思考を鍛える

鈍感力を鍛えるトレーニング|プロ奢ラレヤーさんに学ぶ鈍感力

鈍感力トレーニング

人から言われたこと真に受けて傷ついたり、SNSを見て人と比べて自分はダメだと思ってしまったり、繊細な人にとっては生きづらいことがたくさんありますよね。

もっと鈍感力があったら、小さなことに動じないでポジティブに生きていけるのにと思ったことはありませんか?

鈍感力を鍛えるにはどうしたらよいのでしょうか?

今回は、プロ奢ラレヤーさんの名言をヒントに鈍感力のトレーニング方法をご紹介します。

鈍感力のある人ってどんな人?

鈍感力は、小泉純一郎さんのこの発言で注目されました。

目先のことに鈍感になれ。鈍感力が大事だ。
支持率が上がったり下がったりするのをいちいち気にするな

引用:『鈍感力』と小泉純一郎前首相の発言

大きな政策を実行するには雑音なんか気にしていられない、そんな強いリーダーシップが感じられますね。

政治家や起業家でもないごく普通の人でも、自分の人生を大切に生きるために鈍感力は必要です。

そこで、かなりの鈍感力がないとできない生き方をしていると思われるプロ奢ラレヤーさんの名言から、鈍感力を鍛える秘けつを探ってみましょう。

人からどう思われても気にしない

プロ奢ラレヤーさんは、「奢られる」を生業としています。曰く、食べるものと寝る場所さえあれば生きてゆけるのだそうです。

奢りに来る人は、OL、大学生、超高級ソープ嬢、精神科医、海外エリート大卒ウーマン、ロリコン、メジャーアーティスト、IT社長、大学准教授など年齢も経歴もさまざま。

ぼくに奢りにきた人達では、奢りに来た人たちの珍しいエピソードや発言がまとめられています。

「人に奢ってもらうのは仕事じゃない」「プロ奢は嫌いだ」と批判されてもどこ吹く風。

全く気にせずに自分のスタイルを保っています。

いい人だと思われてたい、好きになって欲しい、というプレッシャーを相手に与えないのが逆に好感度を上げているのか、彼に奢りたい人は不思議と後を絶たないようです。

自分のスタイルを持っている

しかし、誰でもプロ奢ラレヤーさんに奢ることができるわけではありません。

次の条件のどれかに当てはまる人で、なおかつ「まあ、奢られてやってもいいかな」と感じた人でなければダメ。かなりの狭き門ですね。

・フォロワー5000人以上の人
・東大、京大、海外大に在籍中の人
・修士課程以上の人
・レアな専攻の人
・なぜか5万円くれる人
・レアな経歴を持ってる人
・レアな経験がある人
・レアな活動をしている人
・レアな技能を持っている人

引用:プロ奢ラレヤーに奢る方法

なぜか奢らせてもらうことに価値が発生するという不思議な逆転現象が起こっています。

せっかく奢る約束を取り付けても「急に寝なければならなくなった」などの理由でドタキャンされることも珍しくないとか。

しかしそれも含めてプロ奢ラレヤーさんのスタイルです。

期待されても面倒くさいだけなので、あんま期待しないでください、ただの22歳です、倫理も採用してませんので、あなたにとって一般的なことが当然できるという前提で接しられても、困ります、それでもいいよ、という人だけ連絡ください

引用:プロ奢ラレヤーに奢る方法

究極のマイペースですが、別に奢りたくない人に「奢ってくれ」と詰め寄ってくるわけではなく、あくまでも奢りたい人に「奢られてやっている」ので成立するのでしょう。

他人がどうでも良いわけではない

かといって、プロ奢ラレヤーさんが他人の気持ちや幸せをどうでもよいと思っているわけではないようです。

むしろ相手の思ってることは汲み取っているんだけれど、自分はそれに影響を受けないでいられるのではないでしょうか。

「あなたのために…」と言う人の方が相手を尊重していないことはよくあります。

自己犠牲になってまで人に何かをしてあげた結果、相手から自分が思った通りの反応が返ってこないと「こんなにやってあげたのに!」と不満に思うのです。

そうではなくて、自分を大切にした上で相手も大切にする。だけど相手には期待しないし、押しつけない。

プロ奢ラレヤーさんに奢りたい人はきっと、そんなお互いの「期待のなさ」が心地よいのではないかと思います。

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鈍感力を鍛えるトレーニング

では、どうすれば鈍感力を鍛えられるか、具体的な方法を見ていきましょう。

「期待に応える」といえば、親子関係の問題が思い浮かびます。

親の期待に応えようとして、自分の人生なのに自分のものではないような気がしたことはありませんか?

