「セルフトーク」次第で、気分やモチベーションが上下していることに気づいていますか?
今回は、私がセルフトークを変えることによってどんな効果があったのか、またおすすめのセルフトークのやり方についてご紹介したいと思います。
目次
セルフトークがネガティブだった私
セルフトークは、スポーツでも勉強でも、それ以外のどんな目標達成にでも使える方法です。
たとえ意識していなくても常にセルフトークは脳内で発生しており、パフォーマンスやモチベーションに影響を与えています。
私は以前、セルフトークがめちゃくちゃネガティブでした。
文章を書くライターをしていますが、その時はまだ半分フリーターみたいな状況で、アルバイトをしながら書く仕事ももらっていました。
きちんと仕事をこなしていけば上達するし結果にも繋がる…そんなことは分かってはいるのですが、どうにもズーンと体が重くて行動に至りません。
頭の中には、次のようなセルフトークでいっぱいになっていました。
セルフトークの悪い例
- もしもお金がなくなって、電気もネットも止まって、ライターの仕事もできなくなったらどうしよう
- このまま文章の仕事を続けても、才能がなくて何にもならないんじゃないか
- 今関わって仕事をくれる人たちからも、原稿料が安くて便利に使えるぐらいに思われていて、役に立たないと思われていたら…
- 皆に見放されて誰も頼る人がいなくなったらどうしよう
- 親が病気になって介護が必要になったら嫌だなあ
- 借金が払えなくなって破産して、親や親戚からバカにされるなんて耐えられない
とにかく、何かに付けて「最悪の事態」を想定して、不安になってしまうのです。
ネガティブな妄想も出てきて、いつも胃がひっくり返りそうなモヤモヤした気分で過ごしていました。
そんな調子でちっとも集中できないので、仕事のパフォーマンスは上がらないし、アイディアも出ません。
まるで自分のセルフトークを実現する方向に向かうかのように落ちていきました。
セルフトークがアファメーションになる
それもそのはず、私たちの潜在意識は「言葉」のイメージから大きく影響を受けています。
たとえば、「赤い鳥を思い浮かべないでください」と言われたら、どうでしょう?
「思い浮かべないぞ」と思ったときには、既に赤い鳥のイメージが見えてしまっているはずです。
同様に、「転ばないように気をつけてね」と言われると逆に転びやすくなったり、「風邪を引かないように体調管理しましょう」と言われると風邪を引く人が続出したりといったことが起こります。
このことは人から言われた言葉だけでなく、セルフトークで使う言葉にも当てはまります。
- 「失敗したくない」と思っているとなぜか失敗するような行動を取ってしまう
- 「病気になったらどうしよう」と思っているとなぜか体調を崩す
私たちは何か行動をするとき、ほとんどの場合は先にイメージをしてから体を動かします。
たとえばボールを投げるとき、なんとなくこういう軌道で飛んでいくだろうなというイメージをしてから、エイッと腕を動かしますよね。
イメージが出来ていると、あまりゴチャゴチャ考えなくても体が勝手に動いてくれます。
良いイメージならもちろん嬉しい効果なのですが、悪いイメージをすると、意図せずそっちに向かって動いていってしまう意味もあります。
かといって、ネガティブな言葉を1回ぐらいパッと浮かぶだけならすぐ悪いようにはなりませんのでご安心ください。
まずいのは何回も繰り返しセルフトークとしてネガティブな言葉を聞いている状態です。
繰り返されるセルフトークは「アファメーション(宣言)」となり、そのイメージを現実に引き寄せてしまいます。
なので、さきほどの私の例なんかは最悪ですね。
ネガティブセルフトークに出てきた失敗・破産・病気・介護・役立たず・etc…に自ら向かっていく行為に他なりません。
セルフトークを変えるためにやったこと
ポジティブなアファメーションを言いまくる
ちょっとそのセルフトークのままではまずいということで変えてみることにしました。
まず取り組んだのは、ネガティブセルフトークが出てこないように、ポジティブなアファメーションを常時繰り返すことでした。
