ネットワークビジネスに勧誘されたとき、しかも、勧誘してきたのは友達だったら、あなたはどうしますか?
どうでもいい友達なら無視して終わりですが、親友ともなると断り方も難しいし、ちょっと心配ですよね…
今回は、10人以上のネットワーカーの勧誘を断ってきた私が、友達をなくすことなくネットワークビジネスを断る方法をまとめました。
目次
友達からネットワークビジネス(MLM)に勧誘された!
まずは、友達からネットワークビジネスに誘われる「あるある」パターンを見ていきましょう。
強引に料理と鍋の話題…からの理想語りへ
とある朝活で知り合った人と意気投合し、出勤前までカフェでお茶してたときのことです。
と唐突に聞かれました。
へぇ〜とあいづちを打ちながら、私の頭の中では「ん? なんでいきなり鍋の話が始まったんだ?」と黄色信号が…。
そのまま聞いてると、
と鍋で有名なネットワークビジネスA社の名前が登場!からの、理想語りが始まりました。
この方は付き合いが浅かったので、空気を読まずに話をぶった切り、
知ってるけどやりたくないので
と断って出て来ました。
その後、朝活でも1、2回見かけたのを最後に来なくなり、フェードアウトに。悲しいですね。
保険の勧誘だと思ったら…
これは私の友達というか、フリーランスやってるときに仕事を依頼してくれたり、人を紹介してくれたり、何かとお世話になってた人から勧誘された話です。
ある日、
ということで、カフェで説明を聞くことになりました。
が、話を聞くと、どうも保険というよりも某マルチの構成員になると受けられる福利厚生の「共済」らしいことが分かりました。
と思って登録してしまったのですが、その後が大変でした。
と、良いように使われてる感が嫌な感じだったので、けっきょく退会してその人とも疎遠になりました。
友達から40万買ってノルマ達成を応援してあげた人
こんどは私の友人オノさん(仮名)が勧誘された話です。
友人は田舎から出て来たばかりでまだ友達が少なく、地域のイベントに色々参加して友達を作ろうとしていました。
と言っていて、よかったねぇと思ってたのですが、ある日、その友人から
と、アロエで有名なネットワークビジネスF社の高級シャンプーとリンスを渡されたのです。
よ、よんじゅうまん・・・
その後、オノさんはコーラスサークルに入って、普通の友達もでき、インストラクラー夫妻とは決別したようです(笑)
ネットワークビジネスの断り方(友達編)
友達からネットワークビジネスに誘われたとき、断ったら悪いんじゃないかとか、友達でいられなくなるんじゃないか、というのが心配なところかと思います。
でも、正直ネットワークビジネスは断りたい。
それに、人が変わってしまったようにしつこく勧誘して来られるとびっくりですし、どうにかして友人の目を覚まさせ、元に戻って欲しい気持ちもあるでしょう。
そんなときの、ネットワークビジネスの断り方を伝授します。
ネットワークビジネスを理解する
まず大事なことは、ネットワークビジネスを「得体の知らない怖いもの・悪いもの」と決めつけるのではなく、どういうものなのかちゃんと実態を知っておくことです。
情報を持っておけば、相手の話に一方的に巻き込まれることはなくなります。
仕組みとかは各自ググって調べていただくとして、重要なポイントはこちらです。
ネットワークビジネスは合法な商売であるが、楽して儲かる夢の商売ではない。
まず、ネットワークビジネスは違法ではありませんので、勧誘してくる友達も決して悪に手を染めてるわけではありません(笑)。
そして、ネットワークに誘ってくる人は、たいていこんなコンセプトを語ってきます。
会社員のように使われる側にいるんじゃなく、ビジネスオーナーになって不労所得を手に入れて、一緒にエーゲ海クルーズ行こうぜ!
って聞くと、なんか楽して稼げるって素敵!!って感じがしませんかね?
