今さら聞けない、インターネット検索の仕方のコツを、毎日100回以上は検索を使っている検索のプロ、Webライターが伝授します!
この記事では、
- 調べ方が分からない
- 調べたいことが出てこない
- もっと検索能力を上げたい
という方でも、読み終える頃には検索能力の高い人に変身してしまう、上手な検索の仕方を超基本から解説します。
検索の超基本から、ムダな情報を省いて有用な情報だけを検索する方法、検索するべきキーワードそのものが思い出せないときの裏技、ネットに上がっていない情報のアナログ検索方法、などを事例を交えてわかりやすくまとめました。
学生さんのレポートや、ライターさんの下調べにも、ぜひご参考に!
目次
上手な検索の仕方を知るとメリットがすごい
上手な検索の仕方を身につけると、こんなに良いことがあります!
- いちいち人に質問しに行かなくても自分で解決できる
- 周りの人よりも詳しい専門家の情報が見つかる
- 自分が詳しくないことでも検索して調べられる
ということは、検索能力が上がると、上司や先輩から勉強熱心だと思ってもらえるし、日常生活でも周りの人から物知りだと思われるようになります。
上手な検索の仕方・超基本編
キーワードは具体的に入れる
Googleで検索する基本は、調べたい「キーワード」をできるだけ具体的に入力することです。
たとえば「エクセルのデータから、折れ線グラフを作る方法」を調べたい例を考えてみましょう。
「グラフ」で検索すると、こんな感じ。
グラフはグラフでも、今回調べたいのは「エクセルの折れ線グラフ」です。
「エクセル 折れ線グラフ」で検索すると…
具体的な「キーワード」で検索しよう
2つ目、3つ目のキーワードで絞り込む
「エクセル 折れ線グラフ 色」で検索してみます。
キーワードを複数入力して絞り込もう
検索スキルを磨くには、まずはこの基本に沿って、いろいろ検索してみましょう。
調べたい情報が出てこないときの絞り込みのコツ
検索しても、変なまとめサイトや似たような記事ばかりで、なかなか調べたい情報に辿り着けなかった経験はありませんか?
情報量が膨大で玉石混交なのがインターネットの世界です。
その中から、本当に役立つ情報だけを検索するにはどうしたら良いのでしょうか?
追加のキーワードを増やしてみる
たとえばビットコインを人から勧められて、なんだか良く分からないけれど「今からでもやった方がいいのかな?」と迷って情報を探している、というケースを考えてみましょう。
「ビットコイン」で検索すると、結果はなんと約 38,200,000 件 も出てきます!
上の方には広告がずらり。これじゃあまだ分からないので、絞り込んでいきます。
調べてみたけど難しいサイトばかり出てくる、ざっくり概要を知りたいときは、「まとめ」「分かりやすく」「簡単に」「初心者」などを追加すると良いです。
初心者向けの概要ページがいっぱい出てきましたね。
逆に専門的な情報が欲しい場合は、「論文」「エビデンス」「統計」、または専門家の人名や肩書きをプラスすると良いでしょう。
「ビットコイン 論文」で検索すると、原文や解説ページが出てきました。
実際どうなのか、人の感想を聞きたいときは「口コミ」「体験談」「ブログ」などのワードを追加します。
大儲けした人、大損した人、いろんな体験談が出てきますね。
追加のキーワードで更に絞り込もう
「完全一致」検索をする
検索して出てきた記事を読んだのに、調べたかったことが最後まで書いていなかった!…なんてことも検索あるあるですね。
勝手に検索ワードが省略されてしまうときは、Google検索の「ツール」を開いて、「完全一致」にチェックを入れましょう。
これで、全てのキーワードが含まれる記事に絞り込むことが出来ます。
ノイズレスサーチを使う
おじゃまプヨみたいに、邪魔なサイトに埋もれて良い情報になかなか辿り着けないこともありますね。
たとえば、こんなふうに…
- 合コンで使うお店を探してるんだけど、普通に検索すると上の方がぐるなび・ホットペッパーに占領されてチェーン店ばっかり出てきちゃう。
- NAVERまとめや2chまとめサイトが邪魔で、普通のページが出てこない。
- 病院や公的機関などの信頼ある情報を探したいのに、情報源の怪しいまとめサイトに埋もれている。
ノイズレスサーチは邪魔なサイトを除外してGoogle検索できる検索エンジンです。
NAVERまとめ・キュレーションサイト・知恵袋・まとめサイト・2ch転載・Amazon・楽天・価格コムなどの通販サイト・食べログ・クックパッド、Pinterest、その他多数のサイト(約5000個)を除外しています。レシピ検索、医療検索、商品レビュー、仕事や論文の調べ物、観光地・グルメ検索で威力を発揮します。
私が記事を書くときの下調べでは、よくノイズレスサーチを使っています。公的機関や一次情報にアクセスしやすく便利です。
ノイズレスサーチで邪魔なサイトを一気に非表示に!
