2021年のお正月休みは、最大17連休という企業も少なくないようですね。
お正月の長期休暇は羽を伸ばせる反面、いわゆる「正月ボケ」になってしまう人も多いのではないでしょうか。
正月休みモードから仕事モードに切り替えるのは、なかなかの時間やエネルギーが必要です。
正月ボケでパフォーマンスが鈍ってしまうのはもったいない!
この記事では、誰にでもできる正月ボケ対策を紹介します。実際に試してみたところ、正月ボケだけでなく意外なメリットもあった方法です。
この方法を年末のうちに知っておいて実践すれば、新年からシャッキリ気持ちよく仕事に取り組めると思いますよ!
目次
たった2日で感覚は狂う
以前、コールセンターに勤めていたときのことです。週休2日で、休み明けに出勤すると、なんだか身体がぎこちないのです。
お電話ありがとうございます。〇〇センター✕✕です」
という定型文の挨拶すら喉につっかえたり、自分の名前を噛んでしまったり。笑
タイピングも打ち間違いが多いし、心なしかパソコンも起動が遅いような気がしました。
資料を読んでも、なんだか脳みそがうまく回っていない感じ。普段と比べて、理解するのに時間がかかるのです。
その症状は休み明けに必ず表れ、次の日には元に戻ります。
周りの人からは気づかれないくらいの些細な感覚なのですが、自分の体感覚としては明らかに違いがありました。
慣性の法則は人間の行動にも適用される説
感覚の違いはわからなかったとしても、月曜日(休み明け)はなんとなく「仕事行きたくないな~」と感じる人が多いのではないでしょうか。
自転車を漕ぐときのことをイメージするとわかりやすいと思います。
いちばん脚の力が必要なのは、漕ぎ始めるときですよね。いったん車輪が動き始めれば、あとはスイスイ進みます。
これは、ご存知「慣性の法則」によるものです。
人間も同じように、止まってる状態から動き始めるのは大変だけど、いったん動いてしまえば動き続ける傾向があるといわれています。
月曜日の出勤が辛くても、火曜日以降はそうでもないのは、このためですね。
2日間休んだだけで普段の感覚を取り戻すのに時間がかかるわけですから、正月休みなどの長期休暇明けは、余計にエネルギーがかかるのも納得です。
最強の正月休み対策とは
ここまで読んで、
「慣性の法則により、休み明けがしんどいのはわかった。じゃあ、お正月はどうすればいいの?」
と気になる人もいると思います。
もちろん「休まなければいいじゃん!(゚∀゚)」と言いたいわけではありません。休める時は、しっかり休むのも大切ですからね。
ただ、完全に止まってしまうと、再起動がめちゃくちゃ大変なのです。
再起動することそのものにエネルギーを使うので、本来のパフォーマンスを発揮するまでに時間がかかります。
そして、再起動に時間がかかっている自分の状態にも、なんだかモヤモヤ・・・。
これって、もったいないと思いませんか?
この状態を防ぐには、正月ボケ状態になってから復活させるよりも、そもそも正月ボケ状態にならないように事前に対策するのがおすすめです。
その対策とは、ONとOFFの波を緩やかにすることです。
ONとOFFの波を緩やかにするとは?
