魂を磨く

美輪明宏名言集「本物の恋愛とは?」|愛の伝道師の珠玉の名言

「愛」って一体何なのでしょうか。

近年、恋愛に興味を持たず、彼氏彼女を作らない人たちも増えてきました。

趣味・仕事・友人関係などで一人でいても十分楽しめるし、誰かと深く関わる面倒くささがないからです。

また、パートナーはいても心から好きといえる相手ではなくて、満たされてない思いを抱えながらお付き合いを続けている人も多いのではないでしょうか?

私の敬愛する愛の伝道師、美輪さまの名言集の中から、「愛」「愛する人」についての考え方で深く心に響いたものを選んでみました。

ここでは主に男女の恋愛について取り上げますが、もう少し広げて「家族愛」「友人愛」などにも置き換えて読んでみてください。

美輪様の名言その1 恋と愛の違いとは?

自分本位だったり、相手本位になったり、その間をユラユラと揺れながら、恋がだんだん影を薄めていって、愛だけになればしめたもの。

相手が嘘をつこうが、靴下が臭かろうが、すべてを許し、すべてを受け入れようと思えるのです。

恋から抜けて愛の国まで架け橋を渡ってごらんなさい。とっても楽になりますよ。

美輪様によると、「恋も愛も同じだと思っている人は多いけど、このふたつはまったく違うもの。」だそうです。

まず好きな人や気になる相手ができたときに、最初に訪れる状態が「恋」なのだとか。

「恋をすると、会いたい、寝たい、相手を自分のものにしたいと思うでしょう。」

つまり、「自分が」相手とどうしたいか・どうなりたいか・どうして欲しいか、という自分本位の欲望を満足させたいと思っている状態が「恋」なのです。

一方、「恋」から始まる「愛」は、すべてが相手本位になれる状態のことだそうです。

「相手にほかに好きな人ができたと打ち明けられても、カッとするし悲しけれど、相手が幸せそうにしているのを見て身を引ける。常に相手のことを思って行動できるのです。」

自分本位か相手本位か。

相手本位になるのはとっても難しいことですが、素敵な人間関係を築いていくためには大切だなと思います。

もしパートナーが、私のことよりも自分のことだけを考えて行動していたら確かに悲しくなるし、「この人本当に私のこと好きなのかな?」って疑ってしまいますよね。

反対に、この視点で内観してみると、自分はパートナーのことを真剣に思っているかどうかということにも気づけてしまうのではないでしょうか。

本気で好きな相手だったら、自ずと相手目線で考えているはずだからです。

私自身、このことは恋愛に限らず何かの行動するときに常に気を付けています。

例えば、家族に対してや職場で何か意見しなければならないようなとき、自分のエゴを満たすものであれば誰も聞いてくれませんよね。

話の端々に、「どう?すごいでしょ?」という自慢が出ていないか、「自分が正しい!」「私のいうことを聞きなさい!」みたいな傲りがないか。

少しでも自分すごい!が出てしまうと引いてしまうし、相手を傷つけることになりかねません。

反対に、本当に相手のことや組織全体のことを考えられているか、一生懸命考えて真剣に伝えると、たとえ言葉が否定的になってしまっても意外と嫌われません。

相手本位になって人と関わることは、鏡となって必ず自分に返ってきてくれるのですね。

美輪様の名言その2 恋の楽しさ

セックスだけ求めている男は、男ではありません。ただの雄です。

本当の男が女にいちばん求めているのは、セックスではありません。ロマンや叙情性です。

会話を楽しむ、ロマンティックな時間を演出する、かけひきを仕掛ける……。

せっかく人間に生まれてきたのです。人間にしか味わえない恋の楽しさを知らなくては命がもったいないでしょう。

「みんな下半身だけで彼や彼女とくっついているのです。だけど下半身なんて、やがて飽きがくるもの。(中略)セックスだけの恋は、長続きしない恋です。セックスを切り捨てたところから始まる恋愛感情こそ本物。それが質のいい恋なのです。」

