関係を築く

職場のかまってオジサン観察記録と対処法|承認欲求からの解放

人は多かれ少なかれ「誰かに認められたい」という思いを抱いているものです。

褒められれば嬉しいですし、喜ばれればもっと頑張ろうとやる気が出てきますよね。

ただ、この承認欲求が強すぎて「認めろー!褒めろー!」というのが言葉や態度に出てしまうと、周囲を困らせることになってしまいます。

私の職場にもこのタイプの人がいて、実はよく「定期的に褒めてください」と言われ困っていました(笑)

何とかうまくかわせないかなぁ、こちらの意識をどう考えれば気にならなくなるのかなぁ。

時にイラつき、距離を取り、反省し少しは歩み寄り、という過程を経てこれまで喧嘩をすることもなくまずまず上手く関わることができております。

その人を観察してきて、反面教師的に学ぶことが多くあるので、分析結果をお教えしたいと思います(笑)

考察1 どのようなパターンで承認されようとしてくるのか


先程の方(Aさん・40代男性男性)の行動パターンを以下にまとめてみました。

・どれだけ頑張ったかをアピールするためだけに、自分が作成した書類のチェックを依頼してくる。

・その人が担当する仕事内容を直接聞くと、「え?それ大分前(2~3か月前)に資料として出したけど、ちゃんと見てよ」と言われる。

・自分が取りまとめ役になっている仕事でチェック漏れがあり、部下が間違えた場合、謝罪の後必ず「これアイツが間違ったんだけどね。」と自分をフォローする。

・都合が悪いことは直接相手に伝えず「これあなたから言っておいて」と人に言わせる。

・自分が急遽休む時には「精神的なものからくるヘルニアだ」と話す。(その次の日の休日、油断していたのか足早に歩くのを目撃しましたが。)

・できないことをできないと言えず、社用の大型車を無理に運転し敷地内で事故る。

・左手をポケットに入れ、右手の後ろ手でスーツを持ち、かかとを引きずりながら歩く。

・椅子に腰を掛ける時には腕を組み、限界まで足を先に延ばした状態で組んで座るため、ほぼ身体が一直線に見える。

・部屋の入口付近で誰かと話す際には、左手はポケットに入れ出口上部の枠に右手を引っかけるポーズを取り続ける。

・会議に所用で遅くなった私(カリーネ)を探すとき「うちのお嬢様はどこへ行ったかな?」発言をし、周囲を凍り付かせる.

まだまだ書ききれませんが、雰囲気はお分かりいただけましたでしょうか。

このAさんと隣の席の私は、「大人のかまってちゃん」「勘違い野郎」とどう関わったら良いのだろうかと試行錯誤してきた訳です(笑)

これを見ると、自分すごいアピールに加え、打たれ弱さやナルシスト癖もあり、どこにこだわっているのかを判断することができますね。傾向をつかめれば対策もしようがあるというもの。

あなたの周りにもこのような方はいませんか?

考察2 承認欲求が強いことの優位性


「他の人よりも認められたい」「格好良いと言われたい」と思っていることで、力を存分に発揮できているということもあるようです。

Aさんの長所をまとめてみました。

・誰よりも認められたい意識が強いために、人の目につくような大きな仕事は正確でもの凄く速い。

・若手に仕事の内容を聞かれたときには、詳しく教えてあげている。

・同じチームの部下の手に余る仕事(で得意なもの)は「良ければ私がやるよ」と代行してくれる。

・悪者になりたくない意識が強いため、他の人に対しての当たりはソフト。

・弁が立つ。

自分が認められたいと思う時の力とは凄いものです。

結果的に、周囲の役に立てているのであれば、何かしら透けて見えるものはあるにせよ、それはそれで良いのではないでしょうか。

考察3 どの対象に認められたいか。


一言で承認欲求と言ってもどの「対象」に認められたいかで種類があるようです。

〇他者承認…他人から認められたい

〇自己承認…自分の存在が理想とする自分になれているか、今の自分に満足しているか

という2つに分かれます。

Aさんの場合は、完全に他者承認が強い存在と言えますね。

自己承認に関しては、「自分は昔相当モテた」発言をすることがありますが、今は……という状況です。

彼の行動は、過去の栄光が現在も続いていると信じ切っているかのように見え、周囲からすると「裸の王様」同然なのです。

それをやんわりと伝えてはいるのですが、自分を強固に信じ疑うことをしません。

もしかしたら、気づかないふりをしているだけではないかと、見ていて逆に危うさを感じます。

仕事においても、自分のミスや責任を取らなければならない状況を極端に恐れ、完璧な自分でなければならないと思い込んでいるようです。

実は、ちょっとでもダメになってしまったら、自分はもうお終いそんな風な弱さを抱えているため、人からの評価を渇望しているのかもしれません。

プレッシャーがかかる仕事があると必ず「何かあったら頼みます」発言をしょっちゅうされるので、もう少し自分の価値を自分で認めれば良いのになぁ、と思ってしまいます。

私などは逆で、他の人に何と言われようが、自分が納得できるように生きたいと思っているので、よく「変わっている」とか人とズレてしまい「天然」とか言われるので、そこは折り合いをつけていきたい所でもあります。

