欲しいものを買うために、子供の学費の積み立てに、老後の不安を減らすため…などなど、節約して貯金しよう!と思い立ったは良いものの、節約のストレスで反動が来てしまうこと、ありますよね。
食費や光熱費を切り詰めて、欲しいものも我慢。貯金は増えていくのに、心が満たされないのはなぜなのか。
このまま節約を続けて貯金がいっぱい増えても、この「満たされない感じ」とストレスは続いていくのでしょうか。
今回は、倹約家なお金持ちの考え方から、節約をストレスにしない方法をまとめてみました。
目次
お金があっても、節約して使えないんだったら意味ない?
お金があっても自分のためには全然使わない、倹約家な世界のお金持ちたちは、どんなことに幸せを感じているのでしょうか?
世界の資産家・有名人のお金の使い方と哲学を見てみましょう。
資産6000億円でも賃貸暮らし、マーク・ザッカーバーグさん
何をしてお金持ちになったの?
マーク・ザッカーバーグさんは、『Facebook』を作った人です。
ハーバード大学の学生だったころに、学生の仲間内で楽しむサービスとしてFacebookのシステムを作りました。
一般に公開したところ、大ヒットして会員はみるみる増え、23歳でビリオネア(10億ドル以上の資産家)に仲間入りしました。
どのぐらいお金持ちなの?
26歳の時点で資産は6,000億円超と言われています。
桁が大きすぎて、なんだかよく分かりませんね!
6000億円と言えば、都内に高層ビルを立てられちゃうぐらいの予算です。
会社じゃなくて、個人のお財布に持ってるんでからね。
ちなみに『フェイスブック社』の時価総額は500億ドル、約4兆円と見られています。
どんな節約ライフスタイルなの?
生活は地味そのもの。質素な賃貸住宅に済み、通勤は徒歩か自転車。愛車は約300万円で購入したホンダアキュラTSX。
服装もTシャツにジーンズというラフな格好をしています。
浮ついた話も一切なく、7年以上1人の女性とマジメに交際しているらしい。
会社の誰よりも遅くまでオフィスで働き、1日16時間は会社に滞在しているそうです。
何が幸せなの?
ザッカーバーグさんの信念は、ユーザーの役に立つ良い製品・サービスを作ること。
世界をよりオープンに、そして、より繋がれたものにすることを使命としています。
フェイスブックの広告掲載も「ユーザーの利益にならない」と渋り、1000億円の買収話が来ても拒否。
ボクがやりたいのは、会社を経営することではない。
世界をよりよい方向に変えることです。
フェイスブックは、その手段なんです。
マーク・ザッカーバーグの名言|やりたいことは世界をより良い方向に変えていくこと
皆が繋がって、世界がよりよくなるように…。その思いは、大学で仲間が繋がれるシステムを作ったころから変わっていないんですね。
欲しいものを我慢して節約するのではなく、よりワクワクして夢中になれるものがあると、余計な物には興味が無くなるのかもしれません。
資産の大半を寄付、甘いものが一番幸せ? ウォーレン・バフェットさん
何をしてお金持ちになったの?
ウォーレン・バフェットさんは、子どものころ、雑貨店を経営する祖父からコーラを半ダース25セントで仕入れて1本5セントで売り、5セントの儲けを出して、お小遣いを稼いでいたそうです。
初めて株に投資したのは11歳のとき。
今では、世界長者番付の3番に入るほどの資産をつくり、「投資の神様」と呼ばれるようになりました。
どのぐらいお金持ちなの?
個人の資産は9兆円。
これは、リニア新幹線高次の総工費と同じぐらいです。リニア…!
どんな節約ライフスタイルなの?
ウォーレン・バフェットさんの好きな食べ物は、マクドナルドとコーラ。甘いお菓子やアイスキャンディーも大好き。
もっと良い物食べられるのに…!
住まいは、アメリカのネブラスカ州オハマ、60年前に3万ドルで買った自宅に住んでいるそうです。
のている車は旧式のフォルクスワーゲンのまま。
何が幸せなの?
2006年、バフェットさんは約4兆3000億円分の株式を事前基金団体に寄付しました。
資産家の子どもが相続によって生まれながら裕福になることは、経済格差を助長し資産家の子どもを甘やかすとして反対しています。
(どうしてこれほどの成功をおさめることができたのか?の質問に対して)
特別に何かをしたということはないんです。好きなもの「コカ・コーラとステーキ」を食べ、好きな人と付き合い、私はいつも幸運だった。
毎日幸せで何の不平もありません。
人がどうあろうと、自分が好きな物を食べて、好きな人と付き合う。小さなことにも幸せを感じられること。
人と比べないことが、節約しても幸せを感じられる秘訣かもしれません。
ちなみに、幸せホルモンの「セロトニン」は肉の赤身に含まれるトリプトファンというアミノ酸から合成され、ブドウ糖によって脳に運ばれます。
バフェットさんの好物、コカコーラ・とステーキの組み合わせはセロトニンを分泌しやすく、幸福感や満足度を高めてくれるのです!
お肉と甘いものは節約しない方ストレス軽減になりそうです。
ホームレスとも仲良し。キアヌ・リーブスさん
何をしてお金持ちになったの?
キアヌ・リーブスさんは、9歳で初舞台、10代で映画に出演して知られるようになりました。
『スピード』(1994)の大ヒットでスターの仲間入りをし、『マトリックス』(1999)でその人気を不動のものにしました。
どのぐらいお金持ちなの?
