魂を磨く

モチベーションの源泉の見つけ方|ピアノで経験した魂が震える瞬間

モチベーションの源泉

やるぞ!と思って始めたはいいけれど、モチベーションが続かなくて挫折してしまう、地味な努力を継続できない。そんなお悩みはありませんか?

自分へのご褒美で釣ってみても、自分をその気にさせるのはなかなか大変ですよね。

もしも、無限にモチベーションが湧いてくるような源泉、自分のやる気スイッチを見つけられたら、良いと思いませんか?

実は、ストイックに努力ができる人たちも、自分の中の源泉に接続するのが上手なだけで、そのスイッチは誰でも持っているものなのです。

この記事では、あなたのモチベーションの源泉を見つけるヒントを、体験談を交えてご紹介します。

読むだけでも、モチベーションが高い時の感覚が戻ってくると思いますので、ぜひちょっと集中して読んでみてくださいね。

では、どうぞ!

モチベーションの源泉につながった体験

ヤル気のない生徒

私は幼稚園の年長から中学2年生ぐらいまで、ピアノを習っていました。

幼稚園で何人か習っている子がいて、教室のピアノやオルガンで連弾したりしていて「いいなあ、私も仲間に混ざりたい!」と憧れたのが最初でした。

「ピアノを習いたい」と父親に言うと、音楽の教師をしていた父親は張り切ってピアノ教室に連れて行ってくれました。

ところが、そのピアノ教室は私が思い描いた友達ときゃっきゃワイワイできるところではなく、音大を受験するような本格的な人が通うような厳しいところだったのです。

レッスンは一人ずつだし、他の友達とやってる曲も全然違うので連弾もできないし、間違えるとゲンコツが飛んでくるので、私はあっという間にピアノのモチベーションを失いました。

しかし自分からやりたいと言い出した手前、やめたいとは言えず、ろくに練習もしないでダラダラと何年も通い続けることになりました。

待合スペースには『こち亀』や『別冊マーガレット』などが置いてあり、毎週マンガを読むのだけが唯一のモチベーションで、マンガに夢中でレッスンの順番で呼ばれたのに気づかないことさえありました。

空前絶後の猛練習

そんなヤル気のない生徒だったのですが、中学1年のとき猛特訓をすることになります。

合唱コンクールで、なぜか伴奏をさせられることになってしまったのです。

他にもピアノを習っている子は何人かいたはずなんですが、みんなめちゃくちゃ上手と言う訳ではなく、面倒で押し付けられた感がありました。

曲はパッヘルベルのカノンをアレンジした「遠い日の歌」で、ショパンとか引いちゃう人にとっては何も難しい曲ではありません。

しかし、ほぼノー練習でダラダラ通い、ソナチネの練習曲すらまともに弾きこなせたことのないレベルの私にとっては、八分音符で両手の和音が続くなんて信じられない超絶技巧です。

しかも自分の発表会ならテンポを自由にできるのでごまかしが効きますが、伴奏だと指揮に合わせないといけないからなお難しい。

これは大変なことになった、と思いました。

でも、みんなに迷惑はかけられないと思って何かのスイッチが入ったらしく、私は未だかつてない猛練習を始めます。

それまで間違えても適当にサラサラーっと流してたのを、1小節ずつちゃんと正確に押さえられるまで繰り返し練習し、メトロノームを鳴らしてテンポを合わせたり、手元を見ないように目隠し練習もしました。

