スピリチュアルの本とか、引き寄せの法則の話では「波動」という言葉がよく登場します。
「波動を高めましょう」とか「周波数を上げましょう」など言いますが、そもそも波動って何なんでしょうか?
こちらのブログGLOBOでは、だいたい「波動=気分のことです!」と乱暴に説明していましたが、今回は「波動の法則」についてきちんとまとめてみたいと思います。
お読みいただくと、波動についてよく分かり、「引き寄せ」をもっと使いこなせるようになるでしょう。
波動の法則とは何か?
波動といえば、足立育朗さんの著書『波動の法則』が有名です。
しかしめちゃくちゃ抽象度が高い上に、中性子・陽子・電子という理工系な内容も入ってきて、ちょっと難しそうですね。
要約だけ見てみましょう。
宇宙からの情報では、私ども人間は、一人一人本質というエネルギー体の振動波が存在し、それはすべて承知の上で、それぞれが、この時期にその人間を選択して宇宙の仕組みを理解し、この文化がより宇宙と調和のとれる方向へ変換できるよう、ある役割をしながらスタディするのが目的で生まれたそうである。
ものすごーくざっくり言うと、私たちの細胞60兆個の中の、更に小さな原子のつぶ1個ずつには、それぞれ波動の発信装置と受信装置が入っているそうです。
地球という原子核の集合体にも振動数があって、人の本質的な意識では地球と調和が取れるのに、顕在意識(自我や欲望)に邪魔されて歪められてしまっているらしい。
だから、周波数を上げて自然と調和が取れた状態、「宇宙意識」まで高めて行きましょう、ということです。
つまり、高い周波数とは「宇宙と調和の取れた状態」、その逆の低い周波数とは「自我や欲望が強く出ている状態」と取れますね。
色んな宗教とかスピリチュアルの流派で言葉は違いますが、「悟り」とか「解脱」、「ワンネス」、「インスピレーション」と言われる、顕在意識が消えている状態が周波数が高くなっているときなのではないでしょうか。
ラジオは関係ない周波数ではザーザー雑音しか入ってきませんが、何ヘルツとかいう周波数を拾えばちゃんと音が聞こえますね。
それと同じように、宇宙の周波数にぴったり合わせられれば、宇宙のエネルギーを受信機で受け取ることができます。
宇宙のエネルギーは引き寄せを起こすパワーの源みたいなものですから、高い波動でエネルギーをたくさん受け取っていれば、お金とかご縁とかの引き寄せは余裕になります。
難しいのは、「お金〜、お金〜」と欲望にまみれていると、波動が下がってエネルギーを受け取れなくなる点です。
引き寄せで、期待を手放しましょう、と言われるのはこのためで、あんまり執着しないで波動を高めていたほうが、結果的に引き寄せるというわけですね。
ここまでを、ちょっとまとめましょう。
波動の法則とは、私たち人間一人ひとりに振動数があって、その振動数が地球の振動と調和が取れているときに最もエネルギーが高くなり、顕在意識の自我や欲望は、本質の波動を歪めて調和を乱します。
次に、波動と引き寄せについて、もう少し身近な例で見てみましょう。
思考の波動が引き寄せる
私たちは、絶え間なく色々な強さの思考を送り出しています。そして、それらの思考が現実化しているのです。
私たちの思考の波動は、自分や他人に影響を与えるだけでなく、引き寄せる力も持っています――その力は他の人の考えや、物、環境、人々、『運』までも、私たちの思考の性格に応じて、自分に引き寄せているのです。
ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン『思考のバイブレーション』
引用元: 『The Secret 日々の教え』ロンダ・バーン
もう一度、ダイヤル式のラジオを思い浮かべてみてください。(使ったことのない方は、雰囲気で読んでもらって大丈夫です。)
ラジオのダイヤルを回すと、周波数が変わり、様々な局の番組を聞くことが出来ます。
聞こえるのは、ちょうど周波数が合っている1つの局の放送だけですが、他の周波数に合わせれば今まで聞こえなかった別の局の音を受信できますね。
私たちが普段、見ている現実の世界も、自分の周波数が合ったものだけが見えているとしたら、どうでしょうか?
