魂を磨く

潜在意識のブロックを解除するには? メンタルブロックの外し方

メンタルブロックを解除する方法

メンタルブロックが強くて、なかなか成功につながっていない方へ。私が研究したメンタルブロックの解除方法 をシェアさせていただきます。

この記事では、

  • そもそもメンタルブロックとは何か?
  • なぜメンタルブロックはなかなか解除できないのか?
  • 潜在意識がメンタルブロックを守ろうとする理由
  • メンタルブロックを外すのに時間はかかるか?
  • 半径5メートル以内の身近なものでメンタルブロックを解除する方法

などが分かります。それでは、さっそくどうぞ!

潜在意識のブロックとは?

メンタルブロックとは

いつの間にか私たちの心を支配するメンタルブロックは、どのようにして作られるのでしょうか?

たとえば多いものに、お金のメンタルブロック があります。

「もっとお金に余裕があったらなあ」と思う一方で、「お金が人を悪い方に変えてしまうんじゃないか」などとお金に対してネガティブなイメージもどこかにあります。

または、「自分なんかが、こんなにお金を受け取っていいんだろうか」と、無意識に制限をかけてしまっている場合もあるでしょう。

しかし、お金そのものには良いも悪いもありませんし、何かを提供したのなら価値に見合うだけのお金は受け取って構いません。

頭では理解しているのに、心のどこかに抵抗が残っている。それがメンタルブロックです。

では、なぜお金にブロックができてしまったのでしょうか?

『舌切りすずめ』、『こぶ取り爺さん』『金の斧・銀の斧』など、子どもの頃に読んだ絵本の昔話では、金に目がくらんだ人は大抵ひどい目に遭うことになっています。お金を欲しいと思うのは欲張りで悪いことだ、という教訓を伝えています。

親から「うちはお金がない」と繰り返し言われているうちに、「自分は貧乏なんだ」というメンタルブロックが作られ、友達がいくら貯金しているという何気ない会話を聞いて「自分ももっと貯金しなければ」と焦り、テレビやインターネットで「今の何歳以下の人は年金の払い損世代ですよ」という情報を見れば年金を払うのに嫌な気持ちになります。

こういった学習や、経験、考え、感情が積み重なって、お金に対するネガティブなイメージを形成しマインドブロックとなるのです。

お金のメンタルブロック

ところが、よく考えてみれば、私たちがお金について信じている事柄は必ずしも事実とは限りません。

欲張らないのが美徳とされる昔話もあれば、商売を上手くやる人の方が偉いという物語もあります。物語への解釈も、読む人によって変わります。どちらにしてもお話なので、「ある昔話が語り継がれていて、ある人がこういう解釈をした」というだけの事実しかありません。

私の親も私が子どもの頃には「お金がない」と言っていましたが、それは「しょうもないオモチャを買ってやるような無駄なお金はない」という親の意見 であり、実際にはお金はいくらかあったはずです。預金残高がいくらで、財布に所持金がいくらある、ということだけが事実であり、「貧乏だ」というのは一つの評価にすぎません。

「30代ならいくら貯金があれば安心」「貯金よりも投資に回すべき」「年金はもらえる」「年金は払うだけ損」etc.

ほとんどが誰かの意見に過ぎないにも関わらず、私たちは「なるほど、そうなんだなあ」と、まるで事実であるかのように、自分の信念として採用してしまいます。

このように誰かの意見を真実だと思い込むことから、メンタルブロックが作られます。

そして、お金のメンタルブロックならば「収入が増やせない」、「いくら貯金してもお金の不安が消えない」などの弊害が出てくるというわけです。

潜在意識のブロックを解除するのが難しい理由

メンタルブロックの解除は難しい?