朝練して学校に行って、夕方は音楽の先生と学校で練習、帰ってきてまた練習、週に一度はピアノの先生のレッスンと、1日に3時間以上はやってたと思います。

なんとか本番前までには暗譜して、歌に合わせられるようになりました。

全部、吹っ飛ぶ

そして迎えた合唱コンクールの本番の日。

ピアノの先生に言われた「走らない、転ばない・・・」を心の中で言い聞かせながら、指揮に合わせて、落ち着いて、ゆっくり前奏を弾き始めます。

歌が始まって、びっくり。

普段は歌わないで騒いでいただけの男子たちが、練習してないから下手っぴだけど、みんなちゃんと歌ってたんです。

ピアノで、ここは少しずつ強くとか、色々と気をつけることがあったんですが、なんだか弾きながら聴き入っちゃって、全部、吹っ飛んでしまいました。

だけど、手はちゃんと動いている。それは不思議な体験でした。

自分で手を動かしてピアノを弾いているんじゃなくて、何かに勝手に動かされているような感覚なのです。

スポーツとかだと「ゾーンに入った」と言うんでしょうか。

頭でごちゃごちゃ考えなくても体が自然に動いて、感覚が研ぎ澄まされて、周りがよく見えていて、ちょー気持ちいい。

歌も、自分が弾いてるピアノの音も、体育館の空気も一つになったような、今まで頑張った全部が報われるような、そんなひとときでした。

と浸っていたのですが、連続で和音を押さえる最大の難所に突入したタイミングで「ヤバイ!」と我に返った私は、最後の最後の和音を外してしまいました(笑)。

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文章を書く喜びも同じだった!

クラスは学年の最優秀賞を取りましたが、ベストピアニスト賞は他のクラスの子へ。

翌年からは伴奏の依頼は来なくなり、あの一瞬の輝きは二度と再現されることなく、習い事のピアノも勉強を言い訳にやめてしまいました。

だから、ピアノの経験はちょっとタイピングスキルに生きてるのかどうか、ぐらいだと思ってました。

ところが最近になって、文章を書いてるときにピアノの、あの合唱コンクールの時と同じような感覚に入ることがあるなあ、といいうことに気づきました。

もちろん、書いてる時は一人なんですけど、まるで読者さんが一緒にいるような、自分で書いてるのに同時に自分が読んで感動しているような気分になるんです。

そう言う時は感極まって、胸が熱くなったり、泣きながら書いてたりします。

ありがたいことに、最近では「読みました!」「記事を読んで勇気をもらいました」などと感想を送ってくださる方が増えていて、メッセージをいただくと、本当に書いててよかったなあ、嬉しいな、と全部が報われるような気持ちになります。
(メッセージ・フォローなど、本当に感謝です!!)

なのですが、実は、その感想をいただくずっと前に、読者さんが記事を読んで感動するのと一緒に、私も魂が震えるような喜びを、先取りして時間差で味わっているんです。

だからたとえリアクションが来ない日でも、一人でも楽しく書けます。

それが、私がブログを書き続けるための、尽きることのないモチベーションの源泉になっています。

ただ、毎回その「ゾーン状態」を発動できるかというと、そうでもなく、いくつ化の条件があるようです。

モチベーションの源泉に接続する3つの条件

他の人が絡むこと

私は自分一人で出る発表会よりも、みんなと一緒にやる合唱コンクールの伴奏の方が俄然、燃えました。

他にも、お料理する人だったら、家族に食べさせるお弁当とかお夕飯は張り切って何品も作っちゃうけど、一人のときは「うどんでいいや〜」とかってなりませんか?

一人だとモチベーションが続かないことも、

  • 他の人と一緒にやる
  • 他の人に喜んでもらうためにやる

など、「他者」の要素が絡んでくると源泉に接続しやすくなるみたいです。

お金や承認欲求に関係ないこと

お金をもらうため、誰にも褒めてもらうため、社会的に認められるため、などもモチベーションにはなります。

しかし、それらだけをモチベーションに頑張っていると、お金がもらえない、褒められない、認められない、と言う状況が続いた時にモチベーションを保てません。

私はWEBライティングを3年以上やってきて、たまにブログ集客とかブログアフィリエイト(広告ビジネス)をやってる人の相談に乗ることもあるんですが、途中で息切れしたり、やめちゃったりする人に共通点を見つけました。

それは、「お金のために(認められるために)、我慢してやっている感」があることです。

生活のためにはお金も必要なので、そう言うモチベーションを否定するつもりはありません。

ただ、やっててくたびれないのは「お金や承認がなかったとしても、純粋にやりたいこと」の方です。

例えば、ブロガー界では有名な「ちきりん」さんと言う人は、個人ブログの広告収益で稼いでいるだけでなく、何冊も本を出版し、著名人と対談するなどしています。

けれど、元々は別にお金を稼ぎたかった訳でも、有名になりたかった訳でもなく、ただ日記を書くのが好きで、一人でも日記帳に毎日書いてたのをブログでやっただけ、だったそうです。

