最近、体調不良や人間関係のトラブルがあったり、漠然とした不安にかられたり、“好ましくない状況”が立て続けに起きてしまう。
目標もあって、前向きに頑張っていたのになぜ・・?
良くなり始めていたはずの流れが突然悪くなるときは、好転反応が起きているのかもしれません。
大きくジャンプする前には、深くしゃがむ必要があるように、良いことが起きる前には逆に少し辛いことが起きる場合があります。
でも本当に好転反応かどうか、自分では判断するのが難しいですよね。
この記事では、好転反応の特徴を捉えながら、対処法について一緒に探っていきたいと思います。
目次
1.好転反応はなぜ起こる?
「もっと人生を良くしていきたい!」
と思って、大きくアクセルを踏み出すときってありますよね。
でもブレーキを外さない限りは、アクセルを強く踏めば踏むほど足を引っ張られてしまいます。
好転反応は、ブレーキとなる“何か”を外して心と体を軽くするために、そして大きく前に進んでいくために必要な通過儀礼として発生する現象のことを言います。
1-1 好転反応とは?
一般的には、好転反応とはどんなことを指すのでしょうか?
調べてみると、
好転反応とは、治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと。
反応の程度はさまざまである。
(Wikipediaより引用)
と出てきます。
体が痛い、だるい、重い、などの身体反応だけではなく、気分が悪い、落ち込みやすい、不安な気持ちでいっぱいになるなど、精神的にも反応が出る方もいます。
健康について色々勉強されてる方は、“デトックス”といった方が分かりやすいかもしれません。
人は普通に生活をしているだけでも、知らず知らずのうちにたくさんのネガティブなエネルギーを溜めてしまっています。
例えば、
- 言いたいことを言えずに溜め込んでいる
- 自分の感情を抑え込んでいる
- ジャンクフードばかり食べてしまう
- 満員電車に乗っている
- テレビで暗いニュースが流れている
などは、分かりやすくネガティブな気分になるのではないでしょうか。
また、街中を歩いているときに目に入ってくる広告や、スマホに突然表示される広告など、何らかの意図を持って表示されている情報に触れるのも、気づいていないだけで実はネガティブな影響を受けていることが多いです。
特にスマホは、一日中持ち歩くことが多いので特に影響は強いです。
しかしそれでも、日常生活に支障をきたさないように、心身は基本的に動いてくれているんですよね。
だから、
- 前向きに何かに取り組み始めた
- 身体に優しいオーガニックな食事を摂った
- 運動を増やして汗をたくさんかく習慣を作った
など、何らかのきっかけを与えたとき、今まで溜まっていたネガティブエネルギーが心身から放出されていく=デトックスされていくときに起こるのが好転反応となります。
1-2 好転反応はなぜ必要なの?
なぜ心や体は、好転反応を引き起こすのでしょうか?
実は健康だと思っていても、無理をしながら活動してくれているだけで、心身は悲鳴をあげている場合があるからです。
「歯医者に行ってみたら、歯石だと思っていた汚れの下で、気づかないうちに歯周病がじわじわと進んでいた…」というように。
それはいずれ、年齢を重ねて心身に限界が来たときに、癌とか色んな病気として現象化するかもしれません。
デトックスといってもずっと続くわけではなく、一時的に体が重くなったり、発熱したり、一定期間の症状であることが多いのでいつかは終わります。
どんなことにおいても、問題が全く起こらずに突然何かが起こってしまうよりも、少しずつ微調整を繰り返していく方がいいんですよね。
もちろん、常に小さな何かが起こり続けることに対して、しんどさを感じるかもしれません。
でも、長期的に見たらそっちの方が心も体も、あなたの人生も、幸せに導かれていく可能性が高いのです。
2.好転反応の特徴や見分け方をスピリチュアル的に解説
自分の人生を振り返ってみると、念願だった夢が叶ったり、大きく人生が変わり始めるようなご縁に恵まれているときというのは、とても幸せだったんですよね。
でもその直前には、様々な辛いことがたくさん起きる時期というのがありました。
今振り返ってみれば、あれは好転反応だったのかもしれません。
私の事例をもとにいくつか紹介させていただきます。
2-1 体調不良になる
多忙な現代社会を生きていると、時間に追われて忙しく生きていることにも気づかなかったりしますよね。
私は、香り、音、美しい絵画など、空間作りに非常にこだわりのある場所に行ったときになぜか、
- 急激に眠くなって寝てしまう
- お腹が痛くなり度々トイレに駆け込む
- 無性に喉が渇いて水をたくさん飲みたくなる
といった症状が起きたことがありました。
癒される空間に行ったことによって、心も体も緩み、今まで溜まっていたネガティブエネルギーが放出されていく過程で起きた好転反応だったのですね。
普段は忙しさにかまけ、感覚が鈍っていたとしても、緩んだ瞬間に一気に放出されるのです。
最後にその施設を出る頃には、眠気も吹っ飛んで体がとっても軽くなっていることを実感しました!
