思考を鍛える

お金は出したら入る? 使うと増える? 知らないと人生が詰むお金の真相

「お金は出したら入る」とか「使うと増える」と言われますが、これは本当でしょうか?

読者の方からもこんなご質問をいただきました。

よく、お金は出したら増えて帰って来ます。と言われます。

その次に、貯金の出来る人。
自転車操業で毎月支払いの日にぎりぎりなんとかなる事がある場合、その違いを知りたいのですが、お願い致します。陰徳の違いでしょうか?

ちょうど最近、セミナーでお金の話を勉強してきたのでタイムリーでびっくりしたんですけど(笑)、さっそくお答えしていきたいと思います。

お金については、普通の経済の話と、スピリチュアル・マインドの話を正しく理解している必要があります。

お金は出したら入る・使うと増える普通の理由

お金は出すと入る?

いつものスピリチュアルなGLOBOを期待して読みに来てくださった方には申し訳ありませんが、ちょっと普通のお金の話から始めますね。

といっても、難しくはありません。

まずは、次のストーリーをご覧ください。

魚をとる三兄弟

あるところに、お父さんと3人の息子がいました。

お父さん「おまえたち、そろそろ大きくなったんだから家から出ていって独立しなさい」

息子たち「「「ええー、そんなあ」」」

お父さん「1人100万円ずつあげるから、これで準備をして魚でも取って暮らすといいよ」

息子たち「「「はーい」」」

長男は泳ぐのが得意なので、海に潜って魚を捕まえて売ることにしました。

毎日一生懸命に働いて、魚を売ったら1ヶ月に20万円もうかりました。

長男「とりあえずは生活していけそうだぞ。最初にもらった100万円は貯金しておこう」

次男は100万円のうち50万円で良い釣り竿を買いました。

次男「おお、これは泳いで捕まえるより楽で早いぞ」

どんどん魚を売って、1ヶ月に50万円儲かりました。

三男は、100万円ぜんぶを使って釣り竿の作り方を勉強することにしました。

三男「釣り竿を売れば、100万円なんてあっという間に回収できる!」

三男が作った良い釣り竿は飛ぶように売れ、大儲けしましたとさ。おしまい。

お金持ちが貯金をしたがらない理由

お金は使うと増える、ただし…
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お金は持っていても増えない

魚をとる兄弟の話、いかがしたでしょうか?

長男が貯金した100万円は、そのまま「お金」という形で残っていて、増えても減ってもいません。

次男が50万円で買った釣り竿や、三男が100万円を費やした知識・ノウハウは50万円・100万円以上のお金を生み出す結果となりました。

これが、「お金は使ったほうが増える」と言われる理由です。

もちろん、単に遊んで使ってしまったら単にお金が減るだけでなんにもなりませんよね。

「お金を生み出してくれるもの」にお金を使うから、お金が増えるのです。

「お金を生み出してくれるもの」は「資産」と呼ばれています。

お金持ちが貯金をしたがらないのは、銀行預金よりもお金を生み出してくれる「資産」とお金を交換したいと考えているからです。

お金の価値は信用ならない

もう一つ、お金持ちが現金を持ちたがらない理由は、お金の価値が信用ならないからです。

物語の中では、100万円は100万円でそのままでしが、現実世界のお金の価値は常に変動しています。

中学校の社会で「インフレ」「デフレ」というのを習ったのを覚えているでしょうか?

インフレは、物の値段に対してお金の価値が下がる現象です。

たとえば、昔は100円で買えたチョコレートが110円に値上がりしたり、値段は同じでも大きさが小さくなったりすることがありますね。

デフレはその逆で、チョコレートが90円とか80円とか「安く」なる現象です。

10円、20円だったら「ちぇっ」と思うぐらいですが、お金を何十億円とか持っている人たちにとっては大問題です。

お金の価値が下がって何億円、何十億円というお金が価値のない紙切れに変わってしまうかもしれません。

もしも、全ての財産を現金で持っていたら、万が一国そのものが崩壊してお金の価値がゼロになったときに、何もかも失ってしまいます。

お金ではない資産を持っていればお金が無くても困ることはありません。

釣り竿という資産を持っていれば、魚を釣って食べられますし、畑という資産を持っている人の野菜と物々交換をすることもできます。

なので、お金を持っているよりも「資産」を買うのに使ったほうが安全だ、とお金持ちは考えているのです。

お金を出して、資産を増やすと、お金が増える

お金持ちは貯金したくない

では、なぜお金持ちは「貯金をしない方がいい」と言いつつ現金をいっぱい持っているのでしょうか?

