関係を築く

本音が言えない人が損してること。相手のために言うべき本音、言わない方がいい本音。

本音を言えない人は損!

うちの母親は、本音を言えない人です。

「嫁の立場でそんなこと言えない」という昭和な発想と、空気を読みすぎる性格が本音を言えなくしているようです。

たとえば、今は既に没交渉している叔母がいて、その人がめちゃくちゃ自由というか非常識で気が強い人なんですが、母は「いじわるされた」と毛嫌いしています。

何回も聞かされたエピソードのひとつに、「アポなし突撃・朝食しょぼい発言事件」があります。

結婚後、母は父の実家に嫁に来て同居していました。

母の母(私の祖母)は、娘が「片付いた」後で長男にお嫁さんをもらい、母には「お前が来るとお嫁さんの気が休まらないから、気軽に帰ってくるな」と言っていたようです。

ところが、父の妹である叔母はそういう教育は受けておらず、嫁に行った後も自由に実家に帰ってきます。

ある時は、アポなしで夜中にいきなり友人を連れてやって来て一泊させ、翌朝、母がありあわせの朝食を出してやりました。

そこで叔母は友人に「こんなものしかなくってごめんなさいね」と言ったらしいのです。

母は黙って苦笑いしているだけでした。

 

そして30年後、「非常識だ、あり得ない。ばーちゃんも娘には甘すぎる」と母はボヤいています。

母よ、ひと言いいだろうか。「その時、本人に言ってください」

その場で「お前が言うな」とツッコミを入れるなり、「誰かさんが事前にお知らせしてくれれば準備できたのにねぇ」と嫌味のひと言でも言うなりして、喧嘩すればいいし、嫌ならとっとと別居することだってできたのに。

叔母は確かに非常識だけれど、いい嫁ぶってその時は黙っていながら心の中で非難して、いつまでも被害者面している母も母だと思うんです。

三十年以上も温められたうっぷんは増大し続け、何回グチっても吐き出しきれないらしく、母の叔母への恨みは尽きることがありません。

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そのまま本音を言えない理由

どうして本音が言えないのか

母は、本音を言えない理由を、「嫁の立場上」であるとか、「言い返すと10倍になって返ってくるから怖い」などと説明します。

どうやら、母の中にはいろんな「べき」があって、模範的でありたいという願望があるようです。

  • 嫁は大人しく言うことを聞くべき
  • 夫の家族とは仲良くするべき
  • 親の言うことは聞くべき
  • 常識的な行動をするべき
  • 嫁はみんなの朝食を作るべき
  • 親は子どもに常識を教えるべき
  • 小姑は嫁に気を使うべき
  • 喧嘩はしないべき

だから、本音では「嫌だなあ」と思っても、嫁としてそんな非常識なことは言わない「べき」だとなって、押しとどめてしまうのでしょう。

私は、思ったことを考えずにそのままポロっと言っちゃう父方の血気盛んな方と、母方の「べき」思考を両方とも受け継いでしまったようです。

たとえば、失礼な人だなとカチンときて「そういう言い方やめてもらっていいですかぁ?」とか、ふっかけていくスタイルでした。

それで友人を失ったり、職場でトラブルを起こしたりしてしまって、「そういうことはしないべき」と自分を自分で責めるというややこしいことになっていたのです。

「いい人」でいたいのに、衝動的に人を傷つける言葉を言ってしまい、嫌われるのをどうしたらいいか分かりませんでした。

本音を押し込めるのも、思ったままに本音を言ってしまうのも、どっちも問題だなあと思います。

本音を言わずに自分を傷つけるのか、本音をぶつけて相手を傷つけるのか、そのどちらかしかないのでしょうか?

