夏といえば、夏祭り!
なぜお祭りが開催されるのか、そもそもお祭りとはどういう意味を表しているのかご存知でしょうか?
私も詳しくは知らなかったので調べてみたところ、祭りには開運に繋がるスピリチュアルな秘密が隠されていることが分かりました。
そこで今回の記事では、祭りを通じて開運する方法についてお伝えしていきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
祭りのスピリチュアル的な意味
祭りというと、豊作や豊漁などを祈願したり、感謝の気持ちをあらわす形としてみんなで盛り上がるイベント、みたいなイメージがありますよね。
でも実は語源からみると、“まつり”という言葉そのものにスピリチュアルな意味が隠されていました。
祭りの語源
”まつり”には実はいろいろな意味があります。
祭り
祭りは、魂や御霊(みたま)を鎮める慰霊(いれい)のこと。
つまり本来は、葬儀を表していました。
神仏習合の歴史を経て、今ではお盆がそれにあたります。
祭りはみんなで盛り上がるイメージを強く持っていたので、驚きでした。
祀り
次に、祀りは、神や尊(みこと)に祈ること、もしくはその儀式そのものを指します。
儀式とは、神主さんが行うご祈祷(きとう)など、神社で行われる神事などが当てはまります。
本来は、この祀りという漢字が、お祭りを表す意味の言葉だったのです。
奉り
続いて、奉りは、「たてまつる」とも読む漢字です。
「差し上げる」「献上する」などを意味する敬語ですので、一般的には、日本神話の人格神に献上することを表しています。
政り
最後の、政りは、政治を表しています。
昔は、祭政一致(さいせいいっち)と言って、祭祀を司る者と政治を司る者は同じ意味でした。
だから今でも政治のことを「まつりごと」と言ったりするんですね。
このように、まつりという言葉は、葬儀に神事に政治など、漢字によって様々な意味を持っております。
そして神社は、全国どこの場所でも、毎年たくさんのお祭りが開かれています。
ではなぜ神社は、神事としてお祭りを行い続けているのでしょうか。
次の章では、祭りの本当の目的についてご紹介していきますね。
祭りの目的
お祭りは、神様と人との交流の場です。
神様をお招きする場をつくり、もてなすために行うものなのです。
本来であれば常に神様とともに在りたいのですが、神様と人の間には”間”が入りやすく、すぐに距離が遠くなってしまいがちです。
例えば、神社にお参りに行ったときは、すごく厳粛な空気感を感じて心も澄みますよね。
- 結果を残せるように今取り組んでいることを頑張ろう!
- 素敵なパートナーに出会えるように自分磨きを頑張ろう!
- 世のため人のために働ける人間に成長していこう!
など、参拝した直後はモチベーションも高まりやすいと思います。
ですが、日常に戻ったら忙しい毎日に追われているうちに、いつの間にかやる気を失ってた・・・なんてことはないでしょうか。
私も、同じようなことを何度も経験したことがありました。
なぜこういうことが起きてしまうのかというと、間が空いてしまうからです。
“魔”が差してしまうんですね。
だから”間”を釣り上げていくこと=間釣り・祭りをしていくことで、神様と波長を合わせていくことが重要なのです。
お祭りや神社について、さらに理解を深めたい方はこちらの記事もぜひ読んでみてください。
祭りが受け継がれる理由
日本人は、お祭りが大好きです。
普段は真面目に仕事に打ち込んでいる方々も、祭りとなると大盛り上がり!
むしろ、祭りを行うことをモチベーションとして、日々のお仕事を頑張ってる方々も多いかもしれません。
何がそんなに人を集める原動力になっているのでしょうか?
