ライトワーカーとは、どんな人なのでしょうか?
光の仕事人、使命に生きる人、宇宙から来たとかなんちゃらとも言われますが、身近にいるライトワーカーの例からご紹介したいと思います。
私が通っている歯科医院の先生は、新しく来た患者さんに必ず説教をします。
いい? 歯医者っていうのはね、虫歯が大きくなったほうがお金取れるんだよ。
だから、どこの歯医者も『小さな虫歯だから、様子みましょうね』なんて言うの。
それで放っておくと、どうなると思う? 何歳まで歯が持つのかな? え?
などと、虫歯治療の料金の仕組みや、小さい虫歯のうちに直した方がいいという方針、うちは小さいうちに直しちゃうから儲からないんだというボヤキなどを、たっぷり時間をかけて話します。
大人だろうと容赦はありません。私は18本の虫歯治療に通う間に、隣のブースから何回も聞こえてくるので、一連の内容を覚えてしまいました(笑)。
また、「自分で直す気が無い人はうちでは診ません」と言って歯磨き指導にも力を注いでいます。
歯医者さんは、説明に時間をかけても1円にもなりません。本当は、たくさん虫歯を作ってもらって、差し歯とかインプラントとかになってもらったほうが儲かります。
なのにそこの歯医者さんは、患者にこれ以上の虫歯を作らせないためにと、信念を持って仕事をしてるのです。
こういう人がライトワーカーだなあと思います。
つまり、自分の中の光(≒正義/信念/美学/善)に従って働く人々のことです。
暗黒面がはびこる世の中で、ライトワーカーの素質を持つ人は往々にして職業や業界に違和感を感じています。
しかし、食べていくためには社会に適応しなければならず、自分を誤魔化している人も多いことでしょう。
この記事では、ライトワーカーの特徴や人生、ライトワーカーかもしれない人のための「覚醒」して楽に生きる方法などをまとめました。
まずは、そもそもライトワーカーとは何なのか、その役割や特徴から見ていきましょう。
目次
ライトワーカーの特徴とは?
ライトワーカーの役割
ライトワーカーの役割を説明するためには、先に人類が向かっている最終目標地点について語らなければいけません。
もろもろの宗教や思想哲学において、物質世界にいる人間は有限で不完全な堕落した存在だけれども、理想的な存在に向かっているというアイディアが見られます。
たとえば、旧約聖書の『ノアの箱船』という物語が有名です。洪水で船に乘っていた人や動物だけ助かった話をご存知ですか?
あれは何を表しているかというと、かつて人類がパーフェクトな存在だった時代から堕落してしまったので、洪水が人類の大部分を流し去ってしまったというお話です。
わずかに残された人類は、ふたたび清らかな初期の状態にもどろうと上昇を始め、未だに私たちはその上昇の途中段階にいることになります。
現代の私たちは、争いや憎しみ、拝金主義、勝ち負け、など「自我」にとらわれ、他者と自分とが分離している状態です。
神様なのか、宇宙なのか、はたまた人類の集合意識がそうさせるのかは分かりませんが、人類はかつての清らかで、善悪も幸不幸も、生も死もない完全に他者と自分が統合された「無限の存在」に向かって成長させようとしているらしいのです。
そういう人類全体の目標地点があるとして、ライトワーカーは人類の中でも比較的進んでいる人々ということになります。
自我にとらわれず、人のため、世のために貢献し、人に光を与え、人を救う役割を担っているのがライトワーカーなのです。
もちろん、これは誰かが見てきたものではありませんし、本当にそうなるのかどうかは確認のしようがありません。
ただ個人として生きていく上で、そのような人生の「設定」や「世界観」を設けることはプラスになることがあります。
このような世界観を採用するかどうかのご判断はお任せしますが、ここでは「ライトワーカーには他者に貢献して人類を統合に向けて引っ張っていく役割がある」という定義で話を進めていきますね。
ライトワーカーの特徴
ライトワーカーかどうかは、お金や社会的な成功だけでは見分けられません。
お金やプライドには執着せず世の中に貢献しようとするのですが、結果的に多くの人に応援されるのでお金が入ってきたり、ビジネスが上手く行ってしまうことは多いようです。
見た目でいうと、瞳に特徴があります。ギラギラしていない澄んだ目をしているので、瞳を見ると直感的にわかるはずです。
もっと分かりやすいのは、使う言葉です。ライトワーカーは、自分のことではほとんど悩みません。
「どうしたら、もっと自分が稼げるだろうか」とはならず、「どうしたら、誰々さんが良くなるだろうか」「皆の役に立つにはどうしたらいいか」などと、悩みの主語が他人であることが多くなります。
愚痴や不平不満などは言わず、前向きでクリエイティブ、そして謙虚な言葉を使います。
そして、話は概して抽象的になります。考えていることが全体的で壮大になり、またインスピレーションや第六感的なことが含まれるので具体的な言葉にはならないのです。
ライトワーカーどうしで話をしていると、「それなんですよ」「あれがですね」などと指示語ばかりで謎に意思の疎通が行われます。
このように使命に生きるライトワーカーですが、その人生は必ずしも順風満帆ではなく、むしろ過酷になります。その理由も含めて次で見てみましょう。
ライトワーカーの過酷な人生|いじめ・職業・結婚と孤独
なぜライトワーカーは子供時代にいじめに遭いやすいのか?
