人生は不公平だ!と思うことはないだろうか。
当たり前だけど、人は生まれも育ちも、持ってる物も、みんな何もかもちがっていて、ちっとも公平でも平等でもない。
ここでは、私が人生の不公平さを常々感じていることと、自分の中の不公平感に対処する方法について述べたいと思う。
不公平を受け入れて開き直ると、けっこう人生も捨てたもんじゃないと思えるので参考にしてもらえたら嬉しい。
目次
人生は不公平だと思うこと
世の中、不公平なことはいっぱいありますが、私はこんなことに不公平さを感じます。
1.世の中には恵まれた人がいること
顔が可愛くて、性格も頭もスタイルもよくて、20代で同い年の金持ちイケメンと結婚して小無し専業主婦をやってる女が存在すること。
そういうのはドラマとか漫画の中の話で、なんだかんだ現実は皆セコセコ共稼ぎで苦労しながらやってるものだと思ってた。
でも、世の中には本当に恵まれてる人がいるんだってことを見せつけられて、けっこうショックだった。
もしも彼女が計算高くて、男の前でだけ豹変するような嫌な女だったらまだ救われたかもしれない。
けど、実際めちゃくちゃ良いコなんだよね。
明るいし、いつも周りに気を配ってくれるし、何かとテキパキ要領が良くて、この人なら仕方ないという感じ。
私には何一つ勝てることがないから、死ぬほど敗北感を味わっている。
でも、彼女の方は本当に1ミリも何とも思ってなくて、私に対しても普通に優しいし仲良くしてくれて、それがまたツライのだ。
会うたびに自分の心の醜さが際立って、こんな惨めなことってないよ!!
2.才能のある人が若くして死ぬこと
こんなしょうもない私がのうのうと生きているのに、才能ある人が早死にしてしまうことにも不公平さを感じる。
きっと今の20代の人はほとんど誰も知らないけど、1999年に17歳でメジャーデビュー、18歳で日本武道館公園を行ったRaphaelっていう奇跡のビジュアル系ロックバンドがいたんだ。
その楽曲のほとんどを作曲し、CDのジャケットやグッズ、舞台のデザインまでをこなしていたのが、リーダーでギタリストの華月(かづき)。
10代とは信じられない作品を次々に発表し、これからの活躍が楽しみ…という矢先、19歳で亡くなってしまった。
どうして? どうして、世の中に何の価値も生み出さない人糞製造機みたいな老人が大勢いるのに、彼が死ななければならなかったのだろう?
健康とか寿命は、不公平なものらしい。
華月が亡くなった年に中学生だった私は、とっくに彼の年齢を追い越して、今年はX JAPANのhideに追いついてしまった。
3.美人・イケメンと不細工の区別があること
生まれたときからお金持ちとそうでない人はいるけれど、お金は後から本人の努力でいくらでも取り戻せる。
そういう意味では、お金って誰にでもチャンスがあって究極に平等なシステムだ。
お金に比べて、生まれ持った遺伝子で決まってしまう顔の造形が「美人・イケメン」とか
「ブス・ブサメン」と区別されることは、ものすごく不公平なことだと思う。
化粧とか手術とかで、多少は修正できる部分もある。
それにしても、子どもの頃からさんざん顔で損してる上に、リスクを背負って何百万というコストを払い、やっと人並みになれるかどうか。
その上、今度は整形を理由に後ろ指を指されながら、定期的にメンテナンスしながら、顔面崩壊におびえて生きてかなきゃいけない。
って考えたら、天然の美人とかイケメンって、生まれながらに勝ち組で得をしてるわけだけら、重税を課さなきゃ不公平じゃない?