ただの「雄」や「雌」にならないようにするためには、「ロマン」や「叙情性」によって上半身をぴったりとくっつけておくことが大切なんだとか。

では「ロマン」や「叙情性」はどのように身に付けられるのか。

「君ね、ラジオのどのダイヤルを回しても楽しめる人間になれよ」

まだ美輪様が中学生の頃、上級生から言われた一言だそうです。

あらゆるジャンルの文化・芸術・教養を身に付け、相手を狂わせる「品物」自分の中で培いなさいよということなのですね。

何事においても勉強不足の私としては、大変耳が痛い話です。

特に現代は、物質的な豊かさはありますが、心の栄養である叙情性に乏しく心が病みやすい時代といえます。

ただ生きているだけで、精神的に疲弊してしまうことが多いですよね。

この自分の中に「品物」を蓄えて心の引き出しを増やしていくことは、逞しく素敵な女性への大きな一歩になりそうです。

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美輪様の名言その3 愛を与える

「心の井戸」を枯らしてはならない。

そんな誇りと意地があれば、ひび割れた底も水で満たされ、潤い、どんどん人にパワーを与えようという気持ちになります。

それは愛も同じです。与えようと思えば、あふれ出てくるものなのです。

もらおう、もらいたいとばかり思っている人は永遠に愛とパワーの物ごいをして一生を終えるのです。

人は与えられることを望むものです。

「好感度」という言葉があるように、愛されている人は幸福度が高そうですよね。

また、女性は愛されて大切にされることで輝きを増していくものでもあるかもしれません。

では、「愛される」ためにはどうすれば良いのか。

それは、「愛される」前に「愛すること」、「与えられる」前に「与えること」です。

何かを与えられたら、何かを返したくなるのが人間の心理というもの。

ではまず自分から先に相手を心から満たすことで、愛情が返ってくるというわけですね。

私は今、セミナーや音声教材などで「引き寄せの法則」「未来を自由に作る方法」などを学んでいます。

「引き寄せの法則」で理想のパートナーやお金などを引き寄せたい場合も同じで、やはり先に与えることが大切なのだと学びました。

具体的な方法として、精神面では「もうすでに愛されている自分をイメージする」「『理想のパートナーがいます』とアファメーションする」。

行動面では「相手が喜びそうなことをする」「自ら愛する」、という両方からアプローチして「愛されている自分」を現実的に引き寄せていきましょう♪

美輪様の名言その4 運命の人と出会う

若い人は自分の価値を測る基準は若さや美しさだと思っています。

でも、そんなもの、ただの天然現象。自分が努力した結果、手に入れたものでも、実力でも才能でもありません。

30歳を過ぎて、若さも美しさもなくなった時、ガラクタにならないように自分を磨くこと、

それが永遠の愛を手に入れ、運命の人と呼べる人に出会う方法です。

出会いと別れを繰り返していると、「運命の人」って誰なんだろう?と思ってしまいますよね。

もしかして別れてしまったあの人だったとか、違う人を選んでしまったのかもなどということもあるのかもしれません。

この後の文章で、運命の人に出会うことだけが恋愛の終着点ではないし、最高の幸福ではないと仰っています。

必ずしもパートナーを見つけなくても、幸せな人生は送ることができます。

むしろパートナーを面倒くさいと思う人は結構いますよね。

それでもやはり誰かと一緒に生きていきたいという場合、「運命の人」を見逃さずに本当の相手を選択するために大切なことは、「自分の価値を知ること」です。

一生のうちに「運命の人」といえる人は1~2人現れるかどうかだとのこと。

よく言われることは「運命の人」は自分の「理想の相手」で、補完関係にあるそうです。

つまり、自分にないものを補ってくれる関係にあるということです。また、「自分を成長させてくれる相手」でもあるようです。

ですから、運命の人と出会うと、人間的に大きく成長することができ、生まれ変わることができます。

そんな「運命の人」と出会うためには、美輪さんの仰るように自分としっかり向き合い「自分がどの程度の人間であるか」価値を認め、自分磨きを怠らないことが大切なようです。

「引き寄せの法則」でも、同じステージの人が引き寄せられるため、素敵な運命の人を引き寄せるためにはまずは自分自身を高めることが大前提なのですね。

悲しいことに、人生においてオジサンやオバサンでいる時間のほうが圧倒的に長いのです。

特に女性などは分かりやすく、若さや美しさによって一時はちやほやされることもありますが、それらがなくなってからが本当の勝負となります。

「運命の人」ともし出会えたとして、素晴らしい関係を続けていくためにも、長く愛されるアンティークの様な噛めば噛むほど味わい深く、愛情に溢れた可愛げあるお姉さまを目指したいものです。

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美輪様の名言その5 無償の愛

私に愛を教えてくれたのは、私を愛してくれた人たちでした。

私はもらいっぱなし、甘えっぱなしなのにいつも変わらない態度で見守ってくれた人たち。

彼らがいたから私は信じられます。

絶対的な愛、絶えることのない愛、そんな無償の愛が、この世に存在するのだと。

「この世にはあるのです。なんの打算も計算もない絶対的な愛、絶えることのない愛。
それを無償の愛というのです。そしてしれは、誰の心の中にもあるもの。もちろん、あなたの心の中にもです。人である以上。」

目の前の人と向き合ったとき、果たして打算なく付き合うことができている人はどれほどいるでしょうか。

人は弱いもので、相手によって自分を証明しようとします。

表面的には相手のためにしているという体を装って、実は自分がいかに相手を思っているか、尽くしているか、優れているか、などの評価をもらおうという打算を隠していたりすることがあります。

これでは結局自分しか見えていません。

自分に返ってくことを期待してアピールするように押し付けられた愛情は、とても重苦しく嫌気がさしてしまいます。

どんな人間関係でもそうですが、心から深く相手を思っているのか、自己満足のための行動なのかということは、結構伝わりますよね。

心から真剣に思われて関わってくれる人がいれば、きっと涙が出るほど幸せで、自分もこの人に何かできることはないか真剣に考えたり、一生この人に付いていきたいと思えたりすると思えるのではないでしょうか。

まずは自分がそんな人になるべく、目の前の人に無償の愛を与える、幸福を心から祈ることで愛の連鎖を起こしていきたいと思うのです。

まとめ

「恋愛」と一括りにされていますが、似て非なるもののようです。

キーワードは「相手本位」であること。

これは決して、相手の言いなりになることではありません。

自分が愛した人、関わっている人と真剣に向き合うことだと思います。

ただ楽しさだけを追求したいのであれば、ドキドキハラハラの「恋」の世界でとどまることになります。これも楽しさの一つですね。

けれどももし本気で愛したい相手に出会えたのなら、逃げずに向き合ってみてはいかがでしょうか。

また、これから出会いたいと思うならば、身近な人たちが幸せになれるように行動してみると良いかもしれません。

また自分の中を常に愛で満たしておくためには、文化的で美しいものに触れることや教養を身に付けるなどの努力も大切です。

周囲の人に愛を与え続ければ、愛情がどんどん自分に返ってきて、一人でいても毎日幸せな気分で過ごすことができるようになります。

それがまた幸福の呼び水となるのです。

愛の循環によって、皆が幸福になれることを祈っています。

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。

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