だから、最初の3年間ほとんどアクセスがない状態でも、モチベーションを保ってクオリティの高い記事を書き続けられたのでしょう。

私も正直、最初は「お金が欲しい」「認められたい」と言う気持ちが強くありました。

でも、やってるうちに何度も心が揺さぶられる感動を経験して、優先順位が変わってきたように感じます。

顔も名前も出してるのも、自分が有名になりたいというよりは、やっぱり顔出ししたほうが目立つし、信頼感があるので、新しい読者さんと繋がりやすいからです。

最初は、お金のため・認められるためからスタートしてもいいので、それ以外の喜びを少しずつ増やして言ったら、モチベーションの源泉を使えるようになるんじゃないでしょうか。

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一体感を感じられること

モチベーションの源泉につながる3つ目の条件は「一体感」です。

楽器の演奏でピッタリ息が合ったとき、人の相談に乗っていて気持ちが通じ合えたとき、チームで一眼となってプロジェクトを進めているとき。

または、道具を使い熟して自分の手足のように一体感を持って動かせたとき、遠くにいるお客さんを思い浮かべて丁寧に仕事をするとき、一人でいても一体感は感じられるかもしれません。

私は仕事柄、引きこもって家で一人でパソコンに向かっていることが多いので、意識的にときどき外に出て人と会って話したり、TwitterのDMとかで人の相談に乗ったりしています。

本を読むときも「何か読者さんの役に立ちそうな情報はないかな? 面白い書き方してないかな?」と考えています。

人に意識を向けて一体感を感じている時間を増やすほど、アイディアが湧いてきてモチベーションも上がりやすくなるみたいです。

モチベーションの源泉の見つけ方

最後に、あなたのモチベーションの源泉を見つけるヒントをご紹介しましょう。

やり方は、子供の頃から今までを振り返って、

  • 夢中になって、時間を忘れて没頭したこと
  • めちゃくちゃ感動した瞬間
  • これさえあれば全部が報われると思った瞬間

などを思い出して、幾つでも書き出してみてください。

印象に残った大きなイベントでも、日常の些細な出来事でも構いません。

次に、それらの共通点を探してみましょう。

  • それの何がどう楽しかった/感動した/嬉しかったのですか?
  • 周りの人はどんな反応でしたか?
  • 一言で言うと、どんなときにやる気が出ますか?

そして、「モチベーションの源泉につながる瞬間」を、仕事や家事などを通してたさん作っていくにはどうしららいいか、考えてみてください。

すぐには思い浮かばなくても、「そのうちいいアイディアが出てくるぞ」と思っておくと、必ずいつか閃きますよ。

モチベーションの源泉の見つけ方|まとめ

心の奥にあるモチベーションの源泉に接続すると、無限にやる気が湧いてきて、たくさん行動しても疲れにくくなります。

自分一人のことではモチベーションが上がらなくても、喜んでくれる人がいて、見返りを求めず、一体感を持って行動するとき、源泉に接続してモチベーションを上げることができます。

今までにすごくモチベーションの上がった瞬間、本当によかったなあ、この瞬間のためにやってるんだな、と思った瞬間をたくさん思い出して、共通点を見つけるとあなたのモチベーションの源泉が見つかるでしょう。

あなたも輝く源泉を見つけて、意欲に溢れる日々を過ごされますように!

ABOUT ME
高橋久美
会社を8年でやめてフリーライター4年目。たまたまブログから見つけた佐藤想一郎さんのご縁で最高の仲間たちと出会い、WEB媒体の他、最近はブックライティング、雑誌の編集など忙しくも充実した毎日を送っている。読んだ人の心が明るくなって、人生まで良くなってしまうような文章を目指して修行中。→ 詳しいプロフィールはこちらから
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ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。

私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。

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よろしければ読んでみてくださいね。

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