20代でまったく貯金をしていない人は6割というアンケート調査*があります。
残りの4割は多少なりとも将来のために、毎月貯金をしているようです。
というわけで、今回は20代を貯金ゼロで乗り切った私久美(永遠の24歳)が、預貯金なしでも生き抜くサバイバル術を教えます!
*20代の6割が貯金ゼロ!たった二つの実践でお金がたまるコツとは?。
目次
20代、本当に貯金なしだったけど、後悔はしていない
いちおう正社員でボーナスも出てたんですよね?
私は、大学を卒業してから、会社の近くの新築アパートに引っ越しました。
職場までは徒歩10分、駅も同じぐらい好立地です。
通勤時間を短くしたかったのと、遠距離恋愛になっちゃった彼氏が遊びに来やすいように、という配慮もありました。
ロフト付きの1Kで、家賃は6万円くらいです。
食費はなんだかんだ3万くらいかかって、プロパンガスなので光熱費で2万近く行きます。
その代わり、光ファイバーのインターネットが無料でした。
当時の携帯代が5000円くらい、日用品とかも引いて残りが3万円くらい。
これを貯金すれば良いものを、最初の5年くらいはぜ〜んぶ服とかに使っちゃってました!!
ボーナスも、出る前からカードでコート買っちゃったり、あとバンドの追っかけやってたので遠征費用に消えてったり。
会社を辞めてフリーランスになってからは、ビジネス系のセミナーなど交際費やパソコンを良いやつ買っちゃったりとかして、やっぱり貯金はできませんでした。
むしろ借金が増えてった(笑)
しかし、貯金ゼロだと現実的に困ることもありました。
貯金がゼロ円で困ったことと対策
お金がないせいで、ちょっとしたことでつまづいて、みじめな思いをしたり、恥をかいたりすることも多々ありました。
そんなとき、どうやって乗り切って着たのか、私の体験談をまとめておきます。
引っ越しに30万円かかる!
就職で遠距離恋愛になった彼氏のために駅からめっちゃ近くて割と広い部屋に住んでたんですが、その彼とは1年も経たないうちにアッサリ別れることになりました(笑)
なんか一人にしては広すぎるし、いろいろな思い出も詰まっててやだなーと思った私は引っ越しを決意します。
ところが、お金が問題になりました。
アパートが1年契約だったので、退去するには1ヶ月分の解約料がかかってしまいます。
また、新しく住む部屋の敷金・礼金・前家賃、引っ越し代などもふくめると、なんと総額30万円!!
貯金は本当にゼロでヘソクリもなく、しかし親に頭を下げるだけはまっぴらごめんでした。
そこで私が取った対策は、「会社から借りる」でした。
家族経営の小さな会社だったので、
と社長に相談したら、二つ返事で了承されました。
なんと、無利子で(!)返済は月1万円ずつ給与から天引きしてもらうことに。
消費者金融とかカードのキャッシングだと年利18%とかなので、ほんと有り難かったです。
自分で自由にできるお金だと使っちゃって貯金ができないのに、天引きされるとなぜか1万円少なくてもやりくりできちゃうんですよね…不思議!!
こっそり消費者金融とかキャッシングで借りて返済がいつまでも終わらないよりは、恥を忍んで会社の上司に相談してみましょう。
会社として貸すのは難しくても、商工会議所とか銀行とかの利率が低いローンを紹介してもらえるかもしれません。
上司・友人から結婚式の招待!
あと、会社員時代に困ったのは結婚式の招待でした。
結婚式に出るって、ご祝儀に衣装・ヘアメイクとか、1日で4〜5万ふっ飛ぶんですよね。
しかも、普通の出費ならカード払いにしとけばしのげるのに、ご祝儀は現金払い限定です。
というわけで、結婚式の招待は何かと理由をつけて全て断ってました。
お金がないと、心がすさんでいくんですね(笑)
ただ会社の人が結婚すると、みんなでお祝いの品を渡そうとか言って半強制的に集金されるんですが、数百円〜千円くらいだったので、「ちぇっ」と思いながら出してました。
お金がないと、心が…(略
フリーランス駆け出しの危機!
それでも、会社員やってると毎月20日になればちゃんとお給料が振り込まれますから貯金ゼロでも楽勝でした。
いちばんお金で苦労したのは、フリーランスを始めた駆け出しの頃です。
副業でやってたので余裕だろうと思ってたら、思ったように仕事が入ってこない時期が半年ぐらい続きました。
とりあえず消費者金融でとりあえず1社から50万借りて、当座の生活費とかはなんとかなりました。
が、タイミングの悪いことに、カード会社から20万円以上の請求が!
