嬉しすぎるとき、テンションが上がり過ぎてしまったときにも、事実をもう一度冷静に見直して、良い見方だけをしていないのか気を付けてみるべきです。

人間、いつもそういう風にはいきませんが、特に仕事のときは感情を抜いて、冷静な見方というのを心がけて行きましょう。

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朝礼のネタになる気づき・スピーチ例文3

自己啓発の朝礼スピーチネタ

≪こんなときに≫

  • 小さなことで社員同士が争う
  • 納得しないと動かない
  • 物事に対して潔癖すぎる
  • おおらかになってほしい

≪スピーチ例文≫
今日も気持ちの良い朝ですね。さて先日、スティーブ・ジョブズが禅の瞑想をしていた、という話を聞きまして、今まであまり興味が無かったんですが禅宗の本を読んでみました。

ひとつ面白いなと思ったことが、仏教、特に日本で今やってる大乗仏教というのは、とてもいい加減だっていうことでした。でも、それがすごくいいんです。

皆さんのお家とかおじいちゃん、おばあちゃんのお家にも、だいたい仏壇と神棚が両方ありますかね。神道と、仏教となんとなくどっちも行事がますね。結婚式は神前で、神社で七五三をやって、法事とかお墓はお寺で、みたいな。

日本にもともと古くからあったのは、神道の方です。それで、後から仏教が大陸から渡ってきました。場所が場所なら神道VS仏教の宗教戦争になっちゃうところですが、日本ではそうはなりませんでした。

神道と仏教をなんとか共存できないかな、と思った昔の日本人がひねりだしたのが「本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)」という考え方です。

これは、神様と仏様の中間みたいなものを作り出してしまった 、という話なんですね。合体!みたいな感じです。

あちこちの神社にその権現(ごんげん)が祭られているんですけれども、その正体は、仏様の化身が神様の姿になったもの、なんだそうです。超適当ですよね。いいの?っていう。

しかし、それこそが日本人の知恵 でなんですよね。白黒はっきりしないで、お互いの中間地点を見つけて第三の新しいものを生み出してしまう 。こうやって、争いを避けながら共存してきたわけです。

仕事でも、こういうグレーな部分を持つのって大事なんじゃないかなと思います。意見がAとBに割れたときに、ディベートして戦って、勝ちを目指すと、必ずどっちかは負ける人が出てきますよね。それに、戦うということはお互いの欠点を責め合うような恰好になります。

そうじゃなくて、戦わない 。良いところを認め合って、足りないところを補い合って、中間地点を探ろうとすると、誰も負けないで済みますし、AでもBでもない、全く新しいCというものが生まれる可能性があります。

これは会議とか大きな話に限ったことではなくて、何か問題が起こったときに「これは誰々が悪い」と白黒ハッキリさせるんじゃなくて、「お互い様だよね」とフォローし合う、グレーにしたまま皆で解決への道に向かって助け合う という事もあると思います。

目先の勝ち負けにこだわらず、その先にある大きなものを目指す、ということですね。

それでは今日も一日、大らかな気持ちで、皆で協力しあって頑張りましょう。

朝礼スピーチで半歩先の未来を見せよう!

同じ職場でも、新卒で訳が分からないけど意欲だけは高い人、ちょっと成長してきた一方でモチベーションが落ちてきた2年目、3年目の人、もっと全体を見渡している管理職の人たち、と精神的な段階 はさまざまです。

社歴・職歴だけでなくその人の家庭環境やそれまでの人生によっても、これから目指す目標によっても違います。

全体に話すときには、どちらかというと下の人に合わせて、「半歩先」ぐらいの未来が見えるような話をしてあげると良いでしょう。

せっかく立派な話でも、興味を持ってもらえなかったりレベルが高すぎたりすると入っていきません。

そして、1回で伝わるとは期待しない事 です。同じことを色々な角度から繰り返し伝えていくと、だんだん分かってもらえますよ。

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。

私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。

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よろしければ読んでみてくださいね。

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