私は別の記事で「毒親」関係の調べ物をしていたときに『ゲシュタルト療法』を知りました。

ゲシュタルト療法は、未完結な問題や悩みに対して、再体験を
通しての「今ここ」での「気づき」を得る心理療法です。
ドイツ出身で後にアメリカで活躍した精神分析医フリッツ・パールズと
ゲシュタルト心理学者ローラ・パールズによって創られました。

引用:「ゲシュタルト」とは?|ゲシュタルト療法

パールズらはゲシュタルト療法のワークショップで「ゲシュタルトの祈り」という詩を好んで読み上げたそうです。

ゲシュタルトの祈り

私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。

引用:Wikipedia

いままでずっと「期待に応えたいー期待に応えて欲しい」という関係を作ってきた人には、すぐには理解できないかもしれません。

最初は、そんなの冷たいなあとか、寂しいと感じることもあるでしょう。

でも、ゲシュタルトの祈りを何度も繰り返しているうちに、お互いに期待のない関係も素敵だなと実感するようになります。

たとえば自分が大好きな映画を友達にも勧めたら、「あれはつまらない駄作だ」と言われたとき「そっかー」ぐらいに受け流して、自分は相変わらずその映画を好きでいられたら、とても楽だと思いませんか?

  • 友達にもその映画を好きになって欲しかったのに否定されて悲しい
  • 大好きだった映画がつまらないように思えてしまった
  • この映画をバカにするなんて、もう友達じゃ無い

こういったネガティブな気持ちは、そもそも友達に期待があるからこそ出てくるものです。

どうしても鈍感になれない人はこんな対策を

私は「ゲシュタルトの祈り」を手帳に書いて、人間関係で「うわっ」と思ったときや、ネットで自分の悪口を発見してヘコんでしまったとき等に思い出すようにしています。

が、プロ奢ラレヤーさんのように自分のことを嫌いと言う人にも「好きだよ」って言える境地にはほど遠く、悲しくなったり、頭にきたりすることばかりです。

どうしても鈍感力が足らない人には、トレーニングと合わせて以下の対策をおすすめします!

SNSは見ないこと

SNSは楽しいことや便利なこともありますが、鈍感力のない人、「人は人、自分は自分」と割り切れない人は見ない方が良いと思います。

FacebookやInstagramは他の人のキラキラした投稿がいっぱいで、どうしても自分と比較してしまうからです。

Twitterは逆に愚痴とか悪口が渦巻いていて、あんまりたくさん見てるとその雰囲気に影響を受けてしまいます。

どうしてもビジネスとかでSNSを使う人は、タイムラインを見る前にゲシュタルトの祈りをやっておくと少し防御できるかも。

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期待してくる人からは逃げる

こっちが期待しないつもりで頑張っても、向こうからガンガン期待される場合があります。

ここで「あなたも期待しないでね」と期待してもいけませんが、期待をスルーするのが苦手だとどうしても応えなきゃと思ってしまいますよね。

私は、時には逃げることもアリだと思います。

ちょっと今は接点がなさそうだなー、と思う人とは無理に関わる必要はありません。

Twitterで変に絡んでくる人は即ブロック、友達とかご近所の人とかはやんわり疎遠になっていけば大丈夫です。

家族となるとなかなか逃げられませんが、物理的にも心理的にも少し離れてみると関係が改善することもあります。

過剰に期待してきて人の体力・精神力を削っていく人は、別名「エナジーバンパイア」とも言います。こちらの記事もご参考に。
エネルギーバンパイアの特徴|パワーを吸い取られる人が周りに?

そいつはペンギンだ、と思うこと

急に変なことを言われたら、こんなふうに考えてみてください。

私も昔、ポエムとかを書いて純朴な文学少女だと思われてたことがあったのですが、ちょっとゲスい話を書いたら「イメージが壊れた」ってフォロワーさんから怒られたことがあります。

これからはペンギンじゃなくてゴメンねって思うことにしましょう。

鈍感力を鍛えるトレーニング|まとめ

鈍感力を鍛えるには、ゲシュタルトの祈りを毎日唱えましょう。

たったこれだけで他人から影響を受けにくくするトレーニングになります。

同時に、

  • SNSをやらない
  • 期待してくる人とは関わらない
  • 何かいわれたらペンギンだと思う

などの予防策も取っておくと良いと思います。

鈍感力を鍛えて、自分の人生を生きましょう!

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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