財布を落としたら人生が変わりました

カッシー

「本当の自分を分かってくれる人なんていない、そもそも自分が一番自分のことが分からない…」漠然とした寂しさ、孤独感を抱えて生きていた。

そんな人生を変えたくて多数のセミナーに通い始めたとき、佐藤想一郎氏に出会う。

想一郎さんから学んでいくうちに、「自分自身にすら無関心で、無感動に生きていたこと」に気づくも、自分なりのこだわりをなかなか捨てきれなかった。

それでも、「想一郎さんのようなあったかい人たちと一緒に人生を過ごしていきたい!」という想いはドンドン強まっていき、講座に参加し続け、一緒にいる時間を増やしていった。

気づいたら孤独感は殆どなくなり、今では仲間たちとともに、より多くのご縁をより広げていけるように、活動の手伝いをする。

財布を落としたことが人生の転機に

はじめまして、カッシーと申します。

GLOBOを見に来て下さりありがとうございます。

このページは、

・普段の生活に違和感を感じていても、一歩踏み出す勇気が出ない人
・友達と楽しく過ごしていても、どこか寂しい気持ちが消えない人
・環境の影響か何かで、自分に自信を持てなくなってしまった人

に向けて書かせていただきました。

「人生は決して一人ぼっちではない。ちょっと勇気を出してみたら、すっごく素敵な仲間と出会えるかもしれない!」と前向きな気持ちで一歩踏み出せるようにと願っています。

ところで皆さんは、人生を動かすためには何が一番大切だと思いますか?

私は〝タイミング〟だと思います。

私も自身も〝タイミング〟を合わせにいったことによって人生が変わっています。

けど、人生では〝タイミングを合わせよう〟とするほど、〝お試し現象〟と言って、「あなたは、本当にやる気があるのか」と試されるような出来事が起こります。

では、そういうとき人はどういう行動をしていったらよいのか。

私のストーリーを通じて、そのヒントを少しでも見つけていただけたら幸いです。

とある合宿セミナーのお知らせ

当時、20代だった私は、想一郎さんが宮城県で開催していた講座に参加していました。

しかし、仕事の関係でお隣の福島県へと転勤することになり、毎月楽しみしていたセミナーには、なかなか現地まで行くことが出来なくなっていました。

そんな夏のある日、宮城県のはずれにある島で、泊まりがけのセミナーイベントが開催されるというお知らせがきました!

「ずっと講座にも参加できていなかったし、今回は特別なセミナーだ・・・このチャンスを掴みたい!!」

土日も仕事の会社だったのですが、何とか調整して休みを取り、合宿セミナーへの参加を決めることができました!

そして・・・事件発生!

当日の朝、私はルンルン気分で歩いていました。

しかし・・
島に行くためにまずは宮城県へ!ということで、家から駅に向かうバスに乗ったとき、事件は起きました。

バスに乗ってしばらく経ってから、気づきました。

「あれ?・・・財布がない!?」

家を出たときは、おしりのポケットに入っていたはずの財布がないのです。

体中についているポケットを探しても、手持ちのカバンを探しても、どこにも見当たりません。

バス内は空いていて誰とも接触せず、すぐに座れたので、「やばい、バスに乗る前にどこかで落としてしまったんだ・・」と気づきました。

財布には新幹線の切符が入っていたので、このままでは駅にいっても新幹線に乗れません。

そもそも、バスを降りるためのお金もありません。

「どうしよう・・・」

考えてばかりいても、乗車したバス停からはどんどん遠ざかってしまうので、隣に座っている方に財布を落としてしまったこと、お金がないことを正直に伝えました。

ありがたいことに快くお金を貸していただき、何とかバスから降りることができました。

乗車したときのバス停はちょうど会社の近くだったため、すぐに後輩に電話をかけて付近を探してもらうも見つからず、自分で家からバス停まで歩いた道を歩き直すも見つからず。