2-2 不安や落ち込みが激しくなる
自分が理想とするような生き方をしている人たちに出会えたときに、とっても心が躍ったことがある方は、多いのではないでしょうか。
勉強熱心で、前向きに頑張っている人たちと一緒にいる時間が増えたとき、私もすごく前向きに頑張れたことがありました。
でもある日、急に不安にかられたり、自分なんてどうせ・・なんて自分を卑下する思考や気持ちが止まらなくなってしまう時期がありました。
「そんなこと考えたって無意味なのに、どうしても今さらそんなことを・・・」
と思っても妄念妄想は止まりません。
次第には、憧れの人たちと一緒にいる時間自体が苦痛に感じて、「自分はあの人達とは違うんだ・・・」と、どんどんネガティブ思考が止まらなくなっていきました。
きっと今まで自分の中に溜まっていた古い習慣や癖が書き変わろうとする中で、
周りはすごい人で、自分は〝できない人〟
と心の中で勝手に距離をとりはじめてしまったのだと思います。
「自分の中にあったけど、自分で見て見ぬふりをしてきたこと、見たくないこと」と向き合うことは苦しいですからね。
でも、なんとか前に進んでいきたい!と思い、自分のネガティブな思考に陥っていることを相談してみたとき、
みんなそういう時期があったよ
◯◯さんだって最初はそうだったよ
など、自分だけではなく、誰だって同じような経験をしていることを知りました。
周りにいる人たちはできる人たち、自分だけはできない人、と勝手に決めつけて線引きをしているだけなことに気づいていきました。
自分の気持ちに正直になること、周りの人と比べないことを意識しながら過ごすようにしたら、段々とネガティブ思考もおさまっていきました。
むしろ、同じような悩みを抱えている人を見たときに寄り添えるようにもなりました。
「成長しよう!」と思ったら、今まであまり見ないようにしてきた自分の何かと向き合うことで一時的に苦しい気持ちになることもあるかもしれません。
ですが、それでも気にせず自分と接してくれる人たちへの感謝、周りへの感謝の気持ちがすごく湧いてくるので、結果的に幸せを感じられる場面が増えていきました。
2-3 人間関係が変わる(別れ、ケンカなど)
わたしの場合は、喧嘩などで衝突したことがきっかけの方だけではなく、自然消滅して連絡が途絶えていくことが続いた時期がありました。
特に、セミナーなどに参加したりして、
新しい目標に向かって頑張っていきたい!
同じ目標を持っている人たちとの時間を優先していきたい!
などと思うようになっていったら、仲は良くても、ただ遊んだりするだけだった友達などとは自然と距離が開くようになっていきました。
最初は、どこか寂しい気持ちもありました。
ですが時間が経つにつれて、「仲は良かったけど、何かを熱く語り合ったり、辛いことが起きても支え合えるような関係ではなかった」ということに気づいていきました。
もし言いづらいことを言ったりしたら、仲のよい関係が崩れてぎくしゃくしてしまうからです。
だから仲良く毎日一緒にいるだけなら、比較的簡単に誰とでも繋がれると思いますが、その分繋がりも薄いなって思うんですよね。
私にとって本当に大切にすべきなのは、耳心地の良いことだけを言う人ではなくて、例え関係性が崩れたり、嫌われる可能性があっても、耳心地のよくないことでも言ってくれる人たちだったのだと気づきました。
そんな人たちには、なかなか出会えなかったり、そこまでの関係性を築く前に関係が崩れてしまったり、難しいものですが、人数が少ないからこそ、より大切さを感じれます。
人数を増やすこと、数や量を増やすことが幸せにつながると思って生きてきましたが、数は少なくても、信頼関係の濃い人をたった1人でも作れる方がとっても価値のあること、なのだと気づくきっかけになりました。
2-4 普段はしないようなミスが続く
そんなつもりじゃなかったのに・・
ということが続くと辛いですよね。
私は小心者である分、早めに行動したり、事前に調べたり、石橋を叩きまくってから行動することがよくあるのですが、
- 朝の行事に間に合う時間に早めに出社したので、他のことを先にしていたら、うっかり遅れてしまった
- 会社の歓迎会のために素敵な店だと思って予約したところが、出てくる料理が不味くて、接客も最低なお店に当たってしまった
- 忘れないように!と思って玄関に置いていたものをなぜか忘れてしまった
など、良かれと思って行った行動が次々に裏目に出てしまったことがありました。
せっかく準備をしていたのに立て続けにミスが起きてしまったとき、最初はとても落ち込みました。
けど、よく観察をしていったら、自分の中にどこか油断が多かった時期でした。
- 行事のために朝早く行ったなら余計なことはしない
- ネットの情報だけに頼らず、現地のお店まで足を運んでみる
- 玄関に置くのではなく、あらかじめカバンの中に入れておく
などしていれば、防げたミスでもありました。
実はこうしたミスが重なるときは、大きなミスを起こしてしまう警告として起きることがあります。