ネットワークビジネスのオーナーは個人事業主です。
確かに、会社員のように、決まった時間・決まった場所で働く必要もないし、売り上げ次第では儲かることも確かです。
しかし実態は、人脈作りや自腹での商品購入に加え、勧誘するためにお金持ちのフリをしなければならないので出費も多くてかなり大変。
友人・知人・同級生・親戚・元職場の人全員に営業して人脈を失ったあげくやめちゃう人もいるのです。
ネットワークで成功する人は、
- 普通の会社でトップ営業マンだった人とか、膨大な人脈を持ってる経営者など、「そりゃ、何やっても成功するでしょ」っていう人
もしくは、
- 引っ越しては交友関係をぜんぶお金に変えてまた引っ越す、という焼畑農業をドライにやれる人
とかじゃないかなと、周りのネットワーカーさんたち見てて思います(偏見)。
自分は断っても、友達をやめさせようとしない
それじゃあなおのさら友達が心配、やめさせなきゃ!と思われるかもしれません。
しかし、前述のように違法ではないれっきとしたビジネスで、大人が自分で決めてやってることですから、他人がやめさせることはできません。
ネットワークはこんなデメリットがあるよ、うまい話だけ聞かされてるんじゃないの? と説得しようとしても、友人はますます頑なになるだけです。
本人が自分で「やめよう」と思わない限り、どうしようもないのです。
友達が何しようと自由ですが、あなたが断ることも、縁を切ることも、マルチに入らないで友達でいることも自由です。
「友達だから」という理由で買わない・参入しない
では、ネットワークビジネス一色になってしまった友人と、どう関わるべきか。
それは、あなたが影響を受けずに、自分の軸で普通に関わることです。
たとえば、何か商品をすすめられたとき。
もしも、その品が普通にそこらへんに同じ値段で売ってたら欲しいか?
と考えてみてください。
本当に欲しいなら買ってもいいですが、要らないのに「友達だから」買ってあげるのはおかしなこと。
決して本来の自分の軸(価値基準)を曲げてはいけません。
いつものお買い物と同じように、似たような他の商品と比較検討して、欲しければ買う。要らなければ買わない。それだけです。
「要らない」「くどいよ」などとあなたが言って、友達が怒ったり縁を切ったりするようなら、最初からその程度の人だったのだと諦めましょう。
ちょっとドライなくらいに、冷静さを保って関わりましょう。
友達の本質を信じる
一方で、友達の本質を信じてあげることも大事です。
今はちょっとマルチの人に感化されて舞い上がっていても、その人の本質まで変わってしまうわけではありません。
- 良い感じに失敗して、そのうち正気に戻るかもしれません。
- または、本当はいつもの自分じゃないのを分かってるけど、仕方なく演じているかもしれません。
その時は断って距離をおいても、友達の未来を信頼して待っててあげましょう。
まあ、別にそこまでじゃない薄い友達なら縁を切って終わりなんですけどね。
ネットワークの勧誘を断って続いている友達は0人であるという事実
私には、「実は、ネットワークやってて」とか「前やってました」という友達は何人もいます。
だから、ネットワークやる人たちが人が金にしか見えてないとか、洗脳されてるとか、そんなことは一概には言えないと思います。
ただし続いている友達は、ネットワークはやってても「私を1回も勧誘してこなかった人たち」ばかり。
ネットワークビジネスの勧誘を断った人で関係が続いている人はゼロである、というのは偏見でも何でもない事実です。
断っても無視しても定期的にコピペのメールで勧誘してくる人は若干1名いますが、それ以外に交流はありません。
それはつまり、最初から「ネットワークビジネスのために」私に近づいて来たから、その用事しかないということなのでしょう。
でも、ネットワークビジネスをしている人でも、何か他に共通の目的を持っていれば普通に友達でいられます。
ネットワークビジネスの断り方(友達編)まとめ
友達がネットワークビジネスに勧誘してきたら
- 合法なビジネスで、その人が決めたことなので否定せず、やめさせようとはしないこと
- 自分がやりたくない・買いたくないことはハッキリ断り、その場を去りましょう
- テンションが上がってるだけなので、そのうち気づいて戻って来たら暖かく迎えてあげましょう
えっ、あれが実はネットワークビジネス(マルチ商法)だったの? ってこともあります。
SNSでやたらエッセンシャルオイルをゴリ押ししている人がいたら、それはもしかしたら…
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
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といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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