“今まで稼いだお金で数世紀は暮らしていける”ぐらい稼いでいるらしく、お金には無頓着。
マトリックスで稼いだギャラ80億円は映画の制作チームに還元したそうです。
それ以外にも、他の大物俳優を起用できるように自分のギャラは減らしてもオッケーという太っ腹。
そして、自分のギャラも多くはチャリティ団体に寄付しているそうです。
どんな節約ライフスタイルなの?
- ボロボロの靴をガムテープでぐるぐる巻きにして履き続ける
- 普通に地下鉄に乗ってる
- その辺のベンチでサンドイッチを頬張っている
- ホームレスとお酒を回し飲みしている
- など、ハリウッド・スターらしからぬ
- 2017年、家の購入がニュースとなる(それまではジプシー暮らし)
など、庶民よりも質素な生活が多数目撃されています。
何が幸せなの?
十分に稼いだんです。でも僕は人生を楽しみたい。
だから口座の開設なんかにストレスを感じず、大金を寄付してシンプルに生きるのです。
ホテルにスーツケースを運んで行けばすむ。
元気でいる方がずっと重要なんです。
シンプルな暮らしをエンジョイしているキアヌ・リーブスさんですが、実は、人生で多くを失う経験をしています。
3歳の頃に父親が蒸発、実の妹は白血病に倒れて闘病生活に、親友が23歳の若さで他界し、恋人は流産し、自動車事故で亡くなりました。
所有しているものは、いつか失うもの。
お金も持っていると、失わないようにと心を悩ませるもの。
多すぎるお金を手放すことでストレスも手放し、元気でいられるのかもしれません。
後輩にもおごらない!有吉弘行さんの倹約家ぶり
何をしてお金持ちになったの?
今ではテレビで見かけない日のない有吉弘行さんですが、最初に有名になった時は『猿岩石』というコンビで活動していました。
オーディションでテレビ番組『進め!電波少年』に採用され、ヒッチハイクの企画が大ヒット、「白い雲のように」はミリオンセラーとなりました。
コンビ解散後はピン芸人として活動。8年間ほとんど仕事がなく、ギャラが0円になることもあったそうです。
不遇の時代を乗り越えて、辛口のあだ名をつける芸で再びブレイクしました。
どのぐらいお金持ちなの?
猿岩石時代の月収は最高で2,000万円、現在ではそれを上回る月収3500万円超と言われています。
年間では3億円以上! 諭吉さんが日本の人口の約3倍もいる計算になります!
どんな節約ライフスタイルなの?
有吉さんは、億単位で稼いでいるとは思えないほど庶民的な生活をつづけています。
家賃15万円マンションのに住み、タクシーは使わずに徒歩で帰宅しているそうです。
食事も「大衆居酒屋に毛の生えた」程度の店を利用。一回の食事に5,000円もかけるのはおかしい、と公言しています。
あまりのお金の使わなさのせいで、節税ができないと税理士さんに怒られているそうな。
何が幸せなの?
テレビでの毒舌っぷりとは裏腹に、影では共演者にプレゼントやお菓子を配ったり、毒を吐いた相手への謝罪も欠かせないという、繊細な一面を持つ有吉さん。
「自分がされて嫌なことは人にしない」と心に决めており、プライベートでは陰口を言わないようにしているそうです。
繊細でストレスを貯めがちで、現在の成功もいつまで続くかと冷ややかに見ている有吉さんですが、何で発散しているかというと…
ホントに心が疲れたときには、ひとりで上野動物園に、パンダを見に行きます
1年に数回は上野動物園にパンダだけを見に行くのだそうです。
動物にとっては、人の肩書きもお金があるかないかも関係ありません。
ありのままので接してくれる動物たちと触れ合って、節約のストレスを解消するの良いかもしれませんね。
まとめ・ストレスを貯めずに節約するには
IT長者のマーク・ザッカーバーグさん、投資家のウォーレン・バフェットさん、ハリウッドスターのキアヌ・リーブスさん、そして、この中では一番身近な(?)有吉弘行さんのお金事情と暮らしぶり、そして信念を見てきました。
ここまでで思ったのは、自分が生きていくためのお金ってそんなにかからないんだなあ、ということです。
生活するためには、そんな何兆円もあったところで使いきれません。
余ったお金は、皆いろんな使い方をしていましたね。
- もっと世の中を便利にするための開発費用
- 貧しい人や病気の人を助けるための寄付
- 誰かを喜ばせるためのプレゼント
こういったものにお金を使っていれば、みんなも喜ぶし、自分も幸せになれます。
お金は、とっても大事なものです。お金があるから、自分も生きていけるし、人を助けることもできます。
では、自分が生きているのは何のためでしょうか?
いろんな考え方があって良いと思いますが、私は「もっと幸せ」になるためにだと思っています。
今も生活はできているし、十分幸せなんだけど、「もっと幸せ」になるにはどうしたらいいのでしょうか。
って考えた時に、誰かに喜んでもらえたり、感謝されたりしたら、幸福感は倍増すると思いませんか?
私が提案したいのは、節約して貯めたお金の全部じゃなくても、一部は「皆が幸せになること」に投資することです。
それは、株とかビットコインでも構いません。この会社が世の中の役に立つのを支援しようとか、仮想通貨を応援しようっていう意識の方が大事です。
自分で事業をやるでも良いし、みんなにお菓子を配るのでもいい。
そうやって、他の人の幸せも自分に補充できれば、結果的にお金が回って増えるし、自分もストレスにならないんじゃないかなと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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