メンタルブロックを解除する難しさは、「気づきにくさ」 にあります。逆に、メンタルブロックの存在に気づくことさえできれば、ほとんど解決に近づいているとも言えます。

たとえば、次のような悩みを持つ人がいるとしましょう。

「私は太っていて、顔もブスで、恋愛に自信がないんだけど、どうしたら痩せてきれいになって恋人が作れるだろう?」

この悩みの背景には、いくつものメンタルブロックが隠れています。

  • 私は太っている
  • 私はブスである
  • 私は恋愛に自信がない
  • 痩せていて美人な方が恋愛に有利である
  • 自信がないと恋愛ができない
  • 恋愛をして恋人がいた方が良い

1つ1つの事実と意見を確認してみましょう。

  • 体重が何キロで、スリーサイズがいくつ、事実は以上。「太っている」と思っているだけ。
  • こういう顔という事実。「ブス」と思っているだけ。
  • 事実は何もなし。「恋愛に自信がない」と思っているだけ。
  • 〃「痩せていて美人な方が恋愛に有利である」と思っているだけ。
  • 〃「自信がないと恋愛ができない」と思っているだけ。
  • 〃「恋愛をして恋人がいた方が良い」と思っているだけ。

と、ほとんど事実は含まれず、ただ思い込んでいるだけのことばかりでした。

ところが、メンタルブロックはあまりにも当たり前の前提 になってしまっています。

「~なんだけど、どうしたらいいだろう?」と悩むものの、「~なんだけど」という前提の部分は、まるで疑いもしません。これが厄介極まりないのです。つまり、メンタルブロックが存在していることにすら気づいていない場合があるということです。

メンタルブロックが巧妙に気づかれないように潜んでいるのは、メンタルブロックから多大なメリットが得られることを潜在意識が知っているからです。

メンタルブロックにメリットなんかあるの?と思われますか。それが、ちゃんとあるのです。

たとえば、「自信が無い」と思っていることによって積極的に行動しない言い訳ができます。メンタルブロックが元で悩んでいたら、誰かの気を引けることもあります。成長したり変化することへの恐怖から逃れられる意味もあるかもしれませんね。

自分の顕在意識では気づかなくても、メンタルブロックからすでに恩恵を受け取っています。潜在意識はその美味しさに気づいており、顕在意識に気づかせまいとしているのです。

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潜在意識のブロックは一瞬で解除できる

謎はすべて解けた

では、隠れたメンタルブロックを解除するのには時間がかかるのでしょうか?

メンタルブロックに気づくまでには時間がかかるかもしれませんが、気づいてしまえば一瞬で解除できます。

ただし、表面的にではなく「深く」気づく必要があります。

「お金を受け取るのにメンタルブロックがあるなあ。よし、お金は受け取ってもいいんだぞ」

などと、言葉では理解していて自分に言い聞かせているような段階では、まだメンタルブロックは外れません。

「ああ、本当にこれでいいんだ」

心から思うとき、体の感覚を伴う深い理解が起こり、メンタルブロックが解除されます。 胸が熱くなるような、ぞわぞわと何かがこみ上げてくるような、パン!と繋がるような体感があるのです。

メンタルブロックを外す方法

勉強するよりも内面に向き合うこと

メンタルブロックを外すには、心理学やスピリチュアル、自己啓発関連の勉強 をしたり、メンター(先生)を持つ ことは大きな助けになります。自分が考えている世界の外側に目を向け、思い込みに気づきやすくなるためです。

しかし、勉強や先生は助けにはなりますが、ブロックを解除する作業は自分で行わなければいけません。どんなに素晴らしい本を読んでも、良い先生の話を聞いても、自分の枠の中に収めてしまっては、枠の外側には出られないのです。

地図をもらって道筋を教わったら、最後は自分で歩いて行かなければいけません。それは、本に書かれていることや先生が言っていることを、自分でイチから考えても同じ結論に至るほどに。または、実際に行動するなかで経験して体得するくらいに。

最初は何だか難しそうに見えますが、大丈夫です。元々あなたの魂は完璧で、全てを知っているからです。周りにいろんな物をくっつけ過ぎてしまって、身動きが取れなくなっているだけなのです。

ブロックを一つひとつ解除していけば、限りなく自由で、エネルギーの高い、本当の自分に戻ることができます。

メンタルブロックを解除するには、問い続けましょう。

  1. 自分の中で当たり前・常識となっていることは本当に事実なのか?
  2. 逆の可能性 や、別の道はないか?
  3. その信念は誰が言ったことか?

