タロット、手相、霊視など、占いは古くから現代まで人気が絶えませんね。
「あなた、今年は大変なことになりますよ」
なんて言われて、的中してしまうことも。
ところで、占い師はどうして初対面の人の経歴や過去・未来の出来事を言い当てることができるのでしょうか? 不思議に思ったことはありませんか?
実は、占い師は心理的な効果やテクニックを巧みに利用しています。しかし、それだけではない本物のスピリチュアルな部分もあります。
今回は、そんな占い師のテクニックとガチで本物なスピリチュアルの秘密をこっそりお教えしたいと思います!
目次
当たる!占い師の心理テクニック集
「あなたはシャイなんだけれども、実は人から好かれたい、認められたい気持ちが強く出てますね」
「はい」
「その一方で、よく自分を責めてしまいますね」
「はい、その通りです。(すごい!) 」
占いで見事的中!私の心の中を言い当てられた…と思いきや、これ、実は誰にでも当てはまること なんですよね。
バーナム効果・フォアラー効果
誰だって、少なからず人から好かれたい・認められたい、という承認欲求 を持っています。そして、上手く行かなかった時には自己否定感 にさいなまれて自分を責めてしまうものです。
でも、そういう面は普段はなるべく周りの人には分からないように隠していますし、わざわざ指摘する人もいませんよね。
そこで、占い師の人から改めて「実は、あなたにこういう面がありますね」と言われると、誰にも分からない自分の隠れた一面を言い当てられたような気になります。
このように、誰にでも当てはまるものを自分だけのことのようにとらえてしまう現象 を「バーナム効果」または「フォアラー効果」と呼びます。
新聞や雑誌の占いはどっちとも取れるもの
新聞や雑誌の星占い、おみくじ、タロットカード等は、このバーナム効果・フォアラー効果を用いたものです。
誰にでも当てはまること、どちらとも取れるようなことを書いておけば、読んだ人が勝手に「これは自分のことだ!的中している!」と思うわけですから。
実際、私の知り合いのライターで名の知れた占い師さんのゴーストライティングをしているという人がいます。中身は丸投げで、占いが全くできないライターが適当に書いていると いうことでした。それでも当たってしまうのが、心理学的な効果なんですね。
過去をズバズバを言い当てる「ホットリーディング」
1対1の占いでは、更にすごいことが起こります。
「小さいころ…小学校高学年ぐらいのときに、兄弟を亡くしていませんか?」
「はい、弟が生まれてすぐに心臓の病気で」
「あなた自身は、今はすごく女性らしいけれど、子供の頃は男の子によく間違われるほど活発だったイメージが見えますね」
「はい、髪も短くて、男の子たちと野球をしていました(すごい!) 」
ホットリーディング、入念な下調べのたまもの
霊感や超常現象のように思われますが、実際には事前に下調べしたものを巧みな話術と演出で、あたかも占いで読み取ったかのように見せかけます。
このように前情報を得て相手の過去や人柄を見破るテクニックは「ホットリーディング」と呼ばれるものです。
占い師は、予約が入った時点であらゆる経路から顧客の情報を入手 します。SNSの過去の書き込みや卒業文集を見たり、セールスなどを装って家族や友人に接触したり、探偵を使うこともあるそうです。
とどめは当日の「暗号」
占いの客がやってきた当日にも、事前準備は行われますが、ちょっとしたトリック で驚きは倍増します。
受付では、弟子が客と言葉を変わし、荷物を預かったりします。それから占い師の部屋に通し、お茶を出します。その間、占い師と弟子は一言も会話をしません。
にも関わらず、占い師は弟子から情報を得て
「北側から来られたんですね。今日は、恋愛のご相談ですか」
などと相談者の事を言い当ててしまいます。
その秘密は、座布団の向きや湯呑の柄でサインを送っているのです。
驚異の洞察力と人を見る目「コールドリーディング」
しかし、事前情報が全く得られない場合もあります。そんな時でも占い師は相手のことを見抜いてしまいます。
予備知識無しで、目の前の相手から得られる情報から相手の人柄や行動パターンを見抜くテクニック が「コールドリーディング」と呼ばれるものです。
部屋に入ってきてから挨拶をして、椅子に座り、お茶を飲み、二言、三言言葉を交わすだけで、占い師は私たちの想像を超える多くの情報を得ています。
人の性格は骨格や動きの特徴 から読み取ることができ、たどる人生のパターンも悩むことも大体決まっているのだそうです。