ライトワーカーは魂の成長段階が高い人であり、言い換えると精神的に大人びている人になります。
大人になってから何かのきっかけで覚醒する人もいますが、まれに子供の頃から精神性が高い人もいます。
子供ながらに人の気持ちを中心に考え、人の痛みが分かる才能を持っていると、子供の世界では残念ながら「浮いてしまう」原因になります。
小さい頃なら仕方のないちょっとした悪口や、暴力、言葉にならない微妙な想念などのネガティブエネルギーに敏感に反応するため、同年代の友達と馴染めなかったり、いじめに遭ってしまうこともしばしばです。
こういう人に話を聞くと、能力を意識的にオフにする技を覚えてなんとか適応してきたと言います。
ライトワーカの職業
ライトワーカーの職業は、決まってこれといったものはありません。
ライトワーカーかどうかは「何をするか」ではなく、「どのような意識でするか」によります。
少し前に、500円で食べ放題、しかも子供は無料という、おばあちゃんの食堂が話題になりました。
「安くて美味しいものでお客さんに喜んでもらいたい」という信念で提供しているのだそうです。
お店は赤字だそうですが、お店には毎日多くの人が訪れ、子供や孫に囲まれて、おばあちゃんは不安のない日々を過ごしています。
どのような職業であれ、丁寧に周りの人の役に立つことをしていれば、必ず天に味方され上手く行くのです。
ライトワーカーになることは、自己犠牲ではありません。
自分の信念や、善、真実のセンサーにのみ従って生きる「自己信頼」の上に成り立つ、他者貢献です。
他者に依存したり、支配されたりしている状態では、ほんとうの意味で貢献することはできません。つよい信念があってこそ、人の役に立ち続けられるのです。
ライトワーカーの結婚
ライトワーカーは結婚観も普通の人とは少し違っているようです。
一般的な恋愛や結婚ではなく、高次元の愛に基づいたパートナーシップを築こうとします。
パートナーや家族は大切にするのですが、そこに依存や執着は一切ありません。
「使命に生きるため」というのが土台にあり、そのためなら家庭も顧みない覚悟を持っています。
ライトワーカーは孤独である
ライトワーカーは、権力になびかず、組織に入れられることを嫌います。
世の中のために業界の悪い面を変えようとして、偉い人にも臆せず物申してしまうので、時には異端扱いされたり、理解されなかったりします。
また、思考の次元そのものが高く、物事をパッ直感的に理解する様子は、普通の人からは超能力とか霊感のように見えて気味悪がられがちです。
これらの理由から、ライトワーカーはあまり人と群れずに孤独なように見えます。
しかし、意識の深い部分で人類全員との繋がりを感じているので当人にとって「孤独感」はさほどありません。
ライトワーカーは覚醒した方が生きやすい
以上の特徴を持つライトワーカーは、既存の組織や枠組みに入れられてしまうと苦しむことになります。
世の中の多くの会社やビジネスは、理念では良いことを言っていても実際のところ「いかにして他者から奪うか」「どうやって自分が勝つか」にとらわれています。
これは、ライトワーカーの魂が行きたい「統合」の方向とは真逆の自己と他者が分離していくパラダイムです。
自分を騙し、言い聞かせて、負のエネルギーに同調しようとしても、精神的に葛藤しまうことになるでしょう。
では、ライトワーカーが生きやすくなるにはどうしたら良いのでしょうか?
一つの手段としては、本当の意味で「覚醒」することです。
負の循環に流されて苦しむのではなく、真実の力を持ち、逆に正の影響を与える側になるのが理想です。
もちろん、これは「理想」であり決して簡単ではありません。
それでもなお、覚醒して自分の中の「光」従って役割を果たすために生きることが、ライトワーカーにとっては最も自然で楽な生き方なのです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
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といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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