お金も切符もない状態では、そもそも合宿にいけません。

行き先は島ですから、仮に宮城県に到着できたとしても、船に乗る必要があるので、船の時間があるうちに移動しなければいけないのです。

人生で初めて財布を落としてしまい、免許証も、クレジットカードも、お金も全て失い、私は焦っていました。

「大事な日の当日に財布を落としてしまうなんて・・お前はお呼びではないと、見えない力が働いてしまっているのだろうか・・」とすら思いました。

学生時代、一人仲間はずれにされ、みんなが楽しく過ごしている姿を遠くから眺めていなければいけなかった時のような寂しさが襲ってきて、焦りと不安が募っていきました。

思いもよらない一言

しかし、何もしないわけにはいきませんので、想一郎さんにメールをしました。

駅へ向かう途中で財布を落としてしまい、合宿にはいけないかもしれないことを伝えたのです。

その後、何度道を歩いて探しても、付近のコンビニや、警察に届けられていないか確認しても、見つからない。

「ようやくみんなと会えると思っていたのに、しかも今回は特別な合宿セミナーだったのに、、やっぱりもうダメかもしれない・・」

そう諦めかけたその時、想一郎さんから電話が来ました。

怒られるのかなとか、どんなことを言われるのだろうと、おそるおそる電話に出たら、、

想一郎さんからは、思いもよらない一言がありました。

「時間がないので、結論から言います。財布のことはいいから、とにかく合宿に来てください」

・・・ポカーンですよね(笑)

普通こういう場面では、

「大丈夫ですか?」とか「ちゃんと警察に届出だしましたか?」とか、そういった言葉があるかと思いきや・・・

そんなことはなく!笑

(正確にいうと、クレジットカードは止めるようにカード会社へ電話した方がいいですよ、というアドバイスはありました笑)

「財布のことはいいから、とにかく現地まで来てください」ということでした。

みなさんは、これだけ聞いたらどう思うでしょうか?

このエピソードだけを聞くと、冷たすぎる・・・と思うかもしれません。

私も最初は、

「えっ、だって財布の中には免許証も、クレジットカードも入っていて、まだ見つかっていないのに、このまま合宿に向かうの?そもそもお金もないのにどうすればいいの?」

と焦っていました。

「でも、、」

と戸惑う私に対して想一郎さんは続けざまにこう仰います。

「みんな待ってますよ!」

そう言われたときに、ふと頭の中に、一緒にセミナーを受講している仲間たちの顔が浮かび、セミナー会場にいるときの温かい空気感を思い出しました。

先ほどまで、

日頃の行いが悪かったのだろうか、

自分なんか合宿に行ってはいけない人間なんだ、

これを機にもう会えないのかもしれない、、

やっぱり自分はダメなのかもしれない、、

など目の前が暗闇で覆われていた中に、突然光が差し込んでくるかのようでした。

「そっか、合宿に行っていいんだ。いや、、行きたい!みんなのところに会いに行きたい!」

と思えた瞬間、想一郎さんの〝大丈夫 みんな待ってるよ〟という言葉が強烈に響いて、急に明るく前向きになれました。

それから動き始めました。

財布が見つからないことは一旦受け入れ、まずはクレジットカード会社への連絡をしてカードを停止し、その後は会社へ行きました(当時は会社寮と会社が、歩いて5分以内の場所に住んでいました)。

上司に事情を話したところ、快く現金数万円を借していただけて、なんとか新幹線の切符は買い直し。

宮城県まで行くことができました。

宮城に到着後も、みんなよりは遅れましたが、無事に船が出る時間には間に合い、島へ移動。

最終的に、合宿セミナーへ参加することができたのです!

生き方を変えていく大きなきっかけに

この出来事は今でも非常に印象に残っており、自分の生き方に大きな影響を与えてくれました。

今までの自分なら、問題が起きたり、思い通りにならないことが起きる度に落ち込んだりしてすぐに諦めてしまい、できない自分をただただ責めてしまうことが多かったからです。

当時は営業職、毎日毎日ノルマに追われる日々、、

いくら行動しても、頑張っていても、契約が取れなければ意味がない、、毎日焦る気持ちばかりが募って苦しむことも多々ありました。

でも本当は、助けて欲しいときは助けて!と素直にいうことが大事だと気づきました。

私は、どんな小さなことでも感謝できることがあったら書き出す、という感謝ノートを毎日書く習慣のアドバイスを受けてから、

自分が誰かに何かをするよりも、誰かから自分がしてもらっていること、受け取っていることの方が、はるかに多いことに気づき、周りの人たちへの感謝の気持ちを強く感じるようになりました。