サイト内検索を使う
グーグルのカスタム検索は、自分でも簡単に作ることができます。
元々は自分のサイト内を検索してもらえるようにするためのサービスですが他の人のサイトでも勝手にサイト内検索ができます。
カスタム検索でオモキチのサイト中の「車」のワードを検索するとこんな感じになります。
お気に入りのサイトの中だけから情報を検索したいけれど、サイト内検索のウィジェットが見当たらないときなどに便利です。
面倒くさいときは、「検索したいキーワード site:http〜(調べたいサイトのURL)」で検索しても同様にそのサイトの中だけを検索できます。
たとえば「友人 site:https://globo-site.com」で検索するとこうなります。
そのサイト内限定で検索するには、グーグルカスタム検索を作るか、キーワードと一緒に「site:(調べたいサイトのURL)」で検索
調べたい言葉自体が分からないときの検索のコツ
キーワードを入れて検索する、という仕組み上、そのキーワードの固有名詞そのものを忘れて検索できないのは致命的です。
でも、大丈夫! キーワードを忘れても、どうにか検索する裏技をご紹介します。
「なんとか」検索でも出てくる
微妙に思い出せない言葉は「なんとか」をつけて検索するとヒットするかもしれません。
ほら、あの哲学で出てくる、なんとかの剃刀…なんだっけ?というときは、そのまま「なんとかの剃刀」で検索すればオッケーグーグル!
オッカムの剃刀だった!
生きてるか死んでるか分からない、なんとかの猫は…
シュレーディンガーの猫だった!
ポケモンみたいな悪魔は…
ラプラスの悪魔だった!
一部が思い出せない言葉は「なんとか」検索を試してみよう
連想するキーワードを入れてみる
固有名詞を忘れてしまって、思い出せなくて気持ち悪いこともありますよね。
子供の頃に見てたアニメ、タイトルは忘れちゃったけどヒロインの名前は「ユイ」で、エビとかリスみたいな宇宙人が出てきて、「天才てれびくん」絡みだった気がするけどなんだっけ…
というときは、思い当たるキーワードでとりあえず検索してみましょう!
そうだ、ジーンダイバーだ!
固有名詞を忘れたときは、関連しそうなワードを全部入れて検索してみる
画像検索から行ってみる
見た目は分かるんだけど名前が出てこないときも、検索するのに困っちゃいます。
そんなときは、Googleの画像検索が便利です。
そうだ、ハリボーグミだ!
見た目を覚えているときは、ざっくり画像検索して画像からキーワードを特定しましょう。
「用語集」を探して片っ端から当たる
なんて単語だったのかも全く思い出せないし、特徴もうろ覚えのお手上げ状態。
もはや何も分からないけど、字面を見たらきっと思い出せるはず…!
そんなときには、その分野の「用語集」を検索して片っ端からチェックするという裏技があります。
まずは「統計 用語集 係数」で検索し、統計WEBというサイトに用語集を発見したので、ア行からしらみつぶしに見ていきます。
そうだ、ジニ係数だー!