げっ、足りないじゃん!どうせならサラ金2社から借りとくんだった…(頭が麻痺している、笑)
そういえば、高額セミナーに出まくって支払いをカードのリボ払いにしてたんですが、ついに限度額を超えて一気に請求が来ちゃったんですね…。
払えないので滞納していたら、あっちこっちから督促の電話がかかってくるようになりました。
しかし、他から更に借りようにも、なんかブラックリストに乗っちゃったらしく審査が通らず。
「あれ、本当に現金がないぞ?!」ってなったんですね。
それでも、親とか友達から借りるのだけは人としてどうかと思い、色々と調べていたら「国民制作金融公庫から事業資金を借りる」という手段があることがわかりました。
「国金(こっきん)」とか「公庫」とかって呼ばれてるとこですね。
ここだと、よっぽどのブラックでも貸してくれるらしいとのこと。
ダメ元で事業計画書を出してみたら、審査が通って100万ほど貸してもらえました。
計画を出してから振り込まれるまで2週間くらいかかりましたが、金利が1%台はめっちゃ安い!!
そんなこんなで、どうにか金欠を乗り切り、生きて30代に突入したのでした。
私が思う20代であったほうが良い貯金額
私が言うのもなんですが、貯金ゼロでもなんとかなるけど、借りると利息がつくので損します。
なので、お金に多少の余裕はあった方がいいですよ!!
私が20代をやり直すとしたら、きっとこのぐらい貯金して、あとは勉強とか自己投資に当てるかな、っていう金額は、以下の通りです。
逃走用にプールしとくお金:1ヶ月の生活費×3ヶ月分+30万円
例
月13万円で生活できる人なら、
13×3+30=69万円
これがあると、会社で働くのが嫌になった時にとりあえず逃げられる「心の支え」になります。
引き落とし口座とは別に絶対に手をつけずに確保しておきましょう。
金額の根拠は、自己都合で会社を退職すると失業保険が出るのは「約3ヶ月後から」だからです。
とりあえず3ヶ月生活できるお金を取っとけば、嫌になった時いつでも逃げられるんですね。
あと、プラスアルファ、引っ越し代として30万あると新天地に移って悠々と就活できます!
まあ、なければないで、リゾバとか期間工とか寮付きの仕事するとか、どうにかはなりますけどね。
大きい出費のための積立:10〜50万円
生活必需品がぶっ壊れたとき、ちょっと旅行に行きたいとき、冠婚葬祭の費用などもプールしてておくと心のゆとりになります。
最低限10万でもあればキャッシングとか消費者金融を使わなくても、たいていのことはなんとかなるでしょう。
50万もあれば、かなり余裕です。
ボーナスを何回か手をつけずに我慢して取っておけばすぐ貯まりますよ。
なければないで、クレカで買うとか、借金するとか手段はありますが、なるべくなら生活のために借金はしたくないところです。
永久不滅貯金:1ヶ月の額面給与の10%
最後は「使わないお金」の貯金をします。
何かに使うためというよりも、「お金あるじゃん」っていう気分をつくるのが目的です。
「お金がない」って認識してると、前述の通り心がすさんできて、お金に支配され、振り回されてしまいます。
そうならないために、絶対に使わない貯金をして、「お金は自分でコントロールできるもの」という認識に帰るんですね。
たとえば、額面で給与が20万円だったら、20,000円を毎月貯金します。
ボーナスや臨時収入なども、きっちり10%を必ず貯金に回します。
手取りで16万くらいなので、けっこうキツいですね!
でも、なければないでちゃんとやりくりはできるもんです(経験者は語る)。
絶対に手を着けられないように、カードの引き落としよりも先に自動積立に入れちゃうこと。
または、会社の財形貯蓄で天引きにしといてもらいましょう。
私は、これを初めてから急に収入が増えました。
私がやってるのはゆうちょ銀行の定期預金です。
会社の給料とか、その他副収入とかが入ったら10%(1000円未満は四捨五入)を都度定期に移してくんですね。
本当に万が一の時は解約すればいいんだけど、絶対に使っちゃダメ。
不思議なことに「お金あるじゃん」と思うと、なぜか収入も増えるのです。
まとめ
貯金ゼロでも、一時的に借金したりカード払いにしたり、どうにか生活はしてこれました。
しかし、借金すると利息・手数料が余計にかかるので明らかに損です。
次の3つの貯金は、できれば20代のうちにもしておくとよいです。
- 逃走資金:生活費3ヶ月分+引っ越し代30万円
- 大きな出費用のプール:10〜50万円
- 永久不滅貯金:額面給与・その他収入の10%
それ以上お金が余ったら、貯金よりも自己投資に当てた方がリターンは大きくなります。
お金に振り回されずに賢く生きようね!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。管理人の佐藤想一郎と申します。
私が執筆しました、レポート『Cycle(サイクル)』では、今まであまり語られることのなかった〝引き寄せの法則の、もう1つの側面〟について書いています。
・「ワクワク」のダークサイド(暗黒面)とは
・9割の人が見落とす〝引き寄せられない〟根本原因
・想像すら超えた未来を引き寄せる、運命を変える秘訣
といったことにも触れています。
よろしければ読んでみてくださいね。
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