考察4 どのように認められたいか。


先程はどの対象に認められたいかでしたが、「どのように」認められたいかという分類の仕方もあるようです。

ウィキペディアによると、

〇上位承認…自分が他人よりも優位な関係で認められたいという欲求。ナルシストの傾向が強かったり、他者に対して猜疑心や被害妄想を抱えているケースが多い。

〇対等承認…他人と自分の関係が平等であることを望む欲求。これは、劣等感に起因する「人並みに認められたい」と感じる欲求であるとされる。

〇下位承認…自分が他人から蔑(さげす)まれたいとする欲求で、被虐的な性癖のある人物や、社会的・道義的な責任を背負いたくないと考える人間、そして他人に依存したい、保護されたいと思っている人間が抱きがちであるとされる。

だそうです。

私の勝手なイメージですが、上位承認はラピュタの「ムスカ」、対等承認は「妖怪人間」、下位承認は「のび太」でどうでしょうか。

ケースも様々で、人から心配される状況を作り出し声を掛けられることで承認欲求を満たしている人もいますし、昔の同僚で慇懃無礼(いんぎんぶれい・言葉が丁寧すぎてかえって失礼な人)を地で行く人がいて「そんな、人を称える素晴らしい自分」を演じている人がいました。

どんな人でも結局は「自分ってすごい!」というのを形を変えて伝えているのです。

皆自分の存在意義を見出すために、何とか認められたいという同じ思いを抱えているということですから、「あぁ、この人は私だな」と思えれば少し寛大に受け止められるのではないでしょうか。

Aさんの場合、明らかに上位承認型でナルシスト傾向が強いことが分かります。

見た目と行動のちぐはぐさがとても滑稽なので、一周回って笑えるようになってきました。

ストレスを抱えてタバコの量が増えているのか、隣に座っているだけで副流煙かという匂いがしてくるのですが、この人はそこまでして自分を認めさせようと頑張っているのか、と尊敬の念さえ抱きます。

承認欲求が強いと自分の人生ではなくなる


アドラー心理学では次のように述べています。

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれない。

~アルフレッド・アドラー~

Aさんは上司からの評価や、私などの同僚に認められることを強く求めています。

いつも上司から指摘を受けた時には、私に愚痴を言わなければその精神的ショックを解消することができないようです。

つまり、もう既に上司に認められるような人生を自ら演じていることになります。

それが叶わなかったとき、自分が否定されたような気持になり、それを他の誰かで埋めようとしているのですね。

例えばもっとそこに捉われずに仕事をするならば、自分が考えた案が却下されたとしても、それが組織全体のためであるという判断だと考えられれば、自分が否定されたと思わなくても済みます。

アップかズームかの違いで、視点を自分視点から全体視点へ切り替えることができれば、全く大したことがない問題に思えることがほとんどだと思うのです。

自分の中に入ったり、組織全体を眺める視点を作ることで客観性を取り戻せば、誰かの承認なしでも自分の生きたいように生きられるのではないでしょうか。

まとめ


10か月にわたる隣人の観察結果をシェアしてみましたが、いかがだったでしょうか。

どこの環境にもこういった承認欲求が人よりも強い人はいますよね。

Aさんの場合は笑えるので良いのですが、相手を攻撃したり多くを求めすぎて疲弊させてしまったりと、もっともっとこじらせている人もいるものと思われます。

多分ですが、自信のなさというのを全力で隠している弱い人ほど、パフォーマンスが大きいような気がします。

そんな人を見かけたら、「これは私だな」と思ってまずは一言でも褒めてあげてはどうでしょうか。

表面的な傲慢さを見るのではなく、言葉の奥の幼児を見るようなつもりで、「そう、それはすごかったね♪」と言ってあげれば良いのかな、と。

たまに、ますますふんぞり返る人もいますが、その一言だけで頑張れるのならすごいことですよね。

依存させない程度にですが。

私自身もそんな風になっていないか、もぐら叩きのようにピコピコハンマーでいつも潰す準備を整えています。

自分で自分を正しく認め、揺るぎない坦々とした生き方をしたいものです。

裏カジノから逃げ出し、自由を獲得したストーリー

ここまでお読みいただきありがとうございます!

申し遅れました、当サイトライターの高橋久美と申します。

一人でも多くの方に新しい視点や考え方を知っていただき、心が軽くなったり、悩みが解決したり、人生をもっと楽しんでもらえたらいいな、と思いこのブログを書いています。

私はほんの3年前ぐらいまで、真っ暗闇のどん底の中にいました。

信じていた人に見捨てられ、寂しさを紛らわすように刺激的なゲームやネットの掲示板や動画を見まくり、一食にご飯を2合食べるほどの過食も止まらず、コンビニの袋だらけでゴミ屋敷寸前。人と比べては「自分はダメだ」と落ち込む日々でした。

ところが、私の先生であり、最も頼れる友人でもある佐藤想一郎そういちろうさんに出会って、人生が全く逆の方向に回り出します。

まだ20代なのが信じられないくらい色んな経験をしていて知識も豊富なのですが、何よりも「良い未来」を信じさせてくれる不思議な説得力があります。

私も上手く乗せられて、当時の知り合いからは「別人みたい」と言われるほど明るく元気になり、仕事にも情熱を注げるようになりました。

想一郎さんのメールマガジンには、人生の壁を乗り越えるヒントがいっぱい詰まっていて、読むだけでも毎日にちょっと幸せを感じられるような温かさがあります。

人生の流れを変えたい! 成長したい!と少しでも思われている人は、ぜひ一度読んでみてください。オススメです。