正月休み中も、仕事の日と同じタイムスケジュールで動けば、休み明けもそのまま動けるのは間違いないでしょう。
でも、それは現実的に難しいですよね。休みだと、気持ちがゆったりするものです。
なので、ゆる~~~く動き続けるのがおすすめです。自転車でいえば、ぎりぎり倒れないくらいのスピードで進むイメージです。
具体的には、以下の方法がおすすめです。
- 起床時間を大幅に変えない(30分~1時間以内くらい)
- とりあえず着替える
- 起きたら散歩する
- だらけそうになったら質の良い音声を聞く
いっぺんに全部やらなくてもOK。確実にできそうなことからチャレンジしてみてくださいね。
休みの日くらいだらだらしたい!と思った方へ
ここまで読んで
「休みの日までそんなこと考えなくちゃいけないなんて、むりですー!」
と思った方もいるかもしれません。
わかります!めっっちゃわかります!!わたしもそう思っていました。
でも、実際やってみたら、休みの日もちょっと動いた方がラクだったんですよね。
自慢じゃないですが、わたし全然マメじゃないです。すごく面倒くさがりです。
だからこそ気づいたんです。休み明けに自分の調子を元に戻すのがいちばん面倒くさい!!ってことに。
寝間着のまま1日中過ごして、食事はウー○ーイーツで頼み、Ne○flixを12時間見続ける休日がありましたが、仕事モードに切り替わるまでめちゃくちゃしんどかったです。
中には、ONとOFFのメリハリはハッキリつけたい!という人もいるでしょう。
どっちが絶対に正解っていうことはないので、やってみてラクだな、自分に合ってるなというほうを選べば良いと思います。
「上げすぎない」のも大事
「休みの日はダラダラしなければいいのか・・・じゃあ動きます!遊びまくります!」
と思った方もいるかもしれません。
しかし、実は「テンションを上げすぎない」のも大事です。
こんな経験はないでしょうか。
飲みに行った後、二次会のカラオケで歌って騒いで大はしゃぎ・・・
そのときは、もうめちゃくちゃ楽しいんです。でも、解散した途端にドッと疲れを感じる。
身体的な疲れとはちょっと違うんですよね。楽しいはずなのに、なぜか気持ちが疲れちゃう。
これはテンションを無理やり上げすぎると、その分だけ落ちるからです(「そういう考え方もあるんだー」くらいに捉えてもらえたらと思います)
どんな過ごし方をすると調子を崩すのかは、人によって違います。見極めるポイントは、「終わった後」の感じ。
充電されたような、満たされたような感じであればよいのですが、終わった途端に疲れてしまうような遊び方は避けたほうがよいかもしれません。
楽しいことはやってもいい!
ここまで読んで、
「え、じゃあ楽しいことは何もしちゃいけないんですか?(´;ω;`)」
と感じた人もいるかもしれません。
いえいえ、決してそういうわけではないんです。人生は楽しいほうがいいですよね。
仮に今、「居酒屋でワイワイ飲んだ後にカラオケで大騒ぎ」的な遊び方が好きなのだとしても、それを否定しなくても大丈夫です。
ただ、「終わった後の感じ」を意識し続けているうちに、自然と穏やかな時間を心地よく感じるようになってきます。
「あれはOK、これはNG」みたいにジャッジせずに、ただ自分の状態を観察して、心地よいほうを選び続けるのがよいと思います。
思いがけないメリット
仕事と休日の波を緩やかにしたことで、休み明けがラクになっただけでなく、嬉しいおまけがもうひとつありました。
それは、メンタルがぶれにくくなったことです。
単純に休み明けの起動に精神力を消耗することがなくなったのもありますが、なんていうか、全体的に穏やかになったんですよね。
わたしが具体的にやったのは、次の3つくらいです。
- 休みの日も着替える
- 暗いうちに布団に入る
- 休みの日もお風呂に入る
特別なことはしていません。
行動のひとつひとつは小さくても、慣性の法則がはたらき、「動き続ける」ことで落ち込みにくくなったのだと思います。
落ち込んでるときって、色々なものが「止まって」いる気がするんです。
毛布にくるまって背中を丸めていたり、座っていたり、心が止まっていたり。
ちょっと落ち込んでいるときも、散歩すると意外とスッキリします。
同じように、毎日着替えるといった行為を続け、「動いている」という流れに乗ると、メンタルも止まりにくくなる。
つまり、落ち込みにくくなるふうにできているのかなあ、と感じました。
ON/OFFを緩やかにする→メンタルが安定してくる→仕事もプライベートも調子がよくなる・・・と、連鎖反応が起きていたのだと思います。
そもそも、仕事も生活の一部です。あまり分離させずに、すべて繋がっていると考えたほうが、うまくいくのかもしれませんね。
2021年の正月ボケ対策はこれで決まり!
長くなったので、最後にこの記事の内容をまとめますね。
- 正月ボケになってから考えるのではなく、ならないように予防する
- ONとOFFの切り替えを緩やかにする
- 休み中もゆるく動き続けることで正月明けがラクになる
- おまけにメンタルも安定してくる
正月ボケにならないよう事前に対策するのが、長い目で見るといちばんラクで効果がありました。
メンタルは浮き沈みがありますが、「ゆるく行動しづつける」ことで、波が穏やかになり安定してきます。
穏やかな精神で過ごせれば、仕事もプライベートも、いろいろなことが波に乗り始めますよ!
この記事が、お正月明けにシャッキリ過ごすためのヒントになれば幸いです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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