本音を言える人

私のメンターの黒澤全(くろさわぜん)先生はけっこうズバッと本音を言うということで、講座の受講生の間では「日本刀」と言われています。

たとえば、少人数のセミナーの自己紹介で一人だけメチャクチャ自分の話を長々と語り始めたときには、

「話が長いです」と途中でぶった切ったことがあります。

私なんかだったら、そろそろ他の参加者が時計を見始めてきて、自分もちょっとイライラしながら、でもさすがに初対面で言えなくてって感じになってただろうなと思います。

その一方で黒澤先生は、実は前々から思ってたけどタイミングを見てまだ言ってなかった、ということも多々あります。

「今、それを言ってしまったら相手が潰れる」とか、「まだ言っても伝わらない」とかの理由で、ちゃんと日本刀は手加減して急所は外して切っているようなのです。

黒澤先生は、「本音が言えないのは、保身があるからですよ」と、これまたバッサリ。うーん、耳が痛い。

あるセミナーに参加された方が、こんな相談をされていました。

「こっちは関わりたくないんですけど、一方的に電話をかけてきて相談を持ちかけようとしてくる友達がいるんです。

今ちょっと…とかやんわり断るんですけど、しばらくするとまた来るので、どうして分からないかなあと思うんですが。

どういう言い方をしたら、傷つけずに断れるでしょうか?」

その時のアドバイスは、「着信拒否でいいですよ」でした(笑)。

相談者の方は、別にカウンセラーでもセラピストでもなくて、その友達もべつにお客さんではない状況だったようです。

仕事としてでない限り、他人の相談には乗らない方が良い、と黒澤先生は言います。

それは自分が面倒くさいからではなく、相手のためにならないからです。

素人がヘビーな悩みを聞いて同情し、自分まで気分が落ち込んでしまったら、相手を良くするように役立つことはできません。

それに、相手を助けるすもりが、依存させて逆に悪化させてしまう可能性もあります。

それが本当に、仕事や使命で関わる人、またはパートナーや家族なら全力で提供した方が良いのですが、それ以外の人で自分が約にも立てないのに中途半端に相談に乘って「あげる」というのは自分の承認欲求に他なりません。

「冷たくしたら嫌われるんじゃないか」「いい人でいたい」という保身があるから、相談を断れなかったりするわけです。

本音が言える人も、言えない人も、保身がある。

本音で語るには

黒澤先生が「話が長いですよ」と日本刀でぶった切るのも保身がないからできる技であって、「お客さんに嫌われて仕事が無くなったらどうしよう」とか気にしてたら絶対にできないと思います。

理想は、完全に相手や周りの人のことだけを考えて、正直に本音を言うということです。

セミナーで自己紹介の話が長い人は、きっと他のところでも自分のビジネスについて初対面の人にいきなり長々と語っているでしょう。

それでは聞いてもらえなかったり、聞いてるフリでも伝わっていなかったりするかもしれません。

自己紹介ではコンパクトに語れるようになった方がその人にとっても良く、なおかつ自分が今それを言ってちゃんと伝わるだけの信頼がある、という状況で初めて本音を言えるのです。

同じように、別の場面で誰かに「話が長いですよ」とグサッと言えば良いのかというと、何でもかんでも言えばいいというわけではなくてそれは言う理由によります。

もしもそれが、「その人のため」「周りの人のため」じゃなくて、ここで私が言ってあげなきゃ!などと「自分が認められるため」になっていたら、結局はよろしくないのですね。

自分本位にズバズバ本音を言う人も、本音を言えなくて溜め込んでしまう人も、自分のことしか考えていないという本質は一緒なのです。

だから、「本音が言えない」で悩んでいる人は、本当に周りの人のことを考えてあえて言わないのだとしたら、むしろ良いことかもしれません。

そういうときは、言わないとしても変なモヤモヤした感情はたまらないはずです。

私はサバサバして本音を言っちゃうんです〜っていう人も、それが毎回良いこととは限らなくて、そこは言わない方がいいって時もあるかもしれません。

ちゃんと相手のために本音を伝えることができれば、きっとその人との信頼関係はぐーんと深くなるはずです。

では、どうしたら相手のために本音を言えるようになるのでしょうか? 実際に私が体験したワークの例をシェアさせていただきます。

相手のために本音を言う方法

伝えるための場を作る

昨年の秋、沖縄に合宿セミナーに行ってきました。そのときのワークで、メンターも含む参加者どうしでお互いのダメなところを本音で言い合う(!)というのがありました。

もちろん、「だからあなたはダメなんですよ」と唐突にボカーン!って言ったら、相手も「は?何でそんなこと言われなきゃいけないの」と反撃してきますのでダメです。

母の「朝食しょぼい事件」だったら、いきなり「だったら食うな!ガシャーン」みたいにやっちゃったら、そこで関係性は終わってしまいます。

その場でのツッコミも、言って伝わる関係があってこそ意味があるものです。

本音を伝えるためには、本音を言うための信頼関係やタイミングを作るのが先です。

セミナーでは、普段から関わっている人も、ほとんど初対面同士という人もいましたが、すでに皆でご飯を食べたりアクティビティをしたりして、リラックスして打ち解けた雰囲気になっていました。