ポジティブ言葉をつぶやきながら、ネガティブな別の言葉のイメージを思い浮かべることは物理的に不可能です。
私がセルフトークに取り入れたのは、以下のような文言でした。
- 私は全てを楽しんでいます
- 私は守られている、大丈夫
- 私は完璧です
- 私は自分と天を無条件で信じてます
- ありがとうございます
こういったポジティブな言葉を、実際に口でブツブツ言い、言えないときは頭の中で繰り返し続けました。
最初はボーっとしている間にアファメーションするのも忘れてしまうので、家中に「大丈夫」というふせんを貼って「大丈夫、大丈夫…」とずっと言っていました。
ハタから見たら、だいぶ怖い人だったと思います(笑)。しかしアファメーションのおかげでかなり気分は落ちにくくなりました。
繰り返す言葉は、ポジティブで現在形で自分にとってしっくりくるものなら何でも構いません。
特に思い浮かばない場合は「ありがとうございます」とか「大丈夫」とかがおすすめです。
セルフトークを観察する
もう一つ取り組んだのは、セルフトークを自分で観察するというものでした。
それ以前の私は、何がきっかけで自分の機嫌が良くなったり悪くなったりするのかを自分でも把握していませんでした。
周りの人からも「ワガママ」だとか「子供だ」とか、感情の浮き沈みが非常に激しいという評価をほしいままにしておりました。
まずは、どんなときに、どんなふうに感情が動くのか、自分の心のつぶやきを観察することからスタートです。
あんまりコントロールしようとはせずに、ただ観察するだけで良いということで、注意を向けてみました。
ちょっといい方法だなと思ったのは、自分の感情を別の生き物に見立てることです。
私は自分の感情は「アンディ」という犬に見立てて、ギャンギャン騒ぎ始まったら「よしよし、どうした?」と面倒を見るようなイメージをしています。
犬だったら、放って置いたり閉じ込めたりしたら、かわいそうじゃないですか。
しばらくそうして観察していたら、今までスルーしていた感情や、セルフトークをちょっと引きで見られるようになりました。
「どうしたらできるか」に言い換える
あと、これは現在も必死にやっているのですが、ネガティブなセルフトークが出現したときには速攻で「どうしたらできるか?」に言い換えるようにしています。
- 信用されていなくて悲しい→どうしたらもっと信頼関係を深くできるか?
- ガンで早く死にそう→どうしたら健康で長生きできるか?
- 失敗したくない→どうしたら成功できるか?
ネガティブ単語と回避思考の組み合わせを、好ましいポジティブ単語と「どうしたらできるか」の組み合わせに変換します。
すると、ポジティブな言葉のイメージの方に向かって自然に動いていけるようになります。
この「どうしたら」マインドは本当に強力で、使っているとじわじわモチベーションが上がり、上手くいくアイディアも出てくるようになり、気持ちは軽くなれるので、超おすすめです。
ネガティブセルフトークをやめる効果がばつぐんだった
セルフトークを変えた結果、怠けてぐでーんとしていたのがウソのように、ビシバシ行動できるようになりました。
やっている内容は変わらないのですが、悩んでいる無駄な時間がなくなって倍以上のスピード感で大量に仕事をこなせます。
また、アイディアが沸いて自分から提案もできました。こんなイベントをやったら皆に喜ばれるかなとか、今までのやり方をちょっと変えてみようとか。
私はコーチングされる側の立場でしたが、コーチの立場からしたらお客さんのセルフトークを変えるのは大きなセルフモチベートの効果が見込めると思います。
ぜひ、セルフトークを観察してポジティブに変換するセルフトークマネジメントのやり方を教えてあげてください。
スポーツでもビジネスでも、驚くほどの結果に結びつくでしょう。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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