ブロックがあること自体や、ブロックの原因となったことを責めたり悔やんだりせずに、ただ「これかな?」ということだけを冷静に考えましょう。

思考の方向には注意が必要です。

  • どうして自分はこんなにダメなんだろう?

と、ネガティブな方向に考えるのは、メンタルブロックの枠の内側でぐるぐる回っているだけでエネルギーダウンしてしまいます。

  • いま『自分はダメだ』と思ったけれど、どうしてそんな風に考えたんだろう?
  • そもそも『自分』って何だ?
  • 『ダメ』とは何を基準にどういうことを言うのだろう?
  • それは誰が決めたことなんだろう?

のように、自分のブロックの外側に脱出する方向に考えを巡らせましょう。

俯瞰して全体的に見てみたり、別の人の視点になってみたりするのがコツです。

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身近な人や日常の出来事にヒントがある

身近な出来事にヒントがある

そうやって自分のメンタルブロックに対して問いを持ち、視座が高まっている瞬間の意識こそ本当の自分(≒魂) に近づいています。

本当の自分には、内面に向き合うことでいつでも出会えます。ですから、自分探しの旅に出る必要はありません。

あなたの半径5メートル以内にいる一番身近な人や日常の出来事のすべてが、あなたのマインドブロックを教えてくれます。

たとえば、家族や職場の人との関わりにおいて許せない出来事、イライラする人、言われてモヤモヤする言葉はありませんか?

「ある人と待ち合わせをしたら、約束の時間から15分も遅れて来られて謝りもしないのでイライラした」という出来事があったとしましょう。

その原因の原因を考えてみると、「遅刻をする人は許せない」「約束は絶対に守らなければいけない」「相手を怒らせたら、謝って許してもらわないといけない」などのマインドブロックが見つかります。

ここで、無理に「許してあげなきゃ」「イライラしちゃダメだ」と自分に言い聞かせると余計なメンタルブロックを増やしてしまうことになります。

メンタルブロックは直そうとせずに、ただ存在していることに気づくだけでOKです。責めたり消したりしようとしないで、逆の可能性を考えてみましょう。

もしかしたら、遅刻されても許せるのではないか? 全部の約束を守る必要はないかもしれないな。誰かを怒らせたとき、別に許してもらわなくても大丈夫かも?

もちろん、遅刻はしない方がベターですし、「ゴメンネ」と言った方が円満になると思いますが、仮にそうじゃなかったとしても自分が許せるとしたら、もっと心が楽になるかもしれません。

本来、自然には良いも悪いもありません。本当の自分もそれに近い「なんでもあり」です。「許せない」「こうじゃなきゃダメだ」というメンタルブロックを解除して、自分の器が大きくなるほど、何があっても幸せな本当の自分に戻って行けるのです。

メンタルブロックを解除する方法まとめ

メンタルブロックは、誰かの意見を事実だと思い込むことで形成される間違った信念 です。

その信念が当然のことという前提になって悩んでしまうため、メンタルブロックには気づきにくいものです。また、メンタルブロックによるメリットがあるため、潜在意識は巧妙に隠して顕在意識が気づかないように仕向けています。

自分の思い込んでいる思考の枠の外側を見せてくれる本や指導者はメンタルブロックを解除する大きな助けになってくれますが、最終的には自分で「気づき」に到達しなければいけません。

メンタルブロックを外すには、身近なことからメンタルブロックに気づいて問いを持ちましょう

自分の前提となっている信念は、本当に事実だと言えるでしょうか? 逆の可能性や、誰かに影響を受けていることは考えられますか?

無理やり消そうとしなくても、「ああ、本当にこれでもいいんだなあ」と体感できればメンタルブロックは解除されます。

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。

私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。

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といったことにも触れています。

よろしければ読んでみてくださいね。

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