様々な仕掛けがあるとは思いますが、最大の仕掛けは「人」です。
まさに人が人を呼んでいるのが日本の祭りなのでしょう。
https://www.choro0164-iyashibeya.site/entry/2019/08/04/074628
確かに人が生み出す熱気が祭りの魅力ですよね。
そして日本では季節ごとに、各地で様々な祭りがあります。
私の地元の宮城県では、
- 毎年1月にお焚き上げを行う“どんと祭”
- 他の県とは違って8月に行われる仙台七夕
などが有名で、子どもの頃からいつも楽しみにしていました。
ちょっと値段は高くても、屋台で売っている食べ物がお祭りの雰囲気にピッタリで、とっても美味しそうに見えるんですよね。
私は比較的安くてボリュームのある、くるくるお好み焼きや、ジャンボフランクなんかが好きでした。
仙台七夕のときは、前夜祭として開かれる花火大会もすごく有名です。
近くで見える大きな公園に人が一気に押し寄せる熱気は、その瞬間にしか味わえない特別なものでした。
でも最近は、コロナ禍の影響や、受け継ぐ人がいないなどの理由で中止になってしまう祭りが数多くあります。
大変なときに祭りを開くなんて、不謹慎だという世間の声もあるかもしれません。
でも本来は、社会が不安定な時こそ、”間(魔)”をつくらずに祭りを続けることが大切なんですね。
なぜなら日本のお祭りは、ただのイベントやフェスティバルではなく、神様をお招きする場をつくり、もてなすために行う神事だからです。
大変な時こそ、”間”を釣り上げる=祭りをしていくことで、神様と波長を合わせていくこと、神様と一体になっていくことが重要なのです。
昔の人は、機械やビニールハウスもなく、農業を行うにも一苦労でした。
今よりも、自然被害を被ったときの影響が大きかったのです。
それでも、祭りを通して自然や神様に感謝をし、祭りと一緒に繁栄してきました。
コロナ禍の影響だけではなく、戦争が起きたり、悲惨な事件が起きたり、先行きの見えない不安が続いている今だからこそ、神様を迎える場である祭りが必要なのではないでしょうか。
もっと祭りを盛り上げることで、お祭りを通して、世の中がもっと明るくなっていけると思うのです。
実は、祭りには、特別な日だけに行うだけではない、日常での活かし方がありますので、次の章で解説していきますね。
日常を”祭り”にして開運する秘訣
日本には、「ハレ」と「ケ」という考え方があります。
- ハレは非日常:祭りや年中行事など、一般的にイメージするお祭りそのもの
- ケは日常:普段の生活そのもの
をそれぞれ表しています。
よく、人生の晴れ舞台なんて言ったりすることがありますが、まさに晴れがハレの語源なんですね。
昔の日本人は、「ハレ」の機会を楽しみにしながら、「ケ」の日常を生きる活力の源としてきました。
また、病気などで通常の日常が送れなくなることを「ケガレ(枯れ)」ともいいます。
言葉通り、ケガレは、ケが枯れた状態のこと。
祭などのハレの儀式によって、ケを回復する、ケガレを清めるという考え方もあります。
だから、祭りなどの年中行事を大切にして、その時期の流れを感じることはとても大事。
私も仕事がうまくいかず、一人で寂しく暗く落ち込んでいた時期がありました。
そんな時、友達に誘われて花火大会に行ったら、悩みなんて一気に吹き飛んで気持ちが吹っ切れた!ということがあります。
まさにハレによってケが晴れました。
お祭りは、やるなら楽しまなきゃ損です!
みなさんも、祭りや年中行事に参加するときは、思いっきり楽しみましょう!
神様も、暗くて重い場所よりも、明るく元気で賑やかな場所が好きなのです。
さらに、日常生活においても以下の2つのポイントを心がけるといいですよ。
目の前のことを”祭り”として取り組む
ハレ(非日常)を楽しみにケ(日常)を頑張るように、もっと日常においても、目の前のことをまるでお祭りのように楽しむこともできます!
学生時代なら、
- 部活で全国大会出場を目指す!
- 体育祭にクラス全員で本気で挑む!
- 文化祭を盛り上げてみんなで良い思い出を作る!
