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美容整形は幸せになれないって本当? 女の容姿と幸福度は比例するか

美容整形

美容整形は女性を幸せにするのでしょうか?それとも、整形では幸せになれない?

3日、タレントの有村藍里さんが美容整形を受けたことを自身のブログで公表しました。

「かわいくなった」「素敵」と賞賛の声が多数寄せられ人気は急上昇中です。

これから女優としての活躍がますます期待されています。

タレントさんがきれいでいなければいけないのは職業柄仕方のないことなのかなと思いますが、「1mmでも可愛く」というプレッシャーは一般の女性にも降りかかってきています。

美容整形で幸せになれるのか?

雑誌『S Cawaii! SPRING号』で「新・整形白書Ⅱ」という特集が組まれました。

美容整形でコンプレックスを殺したという女性たちがコメントを寄せています。

DNAガチャで敗北した私が整形という課金制度を利用して何が悪いのでしょう?(めいじさん コスプレーヤー)
整形は一時の恥。ブスは一生の恥(S・Kさん 学生)
悪いのは整形じゃない。神様だ。(桜井野の花さん Nオーナー兼代表取締役社長)

おおー、なんか名言みたいでカッコイイですね!

神の采配に抗ってでも美しくありたいという乙女心が感じられます。

また、容姿が収入に関係しているというコメントもありました。

容姿と収入は比例する。
女は大学行くより整形したほうが幸せになれると思うんです。(ちのさん キャバ嬢)
私の中で整形はビジネス成功への必須条件でした。(渡部いずみさん Skin care brand “PINCHER”代表取締役)

女優やモデルがきれいな方が稼げるのは、そういう仕事だから当然です。

キャバ嬢・コンパニオンあたりも、どうせならきれいな人に頼みたいでしょう。

化粧品も「きれいな人」から買いたくなっちゃうのも分かります。

しかし、女性は容姿に直結しない分野でもなぜか美醜が取り沙汰されるのは何故なのでしょうか?

女性は実績よりも容姿に注目される

女性がスポーツや芸術、ビジネス、政治などの分野で活躍すると、必ず実績よりも「容姿」が話題にされます。

『美人すぎる○○』というキャッチコピーやプロフィール写真ばかりが前に出て、肝心な作品や実績は置いてきぼりに。

世間の注目を集めることによりビジネス的には成功しやすいのかもしれませんが、美人なせいで中身がないと思われるのは気の毒です。

逆に、ブスか活躍するとどんなに素晴らしい実績を残しても「ブスだ」と叩かれ、それはそれで気の毒なことになります。

男性が『イケメン○○』で有名になることもありますが、俳優やモデル以外でイケメンだからといって過剰に持ち上げられたり、逆に不細工だと批判されたりすることは女性ほどありません。

良くも悪くも、女の方がより容姿で評価されやすいのが現実なのです。

「女は、生きてるだけで、ミスコンに強制参加させられている。」
桃井菜穂 (SONOKO/企業/ポスター)
「日本一の広告コピー」決まる!TCCグランプリはペプシネックス ゼロ「自分より強いヤツを倒せ。」

女に生まれて今日まで生きてきて、このキャッチコピーは本当にその通りだなと思います。

小さいころ、親戚の人が私と妹を見比べて「妹はお父さんとお母さんの良いパーツをもらったけど、姉は…(苦笑)」と言いました。

大学でサークルに入っても、可愛い子とは明らかに扱いの差があったし、働いていた学習塾の子供たちも美人の先生のときはテンションが違いました。

ブスの人生はどんなに努力して自分なりに幸せになろうとしても、誰かの「でも、あいつブスじゃん」の一言で全否定される程度のものなのです。

じゃあ、美容整形してきれいになったらどうか、と言うとそう簡単ではありません。

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天然美人信仰と認められない美容整形の努力

有村藍里さんやヴァニラさんのように整形をオープンに公表する人いますが、普通の女性たちは整形がバレるのにおびえて過ごしています。

整形がバレると「嘘つき」「ズルしている」と非難する人がいるからです。

ちょっとやりすぎで不自然だ、不格好だという非難なら分かりますが、なぜ、お金もかけて痛い思いをして、努力してきれいになることが否定されなければならないのでしょうか?

整形するよりも生まれてからずっと美人のほうがズルい。
痛くもないし努力もしてないじゃん。(C・Tさん 学生)

美容整形はちょちょっと手術してすぐにきれいになれる手軽なものだと勘違いしている人もいるようですが、手術後には晴れやアザが落ち着くまで「ダウンタイム」という期間があります。