人生が不公平なのは当たり前
と、文句を言ってても仕方がないので、不公平を「当たり前のもの」として受け入れて人生を生きていくしかない。
私が本で読んだり人から教わったりして自分に言い聞かせていることをいくつかシェアしたいと思う。
不公平でもプラマイゼロである。
自己啓発本には「全てのことにメリットとデメリットは同じだけある」と書いてあった。
美人やイケメンはモテてメリットが多そうですが、顔が良いっていうだけで知らない人から
勝手に思いをかけられて、ストーカーに追いかけらるといったデメリットもあるかもしれない。
または、何も悪いことをしてないのに、周りが勝手に妬み・僻みをぶつけてきて嫌な思いをしたり、せっかく良い仕事をしても、顔にばっかり注目されて正当な評価を受けられずに悔しいこともあるかもしれない。
逆に不細工であるということは、
- 顔だけでで人を判断する人を自動的に追い払える
- 周りの人に自信を持たせる
- 顔ではなく仕事で評価してもらえる
などのメリットを享受することになる。
もう一つ例を挙げると、お金持ちの由緒正しい家柄に生まれると、生活に困らず、良い教育を受けられ、就職もコネでねじ込んでもらえて、何もしなくても遺産が入ってきて、美女と
結婚して…といったようなメリットがありそうだ。
一方で、逆境を乗り越える経験は得にくいだろう。また、本人が自分で努力したことでも、周囲からは「どうせ家が金持ちだから、親の七光りで…」などと認めてもらえなかったり、就職や結婚にプレッシャーをかけられたりすることもあるかもしれない。
その点では、ド底辺の貧乏家庭に生まれた人は、何のプレッシャーもなく伸び伸びと生きられるメリットがある。
お金のあるなし、既婚か未婚か、子どもがいるかいないか、全てにおいてメリットもデメリットも同じだけあり、本来は100%バランスが取れている。
ないのは「ない」があるだけ。
1個目と似ているが、何かがないということは、「ない状態」があるだけだ。
つまり、何かを持ってないということは、必ず別の何かを持っているということになる。
たとえば、私はまだ結婚していないが、独身だから出来ることとか得られるものっていっぱいあると感じている。
パートナーや子どもの予定を気にせず好きなときに好きなことが出来るとか、自由に恋愛ができるとか。
仮に結婚しなかったとしても、きっとそこには独身の人の「完璧な人生」があるだけで、何かが欠けているわけじゃない。
ある人の自伝に、本当はものすごいお金持ちなんだけど、身ひとつで浮浪者みたいな生活をしている人が登場する。
なんでそんなことをしてるのか、不思議に思って著者がたずねると、
「お金があると、『何も持たない』という体験ができなくなるから」と答えたそうな。
お金がない人は、「お金がない状態」があるだけ。
お金なら頑張って手に入れることはできるけど、その前に、せっかく今あるものは楽しんだ方が良いじゃないでしょうか。
持ってるものを「こんなのしかない…」と嘆くよりも、「これと、これがあるから、何しよう?」って活用して輝かせた方が、人生面白いと思う。
本質は、みんな一緒。
生まれた境遇とか、持ってるお金、顔の造形、頭の出来、運の良さも、人はみんなちがっていて不公平なのが当たり前。
でも、「人生は不公平だ」と、みんなが思っているのは一緒。
親が低スペックだったとか、もっとイケメンに生まれたかった、勉強頑張ったのに就職で運がなかった、病気で腰が痛い、etc・・・と、悩みはみんな違う。
でも、「何かに悩む」のは、人類みんなに共通している。
考えてる内容や程度はぜんぜん違うんだけれど、思考の枠組み、パターンは同じ人間どうし、大して変わらない。
クラスで一番かわいい子は、顔のことで悩まないって思うかもしれない。
でも、もしその子がアイドルグループに入っちゃったら、芸能人の中ではブスの部類に入れられて苦しむかもしれない。
クラスで一番のブスと美人では、顔の構造は違っても、人と比べたり、人からブスって言われて悩むという思考の構造は同じなのです。
だから、自分だけが不幸なわけじゃなくて、みんな同じように悩んでるんだな〜って思うと、けっこう気が楽になる。
人生は不公平だ。けど、捨てたもんじゃない。
私のこれまでの人生を振り返ると、生まれた家は貧乏だったし、顔が美人というわけでもなく、勉強はそこそこ頑張ったけど就活でコケ、仕事はいろいろ渡り歩いてなんとか生きてきた。
恋愛は何人かお付き合いした人はいるけど、結婚には至っていてない。
客観的に見て、「誰もがうらやむ理想の人生」ではないような気がする。
でも、体は健康でどこも痛くないし、小さいけど快適な住む場所があって、打ち込める仕事もあって、信頼できる人に囲まれていて、お金も生きて行く分には十分回っているから、全然捨てたもんじゃない。
これで不満を言ったら贅沢なんだろうな、と思うけど、やっぱり上を見て比べてしまう。だって人間だもの。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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