など、大きな目標を持ってみんなで取り組むことで、一体感を持ちながら日々の練習や準備を頑張れた経験がある方も多いのではないでしょうか。
そのときの感覚がきっと祭りに近いのだと思います。
私も若い頃、俳優養成所に通っていたときに、みんなで舞台公演をしたことがありました。
そのときは、お隣の山形県と宮城県で合同で行ったんですね。
だから演劇の稽古の度に移動に時間やお金が掛かったり、仕事や学校の時間以外は全部お稽古に打ち込んで、全く休みがない日々が続いていました。
けど、どんなに忙しくても、うまくいかないことが起きたとしても、色んな困難を乗り越えながらみんなの絆がどんどん深まっていったんですね。
当時はそんな毎日が楽しくて楽しくてしょうがなかったです!
他にも例えば、
- 同じコミュニティ内の人間同士で行うミーティング
- 誰かの誕生日祝い
- 家族や仲間たちと一緒に食卓を囲んでごはんを食べる
など、盛り上がることならなんでも構いません。(悪ノリが過ぎて周りに迷惑を掛けたり、誰かを不幸にすることを喜ぶような集まり方は論外ですのでやめましょう)
目の前のことを祭りとして楽しむときは、
- その場に神様が降りてくださるように、掃除や整理整頓をして場を清めること
- 失敗を恐れず、誰かに遠慮せず、祭りのつもりで自分から盛り上げていくこと
- みんなで良い場所、良い時間にしていこうと一体感を持って取り組むこと
などを心がけてみてください。
神様も、重くて暗くて冷たい場所よりも、軽くて明るくてあったかい雰囲気のある場所、楽しそうな場所の方を好むんですよ。
そして、神様がいて下さるような場所ではミラクルが起こりやすいんですね。
普段は思いつかないアイディアが出てきたり、なかなか解決できなかった悩みのヒントが見つかったり、思いがけないような偶然に恵まれる出来事が起きるかもしれません。
決めたことを習慣化する
小さなことでもいいので、習慣を作ることも大切です。
なぜならお祭りと一緒で、続けることが結界になるからです。
結界とは、見えないバリアのようなもの。
世の中には、テレビのニュースや、ネットの情報、街中に溢れかえる広告など、様々な情報で溢れかえっています。
実は色んな影響を受けているうちに、調子を崩したり、本来の自分からかけ離れてしまう場合があるんですね。
でも、同じことを続けていると、「今日はいつもと違う」と早めに気づけるので、ズレも早めに正しやすくなります。
つまり“間”が入りにくくなることで、そもそも調子を崩しにくくなるのですね。
おすすめは、毎日5分でもいいので毎日続けられる習慣を作ること。
例えば、
- 本を読む
- 夜寝る前に日記を書く
- ストレッチなど体を動かす
- 自分の部屋や玄関など、決めた場所を一定時間掃除する
など、毎日簡単に継続できる内容がおすすめです。
特に掃除をするときは、自宅を神社だと思って掃除するといいですよ。
家だからいつでも散らかっていていいや、ではなく、いつでも神様をお迎えできるような空間にしておく。
そんな場にいれたら、いつの間にか気持ちも上がり、調子もよくなり、気づいたら毎日を楽しみやすくなっていると思います。
毎日がお祭りのように人生を楽しんで生きてる人たちには、まるで神がかったかのような幸運な出来事が、気づいたらたくさん起きているのかもしれません。
祭りで開運できるスピリチュアルな理由 まとめ
今回の記事では、
- 祭りは神様と人が交流する場所であること
- 祭りを通して間を釣り上げ、神様に波長に合わせていくこと
- 普段から目の前のことを祭りに見立てることで、日常をもっとよくしていけること
などについてお伝えさせていただきました。
ぜひ日本人が大切にしてきた祭りの精神を日常生活にも取り入れていってみてくださいね。
日常で活かせる具体的な方法や、実践におけるマインドについては、佐藤想一郎さんの無料のメールマガジンでもお伝えしています。
もしよかったらそちらも参考にしてみてくださいね。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
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よろしければ読んでみてくださいね。
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