「自分に何かできることはないか・・」

少しでも感謝を返すつもりで明るく元気に挨拶をしたり、自分が仕入れた新しい仕事の情報を積極的に同僚とシェアしたり、休みの日の帰りに何かお土産を買って帰ったり、、。

とにかく自分よりも、周りの人のために何ができるかを考え、〝みんなと一緒に働いていくこと〟を意識して動けるようになっていきました。

そしたらいつの間にか気力も体力も上がっていき、いつも前向きな気持ちで、毎日エネルギッシュに一生懸命働けるようになったんです!

自分では気づかないうちに雰囲気も少し変わっていたのか、お客さんからも信頼されるようになり、上司にも可愛がってもらえる機会も増えていき、そのおかげか、いつの間にか営業成績もグンッと上がっていきました。

今思えば、自分のためではなく〝周りのため 誰かのため〟に動こう!働いていこう!と思えたときから何かが変わっていったのだと思います。

教えて!想一郎さん

さて、最後に。

なぜ想一郎さんは、私に対して、

「財布のことはいいから、とにかく合宿に来てください」

と、一見冷たくも思えることを言ったのでしょうか?

後にその理由について、教えてくれました。

「実は、カッシーは自分で財布を落としたんですよ」

「・・・え?自分で?財布を落とす?」いやいやいや!そんなわけないでしょ!と思いました。

想一郎さんは詳しく教えてくれました。

「正確には、無意識的に落としたんです。顕在意識では気づかないだろうけど、潜在意識の反発として起こしていたのですよ。

だって、財布を落としたって周りに言ったら、行かなくていい理由がでできるじゃないですか。人間は言葉では変わりたい、と言いながらも実は潜在意識は、変わりたくないと思っているのです。

変わるのは、今までの自分が壊れてしまうようで、怖いですからね。

だから、運命が変わる瞬間に試されるのです。

今までと同じ選択をとるか、次の段階に進むか・・・

もちろん私は、カッシーだからあの提案をしたんですよ。その理由はまた、どこかで喋りますが・・・」

最初は信じれませんでしたが、今となっては本当にそうだと思います。

なぜなら、あの合宿セミナーをきっかけに、私の人生は本当に良くなったからです。

もし私があのまま落ち込んで合宿セミナーに参加しなかったら、、、と思うと逆に恐ろしいです。

人生の分かれ道は、ふとした瞬間に

人生には大切な瞬間があります。

Aの道へと進むのか、Bの道へと進むのかによってその後の人生が大きく変わるような瞬間です。

今までの延長線上の人生を生きるのか、それとも思いもよらない方向へと進む転機を、変わっていくきっかけを掴むのか。

でも、私もそうだったように、それは意外な瞬間に訪れるのかもしれません。

私自身、今でも完璧になったとは思っていなくてまだまだチャレンジしている真っ最中です。

どれくらいできないかというと、実はこの文章も、想一郎さんをはじめ、一緒に活動するメンバーたちみんなに見てもらい、構成を作ってもらい、何とか書きあげた文章なのです。笑

昔は、はい!やります!と口だけになって、ひとりで作業につまずいて悩んで寝落ちしたり、それでも変なプライドがあって、助けてください!とお願いすることすら出来ず、結局何もできていない、ということが続く人間でした。

でも今では、自分のできないところ、ダメなところは素直に認め、

「助けてください!」

とちゃんとお願いができるようになりました。

想一郎さんのもとに集まった仲間たちは本当にいい人たちが多いので、

快くお願いに乗ってくれて、ときには優しく、ときにはうんと厳しく!笑
思いやりをもって接してくれる信頼できる仲間たちです。

私も想一郎さんとの出会いによって、合宿セミナーへ参加しに行ったことを通じて、人生が大きく変わり始めました。

みなさんにも、あとから気づいたらあれが人生の転機だった、と思えるような意外な出会い、出来事が起きるかもしれません。

もしかすると、ここに辿り着いたこともきっかけの一つなのかもしれません。

このブログを通して、想一郎さんを通して、あなたの人生がより良い方向に導かれていくことを祈っております。

最後までお読みいただきありがとうございました!