「用語集」の他に、「一覧」「ランキング」などでもキーワードを思い出せるかもしれません
おまけ・どうしてもネット上にない情報の調べ方
どう頑張って検索してみても知りたい情報が見つからないこともあります。
そもそも、誰かが情報をネットにアップしていなければネット検索では見つけられないからです。
質問サイトやフォーラム、Twitterの集合知を頼る
周りの人に聞いても分からない場合、ネット上で質問するのが有効なことがあります。
ヤフー!知恵袋や教えて!gooなどのQ&Aサイトでは、質問を投稿すると誰かが回答して教えてくれます。
回答は誰でも書き込みできるので解決するとは限りませんが、運が良ければ、たま〜に専門家が回答してくれることも!
ウェブサービス関連の質問は、問い合わせ先がなくても「フォーラム」という掲示板が設けてあってユーザー同士で情報交換ができるようになっていることがあります。
たとえば、Google プロダクト フォーラムでは、GmailやYouTubeの操作等に関する質問ができます。
回答してくれるのは他のユーザーなので、Googleとしての回答ではないものの、使い慣れている人からのアドバイスは心強いですね!
Twitterや2chなど、不特定多数の人に質問を投げかけることで解決するケースもあります。
いま猛烈に感動している。#徳島県 #ありました pic.twitter.com/1XpqevZ5Vh
— いぶおや (@IbusukiOyako) 2019年1月5日
図書館で専門書を探す
市民図書館や大学の付属図書館のレファレンスサービスをご存じですか?
図書館のカウンターに行って「こんなことを調べたいんです」と相談すると、資料や情報を探すのを手伝ってもらえます。
私も学生の時にお世話になりましたが、自分では見つけられないような本や雑誌をみつけてくれるのですごいです!
仙台市図書館の「パスファインダー」には、レファレンスカウンターでよくある質問について調べ方の手順が詳細にまとめられています。
ビジネス、就職、生活情報など、仙台市以外の人にもめっちゃ使える資料なのでアナログな調べ方を知りたい人はぜひチェックしてみてください。
詳しい人に教えてもらう
資料を読んでも意味が分からない、理解できない!という場合には、専門家に直接会って教えてもらうのが良いかもしれません。
専門家に会う方法として、見ず知らずなのにいきなり「会ってください」とお願いしたり「○○について教えてください」とメールや手紙を送るのはさすがにぶしつけすぎます。
たとえば取材してメディアで紹介するなど、専門家にとってもメリットがあればアポイントを提案してみても良いかもしれません。
専門家にも喜ばれながら気軽に会って質問するには、セミナーや講演会などのイベントに参加するか、有料のセッション等を提供している場合は普通に申し込むのがおすすめです。
相談できる地域の専門家を探すにはマイベストプロ、オンラインで探すにはココナラが便利です。
また、本の著者のホームページを探してメールマガジンに登録し、感想メールを送るというアプローチ方法もあります。ただし、返信がもらえるとは期待しないように…。
自分で調査・実験する
最後に持っておくと良いのが、「自分で調べる」という発想です。
ググって調べるのではなく、自分で調査・実験をして確かめれば良いのです。
たとえば、これから行きたい観光地について検索したのに全く情報がない、本も出ていない、行ったことがある人も見当たらない…と八方塞がりならば、もう自分で行って確かめるしかありません!
そして、未来の観光客のためにあちこち写真を撮ったりリサーチしたりして、ブログにでもアップしてあげれば、非常に価値あるコンテンツになりますね。
上手な検索の仕方|まとめ
インターネットで上手に検索するには、
- 具体的なキーワードで検索しましょう
- いくつかの単語を組み合わせて絞り込みましょう
テクニックで情報にたどり着きやすくなります!
でも、まだネットに載っていない情報がいっぱい。
だから、あなたもブログを書いて…!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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