テレビに出ている占い師やメンタリストの多くは、ホットリーディングとコールドリーディング、その他のトリックを組み合わせて「奇跡」を演出しているといいます。
しかし、トリックでは説明のつかない部分もあります。
意識の深層に下りて「記録」を読み解く
心理学や統計学、トリックを抜きにした本物の霊感・直観というものもやはり否定できません。
私が効いた話では、たとえばこんな事がありました。
- 全く別の場所・タイミングで合った占い師2人から、全く同じ前世について言われた。
- 初対面で、会話からは類推できない具体的なこと、しかも誰にも話したことのない情報を言い当てられた。
これは表面上の心理ではなく意識の奥底から情報を得るスピリチュアルなテクニック で、「チャネリング」や「アカシックリーディング」と呼ばれるものです。
これは能力者によってイメージで見えたり、文字や数字で読み取れることもあるそうです。
アカシック・レコードとは
人の意識には、自分で認識している表層の顕在意識、個人の全ての記憶を補完している広大な記憶領域の潜在意識、そしてインターネットのように過去から現在までの全人類と繋がっている集合無意識の三層構造になっています。
この潜在意識・無意識には出来事の痕跡のようなもの「アカシック・レコード 」が残っていて、ここからその人の人生の設計図のような物(アーキテクト)を読み解くことができます。
アカシック・レコードには、生きる目的・使命、人生の神話のパターン が記されていて、そこから次のようなことが分かります。
これまで過去にどんな人生を送ってきたか このままいくと未来がどうなるか 天(神様)から与えられている課題は何か どうすると人生を変えられるのか
ガチの占い師や霊能力者はこのアカシックレコードを見てアドバイスしているというわけですね。
自分でアカシックリーディングはできる?
ふつう、潜在意識・集合無意識にアクセスできるのは、瞑想中や瞬間的に直観が働いている瞬間だけです。
霊界と交信するというイタコやシャーマンも、トランス状態になって集合無意識に接続し、アカシック・レコードを読み取っているものと考えられます。
瞑想を練習すると、潜在意識や集合無意識に接続して直観が働きやすくなり、自分で未来の自分からのメッセージを受け取れるようになります。
おまけ・良い占い師の見分け方
良い占い師の条件とは何でしょうか? 心理的なテクニックや、気のせいだと思うと多少有難みが薄れてしまうかもしれませんが、それらは必ずしも悪い物では無いように思います。
というのも、占いを受ける目的は「人生の未来を良くすること」 だからです。
たとえ、本物の人にアーキテクトを読み取ってもらって「あなたの人生の目的、使命はこれこれこうですよ」と聞いたとしても、本人がまだピンと来なくて行動を変えられなければ、それはあまり意味のないことかもしれません。
逆に、ホットリーディングやコールドリーディングなどのテクニックが背後にあったとしても、その占い師がその人の人となりや本心で「こうなりたい」と思っている願望を見抜いて実に的確なアドバイス をしてくれたとしたら?
ハッキリとは聞こえなくても、「何となく嫌だな」とか「何となくこれをやっている時は楽しいな」と思うときは、神様が用意した人生の設計図・本当の自分のやりたいことに近い可能性があります。
でも、私たちは人や色々な情報から影響を受けて「本当はこうしたいんだけど、でもきっと自分には無理だ」と本心・本音を押し込めてしまいます。そうすると魂が望んでいる人生 と矛盾が生じて悩みが多くなり、どんどん窮屈になってしまいます。
占い師は、そういった魂が進みたい方向に背中を押してくれる存在 であり、多少テクニックが入っていても結果的にあなたの人生が良くなれば問題はありません。雑誌の星座占いや神社のおみくじだって、読んで行動を良い方向に変えられるなら、それは非常に価値のあることです。
反対に、ただ今のままで安心させたり、不安を煽って「これを買えば安心ですよ」と言ってみたり、未来が何も良くならない占いはあんまり良くありません。
占いを上手に利用して、魂が望む本当に幸せな未来を目指していきましょう!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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