生活していくために一応働いてはいるけれど、特にこれといった目標はない。向上心もやる気もなくて、働くのが辛い。
そんなお悩みはありませんか?
会社員で働いていると、やれキャリアアップだ自己啓発だ、査定だ〜と次々に目標を立てさせられてやる気を出すように追い立てられます。
あれで素直に向上心が持てるなら苦労はありませんね。
フリーターなので別にその仕事を一生やっていくわけじゃないという場合にはなおさらです。
とりあえずシフトの時間をなるべく楽にやり過ごせればいいや、と割り切ったつもりでも「こんなことしてていいのかなあ…」と心のどこかでボンヤリと思ってしまいます。
夢も目標もなく、ただ働いて過ごすのはしんどいものです。
1日の3分の1以上の長い時間を費やす仕事だからこそ、本当は自分なりの目標を持ってやりがいを感じながら働けたら人生もっと楽しくなるのではないでしょうか。
お悩み・仕事に目標がないんです
団塊ジュニア世代の方が新卒の頃は、会社組織のピラミッドの中でどこまで上に行けるかの競争がありました。ハッキリ目に見える目標が用意されていたんですね。
現在は、この会社で出世するぞ!と意気込んで入社しても大企業すら急につぶれてしまうご時世です。
目標の山に旗を立てて登っていこうとしても、気づいたらその山が無くなっているということがいつでも起こり得るのです。
また、働き方の多様化も「仕事」そのものに目標を持ちづらくしている側面があります。
昔はアルバイトと言えば学生や主婦の小遣い稼ぎでしたが、今はアルバイトを掛け持ちして本業にするフリーターや、期間限定の派遣社員などの非正規雇用が働く人の半数を占めるようになりました。
バイトリーダーから正規採用という蜘蛛の糸のような出世ルートを目指して努力した結果、雇用打ち切りの憂き目に合ったという話は数知れず、やっと手に入れた正社員のイスも名ばかりでサービス残業を計算に入れたらバイトの方が時給が良かったなんて笑えませんよね。
明るい将来が見えないので、夢や目標を持とうという方が無理な話です。
お金をたくさん稼ぎたいとか、お笑い芸人になりたいとか、何かしら自分の人生の目標がない限りはどうしても漫然と働きがちになります。
毎日ずっと同じ作業の繰り返し、その仕事もいつ無くなるか分からない、そんな状況で目標なんて決められません。
といっても始まりませんから、先が見えない中でも仕事に向上心を持って充実した時間にできる目標の立て方を考えてみましょう。
会社員、フリーター、主婦/主夫…働く目標がないときはコレを決めよう
ごく一部のラッキーな人以外は、好きなことや趣味と仕事は別々になっていると思います。ビジネスにすると純粋に楽しめなくなるから趣味のままにする、という考えもあるかもしれませんが。
好きなこと・楽しいことを週末に楽しむために、週5回は嫌で面倒な仕事を我慢してやる。まあ、これが普通ですよね。
または、仕事が忙しすぎて趣味すらもない、とにかく無気力でうつうつと過ごしています!という方もいらっしゃるかもしれません。
もしも、今の仕事を通して本当に好きなことができて楽しめるとしたら、よくありませんか? 今、楽しいことが何もないという方でも大丈夫です。
働く目標がない人は、具体的な目標ではなく人生の「テーマ」を決めれば良いんです。
私の知り合いに学校の先生をしている人がいるのですが、その人は高校時代に吹奏楽部をやっていて受験勉強がおろそかになったけれど、勉強なんかしないでもっと吹奏楽にのめり込んだ方が良かった、と言っています。
吹奏楽部は運動部と違い、3年生は秋口のコンクールまで引退しません。みんな一生懸命でしたが、超強豪校ではなかったそうで「県大会ぐらいでいいよね〜」という雰囲気があったそうです。
それでも、コンクール当日の会場でスポットライトが自分たちにだけ当たる中で演奏した時の何とも言えない痺れるような一体感は忘れられない思い出だと言います。
その人は、吹奏楽の顧問をやっているわけではありませんが、「吹奏楽の一体感」をテーマとして、普通の授業の中でいかにその感覚を実現し、子どもたちにも感じてもらえるかを目指して日々励んでいます。
そうすると、ただ漫然と教科書の中身を教えるということにはなりません。
どうしたら子どもたちを巻き込んで、皆に参加してもらえるか、一人ひとりを活躍させられるか、毎回の授業に工夫をして本気で仕事に向き合うことになります。
何歳で教務主任になって、教頭先生、校長先生になるぞ〜、という具体的な目標よりも、ずっとやる気が出そうじゃありませんか?
本当に嬉しい瞬間、涙が出るぐらい良かったと思えるような感覚を思い出して、それを今の仕事の「テーマ」にすると、具体的な目標が無くても向上心やモチベーションは出てきます。
たとえば「絵を描く」のが好きな方なら、絵というテーマをどんな仕事にも活かせます。
絵を描くのには、部分と全体を同時に見る視点が求められます。細かく描き込むときにも、全体のバランスを意識していないと変になってしまうんですね。
その感覚で、普通の飲食店のホールスタッフの仕事なら、ホール全体を意識しつつ目の前のお客さんに細やかなサービスをするという技術につながります。
そんな風に、好きなことからテーマをみつけて仕事に取り入れてみましょう。
仕事の目標がない場合のテーマの見つけ方
もしもテーマが見つからないときは、今までの人生を全部振り返って棚卸しをしてみると良いです。
小学校、中学校、高校、大学生〜その後それぞれの時代に
- 時間を忘れて熱中したことは何ですか?
- 得意だったこと・人から褒められたことは何ですか?
- よく頼まれたことや任されたことは?
自分では別にすごくないと思うことでも、とにかく思い出せるだけ全部書きだしてみて下さい。
それらに共通点するのはどんな感覚ですか? 「それ」に名前を付けるとしたら、どんなテーマですか?
全然何もない、という方はいないはずですが、あんまり心当たりがない方はこれから何か好きなことや趣味を見つけていっても良いでしょう。
本当にいいな〜、素敵だな〜と思う人生のテーマを、ぜひ仕事に繋げてやる気アップしてくださいね。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
(下のボタンを押すとフォームが開きますので、情報を入力して〝送信する〟ボタンを押してください。メールにてレポートをお届けします。)