職場の人間関係や、仕事上でのお客さんとの人間関係、いつも上手く行くことばかりではありませんよね。
どうもウマが合わなかったり、変に突っかかってこられたり、何が目的かわからない「好き好き攻撃」にあってしまうことも。
仕事上の関係なので切るわけにもいかず、無下にするわけにもいかない。
そんな困った人間関係を改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
人間関係のトラブルの多くは、自己啓発で自分が成長することによって問題ではなくなります。精神的に「大人になる」だけで解決してしまうことがいっぱいあるんですね。
ここでは、そんな自分の内面を変える「自己啓発」で人間関係を改善する方法を3つご紹介します。すぐに取り組むことができ、効果は抜群ですのでチャレンジしてみてください。
目次
1 相手を良く知ること
相手にイラッとしてしまうのは、相手のことが良く分からないから かもしれません。
たとえば、あなたの畑が野生のクマやイノシシに荒されてしまい、丹精込めて大事に育てた野菜が収穫前に食べられてしまったら頭にきますよね。
ところが、動物たちの様子をドキュメンタリーか何かで見る機会があったらどうでしょうか。森がどんどんなくなっていって、住む場所も、木の実などの食料も足りない。意を決して森の外に食べ物を探しに行ったら、罠で捕まえられてしまった…。
もちろん自分の畑を荒らされて困ることは困りますが、動物の事情も分かると「山から出てくるのも仕方がないなあ」と理解していると、そんなに腹は立ちません よね。
相手の事情が分かればイライラしない
人間関係でも、相手の事情を知ること、前提の違いを良く知ることでイライラや衝突を避けることが出来ます。
たとえば、いつも出社がギリギリでたまに遅刻する人 がいたとします。
「普通は始業の30分前には会社について、すぐ仕事が始められるようにするもの。非常識な人だなあ」
と、会社の慣例によってはムカムカ 思ってしまいますよね。
でも、その人が毎朝保育園に子供を送り届けて、ギリギリの電車に飛び乗って走って来ていると知ったら、
「そういう事情なら仕方ないよね」
と気持ちの面では納得できるでしょう。
人について学ぼう
人間関係のトラブルを改善するには、その人の事情をちゃんと分かってあげることが大切です。
また、考え方や感じ方にもパターン があり、たとえば男性と女性ではコミュニケーションの仕方が全く異なり、ストレスに感じることも違います。
そういった、「人について」のこと、心理学や宗教を学んで自己啓発をすると、仕事でのコミュニケーションも改善できるでしょう。
2 自分の感情と上手く付き合うこと
自分の感情と上手に付き合うこと も、仕事の人間関係を良好にするには大切です。
感情的になっているときは、相手の言葉を捻じ曲げて受け取ってしまったり、自分もカッとなって相手を傷つけるようなことや空気を悪くすることを言ってしまったりするものです。
しかし、感情は抑え込もうとしたりコントロールしようとしたりすると、抑圧されてかえってストレス になってしまいます。感情と上手に付き合うような方法を学びましょう。
自分の感情の動きに「気づく」こと
自分の感情と上手に付き合うには、感情的になってしまったことに「気づく」こと から始めると良いでしょう。
怒ったり悲しんだりしている自分を、押さえつけるのではなくただそのまま観察します。
「今、怒ってるな~」 のように。
これを、心理学では「メタ認知」と呼びます。メタ認知が出来ると、ストレスに強くなり感情の波が穏やかになる メリットがあります。
いつでもどこでも出来ますので、自分はいまどう考えているか、何を感じているのかを観察するトレーニングをしてみましょう。
なぜ感情が動くのかを考える
観察していると、どういうときに自分の感情が動くのか、イラッとするのかのパターン が見えてきます。たとえば、
「同僚や後輩からタメ口で話されるとちょっとイラっとするみたいだな」
のように、自分の感情のスイッチ が分かるでしょう。
人間関係を良好にするには、この「感情スイッチ」が入らないように工夫していけばよいわけです。
しかし、「タメ口をやめさせる」など他の人を変えることは困難です。それよりも、変なプライドを捨てて大人になって、気にしない自分になってしまう方が早いです。
自分で変えられる部分を変える。変えられないことは気にしない。 これがポイントです。
3 本音をちゃんと言うこと
ちょっと意外かもしれませんが、人間関係を改善するにはお互いに本音を言うことが非常に重要 です。
何か言えないでどちらかがストレスを抱えていたり、誤解が大きくなっていたりすると、その上に重ねていっても上手く行きません。
愚痴や不満をぶつけるのではなく、お互いにちゃんと思っている事を打ち明けて腹を割って話すということが解決への糸口です。第三者を挟んだり、職場の全員で話し合う ことも効果的です。
本音を言えないのはなぜ?
もしも本音が言えない、または相手から出てこないとしたら、信頼が出来ていない 印です。
このときも自分から心をオープンにして、自分から信頼 しないと、相手も不審感で返してきますので要注意です。
たとえ、今まであまり良くない関係だったとしても、これから未来は分かり合ってチームとしてやっていける、という未来を信頼しましょう。
自意識過剰が良くない理由
「嫌われたらどうしよう 」と思う気持ちは、相手の気持ちを考えているようで実は自分のことに意識が向いています。
- 自分がよく思われたい
- 自分が褒められたい
- 自分が尊敬されたい
そういう「自分が」という気持ちを手放しましょう。 そのかわり、
- 相手は何に喜ぶのか
- 相手は何を望んでいるのか
- 相手のためになることは何か
で悩むようにしましょう。
おまけ・そもそも関わるべき人か?
仕事上のお付き合いだからといって、その人が本当に関わらなければいけない人だとは限りません。
たとえば、お得意さんでお金をたくさん使ってくれる「いいお客さん」だったとしても、お店のスタッフや他のお客さんとしょっちゅうトラブルを起こす人ならば、むしろ上手に関係を遠ざけた方が全体の売上が上がる可能性があります。
職場の仲間でも、本質的にその会社に合っていないとか、人間関係をひっかきまわして楽しんでいるような人ならば辞めてもらった方がいいという判断になるかもしれません。
もしも、あなたには人事権がなかったとしても、精神を成長させることで良い雰囲気を自分から発し、精神レベルの低い人を自然に遠ざけることは可能 です。同レベルでいないことが大切です。
人間関係の自己啓発|まとめ
自分が成長すると、なぜか相手の態度が変わることがあります。
たとえば険悪だと思っていた相手でも、自分が気持をフラットにして接すると、相手も冷静に対応してくれたりします。
変えられるのは、いつも自分だけ。
相手に「こうなって欲しい」と思っても、相手は変わりませんからガッカリしてしまうだけです。
それよりは自分が成長して変えられる部分を変えて行けたらいいですね。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
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といったことにも触れています。
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