当時の私の同僚も、何回かミスが起きても無視をしていたら車を大破する事故を起こしたり、壊れた車を違法駐車してまた問題が起きて・・・など、大きな問題へと発展していった方がいました。
私も車の運転をしていましたから、スピードを出しすぎたり、人を轢きそうになってしまうことがあったのでゾッとしました。
何か普段はしないようなミスが続いてしまうときは自分を振り返り、襟を正そうと思うきっかけになりました。
3.好転反応がもたらすスピリチュアルな変化とは
私は好転反応を経験した後、仕事においても、人間関係においても、様々な良い変化がありました。
例えば私は、県外のセミナーへ参加するための移動中、財布を落としてしまったことがありました。
初めてのことだったのでとてもパニックになりましたが、諦めずに試行錯誤した結果、無事に目的地まで辿り着くことができたんですね。
落とした財布がどうなったかは、よろしければ以下のプロフィールをご覧ください。
3-1 仕事がうまくいく
仕事をしていると、生産性を上げていくためにノルマを課されることがあると思います。
ですが私は、要領が悪くて覚えるべきことをなかなか覚えられません。
物事を理解する力も乏しく、マルチタスクが大の苦手なので、いつも仕事をしながら頭の中がパニックになってしまうこともしばしば。
そのため、営業職のときも、コールセンターで働くときも、どこに行ってもノルマをなかなか達成できず・・・
大抵は教育担当の方に個別で指導を受けたり、研修期間が他の人より長くなってしまうことがほとんどだったので、自分は周りの人に比べて全然仕事ができない人間なんだ・・とずっと思い込んでいました。
けど、それでも諦めずに勉強を続けました。
なんとか分からないことを無くしていけるように、パニックにならずに落ち着いて対応ができるように、仕事を理解しようとする努力を続けていきました。
そうすると、ある一定の時期を超えたときに、急に視野が広がって落ち着いて対応ができるようになり、仕事のノルマも達成できるように変わっていきました。
その後、営業職ではトップセールスになれたり、コールセンターでは数百名いる社員の中のトップ20位以内の成績を残せるようにもなっていきました。
今思えば、辛くて苦しかった時期は、仕事を覚えて大きく成績を伸ばせるようになる前の、好転反応だったのかもしれません。
でも本当は、成績が良くなったことよりも、ずっと指導してくれていた方々が自分ごとのように喜んでくれたことが何よりの喜びでした。
仕事を通じて幸せを感じるというのは、誰かと一緒に分かち合うことなのだと気づけた瞬間でした。
周りの誰よりも仕事ができなかった私にだって変わることができたのですから、諦めずに頑張り続けていたら、きっと誰でも才能が花開く瞬間がやってきますよ!
そのときに誰かと一緒に幸せを分かち合えるときがあなたにも訪れることを信じています。
3-2 信頼できる仲間に出会う
ずっと一緒に仲良くしていた人たちと疎遠になっていくのは、とても寂しさを感じると思います。
でも、誰かとの別れがあるから次の出会いに繋がることってありますよね。
私は、もっと成長していきたい!と思ってセミナーに参加したり、色んな人たちとの交流を深めていく過程で、今では一生をともにしていきたい!と思える仲間たちに出会えました。
お互いに信頼し合えているからこそ、自分の悪いところ、ダサいところも見せ合える。
間違っていることは間違っていると正直に指摘し合える、本音で語り合える関係性の仲間たちです。
私は本当に運が良かったと思いますが、もし、居心地の良い人たちだけと関わると決めていたら、新しい出会いに恵まれることはなかったと思います。
だから、前向きに成長しよう!と行動を続ける中で、どんどん人間関係が変わっていったとしても、決して恐れないでください。
あなたが純粋な気持ちで生きよう!としているとき、きっといつか素敵な出会いに恵まれるときがくると、私は信じております。
4.好転反応はスピリチュアル的に覚醒するサイン
せっかく前向きに頑張っているのに、うまくいかないことが続くのは辛いと思います。
けど、トントン拍子にうまくいくことだけが幸せとは限らないかもしれません。
辛くても踏ん張って乗り越えていくからこそ忍耐力が養われ、試行錯誤や工夫をしていくからこそ、感性が養われていく。
「未来はきっと良くなるんだ!」と信じ続けることが、結果的に、あなたが想像もしていなかった未来へと導かれるきっかけになっていくのです。
好転反応は、良いことが起きようとしている“前兆サイン”です。
あなたの仕事力が、人間関係が、大きくステージが変わる瞬間の前の通過儀礼なのです。
その一時的な辛い時期を乗り越えた先には、きっと明るい未来が待っていますよ!
この記事が少しでも、辛い時期を乗り越えるヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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