自分の波動状態によって、世界が全く別に見えるほど、違う情報をキャッチできるのだとしたら?
こんな例があります。私は以前、コールセンターでモバイル機器の操作に関する問い合わせを受ける仕事をしていました。
マニュアルに添って、毎回だいたい同じように応対をするのですが、それを「とっても良かった」と満足してくれる人と、「ひどい対応だった」と怒る人がいます。
同じサービスを受けてもそれでハッピーな気分でいられる人と、イライラ・ムカムカしてしまう人に分かれるのです。
クレームを言ってくる人は、企業にとって改善のチャンスをくれる有り難いお客さんではあるのですが、サービスを受ける側の個人の立場で考えた時に、一体どちらが得でしょうか?
周波数が高い方にチューニングしている人は、世界の美しい物、人の良いところ、楽しい、ワクワクすることを受け取っているので、心は感謝にあふれて穏やかでいられます。
逆に、周波数を低い方に合わせていると、世界の汚い部分、人のダメなところ、つまらない、イライラすることばかりが目に入りますので、怒りっぽくなってしまいます。
そして、更に人の波動は周囲の人の波動と共鳴・共振しますから、波動が高い人は高い人どうし、低い人は低い人どうしで引き寄せ合います。これが類は友を呼ぶ現象ですね。
では、今の自分よりも波動を高めるにはどうしたら良いのでしょうか?
高い波動を受信するために
修行方法や習慣については他の引き寄せ関連記事も参考にしていただければと思いますが、最も効果的な方法は、ずばぬけて波動の高い人と直接会うことです。
波動の高い人―言い換えると、霊的に悟った人、精神性の高い人です。
ずばぬけて波動の高い人とは、スキルを持っているとか、有名だとか、そのようなレベルではなく、霊的な力も持っている人です。
経験されたことがある方はその感覚が分かると思いますが、受信する側がちゃんと一定レベルまで波動を高めていれば、悟っている人に会っただけで波動がギューンと高まります。
天皇陛下の姿を見ただけで、震災とかでボロボロになった皆の波動が一気に上がってしまう現象も、これです。
霊的に悟った人は、存在や生き様、オーラで影響を与えるからです。
このように悟った人の近くにいると、何かを教わったわけでもないのに、自分の弱さや心の闇が浮き彫りにされて、自分の器の小ささを思い知ります。
言葉でここを直しましょうとか言われるのではなく、勝手に自分で気づかされてしまうので、それによって全く嫌な気はしません。
しかし問題は、そのような悟った人にはなかなか巡り会えないことです。
中途半端な人と違い、悟ってしまった人は「有名になりたい」という欲望も超越してしまっているため、なかなか表に出てきません。
意外と普通の服を着て、その辺を歩いているおじさんだったりしますので、仮に近くにいても自分が一定のレベルになるまで気づかないんですね。
波動の高い人の存在に気づき、直接会ってご縁をいただくためには、本来は自分の波動も一定レベルまでは高めておかなければなりません。
私はかなり波動が低い状態でしたが、「波動が高く、霊的に導いてくれる人が現れますように」、と強く祈りながら、必死で行動していたら助けてくれる人に出会うことができました。
波動の法則・まとめ
私たちは、ひとりひとり波動を持っています。本質的には地球の波動と調和していますが、自我によって波動は歪められています。
私たちは、周波数のあった情報だけを見ているので、波動の高い・低いによって、見える世界は全く違ってしまいます。
※周波数を上げると良い物が見えるようになる=引き寄せ
波動を高めるには、自我を減らして世界を美しく見ることですが、もっとも強烈な方法は、めちゃくちゃ波動の高い人に直接会うことです。
ある程度のレベルまでは自分で高めておく必要がありますが、一気に引っ張り上げてもらえます。
これを読んでいるあなた様が、波動の高い日々を過ごされますよう、お祈りしています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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