職場の人や家族・パートナーには、まずは話し合いの場を提案するところからスタートです。

週に一回とか、月に一回とか、ミーティングや家族会議と称してオープンに話せる機会を設けると良いと思います。

そもそも、話し合いを拒否されてしまうようなら、かなり深刻な状況です。地道に信頼を積みましょう。

本音を言い合う会

自分から相手を理解しようとする

さて、「本音で話す会」の場ができたら、

  1. 正直、ここは直した方がいいと思うダメなところ
  2. 相手の良いところや感謝しているところ

をそれぞれお互いにシェアしましょう。

このとき、「自分が正しい、教えてあげなくちゃ」という気持ちが1%もあったらいけません。

自分の方が間違っているかもしれないし、相手にも何か事情や意図があってそうなっているのかもしれない、などと決めつけないで相手を理解しようとする姿勢で行きましょう。

ちなみに、言葉尻でテクニック的にやっても効果はありません。「私も間違ってるかもしれないけど、…」と前置きしても、相手を非難する雰囲気だと反発を招きます。

沖縄セミナーでは、私は皆から「ワガママ」とか「感情のアップダウンが激しい」とか、逆に「気を使いすぎる」などの指摘をもらいました。

自分ではちょっとそういうところあるよなあ、と思ってたのが人にはかなり印象が強く残っているのに驚きました。

みんな言い方は気を使って優しく伝えてくれたので、気づかないことを言われるショックはありましたが、嫌な気持ちは一切ありませんでした。

そして、お互いに本音を言い合い、受けとり合ったことによって、「本音を言っても気を悪くしないで、それどころか信頼を深めることができる」ということも実感できました。

最後に、お互いの良いところを伝えて良い気分で終わりました(笑)。

最初に浮かんだことを、正直にシェアする

本格的な話し合いでないときは、

  • 相手がよくなるために言ったほうが良さそう
  • 相手にとってタイミングがまずくなない
  • 話を聞いてもらえる信頼関係ができている

を、最低限クリアした上で伝えましょう。

そして、相手を変えようとするのではなくて、ただ思ったことを正直にシェアすれば良いのです。

なんて言ったら良いか分からなければ、「ごめん、なんて言ったらいいか分からないんだけどさあ、…」とそのまま話せばいいだけです。

本音を言えない人が損してること

本音はただ言えばいいものではなく、保身からではなく相手のためにこそ伝えた方がよいこと、そして本音を伝える方法について見てきました。
相手のために本音を伝えることは、今までの相手との間合いの中に一歩踏み込んで距離を縮める行為です。

相手に近づく分だけ、ぶつかったり、逃げられたり、斬られたりすることも多くなります。

でも、全く何も本音を言わないでいると、遠巻きに当たり障りのない関係のままになるでしょう。それって確かに楽といえば楽なんですが、少し損じゃないかなと思います。

100%信頼できる人間関係の喜びは、ずっと大きいからです。

相手を信じて一歩踏み込んでみると、今よりももっと親密になれるかもしれません。もう、自分をスゴそうに見せたり、いい人に見せたりする必要もなくなるかもしれません。

相手はあなたの悪いところも受け入れて100%信頼してくれていて、あなたも相手を100%信頼しています。

まずは、あなたの最も親しい人に、少しオープンになってみてはいかがでしょうか?

最後に、途中で登場したバッサリ本音トーク「日本刀」の使い手であり、本音の伝え方と真の人間関係の作り方を教えてくれた人でもあり、私が200%信頼するメンター、黒澤全先生の無料メール講座をご紹介します。

人間関係のお悩みにもすごく効くと思いますので、ぜひ読んでみてください。

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