それは、資産がお金を生み出す性質を持っているがために、放っておいてもどんどんお金が増えてしまうためです。

増えたお金を他の資産と交換したいのに、それが間に合わずに「嫌々」お金を持ってしまっているわけです。

私たち普通の人が「お金が欲しい、貯金があったら安心」と思う感覚とは全く違うことがお分かりいただけたでしょうか?

お金持ちは「お金で持っているのは心配だから、早く別の資産を買わなければ」と思っているわけですね。

お金の「数字」を増やそうとしてお金だけを集めていると、お金は増えないばかりか、お金の価値が変動するリスクにも晒されます。

お金を使って「資産」を増やすと、資産がお金を生み出してくれるので、結果的にお金がまた増えることになります。

魚兄弟の次男、三男は、それぞれお金を使って釣り竿や知識・スキルという資産をゲットしたため、一時的にはお金が減りましたが長期的にはお金が増えていきます。

しかも、釣り竿のような「物体」の資産は壊れたり、盗まれたりする恐れがありますが、身につけた知恵はずっと使うことができます。

次男はそのうち釣り竿が海に流されて、三男の釣り竿屋さんに買いに行くことになるかもしれませんね。

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お金を増やすには、使い方が最も大切

私が尊敬する起業家の人は、「お金は稼ぎ方よりも使い方が大事ですよ」と言います。

お金の使い方とは、「消費」するのではなく資産にお金を使う「投資」をするということです。

一時的に楽しむためとか、将来のためにならないものにお金を使うとか、資産以外のものに使うお金は全て「消費」です。

消費マインドのままで大金を手に入れてしまうと、お金は一瞬で無くなってしまいます。

宝くじに高額当せんした人の多くが破産するのは、お金の正しい使い方を知らずに大金を消費してしまっているんですね。

「1円たりとも消費せずに、全て資産のための投資に使う」

このような投資マインドが出来てこそ、お金をどんどん回して資産を増やしていけるのです。

ちょっとだけスピリチュアルな話をすると、自分では気づいていなくても潜在意識では「今お金を持ったらしょうもないことに消費してしまうな」と気づいています。

そのせいで、微妙にお金を持たない方向に現実を引き寄せてしまう意味があります。

お金を持つマインドができていると、潜在意識でも「お金を持って大丈夫」と思えるようになるはずです。

優先して投資するべき資産

資産というと、不動産とか株とかのイメージがあるかと思いますが、こういう普通の投資は年収数千万円以上の人向けです。

そこまで行っていない場合は、自分の成長に投資した方がよほど回収は早くなります。

健康や人間関係、自分のビジネス、時間、色々な体験への投資もおすすめです。

何かにお金を使う時は、長期的に考えてそれが「資産」になるのかどうかを吟味しましょう。

なお、借金がある人は返済が最優先です。借金は資産の逆で、お金を減らし続けるガンになります。

奨学金を借り、大学で遊びまくって勉強せず、会社に就職する…などという私のようなのは最悪なパターンですね。

負債を作って、消費して、会社は他人のビジネスだから投資になっていないわけです。とほほ…。

お金は使うと増える真相まとめ

というわけで「お金は使うと増える」「出したら入る」…は本当です。

ただし、「資産に使った場合に限る」という条件を忘れてはいけません。。

パーッとショッピングに使ってしまっても、それは消費なので一切戻ってきません。

最初の質問にあった「貯金のできる人」や「陰徳」の話まで進みませんでしたので、お金シリーズということでまたこんど、質問の続きにお答えしていきます。お楽しみに!

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。

私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。

・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣

といったことにも触れています。

よろしければ読んでみてくださいね。

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