目の二重手術で5日〜1週間ほど、あごでは1〜2週間かかり、完全に馴染むまでには1年かかるとも言われます。

もちろん保険も効かず、数十万〜数百万円の費用がかかります。

こんなに頑張っても、天然美人には及ばない。

整形美人がダメと言われてしまうと、ブスに生まれた人は過去を全て捨て、子供も作らずに一生隠し通すしかありませんね。

整形よりも大学進学を選んだ私の末路

私は目鼻立ちもあんまりよろしくはない方なのですが、特にひどいのが口元です。

八重歯が4本とも飛び出してかみ合わせに参加しておらず、周辺の前歯や小臼歯もガタガタ。歯を出してにっこり笑うと気持ち悪いことになってしまいます。

これは親も気にしてくれたようで、高校生のとき、
「歯列矯正をするか大学に行くか、どっちか選べ」と言われました。

家の経済的な事情で両方を取ることは出来なかったのです。

歯列矯正は後で自分で稼いでからやればいいや、と思って大学進学を選んだものの、ブスの大学生活はなかなかハードモードでした。

目はアイプチでいじれますが、口は隠しようがありません。

食事をするときに「気持ち悪い」「どうして歯を直さないの?」なんて言われるのがキツかったです。

学費を美容整形に突っ込んでキャバクラで荒稼ぎしながら大学に通った方が良かったかな、と後悔しました。

あとで歯や目を直しても、若くていちばんきれいなときにブスだったという過去は変えられないからです。

その後もお金を貯めて整形しようか、でも今から無駄じゃないかと定期的に悩んできました。

考えが変わったのは、アパホテルの社長・元谷芙美子の存在を知ってからです。

ブスで良かったこと

元谷芙美子さんと言えばアパホテルの広告塔。派手な帽子が印象的です。

しかし実は、帽子を被っているのは自分の容姿に自信がないからだったそうです。

モデルさんのような美女とは言えない女性の写真がでかでかと広告に掲載された日にはクレームの嵐だったそう。

でも元谷さんはこう言います。

人によっては、知らない人からあれこれ容姿を叩かれたりしたら心が折れてしまうかもしれません。
でも、私は最初から「素敵な社長さんだ」なんて称賛してもらえるとは思っていなかった。
広告塔なんだから、見てもらって話題になったら大成功。クレームだって反響の一つです。
むしろ何も言われないのが一番ダメでしょう? そう腹をくくっていました。
だからね、私、自分が美人じゃなくて良かったって思ってるの。
だって、きっと私が美人社長だったら、誰もこんなに覚えてはくれなかったでしょうから(笑)
引用:逆境、失敗、誹謗中傷「それが何か?」――アパホテル元谷芙美子社長に見る“絶対不幸にならない人”のルール
|女の転職type

ブスだから良いことだって、ちょっとはあるんですね。

ドラマ『アグリーベティ』にもルームメイトの美女がブスのベティを心から「うらやましい」と言うシーンがありました。

見た目だけを見て男がわんさか寄ってくるけれど、誰も自分の内面を見てくれないと。

私自身、ブスで何か良いことがあったかと振り返ってみると、どうせ条件の良い玉の輿なんか無理だろうからちゃんと自分で稼ごうと自立心が養われたのと、女を顔でしか見てないクズ男を自動的にフィルターかけられるところかな、と思います。

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ブスはミスコンから離脱しよう

ブスな女性には2つの道があります。

1つは、ミスコンで上位を目指す道。
生まれ持った造形の悪い顔を、メイクや美容整形によって「美人とされている顔」に近づけ、社会的な成功を目指します。

もう1つは、ミスコンを離脱する道。
顔で評価する審査員の声を無視して、顔以外の実績をつくる、またはブスであることを使って勝負します。

変身メイクや美容整形は本当にすごい努力だと思いますが、努力の割にあまりにも評価が低くコスパが悪いので私はあんまり気乗りしないし、人にも勧めたくありません。

整形して気持ちも明るくなったとか言いますが、生まれつき美少女で周囲からちやほやされ真っ直ぐに育った天然美女の美しい心には、100回整形したってなれっこないのです。

顔を完ぺきに直そうと、長年「ブス」「器量が悪い」「顔が残念」と言われ続けた過去も、傷つきねじ曲がった心も変わりません。

天然美人と整形美人のメンタリティの違いは鈴木由美子の漫画『カンナさん大成功です!』を読むとよく分かります。

なので、「美人コンテスト」という同じ土俵には立たず、自分の得意な分野で勝負するのが良いんじゃないかと個人的には思います。

美容整形では幸せになれないのか? まとめ

改めてタイトルの問い「女は美容整形で幸せになれないのか?」について考えてみましょう。

幸せの定義を「ミスコンの世界観の中で評価されること」とするならば、答えは「イエス」です。

女優やモデル、歌手、アナウンサー、バレリーナ、受付嬢、レースクィーン、コンパニオンなど、そもそも美人でなければなれない職業もあります。

キャバクラや化粧品販売で稼ぐにも、婚活で条件の良い相手をゲットするにも、一般企業の就職活動でさえも美女の方が有利です。

そういうミスコンの土俵で勝負するにはメイクの技術を磨いたり美容整形の手術を受けたりするのは有力な手段です。

しかし、ミスコンの土俵から出て他の、または自分なりの幸せ基準で生きるなら、ブスでも整形美人でも何でもよくなります。

ブスでもサッカーのドリブルが上手だったり、漫画が描けたり、料理が上手だったり、子供を立派に育てたり、何かしら「自分はこれをやってたら幸せなんだ」というものを突き詰めれば、外野の声なんかどうでもよくなってしまうのです。

美容整形で幸せになれる人となれない人がいるとすれば、それは「自分なりの美しさ」を求めるか「人からの評価」を求めるかの違いなのかもしれませんね。

女が外を出歩くなら化粧するのがマナー、っていう風潮も女は美しい方がいいっていう価値観に根付いている気がします。

お化粧したらしたで楽しいけど、マナーだからって強制されるのはダルいよね。

化粧がマナーなのはおかしい
化粧がマナーはおかしい!5年すっぴんで通勤した私が化粧する理由正直、お化粧を塗ったり落としたりは、めんどくさいと思ってる。なんでメイクするのがマナー扱いなんだ、おかしいでしょ? 私がすっぴんキャラを職場で定着させた方法、そして、今ふたたび化粧をする理由を話そうと思う。...
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高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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